私はルアンに連れられ会議室を出た。
「ただの勘違いで何よりです。でも、どうやら逃げられないようですね。しばらくここに残る必要があります…私にとって会議、は一番の頭痛の種なのに。そういえば、先生が回収してくれたミレニアムタワー上層の生命体を確認しました。本当にありがとうございます。」
「さっきの会議私はほぼ何もしてなかったけど大丈夫?」
「私が慎重になりすぎてました。癖になってるんです。申し訳ありません。」
しかしルアンはまだ不安そうな表情を浮かべていた。
「先生に早めに伝えておきたいことがあるんです。会議が終わった後では…間に合わないかもしれませんから。」
少し、嫌な予感がする。だけど私は先生だ。生徒の力にならなきゃいけない。
「何?」
「生命体回収は…まだ終わっていない。1体だけではないんです。封鎖部分に保管されている生命体がいますので。」
封鎖部分?
「以前、セミナーはその場所を使って、キヴォトスの各地からの訪問客や他校の生徒会のメンバーをもてなしたりしていました。しかし、ある時期を境に、封鎖されてしまったんです。」
「ある時期って?」
「私も詳しくは知りませんが、確か…おおよそ二年ほど前だったはずです。しかし、重要なのはそこではありません。あそこには、今もまだ、私の『大きなトラブル』がそこに保管されています。」
「ミレニアムにまだ別のフロアがあったんだね。」
「ええ、ミレニアムの秘密は先生が思っているよりも沢山あるんです。リオも同じですよ。ですが、教えられる情報もあります。その場所は私たち生徒以外の訪問者のもてなしにも使われていて、あの廃墟へと繋がっている道があるんです。私のコマンドカードをお渡しします。手を出してください。あなたの指紋を入力しますから。親愛なる先生、気をつけてくださいね。どうしても解決できないような危機に遭遇した場合は、信号を送ってください。後の影響など考えず、私自らが出向きますので。覚えておいてください。封鎖部分の中央には巨大なシャーレがあります。そこに私の『大きなトラブル』が保管されています。」
「タワーに戻ってきたら、会いに来てください。その時にはすべて分かるはずです。」
ルアンの言う大きなトラブルとはなんなんだろう?ミレニアムの天才ですらトラブルと言うほどのモノなのだから私には危険すぎるものなのかもしれない。それに彼女自らが出向く事すら考慮している点が不安でしかない。
マジで繁殖の指令のコピーどうしよう