ご了承くださいませませ。
訓練が悲劇で終わり、ヒナは誰もいない夜中にハクトのお見舞いに来た。
救急医療部の個室のベッドで死んだように眠っている。
その横には、孤坂ワカモが座っていた。
「あら、貴方がハクト様をこんな姿にした風紀委員長ですか・・・」
ワカモが銃を構える。
「…ええ、この様にしてしまったのは私、殺すなら殺して!」
涙がまた溢れてくる。
「また・・・」
「ハクト様!」
ハクトが目を覚ました。しかし、私はあんなことをしてしまった。
「謝っても許されないのは分かってるけど謝らせてほしい。ごめn「また、死にぞこなった…」…?」
「俺が生きてたところで・・・」
彼の背後に巨大な何かが見えた気がした。
「なんで・・・」
「ハクト‼︎」
「ヒナにワカモ…?いたのか」
「貴方様、どうしてそのようなこと言うのですか!」
ワカモが聞く。
「それは俺が人殺しだからだよ・・・」
「「は?」」
あの優しいハクトが・・・?
「少し昔話をしよう。俺がこの世界に来る前、俺が死んだ時の…」
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「……また、か」
赤く染まった太刀を見つめ、ハクトは呟いた。
目の前には、自分を討とうと襲いかかってきた兵士たちの亡骸が広がっている。
「こんなもんじゃねぇ……」
かつて、ハクトは正義の剣士だった。
力なき者を守るため、悪を斬り、義のために戦う。
しかし、その剣技はあまりにも強すぎた。
一度剣を振るえば、敵は屍と化し、仲間すら恐れおののく。
やがて人々は、彼のことを「英雄」と呼ぶのをやめ、「白剣鬼」という名で畏れ始めた。
「……まだ終われねぇ」
ハクトは、孤独の中で剣を握り続けた。
「……来るのか」
数万人規模の討伐軍が、自分を仕留めるために集まったという噂が耳に入った。
「今度こそ……俺はここで果てるのかもな」
ハクトは、太刀「白狼」の柄を握り、目を閉じる。
「……なら、それも悪くねぇ」
自分が生きている限り、戦いは終わらない。
それならば、せめて最後に正義の剣士として斬り伏せる——そう思っていた。
その戦いは、凄惨を極めた。
何百という兵士が襲いかかり、何千という命が散っていった。
「おらァァァァッ!!!」
ハクトの剣は血に染まり、白き刀身は紅に濡れた。
しかし、悪に関係ない者も屍の中にいるのは知っていた。
「俺が生きているからこうなるのか・・・。生きるために罪の無い者まで斬ってしまっていたとは…俺は悪人だったってことかよ…」
ここまできてしまったのだ。もう止まれない。
「……はは、これが……俺の最後か」
最期の兵を斬り伏せた瞬間、ハクトは深く呼吸し、膝をついた。
「これで……やっと……」
目の前が暗くなっていく。
「……これで、戦いが……終わる……」
ハクトは静かに目を閉じた。
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「「はぁ、はぁ・・・」」
彼の過去は地獄だった。
突然私とワカモは撫でられた。
「っ・・・」
「ひゃっ!?」
私とワカモを撫でてバツの悪そうな顔でこちらを見るハクトがいた。
「っ・・・ハクトぉ…」
「貴方様…」
「ごめんな・・・。俺はこんな怪物だったんだよ・・・」
「…そんなことは・・・言わないで・・・」
涙が溢れてきた。
「そう・・・か」
「明日退院したら二人とも俺の家に来てくれ。こんな時に家で一人でいるのは怖いからさ・・・」
彼の手は震えていた。
「ええ、分かった」
「勿論です。貴方様!」
こうして私たちはそのまま寝た。
あれ?ハクトさん⁉︎なぜ家に女の子を呼んでいるんです?