ユメ先輩「ひぃん!!ギルドは狩猟を要請するよ!」   作:まつ毛とパンツ

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ミカのパワーがあったら、余裕だな


撲殺天使☆ミカ☆ちゃん爆誕!?

「ふむ…トリニティ居住区は雲の上か。それに物価が高く、高級品が多いな」

 

オリヴィアは緋の森でのベースキャンプを設立し終えると、トリニティ居住区にショッピングに訪れていた。狩りでは豪快にハンマーを振り回し、モンスターを粉砕する筋肉質な彼女と言えど、やはり女性。最近流行りのコスメなどは気になるようだ。

 

トリニティ自治区にある居住区は上流階級が住んでいることもあり、緋の森とは無縁の天空都市に存在する。だからこそ、危険なモンスターの襲来はアビドス高等学校やミレニアム自治区と比べると非常に低いだろう。仮に襲撃があると言えど、空を飛べる飛竜種などであり、リオレウスとリオレイアは全滅していることから、モンスターは限られる。例えば、イャンガルルガ、ライゼクス、そしてラージャンぐらいだろう。

 

「すいません。もしかして、ハンターさんですか?」

 

後ろから声をかけられたオリヴィア。振り向くと、そこにはピンク色の髪をした、天使の翼を生やした可愛らしい少女が立っていた。どうやら、彼女が声をかけたのだろう。

 

「ああ、君はトリニティ総合学園の学生さんかな?私はオリヴィア、ギルド所属のハンターだ」

「私ミカ!トリニティ総合学園のティーパーティーだよ。オリヴィアさん、背中のソレ…重たくない?」

「そうだね、グラムにしたら物凄く有るけど…私には軽いかな*1?試しに持ってみるかい?」

「良いの!?」

 

ミカはオリヴィアが背負うハンマーが気になるようで、声をかけたのだ。オリヴィアもトリニティの生徒が狩猟道具に興味を持ってくれたこともあり、ハンマーを持たせてみる。

オリヴィアは軽々と右手だけでハンマーを持ち、ミカに持たせる。そして「離すよ」と言い、ハンマーから手を離した。だが…

 

「おっ!思ったよりあるね!!」

 

ミカはハンマーの重さを少し感じたのか、そう言い、軽々とブンブンとハンマーを振り回す。それを見たオリヴィアはカッと両目を開いて、ミカの肩を掴む。

 

「ミカと言ったな?ハンターに興味は無いか!?」

「えっ?」

 

オリヴィアは一瞬で感じ取ったのだ。このミカという少女のポテンシャルを…間違いなく、自分を超えるハンマー使いに成れると直感で判断した。それにハンマーをこのように軽々とブンブン振り回せれば、ヘビィボウガンの重さも問題ない…キヴォトス人は日常から銃を使っており、直ぐにヘビィボウガンも使えるだろう。

これ程の才能を人助けに活かさなくてはダメだ。だからこそ、オリヴィアはミカを勧誘したのである。

 

 

 

 

「と言うことで、彼女は今日から星の隊の一員だ」

「ミカだよ、宜しくね?」

 

ベースキャンプで待っていたオトモアイルーのアトス、エリック、そして興味無さそうに話だけはきく加工担当のヴェルナーであった。

突如としてオリヴィアが買い物帰りにトリニティの生徒を連れてきたかと思えば、彼女を弟子にすると宣言して星の隊の一員にしたのだ。勿論、ミカの武器はハンマーであり、サブ武器としてヘビィボウガンである。

 

「オリヴィア…本気?君が弟子をとるなんて」

「ああ。私は本気だ」

「だったら僕は何も言わないよ。エリックだ、星の隊の記録係で本業は生物学者だよ」

「エリック博士ですね?宜しく!」

 

「アトスだ。リヴィ(オリヴィアさんの愛称)のオトモをしてる」

「アトスちゃんだね!?可愛い!!」

「ぐひぃ!?この子…リヴィぐらい力が強いな…」

 

そしてアビドス高等学校の手で、アビドス高等学校男子制服オトモバージョンの重ね着をされたアトスは、ミカの手でモフモフとされるのだった。

 

「ヴェルナーだ。ミホだったな、宜しく」

「ミカなんだけど」

「ルカか、宜しく」

「この人、名前覚える気無いんですけど!!」

 

ヴェルナーは確かに優秀な科学者であり、様々な武具が存在するのは彼の影響が大きい。彼が居なければガンランスは存在しないし、穿龍棍も存在しない。ヘビィボウガンだって竜撃弾が実装されることは無かったのだ*2。技術者としては超優秀だが、人間としてはダメダメなヴェルナーさんであった。

 

 

「どうやら今は荒廃期のようだな。モンスターがざわついている。ミカは私から離れるなよ、エリック、お前も突っ走るな」

「はい!」

「勿論だよ…」

 

一先ず防具一式+制服重ね着、ハンマーとヘビィボウガンを受け取ったミカ。彼女はメイン武器としてハンマーを選択し、サブ武器としてヘビィボウガンをセクレトの鞍にセットしてオリヴィア、エリック、アトスと共に緋の森に出た。

緋の森は現在、荒廃期のようで大型モンスターがざわついており、豊穣期と比べて環境が荒れている。

 

「でも…凄い景色」

 

広大な森。森を流れる広い河川。河川はプランクトンの影響なのか、赤く染まっており、どこか神秘的な景色を出していた。

 

「川が赤い…」

「川が赤くなるのは自然界でもあるよ。例えばプランクトン、この大量発生や沈殿して分解された葉っぱの成分で変色することがある。なめた所、飲んでも害はない……だけど、うっすらと麻痺毒に近い味がする。だとすると、水溶性の何かが水に溶け込んでいると思ったら良いね。植物由来なのか、動物由来なのかはまだ判断は出来ないけど」

 

ミカの疑問に答えるように、エリックが解説してくれる。そう、自然界でもこのように川が赤くなるケースがある。しかし、川の水は寄生虫や雑菌、最悪はモンスターや動物の糞尿が溶け込んでいるケースがあり、都会育ちのミカ達は真似てはダメだぞ?

 

「えっ!?毒なめて良いの!?」

「飲み込んでないし、吐き出したから大丈夫。それに…飲んで大丈夫な毒も有るんだ。例えば、蛇毒…これは血中に入り込むことで症状が出るけど、元はアミノ酸なんだ。種類にもよるけど、口の中や食道に出血が無ければ飲んで薬にもなるんだ」

 

エリックの知識に感心するミカ、するとオリヴィアがくすりと笑う。

 

「凄いだろ?エリックは子供っぽいところが有るが、優秀な生物学者で、教えるのも上手だ。アビドス高等学校の子供達や、鳥の隊のライダー、ミレニアムの生徒達からも先生と慕われてるんだ」

「僕はシロコちゃん達、リンクスくんとレウス、アリスちゃんとアルシュベルド、オリヴィアとアトスのように戦えないけどね」

「ハンターは自然の知識もある程度は必要だ。それに、覚えていて損はない。例えば、この薬草を擂り潰せば回復薬という薬になり、飲めば傷が癒える」

 

エリックからは遭遇した小型モンスターと生物そして自然の知識を、オリヴィアからは狩りに役立つアイテムや植物そしてピッケルを用いた鉱石の取り方を教わりながら、3人と1匹は奥に進む。

 

「停まれ、この物陰に隠れてあそこを見てみろ。アレが大型モンスターだ。だが、アレより大きなモンスターも沢山居る」

 

オリヴィアから停まるように言われ、ミカはオリヴィア達と共に草影に隠れる。このように背丈の高い草影に隠れることで、モンスターから隠れることも出来るのだ。

オリヴィアに示された所を見ると、そこには唐笠お化けを彷彿させる…長い嘴が特徴の大型鳥竜種のモンスターが、昆虫のモンスター ランゴスタを襲っては食べていた。

 

「なに…ドラゴン?アレが飛竜種?」

「アレはアケノシルム。世間一般のワイバーンに見えるけど、アレは鳥竜種…そうだね、一応は鳥の仲間だね」

 

エリックがそのモンスターを教えてくれた。そのモンスターはアケノシルム。カムラの里周辺などで確認される大型の鳥竜種だ。イャンクックと同じく炎属性であり、口から火炎の球を吐き出して攻撃する。

 

「鳥なの!?どっから見てもティラノサウルスより大きいよ!?」

「驚くよね。面白いことに、ティラノサウルスなどの恐竜と鳥は遺伝子の違いは1%未満じゃないかって言われてるんだ。元々、鳥は恐竜から進化したからね。鳥竜種は鳥が大型に進化したモンスターだよ。

ラプトルのように見える中型の鳥竜種も居てね、アレは地上に特化して一種の先祖返りだ」

 

そう、現実の鶏とティラノサウルス…遺伝子の違いは1%以下ではないのかという説もある。鳥は恐竜から進化しており、アケノシルムなどの鳥竜種は鳥から進化したモンスターだ。

 

「ミカ。君もいつかは一人で狩りに出るときがある。そうなっても、手は抜くな」

 

アトスがミカを見てそう言う。ハンターはクエストを受けて狩猟したり、調査隊のようにサポート部隊がバックアップで控えている場合は戦闘不能になっても、ネコタクで救助されてキャンプに運ばれる。だが、有事の場合はネコタクが間に合わず、大怪我をしてしまう場合も有るのだ。

それにベテランハンターでも格下のモンスターだからと、手を抜いて大怪我をしたケースもある。

 

「アケノシルムが居るし、ちょうど良い。アトスの話に付け加えがある」

 

オリヴィアが語る。このアケノシルム、実は有名なエピソードが有るのだ。

今から約2年前。新大陸帰りの高名なハンターが居た。そのハンターは自然の具現化と言っても過言ではない存在 古龍と呼ばれるモンスターを単独で狩れるほどに強い。新大陸でテオテスカトル、ナナテスカトリ、クシャルダオラ、更にはレイヴン*3とワールド主人公にエイデン*4そして『パンツとまつ毛』*5と共に復活したミラボレアスの討伐作戦に参加し、生還した凄いハンターだ。しかし、彼はカムラの里に訪れたときにアケノシルムの狩猟クエストを受けた。本人も『アケノシルム?余裕余裕!』と油断したのだろう…フルボッコにされ、3回戦闘不能に追い込まれてネコタクで集会所まで強制送還された。

 

「…アケノシルムの強さって?」

「生態系ピラミッドでは中だな」

 

余談だが、その高名なハンターが集会所まで強制送還されたあと、リンクスの義兄である猛き炎の異名を持つカムラの里のハンターが担当し、あっさり狩猟を完了した。

 

まだ探索は続き、モンスターから隠れそうな丁度良い所を発見する。

 

「よし、ここにサブキャンプを建てるか」

 

オリヴィア達はそこにサブキャンプを設営したが、それをアイルーほどの大きさであるカワウソのような獣人族が見ていた。

 

 

*1
200キロ超えてます。オリヴィアさんだから軽く持てます

*2
モンハンサードの数年前の話である3では、ガンランスはない

*3
当時ギルドナイトで17歳

*4
4の筆頭ルーキー。別名、史上最強のヘビィボウガン使いのNPC

*5
4主人公。単独でミラボレアスとミラバルカン討伐歴有り




高名なハンター…果たして誰なのだろうか(笑)
アケノシルム「威厳はあります」

次回、モリバー降臨。乗っ取られたサブキャンプ!!

一番好きな新モンスターは?

  • アルシュベルド
  • 武器の王ケマトリス
  • カエル
  • ププロポル
  • アジャラカン
  • バーラハーラ
  • ドシャグマ
  • レ・ダウ
  • ヌ・エグドラ
  • ジン・ダハド
  • ウズ・トゥナ
  • シーウー
  • ラスボス
  • ラバナ・バリナ
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