転生プロローグ
Side?
『目覚めよ青年…』
「んあ?…ってて、テガソード!?な、何故にい!?」
俺の名は勝和木 調侍、オタクだ。
俺は確かゴジュウジャー最新話を観てその興奮のままにGPセンタイリングを多々買い求めに外出した筈…
『実はとある異世界にて我だけ適格者が現れなかったのだ…だから死した魂でより強い欲望を持っていたお前を呼び寄せた』
「あ…」
思い…出した!…確か俺は子猫、子犬に幼女を助けようとして車に轢かれて…
『さあ願いを言え!我との契約を!』
「おおう…」
テガソードに促されて俺は手に取った。
「ならば異世界を謳歌する為の力をくれ!」
『その願いの契約今結ばれた!』
俺の目の前が眩い光に包まれる。
「…異世界に来たのか俺…っと」
俺の目の前は野原が広がっていた。
異世界に来たと確信出来た俺は懐を探る。
「全部有るか!」
どうやら全てのセンタイリングだけでなく俺が知っている他のスーパーヒーローのリングもあった。
にしても俺がゴジュウティラノか…
「キャー!?」
「!」
叫び声が聞こえ俺はその方向へ駆け出す。
すると其処にはリザードマン、オークらしきモンスターが馬車と護衛の騎士らに襲いかかっていた。
「はっ!」
「グギャ!?……」
俺はテガソードでリザードマンを斬りつける。
うんこの程度なら変身する必要性は無さそうだな。
「はあーーーー!」
「!」
別の方向から炎が飛んできて俺の背後に居たオークを焼き尽くす。
「援護します!」
「なら半分の相手を頼めるか?」
「君は…分かったよ」
火炎魔法を放ってきた銀髪の少年に俺はそう告げる。
少年は少し怪訝な顔をしたがすぐに戦闘態勢を取り直した。
「よし、一気に片を付けてやるよ!」
俺はセンタイリングを取り出し掲げる。
「デンジスティック!どりゃあ!」
デンジスティックをブン投げ、テガソードで残りを片付けた。
「ふう…」
少年の方も片を付けたようで馬車へ駆け寄って行っていたので俺も向かう。
「御無事かな?」
「え、ええ…い、痛っ!?」
「!ちょっと失礼するよ!」
「わわわっ!?…」
恐らく襲われた時に馬車が揺れてぶつけた時に出来た傷だろう。
俺は紫髪の少女の傷をキュアの指輪で治す。
「あ、ありがとう…」
「どういたしまして」
その後、襲われていた少女達が侯爵家と王族に連なる者達であったと分かり俺と銀髪少年は王城へと招待を受ける事となった。
「ふう…」
この国の王様との謁見を終えて俺は銀髪少年と二人きりになる。
「貴方は…」
「君も転生者で間違いは無いな?」
「!やっぱり!…」
「そう警戒しないでくれ 喧嘩を売る気なんて毛頭無い」
「それなら良いのですが」
俺はもう一人の転生者である少年、カインと仲良くなった。
その頃、Side?
「ほう…」
「///~」
私の名はシルク・フォン・サンタナ、サンタナ侯爵家の次女よ。
親友であるテレスティア王女と一緒に王都へと帰る最中にモンスターの軍勢に襲われた。
其処へ颯爽と現れ瞬く間にモンスター群を退治し私達を助け出してくれた二人の男の子。
安心しきった私は指を怪我していた事に気が付いた。
その傷を見た茶髪の男の子がいきなり指輪を填めてきたのには驚いたが傷が治ったのを見て回復魔法効果が付与された物なのだと分かった。
が…如何せんまだ幼い乙女にはその刺激が強過ぎた…完全に彼に惚れていた。
一方のテレスはどうやら銀髪の男の子に惚れたようだ。
「遅くなってすまない」
「!」
テレスの父親であるエスフォート国王との謁見を終えた件の彼が訪ねて来て私の胸は高鳴った。
Side調侍
「チョウジ君!…///」
「…」
国王様との謁見を終えもう一人の転生者、カインと仲良くなった後、俺は助けた侯爵家を訪れた。
その際に自己紹介し旅をしてる事を話した。
「お、お父様!どうか私にチョウジ君の旅についていく許可を下さいませんか?!」
「…分かった、ただしお前が学院を卒業する迄はお預けだ」
「ありがとうお父様!」
なんだかトントン拍子に話が進んだな。