お恥ずかしながら生き返ってしまいました。
白鷲ハクトです。
死んだと思ったら愛刀の白狼とキヴォトスに転生し、なんか黒服とやらにキヴォトスについて教えてもらう代わりに血液検査に協力したりした。
黒服曰く「神秘と恐怖が綺麗に共存している」やら「貴方の愛刀の白狼も素晴らしい…この世のものでは無い物でできている…この世界の物では絶対に壊せないでしょう」と言われた。
「白狼は無敵ってことか?」と聞いたら「その通りです」と言われた。
なんでわかるの?怖い…
おっとキヴォトスに来た直後を思い出してたら誰か来た。
「お邪魔します…」
「チナツか・・・迷惑かけてすまねえな」
「え・・・?」
そりゃあ致命傷で死にかけてたヤツが生きてるからそんな反応になるわ。
「ちょっと静かにしててな」
俺は口に手を当てて視線を移した。
そこにはヒナとワカモがスースーと寝息を立てていた。
「…ん」
ありゃ起きちった。
「おはよう・・・」
その後何やかんやあってワカモが捕まりそうになったけどヒナのとりなしで無事帰れることになった。
久々の自宅兼店だぜ!
「ここがハクトの家ね・・・」
「いらっしゃい!意外と質素だろ?」
「それはそうとなぜワカモがいるの?」
「理由があって居候しておりまして」
「そう・・・(羨ましい)」
ヒナ…顔に出てるぞ・・・
白狼を壁に飾り台所に向かう。
「飯作るから待ってろ」
なんだかんだもう夕方である。ゲヘナからの移動もあったからね。
「できたぞ!」
作ったのは味噌汁と焼き魚と白米。
「普段は濃いめなんだがヒナの口に合うか分からんから薄めにしてる」
「ありがとう・・・」
「「「いただきます」」」
「…美味しい」
「それはよかった」
「ワカモはどうだ?いつもより薄いけど」
「貴方様が作ってくださったものは美味しいと決まっていますので」
「ありがとう。ところでヒナ、風紀委員のみんなの様子はどう?」
本当に申し訳ないことをしたな・・・
「自分からいつもより厳しい訓練をしてるわ・・・」
ヒナの顔色が悪くなる。
「悪い、思い出したくなかったら無理に言わなくていいから・・・」
ハクトの部屋にて
「ワカモさんにヒナさんや…狭いんだけど・・・」
お二人が俺の布団にINしてるんだが・・・寝相悪いから大きめの布団なんだが・・・
「私は大丈夫」
「ええ・・」
「私も気にしません」
「ええ・・」
ヒナ、ワカモside
「話が変わるけど・・・俺の過去を見てどう思った?」
彼の身体の震えが伝わる。
「どうとは?」
「俺は数え切れないほど人を殺してきている。そんな俺が怖く無いのか?」
怖く無いと言ったら嘘になる。でも…
「己の正義が間違っていることに死ぬ前に気づき、それでも殺し続けた俺を…」
「怖く無いと言ったら嘘になります。しかし、こんな私を受け入れてくださった貴方様を嫌う理由にはなりませんし、これからも愛して参ります!」
「私も今まで優しくしてくれて・・・悩みも聞いてくれて、ありのままの私を受け入れてくれた貴方を嫌いになんてならないし、その…好きだから…」
「ふふっ、ヒナさんは奥手ですね」
「うるさい」
「よかった。俺は嫌われてないんだな・・・」
そういうと彼は私達の手を握った。彼の手は優しくて、暖かくて・・・
私たちはいつの間にか眠ってしまっていた。
なんか、書いてて口の中が甘くなりました。