ウマ娘って
デビュー戦してその年が終わるまで=ジュニア
2年目=クラシック
3年以上=シニア
でおけ?
まぁそれで行くけど。
おはようございます〜カツラギエースです〜。
今寝起きでぇ〜す。すっごい眠いです〜。さ、うだうだ言ってないで準備しますかねぇ。確か今日はリードホーユーと一緒に登校するんだよなぁ。ゲームしてる奴周りにいなかったから嬉しい。
そして歯磨きやトイレ、着替えを済ました後に扉をノックされた。
「カツラギくーん。居ますか〜?」
「はいは〜い」
扉を開けるとそこには制服姿のリードホーユーが居た。
というか...
「...リードホーユー君って」
「ホーユーで良いですよ。」
「...ホーユーってピロと同室だから美浦寮だよね?」
「そうですね。」
「.........」
美浦寮から栗東寮まで結構距離あった気がするんだけど...
「カツラギ君、同室の方は...」
「どうやら寮生が奇数らしくて...」
「そうなんですね。」
つーか...
「ピロ、何で居んの?」
「すいません。ついて来てしまって。」
「よォエース。」
「アッ、ウス」
「それで、ゲームの話なんですが...ピロウイナーが知らなそうなので辞めておきますか」
「アッ、ハイ」
マジィ?結構楽しみにしてたんだけどなぁ。
許すまじ、ニホンピロウイナー!
「では、ずっと立ち話も嫌なのでそろそろ学園に向かいますか。」
「...タメ口でいいけど...」
「すいません。癖な物で。」
「そっすか。」
...............ゲーム以外で話す事ねぇなぁ。
どーしよ。マジで陰キャ同士の会話じゃん。
「なァエース」
ナイス、ピロ!!
「何?」
「もーすぐ6月だけどデビュー戦いつすんだァ?」
「あぁ、デビュー戦ね。」
「あ、ちなみに僕は7月にデビューする予定ですよ?」
「お前に聞いてねェよ!」
「おぉ、怖い怖い。」
そう!ピロが言った通り6月からデビュー戦が始まるのだ!
「俺は9月にする予定。そういうピロは?」
「奇遇だなァ。オレも9月だぜ。」
「へぇ〜。」
俺はデビュー戦は9月にする予定だ。距離は1200m。理由は簡単、カツラギエースがデビュー戦を1200mでぶっちぎって勝ったからだ。俺は史実と違う事をしてヘマするより史実と同じ事をして勝つという安全策を取るね!
「そォいやホーユー、お前何組だ?」
「俺も気になる。」
「ピロウイナーは同室のクラスくらい覚えてください。A組ですよ。」
「A組なんだ、遊びに行っていい?」
「お好きにどうぞ。」
ホーユーはA組なのか...本人から承諾されたからたまに色々語るために凸りに行こう。
おっ、クラス着いた。
「それでは、カツラギ君。」
「昼休み食堂来てくれよ、ホーユー。一緒に飯食おうぜ。」
「いいですよ。」
「オレにはねェのかよ!」
「貴方が勝手についてきたんじゃないですか。」
「そうだな。」
「ゔっ、否定できねェ...オレも行くからなホーユー!エース!」
「あ、逃げた。それじゃ、ホーユー。」
「はい。それでは。」
教室の前でホーユーとピロと別れた後に教室に入ると、ある生徒が話しかけてきた。もう誰か分かるだろ?
「やっ、エース」
「おはよ、シービー」
そう、皆大好きミスターシービーだ。俺はコイツが次に言う事が大体分かる。どーせあれ誰?とか、何で一緒に登校してるの?とかだ。
「ところで、あれ誰?あのピロウイナーじゃない方。何で一緒に登校してるの?」
ほらな?言っただろ?なんならセットで言ってきやがったよコイツ。
「リードホーユーっていうんだ。同じゲームやってたから仲良くなったの。」
「ふーん...じゃあ、さっき何話してたの?」
「あー、昼飯食いながらに話そうねって話。」
「へぇ.........それさ、アタシも行っていい?」
「...............は?」
――昼休み――
「.........カツラギ君、そちらの方は?」
「ミスターシービーサンデスハイ。」
「やっほー。ミスターシービーだよ。」
「そうではなく、何故居るのかを聞いたのです。」
「......断ったんだけどついてきちゃって...」
「ほう...」
「よォ!エース!ホーユー!って...げっ!」
「やぁ、ピロウイナー。」
まずい、食堂の皆の目線が明らかにこっち向いてる...
ど、どうにかしてコイツらを鎮ないと...!
「ほ、ほら!ついてきちゃったものはしゃーないじゃん?先に自己紹介した方がイイと思うよ!」
「はぁ......僕はリードホーユー、そこのニホンピロウイナーの同室者でありカツラギ君の友達です。」
「へぇ〜....アタシはミスターシービー、エースのライバルだよ。宜しくね。」
「えぇ、どうぞ宜しくお願いします。」
お、お?ピロの時とは違ってなんか安心感があるぞ、今日のシービーの自己紹介!ピロの時はあんなにバチバチしてたのに!
「...なァ、シービーさんよォ」
「ん?どうしたの?ピロウイナー。」
「お前、いつデビューすんだァ?」
「んー、11月にしようかな。」
「ふゥーん」
「何?」
「別に?」
こっちはやっぱりバチバチしてるけど............
つーかシービーって11月にデビューするんだ。ミスターシービーの新バ戦の日知らなかったや。
というかいつまでバチバチしてんだこの2人。次バチバチしたら置いて帰ろうかな。
......けど前世には1人もいなかった友達という存在が出来て良かったなぁ。転生させてくれた神様に感謝しないとな。......いや、その前に皆にお礼するか。
「なぁ」
「ん?」「はい?」「あ?」
「いっつも一緒に居てくれてありがとな。......駄目だ、ちょっと照れるな、これ。」
「「...........................」」
「......ありがとなァエース、オレ
「ありがとねエース、アタシ
「「......」」
「アァ?」
「ん?」
「...カツラギ君、もうそろそろ時間ですよ。帰りましょう。」
「......そだね」
ボクアノヒトタチシラナイ。アカノタニンダカラネ。カエッテモモンクナイヨネ。
教室で捕まって問いただされました。というかご飯も食べられなかった。解せぬ。
―――放課後―――
あぁー疲れた疲れた。帰ろ帰ろ。
「あ、あの、カツラギエースさん」
「...?はい、何ですか?」
同級生が話しかけてきた。珍しいな。なんだろ、疲れたから早くして欲しいな。
「生徒会長さんにカツラギエースさんの事を呼んでくれって頼まれて...」
..............................はにゃ?
...俺ってなんか悪い事したかな。生徒会室に歩きながら学園生活を振り返ってみよう。まず、入学式は何も無かったな。うん。寮は1人で、そんでシービーが隣の席で、うん。んでシービーに振り回されて、選抜レースぶっちぎって、ピロに話しかけられ仲良くなって。それからシンボリルドルフに会って友達(仮)になって、ゲーム買いに行ってリードホーユーと仲良くなって、今日一緒に登校して、食堂で一緒に飯食った。
......あれ?何もしてなくね?なら違うことでか...........................うわ!生徒会室着いちゃったじゃん!
もういいや、考えるのはやめよう!どうせ変えられない運命なんだ!
俺は諦めて扉を開けた。扉を開けると、そこには1人の生徒、生徒会長が椅子に背をかけこちらを向いていた。
「やあ、こんにちは、カツラギエース君。生徒会長のシンザンだ。」
「あ、はいカツラギエースです。」
...次はシンザンかぁ......あのナタの切れ味のシンザンかぁ...あの史上2匹目の三冠バかぁ...
「今日は君と話をしてみたくてね。」
話してみたくてね?なら俺は何もしてないのか?
「はぁ...では俺は何かをやらかしてここに呼ばれたという事では無いのですか?」
「あぁ、君が何かをしたという事では無い」
......よしっっ!!!!はぁ〜良かったぁ〜。けど、話ってなんだ?本当にただ話すだけか?
「君の選抜レースを観させてもらった。とても素晴らしかったよ。」
「あ、うす。ありがとうごさいます。」
「デビュー戦はいつするんだい?」
「あー、9月にしようかなと。」
「成程...」
あれ?本当にただ話がしたかっただけか?何も無いんか?
「...あの、本当に話をするだけなんですか?」
「............少しだけ、少しだけ君が私と似ていたんだ。」
「へ?それってどういう...」
「君は...あまり言いたくは無いが、期待されていなかっただろう?あの選抜レース。」
「あー、まぁ」
確かにあのレースはシービーが期待されてたな。それにちょっとイラッともした。
「......私もなのだよ。期待されていなかったのは。デビュー戦の頃、私は色々な事を言われた。レースに向いていない、あの子は走れない、とかね。だが私は勝った。君も勝った。だから、君を観て似ていると思ったんだ。」
「...」
「君は、強さも含め私と似ている。だから興味が沸いてしまった。すまないね、こんな理由で呼んでしまって。」
こんな理由、か......
「...いえ、ありがとうごさいます。光栄です。貴方の様な、皆が夢をみるウマ娘にそう言われて。ですが、」
確かに、シンザンと俺は似ているかも知れない。それは史実の、前世の
「俺と貴方は似てませんよ。」
「.........何?」
「だって俺は、
貴方を超えますから。」
「...」
「俺は貴方よりG1を勝つし、海外のレースだって勝つ。勿論そのレースの中には日本のウマ娘が誰一人として勝てなかった凱旋門賞も入ってます。俺はレースで全員蹴散らします。誰よりも早くゴールへと駆け抜けます。そして、日本、いや世界に名を轟かせます。つまり、
最強です。
俺は最強になります。貴方を超えて。」
「............そうか。良い心構えだ。だがな、
あまり、世界の強豪達を
そして私を
「............はい。分かりました。」
「...話は終わりだ。急に呼んですまなかった。」
「いえいえ、それでは。」
バタン
「......行ったか。...私を超える、か。楽しみだ。
だが、それならば何故、何故だ、」
「何故
遅れてさーせん。ちょいと旅行に行ってたもんで。
無礼無礼するなよぉ!?