では、どうぞ!
SIDE:三人称
-教室
「ねえねえももちゃん」
「どうかしただっくん?」
「今日僕の家に遊びに来ない?」
弾は前、織斑家にお邪魔したので、今回は逆に百夏を家にお誘いしていた。
「え!?」
「だ、ダメかな……?」
「そんな捨てられた子犬みたいな目で……っていうか全然だめじゃないよ! むしろ望むところだよ!」
「ありがとう。えへへ……」
嬉しそうに笑う弾。
たらりと百夏の鼻から熱い物が垂れる。
「と、とりあえず今日は絶対遊びに行くよ!」
「うん」
こうして百夏は弾の家に遊びに行くことになった。
~放課後~
-五反田家
「……というわけだから」
現在、弾は妹である蘭に友達が遊びに来ることを伝えていた。
「……ふぅん。……ねぇ、お兄ちゃん」
「ん? なに?」
「その友達って男? 女?」
「えっ! お、女の子だけど」
「……ふぅん。……わかった! じゃあお兄ちゃんは部屋に戻って準備して来たら?」
「あ、うん」
蘭の雰囲気に疑問を感じながらも自分の部屋へと戻る弾。
「……」
SIDE:百夏
-五反田家
「あ、あそこがだっくんの家かな? 言ってたとおり、食堂なんだ……」
今度食べに来ようかな?
あれ? 家の前に誰かいる……
「……来ましたね」
「あ、えーと……だっくんの友達の百夏って言うんだけど……」
中に入っていいか聞こうとした瞬間……
「だっくん!? もう既にあだ名で呼び合う仲にまで進展してましたか……
言っておきますが! お兄ちゃんはどこの馬の骨かわからないような子にはあげませんから!
むしろ、私のものです!」
なにやら、すごい宣言をされた。
「むっ! それは聞き捨てなら無いね! だっくんとボクは親友だよ!
えへへ……恋人でもいいけど」
「ダメです! 恋人なんてもってのほかです! 純粋なお兄ちゃんを穢すわけにはいきません!」
「さっきからなんなのキミ!」
「そっちこそ!」
ボクは目の前の女の子と取っ組み合いになりかけたけど……
「なんか、店の前がうるさ……あ、ももちゃん来てたんだ!」
だっくんが出てきたので、やめることにした。
さすがにだっくんの前で、はしたない姿を見せるわけにはいかない。
「あれ? 蘭、店の前で何やってるの?」
「……なんでもない」
蘭と呼ばれた女の子は、顔を不満そうにしながらも引き下がった。
「とりあえず、中に入ってよ!」
そうして、中に入ることになった。
-弾の部屋
「……というわけで、この子が僕の妹の蘭で、こっちがボクの友達の百夏、ももちゃんだよ」
「……よろしく」
「……よろしくおねがいします」
やっぱり妹だったんだ……
さっきの反応を見るに相当なブラコンみたいだ。
「じゃあ、僕は飲み物を取ってくるね!」
そういって、だっくんは出て行く。
「……お兄ちゃんの穢れ無きすべては私のものです。それだけは覚えておいてください」
「……覚えておくよ。覚えておくだけだけどね」
どうにも、この子とは仲良く出来そうに無い。
千冬姉と同じにおいがする。
つまり……HENTAIだ。
「……まあ、いいでしょう。……とりあえず、お兄ちゃんが部屋に戻ってきたらこけてもらって私の上に覆いかぶさるように……」
とりあえず、この子からもだっくんを守らないとね……
私は本日そう決意した。
もうちょっと変態性を出したかったんですがこれが限界でした。