機動戦士ガンダム 追憶のキャリフォルニアベース 作:ヒロアキ141
宇宙世紀0079 12月
オデッサ作戦の敗北、ジャブロー降下作戦の失敗により地上の勢力図が地球連邦軍に塗りかわリ戦場は再び宇宙へと移り行く中、連邦軍は北米大陸におけるジオン軍の2大拠点ニューヤーク、キャリフォルニアベースを奪還すべく大規模部隊を北米に送り込んだ
ここに1年戦争最大にして最後の地上戦が始まった
キャルフォルニアベースHLV発射施設
この地にも地球連邦軍のモビルスーツ部隊が大挙して攻め、防衛側のジオン軍もHLVやザンジバル級機動巡洋艦を用い資源や兵員を宇宙へ打ち上げを行っており、モビルスーツ部隊はそれらを護衛すべく必死の抵抗を繰り広げていた
その中に一年戦争開戦時からのベテランパイロットであり第01遊撃MS大隊の隊長でもあり「漆黒の
「沈めーーーーっ」
『大佐、近隣の敵部隊が後退しつつあるようです』
「よし各機!補給と簡易整備に戻るぞ」
周りにあつまって来た
キャルフォルニアベース第192補給・整備デポ
「ジャイアントバズの弾倉はそっちじゃない!こっちのコンテナだ!」
「MMP80マシンガンの予備弾倉はどこだ?早く持って来い」
「第32守備隊補給整備完了しました、いつでも再出撃可能です!」
補給班の怒号やモビルスーツの駆動音が飛び交う中、補給と簡易整備が完了するまでの間隊員たちと最後のブリーフィングを行っていた
「司令部から、再び連邦の攻勢が始まったとの報告があった」
「では、われわれも迎撃戦に参加するのですか?」
「いや、俺以外のメンバーはキャルフォルニアベースに残存するHLVを使って宇宙に向かう事になる、おそらく次の打ち上げが最後になるだろう」
副官であり、第1中隊の隊長でもあるリリア・ファイマール少佐、第2中隊隊長のマリア・オルソンヌ少佐、第3中隊隊長のアリシア・ローレン少佐、第4中隊隊長であり、アリシア少佐の義妹の、アスカ・ローレン少佐以下大隊隊員にそう伝えた
「大佐は?大佐はどうなされるんですか?」
「俺は残留の防衛部隊と共に最後まで残って君たちのHLVの打ち上げの援護を行う、何、俺も二つ名持ちのエースパイロットだ、そう簡単にはくたばらんさそれに、脱出の手がないわけではない」
「だったら…」
そう言いかけたリリア少佐の発言を手を出して止め話し出す
「これからの戦いは宇宙になるだろう、それに俺の同期が軌道上で回収してくれる手筈になっている」
「…解りました、ですが約束してください、生きて私達とサイド3で再び会う事を」
「解った、約束しようリリア少佐皆」
「ルーク大佐に対し総員敬礼」
そう言いリリア少佐達が敬礼をしブリーフィングルームを退出していくのを敬礼し見送っていく
「良かったんですか?大佐、今を逃してはもう宇宙に戻れなくなるかも知れませんよ?」
「俺も一介の士官だ、私情は持ち込まんよそれより、各機、そろそろ敵が来るぞ」
その瞬間連邦軍のビッグトレー級陸上戦艦やヘビーフォーク級陸上戦艦から放たれた砲弾が雨霰と降り注ぎ、防護壁やトーチカそして着弾地点に運悪くいたモビルスーツ隊やマゼラアタック隊を破壊していく
此方のダブデ級陸上戦艦や破壊を免れたトーチカも負けじとばかりに応戦するも数の差により劣性にたたされてしまう
その中を掻い潜るかのような機動で支援砲撃を受けて進撃する連邦軍のモビルスーツ部隊に斬り込んでいく
「落ちろおおおおおおおお!」
前衛にいた
その後を追うように三機の
連邦側も負けじと100㎜マシンガンやビームスプレーガンで応戦し此方の損害も着々と溜まっていった
「大佐、申し訳ありません、自分はここまでです、ジークジオン!」
「すまない、お前達の献身は忘れん」
つぎつぎと敵の猛攻に晒され撃破されていく友軍をコックピット内で懺悔の言葉を残し次々と連邦軍のモビルスーツ部隊を破壊していく
そんな中近くに居た
それをきっかけにビームの雨が降り注ぐも、スラスターを巧みに使い回避していく
「あの動き···今までの雑兵とは違うな、フッ面白いッ!」
ニヤッとほくそ笑むと左側の
その光景にたじろぐ
味方の猛攻を受け
とっさにヒートハルバードの柄でその斬撃を受け止めようとするも容易く斬り落とされてしまう
それを好機とみたのか、連撃を繰り出してきた
その際破壊された
そしてビームサーベルを持っていた椀部を斬り落とし返す刃で反対側も斬り落とし、コックピットにヒートサーベルを突き刺し破壊していった
そしてその時轟音をあげHLVが宇宙へと向けて打ち上がっていく
射撃武器も近接武器も喪失しなす術もなく
「大佐!無事ですか?救援に来ました」
ドダイのパイロットから通信が入り、スラスターを吹かしそのドダイに乗り戦域を離脱していく
しかし
「クッ、連邦の送り狼がっ!」
追撃してきたTINゴッド戦闘機の編隊から追撃を受けて
ついにドダイのエンジン部に被弾してしまう
「クッもはやこれまでっ」
そう諦めかけた時、ドップ戦闘機の編隊がTINゴッド戦闘機の編隊に襲いかかり空中戦が勃発した
「大佐、此処は我々に任せて行ってください」
ドップ戦闘機隊隊長機からの通信が入り、
しばらく飛行していくと、先発していたザンジバル級と合流を果たし、ドダイごと
底部ハッチがしまったのを確認すると
「今の状況はどうかな?大尉」
「敵の第2派はなんとか切り抜けましたが、機関部に被弾していてとてもではないですが、大気圏離脱は無理そうです」
「そうか···」
「ですが、ガダルカナルの補給拠点に向かい機関部の修理ができればあるいは、と言ったところですね」
「わかった、各員に通達、これより本艦はガダルカナル島に向けて移動する」
そう言いザンジバル級の艦内に向けて放送を行い進路をガダルカナル島に向けて移動を開始した