ユメ先輩「ひぃん!!ギルドは狩猟を要請するよ!」   作:まつ毛とパンツ

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異邦の来訪者

「さあ!!今日も探索を行いましょう!!」

 

鳥の隊は氷霧の断崖を調査していた。とは言え、本日はリンクスとそのバグキャラオトモン達は不在であり、アルマさんは胃痛の元凶が居ないこともあり、本日の胃の調子は絶好調だ。

アルマさんはレイヴン、ペコ、ユメ先輩、そして調査に着いてきてくれたホシノと共に、氷霧の断崖をセクレトに乗って調査を行っていた。セクレトもキヴォトス調査団に広まっており、殆どのハンター登録を済ませた生徒達もセクレトを乗り回しており…今後は大陸の方でもセクレトに乗って狩りに挑むハンター、そしてセクレトを飼い慣らす人々も増えてくるだろう。事実、大陸とキヴォトスを行き来する商人の手でセクレトは大陸に伝わり…広まり始めており、ドンドルマでは定着しつつある*1

 

バグキャラと言うかカムラ人のリンクス、ウツシ教官、イブキちゃんと違ってアルマさん達はホットドリンクを飲まなければ極寒の場所では探索することは出来ない。そのため、個人差はあるが…だいたい30分に1度はホットドリンクを飲まなければいけないのだ。

 

「ふぃー!!ホットドリンクを飲めばカイロ要らずです!!」

「ユメ先輩!身体の内側からポカポカと暖まりますね!」

 

ホットドリンクを飲めばご覧の通り、身体がう内側からポカポカと暖かくなり、寒さなんて気にせず活動することが出来る。

自然は厳しく、寒冷地は生身の人間(カムラ人以外)には厳しく…対策をしなかったら寒さでみるみるとスタミナを奪われていく。反対に灼熱の火山などでは暑さで体力をどんどん奪われていき、ダメージを受け続けていく。極限環境で暮らすモンスターの調査や狩猟を行うには、クーラードリンクやホットドリンクなどのアイテムが必要なのだ。

 

「さあ!!ホットドリンクを飲んだ事ですし、調査をしていきますよ!!」

 

胃痛の元凶であるリンクス+バグキャラオトモンが居ないため、今日はアルマさんの胃は絶好調。

リンクスは本日、ミレニアムサイエンススクールの方にセリカと共に遊びに行っており、不在である。やったねアルマさん!!カムラ人の盾アッパーでモンスターが打ち上げられたり、蜘蛛の糸でモンスターが壁に叩きつけられたり、魔王ディアブロスの水蒸気核爆発を見なくてすむよ!!

 

「そういや、キヴォトスに来たハンターやライダーってみんな強いですけど、ハンターってあんなに強い人ばっかりなんですか?」

 

ホシノが今さらなことを聞く。確かにキヴォトスにやって来たハンターはみんな強い。最低でも上位ライセンスを持っており、中には単独でドス古龍の討伐さえも命じられた凄腕も存在するのだから。キヴォトス調査隊だけではなく、あの第一次新生アビドス砂祭りに集まってきた在野の皆様だってジエン・モーランにワンパンで粉砕されない程度には強いのだから。

 

「いや…そう言うわけではない」

 

レイヴンがホシノの疑問に答えるようにそう言うが、安定のコミュ障が出て話が続かない。そこですかさず、鳥の隊のリーダーであるアルマさんが助太刀をしてくれる。

 

「そうですね。キヴォトス調査隊のハンター達はリンクスくん以外、ファビウス先生と私が推薦して選んだハンターズギルド所属の凄腕のハンター達です」

「ということは凄腕のハンターの集まりってことですね。あれ?リンクスくんは?」

 

そう、キヴォトス調査隊はファビウス校長とアルマさんが直々に選んだ凄腕の上位ハンター達なのだ。と言うのも、ドンドルマにあるハンターズギルド本部はキヴォトスや古龍渡りの新大陸の調査があると、今回のように凄腕の上位ハンターに声をかけて召集をかけて大規模な調査隊を結成して、集団で向かうのである。

えっ?リンクスは違うって?彼は高い機動力を誇り…ライダー単独でもある程度以上の強さを持つライダーを募集したところ…来てしまったマジ物のイレギュラーである。これはリンクスの出身地を良く見ずに判子を押したアルマさんの自己責任である。

 

「リンクスくんは…ウッ…!!胃が!!」

「リンクスくんはある程度以上の単独の強さがあって、空を飛べるオトモンを持つライダーを募集したら、リンクスくんが見つかったんだって。本当はハンターズギルド本部に所属するシュヴァルって凄腕のライダーが行く予定だったんだけど、シュヴァルさん…別件が入ってこれなくなったんだ」

 

本来ならキヴォトス調査隊のライダーはシュヴァルという、凄腕のライダーに声をかける予定だった。しかし、シュヴァルは別件でキヴォトス調査隊に参加することが出来ず、代理のライダーを探していたら…まさかの女王様の娘様…つまりお姫様であるチッチェ姫からの「私知ってますよ!!」と紹介でリンクスに白羽の矢が立ったのだ。

チッチェ姫という次期女王というハンターズギルドでも無視できない、権力者からの推薦。しかも上位ライセンスを持っており、リオレウスもオトモンにしている。その結果、カムラの里からバグキャラが来てしまった。

 

と胃痛を発症したアルマさんの代わりに、ユメ先輩が教えてくれた。

 

「それでバグキャラが来たと」

「うん」

「アイェェェェェェエ!!」

 

アルマさんがカムラリアリティーショックを発症したので、話を戻そう。

 

「ハンターには公言して良い内容だが、大きく分けて2種類居る。ギルド本部に所属するハンター、そしてフリーランスだったり地方都市に所属する在野のハンターだ」

「つまり…?」

 

レイヴンが説明するが、いきなり過ぎてホシノは首を傾げてしまう。肝心のアルマさんはカムラリアリティーショックを発症してしまい、アイェェェェェェエ!!となっており…解説できない。そこで、ユメ先輩の出番だ。

 

「えーとね。先ずハンターになったらハンターズギルドに登録するの。ホシノちゃん達はキヴォトスで登録したから、キヴォトス地方の所属のハンターってことになるんだ。

だけど、大陸ではハンターズギルドに登録したら、基本的にはハンターズギルド本部の所属となるんだ」

 

ユメ先輩は解説する。

ハンターになり方は基本的にはハンターズギルドに登録して、認められれば即ハンターライセンスが交付されてハンターになることが出来る。

先ず、ハンターズギルド本部所属のハンターを紹介しよう。と言うか、これが殆どのハンターである。ドンドルマやギルデカラン、そしてそれらの大都市と繋がりが深いバルバレなどでハンター登録をすれば原則的にはハンターズギルド本部の所属となる。実はと言うと、ポッケの英雄やトライ主人公のW親父コンビも元々はハンターズギルド本部所属のハンターで、ポッケ村やモガがハンターズギルド本部に要請を出して派遣されたハンターである。

次に在野のハンター。これはポッケの英雄とトライ主人公のように元々はハンターズギルド本部所属のハンターだったが「俺、この村気に入ったから永住するわ」と申請すればハンターズギルド本部の管轄からその村専属となったパターン。そして、リンクスや猛き炎のように故郷の集会所でハンター登録を済ませたパターン。最後にパンツとまつ毛やヘルブラザーズのように、元々はハンターズギルド本部所属だったが…縛り無しのフリーランスとして活躍するパターンがあるのだ。

 

「リンクスくんと英雄さんのお陰で、在野の方がチート多くないですか?」

「そんなことはないと思うよホシノちゃん!!それに、キヴォトス調査隊も凄いんだよ!!普通は当たり前のようにクエストをこなして、無事に帰ってくる時点で凄いんだから!!」

 

そう、普通はクエストを当たり前のようにこなして無事に帰ってくる時点で凄いことなのだ。

キヴォトス調査隊やバグキャラの皆さんのお陰で忘れがちだが、上位ハンターなんてそんなに居ない英雄レベルの存在だし、普通のリオレウスを狩れば地元で胴上げどころか記念碑が立つレベルの偉業なのだ。ドスファンゴにぶっ飛ばされて全治3ヶ月は当たり前、なんならリオレイアにこんがりと焼かれましたも沢山あるし、アグナコトルに返り討ちにされてそのまま国が半壊されましたなんてことも多々有るのだ。

 

「と言うか、そんな凄い人達がハンターズギルド本部からキヴォトスに来て、そっちの大陸は大丈夫なんですか!?」

「ハンターは沢山居るから…大丈夫だと思うけど、もちろん被害が出るところもあるんだよ」

 

もちろん、市民から苦情も有るだろう。だって、古龍さえも倒せるスーパーエリートが沢山駆り出されたら…地方で古龍が出れば、その町は滅ぼされてしまうのだから。事実、新大陸の5期団が新大陸に向かう際に上位ハンターが100人ほど新大陸に向かった時、苦情はそこそこあったとか。

 

「待て…なんだアレは?」

 

と、そんな時だった。レイヴンが前方に何かを発見する。それは50㎝ほどのカナブンに似たロボットだった。

 

「なにあれ?可愛い!!」

「噂の龍都のロボットですかね?」

 

ユメはそのロボットを可愛いと言い、ホシノは龍都が残したロボットでは?と思う。

ちょこちょこと近づいてくるロボット。と、その瞬間…ロボットが光り、小樽爆弾ほどの爆発で爆発したのだ!!

 

「「爆発した!?」」

 

まさかの自爆!!だが、驚きは停まらない。奥から、今度はそのロボットを10メートル程にした大型カナブン似の四足歩行ロボットが現れたのだ。

 

『ベータクラスの生命体を確認。学習は不要、排除します』

 

無機質にそう言うロボット。すると、ロボットを援護するように…何故か蜘蛛のような大型モンスター ネルスキュラが自爆した小さなカナブン似のロボットをぞろぞろと引き連れて現れた。

 

「ネルスキュラか?此処に生息してるのは知ってたが…」

 

だが…そのネルスキュラは口から……

 

ビームを撃ったのだ。そう、ビームである。毒液とかではなく、まさかのビームである!!

 

「「「ビーム!?」」」

 

更にカナブン似のロボットは背中から沢山のミサイル、ロケットパンチ、そして脇腹?からビームまで撃ってくる!!

未知の相手に、狭い場所でやり合うのは余りにも危険すぎる。レイヴンの判断は…

 

「総員撤退!!」

 

スリンガーから閃光玉を放ち、続けて手で煙玉を放つ。こうして、目隠しから眩い光で相手を刺激してからの、素早い撤退である。

 

 

なんとか撤退し、氷霧の断崖の調査拠点まで戻る鳥の隊。そこでは…

 

「どうやら、遭遇したようですね。おっと、失礼。私は異邦の詩人。この2人は私の同郷の友人です」

 

ゲーム部の部室で先生達と出会った、異邦の詩人と名乗る男、そして眼鏡の2人が居たのだ。

 

「貴方方が遭遇したのはΩの名を冠する機動兵器 オメガ・フレームの1つ。そうですね、オメガ・プラネテウスと呼びましょう。

オメガは学習することで無限に強くなる。これまで数多の星や文明を滅ぼしてきた。その強さは黒龍ミラボレアスに匹敵するでしょう」

「ミラボレアスに匹敵だと!?」

 

さきほど鳥の隊が遭遇したのはオメガ・フレームと呼ばれる機動兵器。オメガは学習することで無限に強くなり、これまでに数多の星や文明を滅ぼしてきたそうだ。あろうことか、その強さはミラボレアスに匹敵するとのことだ。

 

「いや、それはないだろ。あったら、俺達は全滅してる」

 

だが、ミラボレアスと戦ったことがあるレイヴンは異邦の詩人の証言である、ミラボレアス=オメガの強さ関係を否定する。有ったら、もうキヴォトスは滅んでいる。

 

「外伝ではなく、主人公の貴方なら…オメガを停められるかもしれませんね」

 

眼鏡の1人がレイヴンを見てそう言う。

 

「「「主人公?」」」

 

主人公と明らかに言われたため、とうのレイヴン本人含めてユメとホシノも首をかしげた。

 

「オメガを倒すためには役割分担が必要です。回復要因のヒーラー、敵の攻撃を引き付けるタンク、そしてアタッカーだ」

「狩猟とゲームを同じものって考えてません?」

 

だが、異邦の詩人の証言が正しければ…オメガ討伐?と言うか破壊には複数人での役割分担が必要のようだ。

 

*1
えっ?イオリくんの両親がガルクを広めてるって?何時の日かガルク派VSセクレト派の口論戦争が起きそう




次回…オメガ討伐戦、レイヴン&ホシノ側

ホシノ「えーと…役割分担が必要そうなので。アレサさん、タンク役を」
アレサ「ええ、任せて頂戴」→アレサは力尽きました
ホシノ「タンク役が5秒やられたんですけど!!」
カイ「危ない!!退避でーーーーーす!!」
レイヴン「無理ですー」

あっという間に撤退!!

レイヴン「スキルが足らん。ユメ、リンクスに電話。余ってるお守り…出来ればガード系と回復+広域を」
リンクス「余ってるのあげますよ?回復強化MAX+広域MAX+早飲み+スロ42つが余ってるんで!」

全員「カムラのお守りは化物か!!」
リンクス「あっ、それ全部あげます。それらの上位互換あるんで!それぶっちゃけハズレとダブり!」

ユメ「あの……ところで、その防具なんです?」
画面越しのリンクス、ハルジオン、ポッケの英雄「臨戦でーす」→2体目のオメガをボコボコにする予定。

あなたの行ってみたい拠点は?

  • ミレニアムサイエンススクール
  • アビドス高等学校
  • ポッケ村
  • モガの村
  • カムラの里
  • ドンドルマ
  • ゲヘナ
  • トリニティ
  • シャーレ
  • エルガド
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