Project Sekai SCP incident feat . 作:唯尊
1月8日は日野森志歩ちゃんの誕生日です!Happy Birthday!
※あらすじ
天馬司が警察に連行される様子をテレビのリアルタイム放送で直視したワンダーランズ×ショウタイムの3人。寧々が飲んでいたメロンソーダを吹き出し、類がソレを顔面に浴び、えむが絶叫しながら腰を抜かした。
「司くんが変態になったー!!」
「宮崎菌が伝染ったに決まってる…!」
「今すぐ病院に行く必要があるね!」
留置されている身内の座長の事など構いもせずに、真の変態たる宮崎信孝がバラ蒔いているであろう謎の変態菌に感染した可能性があると感じた彼らは、フェニランを疾風の如く飛び出し、急いで医療機関に向かった。
メロスより早く走っていた3人だったが、インドア派の寧々が途中で息切れしてダウン。
仕方なくその辺でタクシーを呼び、車内に突っ込む勢いで乗り込んだが……、
「お客さん、悪いんだけど糞みたいなことが起きるよ」
何故かSCP財団に勤務している筈の
案の定、発進して5分と経たずにSCP-666-Jが発生。
『Leo/need』がライブしているステージの近くを通りかかると、ステージが大爆発を起こし、『MORE MORE JUMP!』の出演しているステージを通りかかると大爆発し、『Vivid BAD SQUAD』のイベントステージが大爆発した後、『何もないセカイ』が大爆発してミク以外のバーチャルシンガー全員が行方不明になってしまった。
「ぎゃああああああ!私の絵と家がーーッ!!」
運悪く通りかかられた東雲家が爆発炎上し、描いた絵ごと完全に焼失した実家を前に東雲絵奈が絶叫し------、
「ボクのアニメDVDコレクションがーーッ!!」
同じく自身の宝物を破壊された暁山瑞希が絶望に暮れ------、
「……………あふッ…」
父親が入院していた病院もろとも爆殺され、彼の焼死体を目の前に宵崎奏が泡を吹いて失神し------、
「分からない……実家が燃え上がってお母さんが死んじゃったけど………どうすればいいんだろう。悲しめばいいのか、喜べばいいのか……私にはもう……何も分からない……」
予想外すぎる事態により、母親の呪いから解放された朝日奈まふゆが、明確な答えを見つけられぬまま、プロセカ公式史上最大のラスボスとも言える因縁の相手がこの世から消え失せたせいで、一生闇の中を彷徨う羽目になっていた。
シブヤの街がどんどん荒野と化していく中、ジェラルド博士の暴走は止まらなかった…………というか乗っているタクシーのブレーキがぶっ壊れているおかげで止まりたくとも止まれない上に、何もない所から突如として発火----------あっという間に車内が炎に包まれ、文字通りの意味で『火の車』と化したジェラルドタクシーは、世界の果てまで走って行くのだった………。
*
志熊理雄は、荒廃したシブヤの街を重い足取りで歩いていた。
どっかの疫病神のせいでボロボロになったアスファルトの道を踏みしめながら、目的地の居酒屋を目指す。
ジュリエットチームとは全員と連絡がつかない。まぁ彼らなら大丈夫だと思いたいが……。
問題なのは、今回自分に命じられた任務である。
司をおかしくしたのは、
日本のとあるビール会社のポスターであり、青い水着を着た女性が砂浜のビーチでビールジョッキを持ちながら微笑んでいる。なんの変哲もない、昔の居酒屋でよく見るポスターだ。
だが、男性がこれを目視した場合………『すごいや!全ての女の人が巨乳にみえるゥ!』となる。
そう、このアノマリーは男性のみを限定とした視覚的ミーム汚染を引き起こすのだ。
どんなに貧乳な女でも、暴露した男は『巨乳』と認識してしまう。目視した場合でも、実際に胸に触れた場合でも『巨乳』となるし、これは写真やイラストでも同じ事になる。
例えば、志歩の断崖絶壁のような胸でも、穂波のような母性溢れる豊胸に見えるようになる……という訳だ。
正直、危険性はゼロに近い。ぶっちゃけ自分は小さい胸も大きい胸も大好きである。女好きの自覚があるだけあって、このアノマリーに暴露しても大して問題はないのだが………何も知らない一般人ならともかく、財団の同僚からは確実に変な目で見られるし、特に女性職員からは、このオブジェクトに暴露してるなんて知られた場合、宮崎並に目の敵にされる。
その為、仕方なく適当な理由を説明して仲の良い女性に協力を頼もうとしたのだが、何度やっても、一歌やみのり達と連絡がつかない。ジェラルドの厄災に巻き込まれたのだろうか……。
重く嘆息していると、いつの間にか件の居酒屋に到着していた。ここに『SCP-081-JP-J』のコピーか何かがあるのだろう。
過去に財団で、俗物の男性職員や身体の一部にコンプレックスを抱えた女性職員がこのオブジェクトやその複製品を持ち出した事があるのだが、それがどこからか流出したのだろう。
今回、自分が命じられたのはあくまで現場の確保だ。特別収容プロトコルに則り、女性職員で構成された収容グループが到着するまで誰も中に通さなければいい……簡単な任務だ。
自分とて、好き好んで暴露なんかしたくはない。扉の前で収容グループの到着を待っていると--------。
「--------おぉ!新入りか?」
出入り口の横扉がガラリと開け放たれ、そこから男性の声が聞こえてくる。
その顔を見て、理雄は叫びそうになった。