オリキャラ達が行く『オーバーロード』   作:かるご

2 / 2
キャラのエミュが難しい....


登場!新たな冒険者!

フリーダムとエンコースがニグン率いるスレイン法国の魔法詠唱者を殲滅させた次の日

『城塞都市 エ・ランテル』の冒険者ギルドに新たな風が吹こうとしていた

賑わいを見せる広間を進む二人組にすれ違う人やその姿を目にした人はその姿に興味を持つ

 

 

アーベント「近くにあんたがいてよかったよ。」

 

エクエス「俺も助かったさ。」

 

 

二人組の一人は男だ

見た目からして40代から50代ほどの年齢で、無精髭を生やした明らかに中年男性と言える格好をしている

剣と盾を背負っていて腰には小袋が何個か付いていて、見るからにベテラン冒険者の雰囲気を漂わせていた

そして彼の連れ合いは声質からして同じ男だ

広間にいる誰かが「どこの国の騎士だ?」と呟く

その通り、彼が身にまとう鎧は国に仕える騎士のものであり、彼の持つ[[rb:突撃槍 > ランス]]と大きな盾も貴族に使えるような立派な紋章が刻まれていた

銀の[[rb:全身鎧 > フルプレート]]に身を包む彼が被る兜からではその素顔を知ることはできない

だが声色からして優しくも真面目な印象を受ける

 

 

エクエス「それにしても、よくすぐに俺を見つけることができたな。」

 

アーベント「当たり前だ、その鎧は俺が知る限りあんたしか持ってない物だ。間違うかよ。」

 

エクエス「ハハッ、それもそうか。」

 

 

二人の何気ない会話からして、長い間行動を共にしてきたような距離の近さを感じる

立派な全身鎧に身を包む彼と、ベテラン冒険者の見た目をした彼

そんな二人がどのような経緯で出会い、どのようにしてあそこまで親密な関係を築けたのか

道行く人はその関係性を探るように噂橋が立ち始めるだろう

 

 

エクエス(噂されてるぞ、俺達)

 

アーベント(ああ、知ってる。口を滑らさない限り大丈夫だろう)

 

エクエス(それは軽率じゃないか?)

 

アーベント(そうかもな。まあ『俺達がこの世界の外からやって来た』ってのは、いつか話さなきゃいけないかもしれなけどな)

 

 

二人の男は言葉に出さずとも心のなかで会話をする

自身の正体がバレることに不安を感じるエクエスだがアーベントはそれについてあまり危機感を持っていない

それに彼はどこか達観しているような気持ちをしている

しばらく会話をしていると二人が目的地としている宿屋が見えてきた

 

 

アーベント「お?やっと着いたな。」

 

エクエス「そうだな。冒険者組合での登録も済んだし、これで明日からは依頼を受けれる。」

 

アーベント「けど、依頼は危険と隣り合わせ。万全の状態で挑むために体を休ませないとな。」

 

エクエス「ああ、お前の言う通りだ。」

 

 

軽い会話を済ませてアーベントは取っ手を掴み扉を開く

するとそこには、漆黒の全身鎧に身を包んだ人物と一目惚れしそうな美しさを持つ女性に怒りをぶつける赤毛の髪を持つ女性、否装備からして『戦士』が視界に入った

 

 

 

──────

 

 

宿屋の中では冒険者に扮したアインズ(モモン)とナーベラル・ガンマ(ナーベ)が別の冒険者に絡まれていた

何が起きたのかというと漆黒の全身鎧に身を包んだ冒険者、モモンは(アイアン)のプレートを付けた男の胸倉を掴み上げ軽く放り上げた

そして勢いよくテーブルの上に落ち、テーブルに載っていたポーションごと割れた

宿屋内に静寂が立ち込め一拍置いた後奇怪な叫びがそのテーブルに座っていた女”ブリタ”から放たれた

 

 

ブリタ「ちょっとちょっとちょっと!あんた何すんのよ!あんたのせいで私のポーションが割れちゃったじゃない!弁償しなさいよ!!」

 

モモン「ポーション?」

 

ブリタ「......私が食事を抜き酒を断ち、倹約に倹約を重ねて貯めた金で今日、今日!買ったばかりのポーションを壊したのよ!!」

 

モモン「ならば、こいつらに請求したらどうだ?」

 

 

モモンが周りにいる冒険者に請求を促す

しかし、この世界にとってポーションはかなり高価なものであり金貨1枚と銀貨10枚が必要である

いつも飲んだくれている彼らには払えない

並の冒険者では手を出せずポーションを購入したブリタもよくわかっている

するとブリタはモモンの格好に目をつけた

 

 

ブリタ「あんたさぁ、ご立派な鎧を着ているんだから治癒のポーションぐらい持ってるんでしょ?現物でも構わないからさ。」

 

モモン「持ってはいるが.....」

 

ナーベ「.......」チャキ

 

 

ナーベがブリタの態度に憤りを感じ、剣を鞘から抜こうとしているのに気づいたモモンは急いでナーベの怒りを鎮めようとした時

ちょうど宿屋の扉が開き、アーベントとエクエスが姿を見せた

 

 

アーベント「邪魔するぜ〜」

 

 

中の空気を気にせず、アーベントは慣れた口調で宿屋に入る

 

 

エクエス「中から騒音と絶叫が聞こえたが、何があったんだ?」

 

 

宿屋に入るや否や自ら揉め事に首を突っ込むことをした

モモンは内心(変に首を突っ込まないでほしいなぁ、面倒なことになるよ)と不安をこぼしていたがそんな心の声はエクエスに届くことはない

そんなモモンの不安が的中するようにブリタが二人の男に声をかけた

 

 

ブリタ「こいつが私のポーションを壊したのよ。あんたどう思う?」

 

アーベント「壊されたのならその人に弁償しなきゃだめだな。」

 

ブリタ「でしょう?」

 

アーベント「ちなみに、誰が割ったんだ?」

 

ブリタ「あの男だよ。」

 

 

ブリタはモモンに指を指す

モモンにとっては面倒事がさらに増えた上に、自分の悪い噂を広められたくない

それに渡すポーションはもう用意できてるのでさっさと渡して早く部屋に入り、ナーベと打ち合わせをしたいのでこれ以上長引かせたくはなかった

 

 

エクエス「ならポーションを彼から貰ったらどうだ?」

 

モモン「既にポーションの用意はできている。物々交換で終わりにしよう。」

 

アーベント「だってよ。」

 

 

ブリタはモモンに向かいポーションを貰い、それを眺めて初めて気づいた

そのポーションはブリタが買ったばかりの青色のポーションとは違う”赤色”のポーションであった

 

 

モモン「.......これで問題はないな?」

 

ブリタ「.......ええ、まあ。」

 

 

ポーションを渡したモモンは直ぐにナーベを連れて部屋へ向かった

 

 

 

──────

 

 

 

モモンの姿が見えなくなると投げられた男の仲間は慌てて治癒魔法をかける

それを皮切りに静まり返った宿屋内はざわつき始めた

飛び交う会話にあるのはモモンの力がどの程度あるのか見極めるために行った”あの流れ”

あれは基本的にこの場にいる冒険者が誰もが通った道だ

それをあれほどまでに容易く通り抜けた者は全くいない

つまり、あののプレートを下げた二人組

彼らは味方としてもライバルとしても、折り紙付きの強さを持つのは誰の目から見ても明らかだ

未知の二人組への興味が飛び交う中、アーベントとエクエスはブリタの元まで歩く

 

 

アーベント「ようあんた、災難だったな。」

 

ブリタ「ポーションを割られた時はめっちゃ焦ったよ。でも代わりの物を貰えたから、結果オーライかな。ところで、二人は誰なの?」

 

アーベント「そういや自己紹介がまだだったな。俺はアーベント、アーベント・トーリスタ。そんでこいつがエクエスだ。よろしく。」

 

ブリタ「私はブリタ。こちらこそ、よろしく。」

 

 

友好の意を込めてアーベントは手を差し出しブリタと握手をする

後ろにいたエクエスは赤いポーションが気になり少しブリタに迫る

 

 

ブリタ「ん、何?これは渡さないよ。」

 

エクエス「分かっている、それに奪う気もない。」

 

アーベント「どうした?」

 

エクエス「いやなに、気になってね。赤色のポーションは見たこと無いからな。」

 

ブリタ「あんたらも初めて見るの?」

 

アーベント「ああ、特に赤い回復系のポーションわな。」

 

 

アーベントとエクエスは冒険する際は必要かつ使い慣れた道具しか持たない

そのため外からの新しい情報は聞いているもののほとんど聞き流しているためあまり覚えていない

 

 

アーベント「で、それどうするんだ?」

 

ブリタ「これの価値がどれくらいあるかわからないから、とりあえず明日には鑑定をしてもらいに行ってみるかな。」

 

アーベント「そうしておけ。いざって時にそれが使えなかったら、貰った意味がないからな。」

 

ブリタ「あんな見事な鎧を着た奴がくれた物が、使えないなんて考えられないと思うけど。」

 

 

赤いポーションと例の二人の冒険者についてブリタと話した後、宿屋の主人に二人部屋を希望しアーベントとエクエスは体を休ませるために部屋へと向かった

 

 

 

──────

 

 

 

部屋へと入りそれぞれのベッドに腰掛ける二人

向かい合いの状態になりこれからの予定について話し合う

 

 

エクエス「改めて聞くがこれからどうする?」

 

アーベント「そうだな.....まずは依頼をこなしつつ、周囲の探索して情報を集めることからだな。」

 

エクエス「情報を集めて地図を作る。冒険はそれからか?」

 

アーベント「なに言ってるんだ、冒険は既に始まってるんだぞ?まさか自覚してなかったのか?」

 

エクエス「そんな事ないよ。ただ、この世界の冒険者の定義について気になっただけさ。」

 

 

この世界にとっての冒険者の主な仕事は基本的にモンスター退治である

『冒険者』という名ばかりに実際は組合によって統合され対モンスター用の傭兵として雇われる

組合での話を聞いていたアーベントにとってあまりにも夢のない現実的なものであり心のなかで失望していた

 

 

アーベント「.....まあな。俺にとっちゃあ、あまりにもつまらないものだと思ったよ。」

 

エクエス「だろうな。」

 

アーベント「だから俺は、この世界の『冒険者』のあり方を変える。未知を知り、遺跡を探索し、秘境を発見する浪漫あふれる職業にする。そのためには、信頼に値する評価と階級を得なければいけない。」

 

 

アーベントの熱が入った語りをエクエスは黙って聞いた

彼の『冒険』に対する熱意はDUの中ではトップクラスであり

DU内に存在する遺跡や迷宮、未探索地域への探索、他世界への大規模な探索を率先して行うほど冒険に対してとても熱中している

それに彼の持つ冒険心は決して諦めない所があり、たとえ撤退することはあれど何回か再挑戦しに行く不屈の精神と心を持っている

一度その探索に熱中すれば攻略しない限り本人は戻らないほどである

 

 

エクエス「なるほどな、いいんじゃないか?」

 

アーベント「だろ?それに俺は、一度決めたことは達成するまで諦めない男だからな。」

 

エクエス「あんたが折れない男なのは知ってるよ。まあ、俺はあんたがこの世界で何をしようと、ついて来る気でいたけどな。」

 

アーベント「ハハッそいつはありがたい。お前がいれば、多少危険なことはあれどなんとかなるからな。」

 

 

二人はしばらく談笑した後、明日に向けて用意をしすぐに睡眠をとった

 

 

続く




途中参加した二人に対する周りの反応

冒険者→アインズに注目が集まっててそれどころじゃない

アインズ(モモン)→ユグドラシルでは見たこと無い防具を着ているからこの世界の人だと思っている

ナーベ→ゴミが増えた
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。