【ポイント】
上司からの理不尽な指示を、占い結果により拒絶したらどうなったか?
会社で謝りに行けと指示されたのを拒否した件
TKFは若いころは工場で現場勤務をしていたころがある。
その現場勤務でのある時期、机上の担当者が現場から依頼した修理部品の発注をなかなか行わず、催促してもなかなか動いてくれなかったことがあった。
おかげで現場で使うさまざまな装置が置かれている棚は、「故障中」とか「修理部品取り寄せ中」と書かれた色とりどりの大きな付箋が多数貼られていて、工場の現場とは思えないカラフルな不思議な光景となっていた。(大きな付箋を使うのは誤操作防止のため。故障に気づかず測定や作業を行うと困るので。)
せめて付箋の色を統一しておくべきだったかと後悔したが、それを見たある人が「うちの子が通っている保育園の七夕の短冊みたいだ。こんなふうに所狭しとびっしりとぶら下がっていた。わくわくするね。」と言って喜んでくれた。それ以来、その現場ではその状態のことを”七夕祭り”と呼ぶようになっていた。(もちろん皮肉だが)
ある日、TKFが出社すると、見知らぬ偉そうな年配の人がいて、その七夕祭りをじっと眺めていた。
雰囲気からして本社のお偉いさんの現場視察だろう。まずい、目を合わせないようにしようと思ったが、そういう気持ちはよく伝わるものであり、TKFが脇を通りすぎようとしたところ呼び止められて、「なぜこんなたくさんの故障をずっと放置しているのだ?」、と聞かれた。
とっさのことでうまい言い訳も思いつかず、「机上に修理部品を依頼しているのだが、なかなかやってもらえないのです。」と正直に答えておいた。
その場はそれで終わったのだが、翌日にそれが問題になった。
その人はやはり本社のお偉いさんだったらしく、本社に帰ってから「○○の工場では現場と机上の意思疎通がうまくいっていない」と、他のお偉いさんと話題にしたらしい。それがこちらの工場まで漏れ聞こえてきて、犯人探しが始まって、TKFの発言のせいだ、ということになり、現場の班長からは「机上に恥をかかせたから謝りに行け」と言われた。
TKFは納得がいかなかった。そもそも悪いのは向こうなので、向こうに謝りに来させるべきであり、なぜこちらから謝りにいかないといけないのか。
それに当時の机上にはあまりよくない人間が多く、机上のミスや怠慢を現場に押し付けて、「また現場のやつら失敗しやがった!」みたいなことにする雰囲気だったので、机上に行ってもこちらの言い分は聞かないだろうし、それどころかこちらの対応をギャーギャー非難してきて余計にもめることになるだろう。それに屈して、「もう二度と机上に催促しません。本社の偉い人から尋ねられても、机上のせいにならないようにうまくごまかします。」なんて約束させられたら、組織として余計におかしくなってしまう。
そう思ったTKFは、上長の命令とはいえなかなか謝りに行く気にならず、どうしようかと思って自身の運気を占ってみる事にした。
占った結果は・・今日の午前中は「いわれのない非難を浴びてやりこめられる」というものであり、まさにその通りであった。で、午後はというと「いろいろ助けが入って助かる」というものであった。
自分で占ったものであるが本当だろうか?、この状況が午後になってどう好転するというのか。織田裕二(だったっけ?)みたい人が現れて、一緒に同行してくれて、事件は現場で起きているんだ!!、とでも言ってくれるんだろうか?
いろいろ信じられなかったが、とりあえず午後まで動かずに待ってみることにした。班長からは、早く行け、と言われたが、午前中は検査の作業があってとても現場を離れられない、午後になってから行くつもりだ、と答えておいた。周りの人たちも”TKFは別に悪くない、別に謝りに行く必要はない”、という雰囲気で、今は作業が忙しいので離れられると困る、などと上手く合わせてくれたため、班長もそれ以上は言わなかった。
そうして時間をつぶして、昼飯を食べて、13時になったが、織田裕二っぽい人は一人も現れなかった。占い外したかなー、と思い、観念して机上に行こうとしたら、また見知らぬ人が現場の操作室に入ってきて、TKFとはどの人かと聞いてきた。
いったい何だろう、と思って話を聞いてみたら、机上の動いてくれなかった担当者の上司であり、「うちの担当者が迷惑をかけたそうだね」と言って、頼んであった修理部品のほとんどを持ってきてくれた。
周りのものもびっくりして、「これ、どこにあったんです?」と尋ねたら、他の工場に予備品があるのを確認して、自動車で往復4時間かけて取りに行って帰ってきたところだという。
その場にいた者はみんな、「そこまでしてくれてありがとう!」と感激して、和やかな雰囲気の中で「今後は担当者同士で解決できなければ、すぐに遠慮なく私に言ってくれ」、「はいすみません、そうさせていだだきます」という事になって、めでたく手打ちをすることができた。織田裕二とはまったく似てない普通のおっさんであったが、いい人であった。
その後は、別にその人に言わなくとも、その机上の部署は、現場で困っていることを言えば、すぐにちゃんとすぐに対処してもらえるようになり、非常にやりやすくなった。結果的に下手に謝罪しにいかなくて結果的に良かったということになったが、占いをやっていて心底よかった、と思った経験であった。