いつとも知れぬ古き時代、仮面巨人と呼ばれた者がいた。 作:黄金郷
古い時代
世界はまだ分かたれず、霧に覆われ
灰色の岩と大樹と、朽ちぬ古竜ばかりがあった
だが、いつかはじめての火がおこり
火と共に差異がもたらされた
熱と冷たさと、生と死と、そして光と闇と
そして、闇より生まれた幾匹かが
火に惹かれ、王のソウルを見出した
最初の死者、ニト
イザリスの魔女と、混沌の娘たち
太陽の光の王グウィンと、彼の騎士たち
そして、誰も知らぬ小人
それらは王の力を得、古竜に戦いを挑んだ
グウィンの雷が、岩のウロコを貫き
魔女の炎は嵐となり
死の瘴気がニトによって解き放たれた
そして、ウロコのない白竜、シースの裏切りにより、遂に古竜は敗れた
火の時代のはじまりだ
だが、やがて火は消え、暗闇だけが残る
今や、火はまさに消えかけ
人の世には届かず、夜ばかりが続き
人の中に、呪われたダークリングが現れはじめていた…
しかし火の時代は抗った
消えゆく最初の火をつなぐべぐ
火継ぎを行い闇の時代が訪れないようにした
だがそれを世界の理に反する行為とした世界の蛇、闇撫でのカアスが不死人達を唆した
それらは仮面巨人の力を得、火の時代を守ろうとする神々からソウルを奪うべくロードランの神々に戦いを挑んだ
仮面巨人の混沌のツヴァイヘンダーが白竜シースを切り刻み
仮面巨人の火炎壺と弓矢を用いてイザリスの魔女たちのなれの果てを沈め
仮面巨人の結晶のグレートクラブによってニトをすり潰した
そして、仮面巨人の暗銀の残滅による致命の一撃によって大王グウィンから最初の火を奪った
そして仮面巨人は闇の時代を到来させた
そしてやがては闇の時代も終わりを告げ
新たな時代が巡ってゆく
★★★
「ヒンメル、このダンジョンは潜らない方がいいよ」
「どうしてだい、フリーレン?」
それは勇者一行がいつものようにダンジョンに潜ろうとしていた時の事
「名前を聞いて思い出したんだよ、ここだけは絶対にやめとけって師匠に言われたことがあるダンジョンだ。」
「そんなにやばいダンジョンなのか?」
あの大魔法使いフランメが絶対にやめておけと忠告するほどのダンジョンが一体どんなものなのかとアイゼンがフリーレンに聞く
「足場がとても不安定だし蛇の魔物が出てくるんだ、それにこのダンジョンに入ると体が赤く光ってる硬い鎧を着た仮面の男が一人出てきて、入った人間が死ぬかダンジョンから出るまで血眼になって追いかけてくるんだって。」
「そうなのか、...でもその赤い霊は一人なんだろう、なら何とかなりそうじゃないか?」
「ダメだよ私たちは4人だからもう一人ものすごくおっきな棍棒を担いだ全裸の仮面の男が出てくるんだ、しかもこっちは一人は担いでる大きな棍棒でケツを掘ってくるらしいんだ。」
「ケツを掘るだって!」
「そんなやばい奴が出てくるのか。」
「今回はやめたほうがいいかもですね。」
ヒンメル、アイゼン、ハイターが口々に言う
「...でもそんなに危ないダンジョンと聞いたらなおさら踏破したくなってきたぞ」
話し合った結果、ダンジョンに入ることになった勇者一行が仮面をつけた男たちに追い掛け回されることになったのは語るまでもないだろう。
・仮面巨人の面
いつともしれぬ古き時代、
仮面巨人と呼ばれた者たちが身につけた仮面
この異形の面は殺した相手からの呪詛を受けるためのものであると同時に
いかなる由来か装備者の力を高める効果もある