フィレネの花と騎士の誓い ファイアーエムブレムエンゲージ   作:kim

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4.咲き誇る覚悟

キムランはセリーヌの騎士として決意を新たにし、戦う覚悟を固めた。訓練中、ルイが「キムランさん、なにやら顔つきが変わりましたね」と穏やかに問うと「セリーヌ様と笑顔が咲き誇る未来を作るためです!」と笑う。

 

 

ある戦闘で状況が緊迫する。セリーヌとキムランは敵の進路を塞ぐ役割を与えられていた。だが仲間とはぐれてしまい、二人の周りに敵が迫る。

 

歩兵タイプの異形兵が数体。剣と斧を持ってこちらを囲む。

 

「セリーヌ様、大丈夫ですか!」と馬上で剣を構え、額に流れる汗を拭う。 数は居るしはぐれてしまったけど一体一体は大したことはない。俺とセリーヌ様なら余裕があるなとキムランは感じていた。

 

「た、助けてくれ!」

 

その時!遠くで逃げ遅れた村人の叫びが聞こえる。異形兵に追われており、それを見てキムランとセリーヌが息を呑む。

 

キムランは一瞬迷う。「敵は多いけど……ここをセリーヌ様に任せれば、俺の馬でなら間に合う。でもそうすればセリーヌ様を一人にしてしまう……!」と葛藤する。

 

異形兵が村人に近づき、心が締め付けられる中、セリーヌの言葉を思い出し胸に響く。

 

「セリーヌ様なら……こうするはずだ!」と決意。

 

「すみません、セリーヌ様! ここは任せました!」と叫び、馬にムチを打つ。

 

目が合うとセリーヌは「行ってください!」と頷く。

 

馬を駆けさせ、「間に合え…!」と祈る。

 

「咲き誇る未来のために! トロン!!」と村人を襲う異形兵に雷魔法が炸裂!群がる敵を吹き飛ばす。

 

「大丈夫ですか!」と村人を抱き寄せる。

 

村人を救い、戻るとセリーヌが敵を倒し終えていた。

 

「キムラン、よくぞ無事で……!」とキムランに駆け寄る。

 

「村人を救いました」とキムランが報告すると、

 

彼女は「あなたは私の誇りです!」と微笑み、手を握る。

 

その時、キムランは彼女の手のマメに気づく。可憐で華奢に見える彼女だが、仲間や民、そして未来を守るために自ら剣を握り戦う決意がその手には現れていた。

 

「セリーヌ様…この手、訓練の跡が…!」と彼女の覚悟に胸が熱くなる。セリーヌ様はただ守られる存在等ではなく、剣を振るう覚悟を持ったお方なんだ。

 

「セリーヌ様と一緒に...…! 俺、セリーヌ様の作る未来のために強くなって手伝うって決めていたので!」と声を震わせる。

 

セリーヌは一瞬目を丸くし、「え…?」と呟く。幼い頃、村で「俺も手伝うよ!」と叫んだ少年の声がセリーヌの頭をよぎる、「まさか…あの時の子じゃないよね?」と呟き、そんな偶然あるわけが無いと思い首を振る。

 

 

 

 

 

 

 

 

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