Project Sekai SCP incident feat .   作:唯尊

1 / 83
第1章【突き立てられし剣】
第一話 序章


 

 

       序章

 

 サイト-▫️ PM 21:00 日本国某所。

MTFーシータ25-j 待機地点。 

  

 青年は狭いワゴンの中でじっと待機していた。

 

 最新のタクティカルベストとfastヘルメット、ガスマスク、小銃。  

完全武装した状態で特装ワゴンの中に長時間引きこもるのは最悪の気分だ。ましてや、自分以外にむさい男どもが7人。すし詰めになってるのだから、吐き気を催さない方がどうかしてる。 

 

 青年-志熊理雄は、辟易しながら目の前の大男を見る。身長193㎝、体重100k以上の筋肉ダルマがフル装備で鎮座している。  

 

陸上自衛隊特殊作戦群出身のこの男は20代で分隊長に任命された。英傑だ。ターミネーターだと言われても納得できるほどハイスペックなこの男は、文字通り人間の限界を超えているが、これから相手にする連中を考えると、やはり安心はできない。

 

 自分を含め、この場にいる人間は"人の限界を超えた者"だが、"人の限界の先にいるのが普通"の連中を相手にするには少々心許ない。 

 

「その気持ち悪い顔今すぐ止めろ。マジで吐きそうだ…」

 

陰険な顔と声で言ってくるのはその隣いる男だ。部隊の中で1番背が高いそいつはソフトな顔とは裏腹にカスみたいな性格をしている。 

 

「顔を含む全てが気持ち悪い奴に言われたくねぇよ」

 

 いつもの悪態を同じように返してやる。周囲から失笑が聞こえる。

 

「そんな顔するな信孝。あとでjkのパンツ持ってきてやるから。」

 

「お前は俺をなんだと思ってるんだ。」

 

「目と魂と欲が濁った人格破綻者。」

 

「いつも通り健全で何よりだ。」

 

周囲から本気とも冗談とも取れる発言が飛び交う。そんな中、分隊長の無線から女性の声が聞こえる。 

 

「CPからジュリエット1。目標の活性化を確認。予定通り、当該目標を確保、あるいは排除せよ。状況開始。」

 

「了解。ジュリエット1からオールジュリエット。作戦行動を開始する。」

暗視装置起動。HK416の初弾を薬室にいれ、戦術行動にはいる。

戦闘隊形を維持し、ワゴンから目標地点の7階マンションまで徒歩で移動。非常階段から侵入し、6階の部屋の扉前に到達した。

 

「やれ。」

 

分隊長の合図で隊員の一人、桜庭悟がソードオフモデルのショットガンを鉄扉の留め具に当てる。

 

数発のドアブリーチング弾を撃ち込み留め具を破壊。扉を蹴破り突入した。

 

8人全員が室内で"ソレ"を見て……絶句した。

 

「なんだ……これは。」

 

目の前には人影……

 

 

 

 

のバグがいた。

 

 

 

 

 

凍りついた8人に振り向いたそいつは、友人を迎えるかのように手を伸ばした。

 

 

 

「▫️&...。@ajgdtma。」

 

「クソッ…エンゲージ!!」

 

全員が発砲した。しかしソイツは無傷だった。軽支援火器射手のMG3の7.62ミリ弾がすり抜け行くのが見えた。

 

ソイツは何か言っているようだが、撃ち続けた。何せソイツの周囲には----

 

 

 

"人間だったバグの破片"が散らばっていた。

 

おそらくここの住人だろう。財団はこいつを呼び寄せるためにこの家族を餌にしたようだ。中には高校生ぐらいの少女もいたが、財団の冷酷さは今に始まったことではない。

 

近づくだけで危険だと判断したゆえに分隊長は発砲を命じたが、無力化は不可能だろう。

 

半ば諦めかけた時、ふと音楽が聞こえたきがした。銃声のせいで何も聞こえるはずがないのに、その音は脳と魂に直接届いた気がした。

 

 

 

 

瞬間。光と共にセカイが変わった。




はじめまして。ど素人ですが、よろしくお願いします。
多忙な身なので、更新速度は期待しないでください。

共に楽しみましょう。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。