ユメ先輩「ひぃん!!ギルドは狩猟を要請するよ!」 作:まつ毛とパンツ
「うぉぉぉお!!掘り起こせ!!」
「ヒィィハーーー!!」
「いそげぇぇ!!」
「早い者勝ちだぞ!!」
砂上船からジエン・モーランの背中に乗り移り、ピッケル片手に採掘作業を始める金の亡者と成り果てたハンターの諸君とアビドスの住民達、そして様々な目的で参加したアルバイトの生徒達。
ジエン・モーランおよびダレン・モーランの背中からは、良質な鉱石や珍しい素材が採掘されるため、優秀な装備や金銭のために多くの方々はピッケル片手に、発掘作業を行うのだ。しかし、こんな100人規模で採掘してもジエン・モーランは痛くないのか?結論から言うと痛くない。ジエン・モーランにとって人間なんぞ、人間で例えれば地面を這う蟻のような感覚だ。蟻などの小さな虫が手の上などを移動しても、ちょっと痒い程度だ。鉱石の発掘も彼らからすれば、角質が取れた程度だ。
「ビェェェン!!」
「揺れるぞ!!しっかりと捕まれ!!」
だが、想像して欲しい。自分の脚に沢山の蟻が登って何かしらの行動をされたら、気持ち悪いだろう?ジエン・モーランは多くのハンター達が背中で好き勝手に動かれていることもあり、気持ち悪さを感じてしまい…ハンター達を振り落とそうと身体を大きく動かしたりする。
「うっうわぁぁ!?」
「落ちる!?」
身体を大きく動かし、激しく揺れるジエン・モーラン。背中に乗っているハンター達にとっては、物凄い地震に匹敵するものとなり、揺れを堪えきれなかったハンターの皆さんは砂漠に落下していき、転がってはサポート部隊のワイヤーで回収されて、砂上船の中に入っていった。
「ゆっゆれる!!」
しっかりと捕まっていないと、揺れてしまい…多くのハンター達が次々と落ちてしまう。しかし、何事もなくレイヴンはユメの前でピッケルで採掘を行っている。
「良いのが取れたな「ビェェェェン!!」そろそろか」
レイヴンは採掘した鉱石をポーチにしまい、しっかりと岩盤のようなジエンの甲殻を掴み…片膝をついて衝撃に備える。
「お前達。何処かに掴まれ。大きな揺れが来るぞ」
レイヴンが周囲にいる生徒達に告げる。そして、ホシノやヒナ、シロコ、ファウスト様は武器を仕舞って甲殻をしっかりと持って衝撃に備える。
「レイヴンさん!?」
「ユメ…何処かに掴まれ、飛ばされるぞ」
その瞬間、ジエン・モーランの咆哮が響き、砂漠のデルクスやガレオス達がビックリして飛び上がる。そしてジエン・モーランは上半身を大きく浮かして…その上半身を下に下ろした反動で下半身を激しく上下に揺らす。その揺れは凄まじく…
「ひぃん!!ハンターさん!!ホシノちゃん!!ヒナちゃん!!助けて!!」
「ユメ先輩が落ちたぁぁあ!?」
ユメ、激しい揺れに襲われて吹き飛ばされて…柔らかい砂漠に落下する。
「大丈夫だ!サポート部隊に回収される。それより、俺達はピッケルだぁあ!!」
「ん!一攫千金!!」
落ちてもサポート体制は万全であり、無事に回収される。それより、今しないと行けないのはピッケルを使っての採掘作業である。
既にシロコのアイテムポーチは採掘した鉱石でパンパンとなっており、もう遊んで暮らせる程のお金が手に入るだろう。
「ピッケルです!ピッケルです!」
「アギャッス!」
アリスも採掘を楽しんでおり、オトモンであるアルシュベルドに乗りながら採掘を行う。激しい揺れが来ても、アルシュベルドが強靭な手足の爪でホールドしてるので、アリスは揺れを気にせずに採掘を行えるのだ。
「不味い!!そろそろ戻るぞ!!」
だが、何が有ったのだろうか?幾度の揺れに耐えてきた屈強で魑魅魍魎なキャラクリのハンターの皆様が、ジエンの背中から降りて砂上船に戻っていく。そう、ジエン・モーランが潜航を始めるのだ。
「アギャッス」
「はい!」
アリスもピッケルを仕舞い、アルシュベルドは空に向かって飛び上がり…先に落下して回収されて砂上船の上に居るゲーム開発部+ユウカそして先生が待つ砂上船に舞い降りた。
「全員…無事だな」
そして、砂上船の上に採掘を終えたレイヴンが着地した。この男、超大型モンスターの戦いに慣れているのか、ギリギリまで採掘していたようだ。
「ひぃん……口の中がジョリジョリするよぉ…」
因みにユメは無事に回収されたが、口の中に砂が入ったのだろう…物凄くジャリジャリジョリジョリと砂の味がするようだ。
「これは…アレが来るな。よし、そうだな…」
レイヴンは砂上船の上の生徒を見回す。ホシノとヒナは3年生だから、これからのことを考えれば出来れば下の学年に経験としてやってもらいたい。セリカはカムラの里に行くかもしれないから除外、今後もモンスターと関わり続けることを考えれば…
「よし、シロコ。お前に大役を任せる」
「ん」
「俺の予想が正しければ、ジエン・モーランは正面から来る。タイミングは俺が言うから、撃龍槍を使え」
撃龍槍。砂上船の先端についている秘密兵器。正面から襲ってきた大型モンスターに対して、絶大なダメージを与える必殺武器だ。
「ん、わかった」
「こっちだ」
今後のこともあり、レイヴンはシロコに使い方を実戦で教えるようだ。砂上船の先端に立ち、シロコは撃龍槍のスイッチを握る…準備は万端だ。
「そろそろ来るぞ」
「ん、任せて」
ジエン・モーランが前方から迫り来る。ジャンプと潜航を繰り返して、どんどんその巨体が迫り来る。
「今だ!!」
「ん!!」
シロコは起動スイッチを作動させ、撃龍槍が起動する。その瞬間…タイミング良く出てきたジエン・モーランの柔らかい下顎に撃龍槍が直撃し…
「ビャィィィアンンン!!」
ジエン・モーランは悲痛な叫びを上げて、潜航し…コースを本来の巡行コースに戻していく。つまり、これは撃退成功と言うことだ。
「作戦成功だ!!」
「「「イエェェェェェェェエエエイ!!」」」
第一次アビドス砂祭り…無事に閉幕!!つまりモンハンで言えば下位ストーリーが終わり、上位ストーリーが始まる。ストーリーズやワイルズでは折り返し地点である。
氷霧の断崖…龍都の首都跡から先に進んだところ、キヴォトスの生徒達がたどり着いたことがない、1000年前のとある事件以来、龍都と袂を別ち、決別した竜人族の集落がある。そこは雲より高い山の上にあり、どういう訳か龍灯の影響を受けないようで頭の上にヘイローがある人は誰も居らず、獣人も居ない。
「そう…彼女が願ったように、王女様はお友達が出来て、アルシュベルドが目覚めたのね」
その里から城のように見える断崖の氷霧を見下ろし、1人の竜人族の老婆が告げた。竜人族は年老いると、背丈が小さくなるのだが、その女性は成人ほどの背丈を維持している。
「王女様の成長を貴女にも見せてあげたかったわ。早く、此方にいらっしゃい。王女様、あなたに伝えたいこと、話さなければならないことが沢山あるの」
その老婆は『耳の人』守人の口伝により伝えられる、古代文明の生き残りであり、アリスとアルシュベルドを守った女性科学者の親友である。
ストーリーの後半が始まる。
ストーリーズ後半の始まり。
「あっちへ、ひたすらまっすぐ」
「待っていたわ…鳥のハンター、暁のホルス、編纂者、アビドスとギルドを繋ぐ生徒会長、レダンの末裔、ゼルレウスの力を継ぐリオレウス、ナグリ村の娘、そして王女と最後のアルシュベルド」
「イブキを助けてくれ!!頼む!!」
「これがイコール・ドラゴンウェポンの力…素晴らしい!!」
「グルガァァァア!!」
「バカな…青い龍属性だと!?それにアルシュベルドにヘイローだと!?」
「王女アリスが告げます。負の遺産、イコール・ドラゴンウェポンをこれより破壊します!!」
『確かに貴方達は龍都の人々からすれば失敗作でしょう。でも私は違う…私にとって貴方達は最高傑作よ。そして願うなら、幸せに生きて』
「ハンターの意思により、ゾ・シアを討伐する!!」
パヴァーヌ編のラスボス◯・◯◯倒したあとの番外編。
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アビドスが行く、カムラの里
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アリウス組が行く、ポッケ村
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ユクモ村への温泉旅行
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パンツとまつ毛降臨!!
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ドドブランゴ亜種「出してくれ」
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鏖魔ディア「裏ボスの時間だ」
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どけ!私こそがアリスのお姉ちゃんだ!