ビターな少年の物語~CROSS WORLD~   作:A.S マフルガ

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ビターな少年は世界と出会う

朝日が眩しい。

男はぼんやりとした瞼を開けた。

 

ーここは家じゃない!?

ーえ、待ってここはどこだ!?

 

男は部屋に置かれていた鏡を見た。

 

ーこの姿って…

 

仮面ライダーガヴ

現在放送されている令和ライダーだ。

男の姿はそのライダーの主人公、井上ショウマと瓜二つだった。

 

ー手紙?

 

男はテーブルの上に置かれている手紙を見つけた。

 

ーーーーーー

おはよう〇〇君

 

いい朝だね。

 

君は今 鏡を見て自分の姿に驚いていることだろう。

 

簡単に言えば君の体を改造させてもらった。

当然君のお腹もね。

 

後で迎えの者が新居にやってくる。

私服や当面の資金はクローゼットの中に入っている。

それまでに着替えを済ませておくことを忠告しておくよ。

 

以上だ。

よろしく頼むよ。

ーーーーーー

 

手紙にはそう書かれていた。

 

ー差出人の名前は書かれないな…

 

手紙はきっとこの家を用意した者が書いたものなんだろう。

 

ーともかくだ

ー俺はしばらく井上ショウマと名乗っておくとして腹はっと…

 

黒いガヴだ。

 

ー嘘だろ!?

 

ショウマは自分にあるのが赤いガヴではないことに困惑した。

困惑しながらクローゼットを開けた。

 

井上ショウマ、仮面ライダーガヴが着ていたのはカラフルな色の服

そして、クローゼットにあったのは黒い服、ビターガヴが着ていた服だ。

 

ー俺はビターガヴの方なのかよ…

 

その時、チャイムが鳴った。

 

ー手紙で言っていた迎えの者か。今は困惑が大きいけどちゃんとやらないと

 

ショウマは家の扉を開けた。

 

ーあれ?

 

ショウマの視線の先には誰も居なかった。

 

「ここだよ、少年!」

 

ショウマが視線を見下ろすと小さな女の子が両腕を組みながら誇らしげに立っていた。

 

「わたしは不蓉柚羽(ふようゆずりは)!君の手助けをするためにやってきた!いわば助手みたいなものかな?」

 

柚羽は上目遣いでショウマを見た。

 

「っ!」

 

ショウマの顔は赤くなった。

 

その後、ショウマは柚羽を部屋に上げた。

 

柚羽は部屋を物色して回った。

 

ーよかった。今はどきどきしない。俺にそういった趣味はないみたいだ。

 

ショウマは警察に連行されることはないとほっと胸を撫でおろす。

 

「君は本当に手紙で言っていた迎えの者なんだよね?」

 

「そうだよ。君のあらかたの事情は知っている。君の本当の名前は〇〇だし、君は昨日まで人間だった」

 

柚羽はショウマに顔を近づけた。

 

「やっぱり俺は…」

 

「うん、君はグラニュートと人間のハーフなのかな。ともかくおめでとう」

 

「早速君に仕事だ」

 

柚羽はショウマに手紙を渡した。

 

「仕事?」

 

ショウマがその手紙を見ると『青春の記録がいっぱい詰まった世界(ブルーアーカイブ)』と書かれていた。

 

 

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