いくら不定期更新だからといって流石にヤバいと思うので次からは最低でも2週間以内には更新します。
多分
「随分と早い再開だな」
またアイツの声が聞こえる。
「あぁそうだな溶岩大好き野郎」
「その威勢の良さがいつまで続くか楽しみだな」
小馬鹿にするように話してくる。
ホントにムカつくなコイツ。
ん?待てよ。何で会話ができている?
「おい!何でさっきまで俺に返事返さなかったんだ?」
...
「だんまりかよ」
ため息を吐き、意識を目の前に集中させる
「絶対にブッ殺すからなお前!!」
大声で叫び、走り出す。
目の前のドアを開け、先に進むとそこには溶岩が敷き詰められたアスレチック。
はいはい、また溶岩ですか。
慎重に、踏み外さないように、しっかり着地できるように、力を入れ、ジャンプ。
ひたすらにこの繰り返し。
しかしドアを潜らなければならないところがあった。
試しにドアを開けると横にあった装置から矢が飛び出てくる。
「こんな小手先の罠が今更通じる訳ないだろ?」
慎重さは何処かへ行き、今はこの罠が無駄に終わったことがただひたすらに嬉しかった。
何故ならアイツの思惑どうりになっていないから。
ドアを潜った先の狭い通路を通り、再びアスレチックへ。
同じ流れで右に続く通路の手前まで着くが、何かおかしい。
よく見ると最後の足場に踏むタイプのスイッチがあったのだ。
棒で押してみると壁が手前に飛び出して来た
「罠は分かったがこれどうするんだ?」
思わず声に出してしまうほど本当にどうすればいいかわからなかった。
何度も押している内に押してから壁が出てくるまでに時間差があることに気がついた
「...まさか、出てくる前に先に行けと?」
「冗談はよしてくれよ。こっちは命かけてんだぞ」
うだうだしてても仕方ないので、覚悟を決めて次の足場に飛び乗る。
そしてすぐさま右に向かって全力疾走する
ガシャンという音と共に壁が飛び出すが、何とか押されずに済んだ。
「あ"〜生きた心地しねぇ〜」
思わず倒れ込んだが、すぐさま立ち上がる
「おっと、まだ罠があるかもな」
「次はもっと心臓に優しい罠にしてくれ」
言ったところで多分無駄だけど。
「さて、お次の罠は〜?」
「何だこれ?」
看板に[KU RA E]って書いてあるんだが。
しかも分かりやすく置かれているワイヤーと何かが飛び出ますよと言わんばかりの発射口。
「ふざけてるのか?」
「逆に不安になるなこれ。あまりにも急に知能が低下しすぎだ」
他にも罠がないか慎重に調べるも何もない
意を決してワイヤーを踏まないように通ると何事もなく通り抜けられた
「本当にこれで終わりか?」
次の罠が見えるし、本当にあれ以上無いんだろう。
「さて、お次はどんなのが待ち受けてるんだ?」
少しのアスレチックとあからさまなワイヤーの敷かれた一本道、そして一本道の丁度真横に発射口、それから下へ通じる縦長の何か。
...何か、って何だよってか?
知らねぇよ。何かは何かだ。
取り敢えず、少しのアスレチックを超えて、一本道に辿り着くと、足をつけるや否や矢が発射されてきたが、命中精度が終わっていたお陰で構えていた盾にすら当たらなかった。
しかも、1発打ったらそれでおしまい。
「本当にここだけ手抜き過ぎないか?」
有難いっちゃ有難いけど逆に深読みしてしまって体力を無駄に使うからやめて欲しくもある。
さらにまたちょっとしたアスレチックを超えて、縦長の何かまで来た。
[溶岩に向かって落ちる勇気が必要だね]
目の前にあった看板にはそう書いてあり、下を見ると真下には水。隣には溶岩が見えた。
「すっごい行きたく無いんですけど」
でもここまで来たなら後戻りは出来ない。
「ええぃ死んだら死んだでおれはその程度だったって事だ!うぉぉぉぉぉ!!」
叫びながらヤケクソで溶岩側にダイブする。
すると、突然真下に水が出現した。
というよりかは自分が水のある所にテレポートしたらしい。
横を見るとさっきまでいた溶岩アスレチックの場所があった。
あんま離れた所にテレポートしてないんだな。
ちょっと痛む足を動かし、次の場所へ向かう。
先へ進むと、突然視界が暗くなり、視界が元に戻った時には元いた通路は無くなり、右へ向かう通路が無くなり、左へ向かう通路が現れていた。
「あの間に何が起きたんだ?」
後ろに戻ろうと思ったがそこは壁になっていた。
「とにかくここを出る方法を模索しなければ」
通路を左へ曲がると、ワイヤーとスイッチ、それから出口らしきものが見えた。
「あれが出口か?」
ワイヤーを避けてスイッチを踏まないように進み、結構簡単に出口に着いた。
さっきから簡単すぎやしないか?
足を踏み出すと、また視界が暗くなり、最初に視界が暗くなった時と同じ場所に戻っていた。
「今回はそう簡単にはいかないか」
取り敢えず通路を覗くと、さっきと同じワイヤーとスイッチがある部屋があった。
「この何処かに出る方法はあるはずだ」
どれくらい経っただろうか?
かれこれ1時間位は彷徨ってる気がする。
本当に出口なんてあるんだろうか。
そもそもなんで全ての場所に出口があると思い込んでいたんだ?
今までの遺跡は全部人(もしくは人型のなにか)が住んでいたから罠も必ず当たるという物は無かった。
でもここは違う。
明らかに人がいた形跡がないし、あの頭に直接響く声も人ではない超常的な存在によるものだろうし。
ワープを装置なしで出来ても不思議じゃない。
現に装置無しでワープさせられてるし。
だったら人用の出口が無くてもおかしくは無い。
「こんな所で終わるのか?」
いや、まだだ。
まだ探せばなにか見つかるかもしれない。
心の何処かでは諦めていても、俺の体は諦めない。諦めさせてくれない。
「あったぁぁ!!」
「めんどくせぇことしやがってよ!」
天井を注意深く探していると、少しだけ出っ張っている所があり、そこを押すと元いた通路に戻ってきた。
「君なら見つけられると思ってたよ」
あの溶岩にダイブした時の声だ
「もっと分かりやすく置いておいて欲しかったな」
「ごめん。私の力も余り届かなくなって来ちゃって」
「本当はあそこに行くこと自体させないつもりだったんだけど...」
「まぁ努力してくれただけ嬉しいよ」
「お陰で今ここにいる訳だし」
「ところて、なんでアンタは俺を助けるんだ?」
しばらく待ったけど、これ以上返事は帰ってこないし、どちらも時間制限的な物があんのかな?
「まぁいいか。先に進もう」
通路を抜けると、赤と白が特徴的なサーカスっぽい天井の部屋に出た。
「うわっ!」
すると突然、グールが上から降ってきた。
しかも12体。
すぐさま剣を取り出し、切りつけるも手応えがあまりない。
と言うよりは手に力が入らない。
「な、なんだよこれ!どうなってんだ!」
このままだとやられる!
咄嗟に出た判断はこれだ。
「逃げろ!」
全速力でグールの間を走って通り、何とか部屋を抜けたが、まだ追ってくる。
「いま呪いを解除するよ!」
さっきの声だ。
その声が聞こえてからすぐに手に力が入るようになった。
これなら勝てる。
「さっきはよくもやってくれたな」
「全員あの世送りだ!!」
雄叫びを上げ、グールに向かって突進する。
吹っ飛んだかグールをすかさず切りつける。
「グルァッ!」
別の奴が腕を振ってきたが、躱して剣で1突き。
「まだ終わってないぞ」
そこから剣を思いっきり上に振る。
「終わりだ!」
そのまま剣を振りさげ、真っ二つにする。
「グルルル」
「一気にかかってこいよ!!」
「グルァァァァ!!!」
一斉に来たグールを剣で薙ぎ払っていく。
攻撃を躱し、反撃。
余裕があればなぎ払い。
これを何度か繰り返して、グールを全滅させた。
「ふぅ。ストレス解消になったな。」
少し休憩し、また先へ進んでいく。
次は螺旋階段があるだけだった。
どんなに見ても罠が何も無い。
恐る恐る降りると、上側が明るくなった。
それに暑い。とんでもなく暑くなっている。
グツグツという音が聞こえ、ふと上をむくと...
「嘘だろ」
溶岩がゆっくりと迫ってきていたのだ。
「おいおいおいおい!!ふざけんなよ!!」
階段を急いで降りると、なんと鍵のかかった扉があった。
「開けよ!クソが!!」
もうすぐそこまで溶岩が来ている。
「開けよぉぉ!!」
突然、ドアの鍵が開いた!
「今開けたよ!早く逃げて!」
「マジでありがとう!」
「そろそろ依り代の所に着くから、頑張って!」
暖かい声掛けに感動しながら感謝を叫び、そそくさと進んでいくと、聞き覚えしかない声が聞こえると同時に、溶岩塗れで変な工場のようなものがある地下空間にワープした。
「そう簡単には進ませない」
「お前の目的は何なんだよ!」
ゴールが目前と言われている所に、いきなりゴールから遠ざけられた怒りで声を荒らげながら聞いた。
「お前を終わらせる事だ」
「そもそも、侵入者を野放しにしないのは当然だろう」
確かにそうだったわ。
俺侵入者だった。
「まるで今まで自分が侵入者であるという自覚が無かったようなマヌケ面だな」
何も言い返せないのが悔しい
「覚えてろよ!必ずお前を叩きのめして、俺以上の苦痛を味わわせてやるからな!」
「あぁ。俺に勝てるといいな」
「そもそも、俺の元まで来れるかは分からんがな」
どこまでも人を愚弄するのが好きな奴だな。
今回はキャラ紹介はなしです。
なぜなら紹介できるキャラが居ないから。
次回はこの続き、第2地下探索です。
なんで3回目の地下なのに第2なのかって?
最初の所は地下という括りでなく、第1区間としており、いまエイルかいる場所は第2区間の第2地下というなんかよく分からない感じの場所に居ます。