Project Sekai SCP incident feat .   作:唯尊

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 『戦争はラケット(悪徳商法)である』------米国海兵隊退役少将、スメドリー・バトラー。




第七十五話 戦争は悪徳商法である

 

 外部からトランクが開けられた瞬間、天井の光が差し込み、冷たいコンクリートの空気が車内へと流れ込んでくる。

 

「うッ…」

 

「ジュリエット7、志熊理雄二等海曹の帰還を確認。…お疲れ様です。志熊二曹」

 

狭い後部トランクから這い出ようとすると、無線を手にした若い警備兵から手を差し出される。

 

「ありがとう、まずライフル頼む」

 

「はい」

出るのに邪魔なHK416を預けると、警備兵の手を借りながらトランクから出る。握った手の皮が厚く、改めて彼の姿を見ると、M4カービンライフルにSIG P220拳銃。全身をアメリカ国立司法省研究所(NIJ)規格クラスIIIのボディアーマーとプロテクターで防御し、ヘッドギアには防弾・防片仕様のバリスティックシールドを装着している。身のこなしも全体的に隙がなく、警備員というよりは凄腕の兵士だ。

 

 当然だろう、彼は通常の警備担当職員ではない。財団の保安要員の中でも選りすぐりを選抜して対人・対アノマリー訓練を施した急襲・制圧のエキスパートだ。重武装でありながら迅速な機動力と強大な打撃力を誇る彼らは、歴戦の戦術部隊にも引けをとらない警備部直属の特殊機動打撃大隊(SMSB)------それが彼の所属する精鋭集団の名だ。

 

「お、やっと帰ってきたな」

 

見ればガスマスクを外した英牙がスポーツドリンクのボトルを片手に近づいてくる。

 

「えぇ、あの二人と少し話を……、盾壁は?」

 

「あそこだ」

 

 英牙が指差した先には、麻袋と猿轡を外された盾壁が両膝を突かされたまま、憎々しげな表情で唸り声を上げていた。彼の周りを6人の男が囲んでおり、一人は黒スーツにサングラス。残りは全員戦闘服と黒いベレー帽を着用していた。日本人ではない、人種と話し言葉からしてアメリカ人だ。

 

「アレは……」

 

「米国本土の財団本部から派遣されてきたO5評議会の代理人と憲兵(MP)だ」

 

「O5のッ?」

 

 幾ら前例が無いとはいえ、わざわざアメリカから評議会関係者を連れて来るという事は、それほど事態が重大かつ深刻という意味だ。

 

代理人の言葉をMPが通訳して伝えているが、盾壁は獣じみた唸り声を上げながら殺意の宿った瞳を向けてくるばかりだ。

 

「あの野郎はチャーリーの仇だ。正直この手で絞めあげてやりたいが……」

 

英牙が殺気立った視線で盾壁を睨む中、理雄は無言のままヘッドギアとガスマスクを外す。

 

「…ッ!?」

 

理雄の顔が露わになった瞬間、盾壁が突如として此方に振り向く。

 

「き、貴様……志熊理雄かッ?」

 

「は?」

 

視線を移すと、盾壁は信じられないような物を見る目で理雄を凝視している。

 

「バカな………どうしてお前が生きてるッ?」

 

 O5代理人も盾壁の反応が解せないのか、訝しむ様な視線を理雄に向けてくる。

 

Do you know this man?(この男と面識があるのか?)

 

No, Sir.not at all…(いえ、全く)

 

 代理人に手招きされ、理雄も盾壁の元に近寄る。

 

「まさか……ありえない、それにお前は………いや、人違いだ。そうに決まってる」

 

「…おい、さっきから何なんだ。人の顔ジロジロ見ながら独り言言いやがって、気持ち悪い」

 

「……………」

 

「おい、今度はダンマリかッ?」

 

盾壁は急に口を閉じる。隣のO5代理人から「連れていく前に君達の方で尋問してくれ。何か聞けるかもしれない」と命令される。どうやら先程の盾壁の反応を見て、何かの糸口になると判断したらしい。

 

「了解です……。おい、コッチ見ろクソ老害ジジイ」

 

盾壁に此方を向かせると、冷淡な眼差しで睨み据える。

 

「熊の巣に放り込まれる前に聞きたい事がある。多少は日光を浴びれる刑務所に収監されたかったら正直に答えろ」

 

「お断りだ」

 

「あ?」

 

 盾壁は嗜虐心を剥き出しにしながら嗤うと、侮蔑と怨嗟の瞳で理雄を睨み上げる。

 

「貴様らのやり口は理解している。長い付き合いだったからな……。このまま豚のエサにされるくらいなら、貴様らに可能な限りの苦痛と屈辱と与えてからくたばってやる」

 

「…自分の立場分かってんのか?お前はどのみち死ぬ。秘密収容所(ブラックサイト)で苦痛を味わいながら死ぬかどうかは俺達が決める事だ。得な方を選べ、簡単だろ?」

 

「クッ、バカが…。この商売を始めた時からまともな死に方が出来るなんて考えた事もないわッ」

 

「金の為に人生最悪の瞬間を迎えてもいいって?病気だなお前。金に困る様な経済状況でもないのに、どうしてそこまで金に執着する」

 

理雄の蔑む視線に対しても、盾壁は猛獣じみた笑みを崩さない。欲深さを露わにした獰猛な表情のまま、見下したような眼でこちらを凝視してくる。

 

「やはりな、貴様は何も理解していない…。この俺が自らの生命を投げ打ってでも金を求める理由か?簡単だ、それはいつの時代も、人間が己の欲望を制御出来ないからだ」

 

歯を剥き出しにしながら語る様は、この男が欲望という名の悪魔に取り憑かれてる様に見えた。

 

「金持ちはいつだってより金持ちになることが出来るから金を稼ごうとする。そこにはいつだって連中が支配していない、富の階級と贅沢さの尺度があるからだ。奴等は更なる高みへと、硬貨への渇きを満たすものを探し求める------。分かるか?俺が金稼ぎを気にするのは、単純に俺自身がそう出来るから(・・・・・・・)だ。その為ならば、社会的により下層にいるゴミども、貧乏人の中の貧乏人を搾取するのは当然の事だッ。石油王、残酷な独裁者、王と女王と貴族と貴婦人には、普通の人間はゴミの中のチリでしかない」

 

「…貴様が今まで犠牲にしてきた人間も、ただのチリに過ぎないと?」

 

盾壁はバカにする様に鼻を鳴らす。

 

「フンッ、笑わせるな。奴等はチリ以下だ!あの無能な鳳の親子は蟻にも劣る下等で無価値な存在だった。あの忌々しい楽之助がようやく消えたと思ったら、新たに加えたあの3人を含めて、手駒にした連中はどいつもこいつも驚く程使えないクズばかりだったッ!案の定、高速道で機関銃を乱射したアホどものせいで『不死鳥運輸』はマークされ、幸之助とバカ息子二人は財団に捕まった。おかげでこちらの計画は全て水泡と化したッ!思い返すだけでも(はらわた)が煮えくり返るッ、何もかもあのカスどものせいだ!!こうなった以上、人質にしたえむとかいうガキも何の役にも立たんッ!」

 

 えむの名が口にされた瞬間、理雄は血相を変えて盾壁に詰め寄る。

 

「貴様ァ……!えむをどこにやった!?」

 

胸倉を掴んで引き寄せると、酷薄な瞳で応じられる。

 

「さぁな。だが……あのガキは万が一、鳳幸之助らが俺を裏切った時の為に保険として常に居場所を把握していた。ヤツと音信不通なってからは財団に逃げ込んだものと思い、早速誘拐して監獄に放り込んでやったわ。まぁ、ヤツが逃げたのではなく財団に拘束されていると知った後は、人質としての価値を失くした訳だからな。俺の身がこうして自由を奪われた瞬間、証拠を隠滅する為に拉致した輩は全員殺処分しろと命令してある」

 

「なッ…!?」

 

 思わず硬直する。ならば、既にえむの生命はもう----------。

 

「仮に処分されずとも、元からあそこにいた変態どものオモチャにされるのがオチだろうな。あんなガキでも切り刻みながらレイプしたがるヤツは監獄内にゴロゴロ存在する。もしくはあの影の異形に心臓を抜かれてるかだ。あの怪物どもは兎に角人間を殺戮したくて堪らないらしいからな、暇を持て余した連中が遊び気分に鬼ごっこでもさせてるかもしれんぞ?抜かれた心臓が増えれば、影の軍団も補充されるしな」

 

 瞬間、目の前の視界に映るこの男の醜悪な顔面を、ズタズタに引き裂いてやりたい衝動に駆られる。

 

「貴ッッ様アアアアアアアアアアアアアアアアッ!!」

 

 ホルスターからVP9を抜こうとした瞬間、周りのMPに制止される。暴れる理雄が取り押さえられる中、それまで沈黙していた英牙が憤怒の瞳で盾壁の頭髪を掴み引き寄せる。

 

「グッ…!」

 

「おい、一度しか言わないからよく聞け…。いいかッ、お前らが殺したチャーリーの六人は、俺達の兄弟だッ!本当なら今すぐにでも銃殺にしてやりたいが、そうしないのはお前が解き放ったSCP-1983(あのクソ忌々しい影ども)を駆逐し、再収容する為だ!!アレがまた仲間や罪なき人を殺してみろッ、お前の全身を切り刻み、生きたまま皮を剥いで嬲り殺しにしてやるッ!!俺がこの手でだ!約束してやるッ」

 

「………」

 

凄まじい剣幕に対しても、盾壁の表情は涼しかった。虫ケラを見る様な眼差しで英牙を見つめるばかりだ。

 

「言えッ!お前らはアレをどこで手に入れた?MC&Dか?ならばどうやって再活性化したッ?答えろ!!」

 

「ク、クク……。アーハッハッハッハッハッハッハッハッ!」

 

 突如、盾壁が嘲笑したかと思えば、腹の底からホール内に響く声量で豪快に笑う。

 

「…何がおかしい」

 

「本当に愚かだな貴様らは、ここまで来ると最早尊ささえ覚える」

 

「何だと?」

 

「あのSCPオブジェクトは消滅などしていない。西暦1989年5月23日、ワイオミングの農場にて発見されたSCP-1983は、廃屋のSCP-1983-1(異空間内)でD-14134が『心臓の塊』を破壊した事により、脅威としては一時的に無力化された。だが所詮は心臓を失ったに過ぎない。アノマリーとしての異常性は残された扉が存在する限り消える事はない。ならば話は簡単だ。閉じられた扉を再び開けばいい。幸い、MC&Dのツテは広い。時間さえあれば『扉』を見つけるのにそう苦労はしなかった。我々の方で新たに入手したSCP-213-JPを使い、片っ端から人間を誘拐、材料となる心臓が必要最低限集まったのがつい最近。出来上がった『心臓の塊』からSCP-1983-2(影の軍団)を誕生させ、まともな兵器として機能するかどうかを貴様らの世界でテストした」

 

「…それがチャーリーチーム全滅の真相か」

 

「その通りだ。貴様らのお友達が犠牲となってくれたおかげで、最高のデモンストレーションが披露出来た。感謝しているよ。顧客も大層喜んでいたからな」

 

 その時、英牙は盾壁の真の目的に気付く。

 

「兵器、か……。買い手はこの世界に存在する国家、もしくはそれと同等レベルの組織か」

 

「…………」

 

「大方、中国かロシアにでも売り込むつもりだったんだろ?財団の支配が辛うじて効いてるアメリカや韓国、西側諸国での取引は監視の目があるから難しいだろうが、国土の大半をアルギュロスに奪われ、戦後の混乱による組織としての弱体化と、一部の細胞で機能不全に陥りつつある旧東側陣営の国なら、財団の力も及ばないだろうしな」

 

 終戦後、ロシアはアルギュロスに加え、国内に抱えた反政府勢力や分離・独立派の民族主義者によるテロとの戦いで板挟み状態。中国では中国人民解放軍(PLA)中国共産党政府(CPC)支配(コントロール)を離れ各地で軍閥を形成、残された領土を巡って事実上の内戦状態に陥っている。

 

 西側ではヨーロッパ(EU)各地で国粋主義が台頭。ドイツなんかはネオナチを中心とした極右勢力が実権を握り、アメリカは国内世論の分断が加速、戦時中の同盟国に対する不義理や裏切りといえる外交政策のおかげで求心力が低下、3年前の『カリフォルニア独立戦争』や『テキサス事変』といった一連の内乱も起きている事から、軍も連邦政府もガタガタで、かつての『世界の警察』としての姿は過去の存在となっている。

 

 一番悲惨なのが朝鮮半島で、戦時中に当時の北朝鮮政権が崩壊、国家としての体裁を失ったどさくさに紛れて、韓国政府は強引に南北統一を敢行。戦後の復興を目的とした独善的な経済政策による国民の反発は次第に規模を増していき、旧朝鮮労働党(WPK)残党が反乱分子と結託し過激化した瞬間、政府は『アカ狩り』と称した国民への弾圧を始めた。旧北朝鮮領内の朝鮮半島北部では、今も虐殺や飢餓による夥しい数の死者が出ていると聞く。

 

 そういった悲惨な情勢から祖国を捨て流浪の民となる者達も少なくなかったが、彼らを温かく迎え入れる国や組織などある筈もない。

 

 安寧の地を求めて日本に押し寄せてくる難民の悉くが入国を拒否され、ひどい時だと難民が乗るボートや筏に対し、海上保安庁が無警告で機銃掃射を行う事件もあった。戦前の日本では考えられない様な凶行だったが、反移民・反『蒼星の忌み子』を声高に叫ぶ国民の憎悪と怨嗟は計り知れず、政府も大戦時に初動の対応が遅れ、犠牲者を増大させるという結果を招き、自らの無能さを露呈する始末だった。その教訓からか、既存の議会制民主主義では国民を守れないと悟った自衛隊は独断で行動する様になり、文民統制(シビリアン・コントロール)が効かなくなりつつある。平和を謳う民主主義国家としての日本は消滅し、第二次世界大戦時の大日本帝国を彷彿とさせる国家主義(ナショナリズム)が世論の大多数を占めていた。

 

 国連もアルギュロス戦争以降、機能不全に陥っている。今から人類全体が互いに手を取り合い、一致団結してアルギュロスに立ち向かうなどという構想は"子供の理想"にもならないほど非現実的で儚い夢物語に過ぎないのだ。

 

「詰まる所、アルギュロスよりも人間を殺したいと思ってる輩は、この世界には腐る程いる。敵味方の識別も出来ないあんな欠陥品でも、目障りな群衆を皆殺しにするには丁度いい代物だ」

 

英牙の冷ややかな視線に対しても、盾壁は愉快そうな笑みを絶やさない。

 

「この世界の存在と実情を知り、『これは金になる』と思った。このプランが上手くいけば、俺は財団もMC&Dも出し抜き、この世界を裏から支配する程の巨万の富を手にするッ。この世の命運を握るのは俺であり、俺の意志とは世界の意志、世界の意志とは即ち----------俺の意志よ」

 

双眸に狂気の光を携え、爛々と輝かせる。この男は世界の平穏など微塵も望んでおらず、幾千万もの人命を消費してでも自らの利益を求め、支配欲を満たそうとする真の怪物。人類がアルギュロスとアノマリーに追い詰められているにも拘らず、この期に及んでまだ人殺しをしたい人種の一人らしい。或いは別世界の問題だからこそ、他人事として捉え冷酷になれるのだろうか。どちらにせよ、盾壁弘毅という男の人格は世界を滅ぼす程度には危険で、傲慢で、異常だった。

 

「急にベラベラと喋るようになったな…。まぁ、どのみちお前の野望はここで潰える。せっかくだ、この際脳ミソに詰まった妄想を全部吐き出せ。どうせここで終わるんだ。どうやってこの世界に渡ったのか、詳しく聞かせて貰おうじゃないか」

 

「ほざけ、これから死ぬ貴様らに話す必要などないわ」

 

拘束されているにも拘らず、傲然とした態度を取り続ける盾壁に怪訝な眼差しを向けていると、背後から施設管理のスタッフ達の慌てる声が聞こえてくる。英牙とO5代理人の元に、保安部の制服に袖を通したスタッフが半狂乱の体で走ってきた。

 

「どうした、何かあったのかッ?」

 

「た、大変です!この施設の出入り口を監視していたカメラが急に故障して……、同僚が様子を見に行ったら、警備していた職員が2名とも殺されていましたッ。首を綺麗に跳ね飛ばされていますッ!」

 

「なッ…!?」

 

このタイミングで襲撃…?まさか---------!?

 

 理雄と英牙が盾壁の方を振り向こうとした、その直後。背中側に濃い殺気が充満し、鋭い矛先が首筋に向けられる感覚を覚える------。

 

「「…ッッ!!」」

 

差し迫った生命の危機に動物的直感が警鐘を鳴らし、二人は瞬時に体勢を低く沈める。

 

 刹那、コンマ数秒前まで二人の首が位置していた場所を、斬撃の軌跡が疾る。回避が間に合わなかったO5代理人とMP達は全員、頭部と胴体が泣き別れ、半拍遅れて血潮が噴き出し赫い雨が降り注ぐ。

 

「クッ…!?」

 

反射的に跳び退いて距離を取ると、斬撃を繰り出した相手を睨み据える。

 

Oh, to avoid the blow just now...(おや、今の一撃を避けるとは…)

 

2メートル近い長身に痩せた体躯、仕立ての良い黒の燕尾服(テールコート)を着込み、右目には銀縁のクラシックな片眼鏡(モノクル)をかけている。流暢なイギリス英語で少し驚いた素振りを見せる30代後半の白人男性の両手には、刀身から鮮血の滴る二振りの小太刀が握られていた。

 

ふと、頰に熱を感じ手で拭ってみると、赤く染まる血液が掌に付着していた。どうやら先程の斬撃を完全には躱し切れなかったらしい。

 

『流石は音に聞く財団の機動部隊……スリー・アローズの精鋭なだけあって、相当な修羅場を潜ってる様ですな』

 

艶のある黒髪をワックスで整えた執事(バトラー)風の出立ちの男に対し、理雄が憎悪に満ちた形相で怨敵の名を叫ぶ。

 

「デェェェェェェェェェェズゥゥゥウウウウウウウウッ!!」

 

SCP-662(執事のハンドベル)。たった今、一瞬で味方を6人屠った敵は、黒い愉悦の上に優雅な笑みを貼り付け一礼した。

 

『初めまして皆様、(わたくし)の名はデーズと申します。我が主の命により------、害虫となる存在を排除させて頂きます』

 

 

 





 次回、『Two-hand's Deeds』

※今回登場したSCP&記事。

http://scp-jp.wikidot.com/scp-662

http://scp-jp.wikidot.com/marshall-carter-and-dark-hub
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