ユメ先輩「ひぃん!!ギルドは狩猟を要請するよ!」   作:まつ毛とパンツ

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アルシュベルドはワイルズのネタバレてんこ盛りなので、下位クリアしてない方は要注意してください。


キヴォトスで初クエスト、その対象はカエル!?

無事に保護された奥空アヤネと名乗る、アビドス高等学校の女子生徒。とは言え、キヴォトスの生徒の殆どは『生徒』であり、ほぼ女子校ばっかりと言えるのかも知れない。

 

「なるほど、砂漠の資材や素材を集めているときにモンスターに襲われ、そのセリカという子がモンスターを引き付けたのは良かったが、その後にバーラハーラに襲われたと言うことだね?」

「はい…セリカちゃんと私を襲ったのは大きなカエルです。私達の銃じゃ、砂漠のモンスター達を倒すのは出来なくて」

 

砂上船の上で保護したアヤネから、話を聞く鳥の隊、星の隊、そして総隊長でもあるファビウスのメンバー。

ユメがアビドス砂漠でジエン・モーランの手で吹き飛ばされる前後もそうだが、モンスターの外皮や鱗は硬く、キヴォトス人が日常的に使う携帯火器ではダメージを与えることが出来ない。2年の月日が流れ、モンスターのことがキヴォトス中に広まっても、その対処が出来てなかったようだ。

 

「これ…不味いよね」

「砂漠でカエル…両性種だとするとテツカブラか?いや、未知の種類の可能性もある」

 

採取をしていただけで襲ってきたとなると、そのモンスターは肉食傾向が強いモンスターの可能性が高い。勿論、ディアブロスのように草食だが縄張り意識が強く、縄張りに侵入した存在を襲うというケースも有るのだが。

 

「他のモンスターに襲われた可能性も有ります。先程のバーラハーラのように、アビドス砂漠は私達の大陸より、濃い生態系が築かれている可能性が高いです」

 

ここに来るまで、ディアブロス、リノプロス、アプケロス、ドスゲネポス、ゲネポス、そしてなぜか群れているジエン・モーランなどが確認できている。そして先程の、軽く見積もって20匹は超えていたバーラハーラの群れ等、大陸では考えられないことが連続で起きているのだ。

 

「これは正当な、救助要請です。ハンターさんはライダーくん、レウスと共に行ってください。要救助者を襲ってるモンスターは狩猟して構いません」

 

一刻を争う。幸いにも、砂上船より速く空を飛べるリオレウスも居るし、要救助者であるセリカという少女の元に駆けつけることが出来るだろう。だが、問題はセリカが何処に居るかである。

 

「それなら、この子達を連れてって下さい!セクレトは嗅覚も凄くて、脚も速いです。これなら、直ぐにセリカちゃんのところにたどり着けます!!」

 

と、アヤネが助け船を出してくれた。アヤネが乗っていた鳥竜種のモンスターはセクレトというモンスターであり、人間と共存が可能で…アビドス高等学校では家畜にして移動手段として活用しているようだ。

嗅覚も凄く、セクレトはセリカの匂いを覚えていることもあり、導いてくれるだろう。

 

「ああ、助かる」

 

レイヴンはそれだけ言い、ジェマから大剣 ヴァルレギオンを受け取ると背中に背負い、セクレトに跨がる。ヴァルレギオンの大きさを見たセクレトは「げっ!?」と驚いた様子を見せるが、無理もない。

キヴォトスではこのような質量を持つ大剣なんて見たことがないし、軽く見積もって200キロを超える重さだ。

 

「ファビウス先生や他の皆さんは先に、アビドス高等学校に向かってください。後で合流します」

「わかった。ユメ、案内できるか?」

「ひぃん!!アビドス高等学校はあっちだよ!」

「いえ、此方です」

 

ファビウスからの指示を受けて、ユメはアビドス高等学校の方角を指差すが、直ぐにアヤネが正しい方向を示してくれた。その事もあり、ユメちゃんは顔が真っ赤になってしまった。

 

「ハンターは大剣使うけど、リンクスはなに使う?」

「双剣、片手剣、ライトボウガン、ガンランス、太刀、センリュウコンが使えます。それじゃあ、今日はセンリュウコンで行きます」

「いいね!物好きだね、どうぞ」

 

リンクスはジェマから穿龍棍…早い話、パイルバンカーの機構が備え付けられたトンファーを選ぶ*1

 

「それでは、私達は行きますね」

 

アルマもセクレトに跨がり、レイヴンとアルマを乗せた2体のセクレトは砂上船をかけ降りて、砂漠を疾走する。そして、リンクスを乗せたレウスも翼を広げて、大空に飛び出した。

 

 

 

 

「なっ…なによ…このカエル!?ライフルの弾が効かないってどう言うこと!?」

 

猫耳の生えた可愛らしい少女 黒見セリカは負傷したセクレトを庇いながら、とあるモンスターから逃げていた。そのモンスターはギルドもあまり把握していないモンスターであり、少なくとも大陸には生息は確認されていない。

 

「ゲコ」

 

両性種チャタカブラ。5メートル程のカエルであり、大きく発達した腕を用いた攻撃、カエルらしく舌を伸ばして対象をなめ回したり、補食する。当然、分厚く固い皮膚に守られており、アサルトライフル程度の銃弾は意味をなさない。

 

と、その時だった。

 

空から火炎が降り注ぎ、チャタカブラは大ダメージを受けてしまう。

 

「ゲコォォォォオ!?」

 

「へ?」

 

そして空を見上げると、赤い翼を広げたリオレウスが此方に向かって飛んできており、そのリオレウスから誰かが飛び降りた。その誰かはリオレウスのライダーであるリンクスであり、リンクスは背中に背負った穿龍棍を構えて腰を捻り、渾身の力でチャタカブラを穿龍棍の打突を用いて殴り飛ばし、チャタカブラは壁に激突して、怯んでしまった。

 

「大丈夫ですか?僕達はギルドに所属する人で、アヤネさんという人から、貴方の救助を頼まれました。

僕はリンクス、此方はオトモンのレウスです」

「アギャッス」

「あっ……ありがとう…ソイツは襲ってこないわよね?初めて見るヤツだけど…」

 

どうやら、アビドス砂漠にはレウス種、リオレウスやリオレイアは生息していないようだ。

初めて見るリオレウス、そして穿龍棍でチャタカブラを殴り飛ばしたリンクスを見て、状況の整理が出来てないようだ。

 

「アヤネは?アヤネは無事なの!?」

「はい。僕達の仲間が保護してます」

「アギャッス」

 

 

「やはり、こういう救助活動は空を飛べるライダーとオトモンの方が上手ですね」

「ああ…だが助かる」

「さっすがはライダーとレウス!」

 

と少し遅れてレイヴン、アルマ、ペコがセクレトに乗って現れた。

 

しかし、チャタカブラはまだ健在であり、起き上がって威嚇行動をしてくる。

 

「要救助者の安全確保のため、ギルドから狩猟要請を出します」

「了解した」

 

アルマから許可はもらった。レイヴンは背中に背負ったヴァルレギオンを抜刀し、軽々と右手で持つ。そして、地面を蹴り、爆発的な速度でチャタカブラに接近して切り上げる。

 

「ゲコォォォォオ!?」

 

切り上げられたチャタカブラは穿龍棍で殴られたときより速い速度で吹き飛ばされ、壁にぶつかる。だが、それが運のつきだった。

 

「ゲッ!?」

「終わりだ」

 

ハンターが直ぐ側に来ており、一撃でチャタカブラの全てを終わらせた。

 

「どんな…フィジカルしてんのよ……あんなの、人が使える質量じゃないよね!?」

 

軽々と大剣を振るい、チャタカブラを瞬殺したレイヴンの強さに軽くドン引きするセリカちゃんであった。

 

 

 

 

 

 

アビドス高等学校。そこは2年前まで、全校生徒が2人だけ、その片割れであるユメが大陸に飛ばされて行方不明となり、全校生徒が僅か1人だけの学校となっていた。

しかし、あの全てが変わった日から、アビドス砂漠の生態は変わった。砂漠のオアシス周辺が草原のように緑に覆われる豊穣期→乾燥して強いモンスターが出没しやすくなる荒廃期→そして雷鳴が鳴り響きレ・ダウVSディアブロスの怪獣大決戦が始まる異常気象が繰り返される気象となったのだ。

アビドス高等学校は元々、莫大な借金があり、滅亡寸前であった。しかし、あの日から不思議な鉱石が発掘出来たり、食べれば傷が癒える薬草が見つかったりと、文字通り変わってしまい…残された1人小鳥遊ホシノはモンスターに襲われないように、鉱石を発掘するなどして、発掘した鉱石をミレニアムサイエンススクールに売るなどして、借金を無事完済。その後は新入生も入ってきており、凶暴なモンスターに襲われないように、襲われても逃げられるように、セクレトに乗って砂漠での素材集めをして生計を立てていた。

 

キヴォトスでは珍しく、モンスターの影響か、争い事をする余裕はなく、治安は良いらしい。

 

 

「ユメ先輩…ユメ先輩ですよね?」

「ホシノちゃん?やっぱり、ホシノちゃんだぁぁ!!会いたかったよぉぉお!!」

 

あの時と比べて、髪の毛が伸びたホシノと無事に再会できたユメであった。

 

「ホシノちゃん!!凄く頑張ったんだね!!アヤネちゃんから聞いたよ!!ごめんね…借金返済できなくて!!」

「ユメ先輩泣きすぎですよ。というか、借金の9割はユメ先輩を吹き飛ばしたクソデカクジラ?(ジエンです)の背中から落ちた、未知の鉱石で無くなりましたよ」

「マジ!?」

「あと、カイザーグループとネフティスグループが、クソデカクジラの群に轢かれて、アビドスから去っちゃいました」

「それ、ジエン・モーランって言うんだよ!!私、飛ばされた先で勉強頑張って、向こうでの国家資格も取れたもん!」

 

このアビドスを調査の拠点とする。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミレニアム自治区郊外…通称廃墟。その地下の謎のフロア。

 

「先生!頑張って探そう!!まだ猶予あるけど、ゲーム部潰れちゃう!!」

「本当にあるのかな?」

「冒険ですね、アリスは楽しみです!!」

 

アビドスの借金がない代わりに、少し早くミレニアムサイエンススクールに派遣された『先生』の女性。珍しい、女性の先生であり、モンハン世界の皆さんと違ってフィジカルは強くない。

彼女はゲーム開発部の才羽モモイ、モモイの双子の妹のミドリ、そしてこの廃墟で偶然にも発見してミレニアムの生徒にしてしまった天童アリスという少女と共に、再び廃墟にやってきた。

 

「えっ?なにこれ?」

 

アリスを見つけた所よりも奥、そこでは乳白色の液体に満たされた容器に封印された何かが…居たのだ。

 

『Guardian アルシュベルド』

 

そう容器のモニターには示されており…その瞬間!!

 

容器に罅が入り、乳白色の液体が流れていき、液体がからになると、封印されていた何かが見えた。それは歩くにも適した翼腕を持つ飛竜種であり、銀色に近い白色の甲殻を持つ。翼腕を良く見ると、2本の蛇腹剣を彷彿させる物が存在しており、その飛竜は鎖で動けないように封印状態だった。

 

「なに、この10メートルぐらいある化け物!?アルシュベルドって言うの!?」

 

先生はとっさに、子供達を後ろに隠す。だが、アリスがアルシュベルドを見ると…

 

『王女 AL-1Sの接近を感知。護竜プロジェクトの失敗作、アルシュベルド…封印解除』

「グルゥゥゥギョォォォン!!」

 

瞳が開けられ、アルシュベルドと呼ばれた飛竜は豪腕と蛇腹剣を用いて拘束していた鎖を破壊して、容器の外に飛び出した。

 

「アギャッス」

 

しかし、アルシュベルドは敵意が無いのか、アリスの前で停まった。

 

「パンパカパーン!アリスはアルシュベルドを仲間にしました!」

 

彼が生きる意味、命を知るのはもう少し。

*1
フロンティアの武器。そろそろ家庭のモンハンで復活してほしい、打撃武器がハンマーと笛だけは少ない




結論、ミレニアムの地下もヤバいことに(笑)

食べてみたい食事!!

  • 勿論、こんがり肉!!
  • とろっとろに溶けたチーズ
  • 柴関の竜骨ラーメン
  • 良質な油たっぷりのチーズ
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