「先生、ミレニアムサイエンススクールからの要請が届いてます。」
いつものように生徒からの要請がアロナ口から告げられた。
「ミレニアム?またゲーム開発部の方かな?」
「いえ、今回は生命科学部からの要請です。」
「生命科学部?送り主の名前は?」
梅ルアン、か
「あれ?先生じゃーん。」
「パンパカパーン。アリスは先生とエンカウントした!」
「こんにちは先生。ミレニアムに用事?」
ミレニアムに着いてそうそうにゲーム開発部のみんなと出会った。
「うん、シャーレの仕事でね。生命科学部に行くんだけど…」
生命科学部と聞いた途端モモイが目を輝かせ始めた。
「生命科学部ってもしかしてルアン先輩と会うの!?」
モモイの口から知らない生徒の名前が出てきた。
「ルアン先輩?」
「あれ、先生知らないの?ルアン先輩はミレニアムの3年生ですっごい有名人なんだよ!それもう、ミレニアムの生徒なら知らない人がいないくらい。」
「ミドリはそのルアン先輩って知ってるの?」
「詳しくは知りませんが、その、有名なのと名前くらいは。」
「アリスは知りません!でもそんなに有名ならアリス会ってみたいです!先生は今から会いにいくんですよね?一緒に行きましょう!」
「こらアリス。いまからみんなで新作ゲーム買いに行くとこでしょ。」
「はーい、そうでした。アリス残念です。」
「まぁ先生、実際に会ってみてどんな人だったか私たちに教えてよ。じゃーねー先生。」
「それでは先生、また今度。」
「あれ、先生ミレニアムに用事ですか?」
ゲーム開発部のみんなと別れた後ユウカに出会った。
「こんにちはユウカ。ちょっとミレニアムに用事でね。」
「用事、でしたら私今時間があるので着いて行きましょうか?どうせ、ゲーム開発部ですよね。」
「いや、今回は違くてね。ユウカは生命科学部が何処にあるか知ってる?」
生命科学部の名前をだした途端ユウカの顔つきがいきなり厳しくなった。
「先生、何故生命科学部まで?」
「シャーレの方に要請が来ててね。生命科学部に何かあるのかい?」
「いえ、それは」
「それは私の方からお話しさせていただきます。」
「ノア!?」
ユウカが言い淀んでいるといきなりノアが出てきて話し始めた。
「生命科学部自体はエンジニア部やゲーム開発部のような特に何か問題を起こしたりなどはしていない真っ当な部活です。」
「聞いている限りなにかあるようには思えないんだけど。」
「そう、部自体に問題などはありません。ですが生命科学部所属部員のうちたった1人が問題なんです。」
もしかして
「梅ルアン。」
ユウカとノアが驚いたような顔をした。
「先生!知っていたんですか!?」
「い、いや。さっきミドリたちにあって生命科学部について聞いたんだけどこの子の名前が出てきたからもしかしてって思って。」
「そうですね。梅ルアンさんはミレニアム、いえキヴォトス屈指の天才です。」
「そんなすごい人なのにどうしてノアもユウカもそんな不安そうな表情なの?」
「それは、彼女がその、いえこれは先生が自分で会って確かめてください。生命科学部の部室まではご案内しますので。」
「ありがとうユウカ、それにノアも。」
「いえ、感謝されるほどのことでもありません。ね、ユウカちゃん。」
「そうね、この後掛けるであろう迷惑に比べれば些細なことだわ。」
「この先が生命科学部の部室です。私たちはこの後セミナーの仕事があるのでご一緒出来ませんが先生の仕事が無事終わるよう応援しています。」
「ありがとうユウカ、ノア。私も精一杯頑張るよ。」