【悲報】超絶成金プレイヤー、異世界転移する【課金できない】 作:課金は家賃まで
あと今回短いんだよ……そろそろまずいんだよ…
会議の後、モモンガはNPCの中でも特に索敵・探索に役に立つ者達に周辺の探査を命じていた。モモンガ自身は自室にて
「ふむ、特段興味を惹かれる様な物は無いな……〈伝言〉。『恐怖公よ、聞こえるか?』」
『おおモモンガ様!如何なさいましたか?』
『周辺の確認は一通り取ることができた、後の事はニグレドに任せるからお前はナザリックに帰還しろ』
『仰せのままに。直ちに帰還しますぞ!』
恐怖公との〈
これからの事について考えながら
「祭か?……ふむ、何らかの記念日なのか…」
モモンガは今見た光景からさらに情報を得るために、村の中央部にズームした。この光景から得られる情報が何かあるかもしれない。それにようやく見つけた人里だ。この世界の人々がどの様な生態でいるのか、知る必要がある。
「何者かの……生誕を祝う行事か?主催は……―――ぇ」
村の中央、人々が楽しそうに囲む篝火のそばではためく二本の旗を見て、モモンガの動きは完全に止まった。
そこに描かれた紋章は紛れもなく、黎明華のギルド〈無尽黄金楽土〉の紋章だ。強い精神的ショックのせいか、モモンガの意識が朦朧としてくる。
(ば、バカげている。あのカスが、神か何かみたいに崇められているだと―――?)
二人の少女が笑顔で、その旗に向かって深々と礼をするところまでが、モモンガの意識の限界だった。
「モモンガ様!?いかがなさいましたか!?モモンガ様!まずい……〈伝言〉。『ペストーニャ、至急モモンガ様の執務室まで来てください。モモンガ様が意識を失われました』」
『―――かしこまりました。他に何か症状はありますか?』
『いえ……倒れ伏してから全く動かれません』
一分ほどで駆け付けたメイド、ぺストーニャ・S・ワンコによる診察が行われた。しかし、体力が減少しているわけではないようだ。ペストーニャ曰く「前後の状況から察するに、何らかの強い精神的ダメージを受けられたのではないでしょうか?……わん」とのことだった。
ひとまず守護者統括殿とデミウルゴス殿に連絡を入れると、血相を変えて部屋に飛び込んで来たため、突発的に『モモンガ様自室防衛戦』が始まってしまった。どうにかして落ち着いていただこうと応戦したのだが、途中から規模が大きくなってしまい、しまいには守護者統括殿が巨大なハルバードを持ち出してきた。
そのタイミングでペストーニャが止めに入ってくれたため助かったが、正直生きた心地がしなかった。後で彼女に礼を言っておこう…