(前回のあらすじ)
ゆえあってTKFは以前に住んでいたアパートの引き払いをしなければならなくなり、10月から週末ごとに荷物整理を続けていた。
最後の週は11/8(土)~11/10(月)の3日間を確保して、この週ですべての荷物整理と輸送を終わらせる予定であった。
だが、初日の11/8(土)になったが、疲れていたのか、まったくやる気が起こらなかった。それまでの3週末はずっと休みなしで作業していたから無理もないだろう。幸いにしてそのおかげで、1日目を休んでも2~3日目で余裕で作業が終わるはずだったので、その日は休むことにした。
(前回からの続き)
そういうわけでTKFは、引っ越し作業日として確保していた3日間のうち1日目の土曜日はのんびりと(だらだらと)過ごした。
そして2日目、朝起きて、さあはじめなきゃ!、と思ったら、、、「うっ!!、なんだこれは・・」
気持ち悪い、頭が痛い、、、、熱も高め、、、典型的な風邪であった。
日程の都合上、2日目まで休むわけにはいかないので、風邪薬を飲んで作業を開始するが、体に毒が回っているような感じで、頭の中にはもやがかかった感じで、全然すすまない。
それでも、体と頭をだましだまし、休憩をとりながら作業を進めているうちに夕方になり、レンタカー予約の時間となった。
当初の予定では、ここでレンタカーを取りに行って、夜のうちに可能なら2往復、最低でも1往復するはずであったが、結局、荷物の準備が終わっていなかった。
仕方ない、今晩の輸送はあきらめて荷物整理に専念して、明日の早朝から2往復して午前中で輸送作業を終わらせることにしよう。ただしレンタカーの予約があるので、レンタカーだけは今、取りに行かなければならない、ということで、1kmほど先にあるレンタカー屋に歩いて向かうことにした。
だが、ここでもまた問題が発生した。
TKFがアパートを出たとたん、雨がいきなり強くなったのである。後で天気図を確認すると、ちょうどこのときに寒冷前線が通過していたようである。
11月の夕方の雨は寒い。しかも引っ越し中なので冬物の防寒着がなく、それまで使っていた秋用の薄いジャンバーしか持っていなかった。それを着て15分ほど歩いたのだが、寒冷前線の通過時は風も乱れるのでけっこう濡れた。
元気な時ならそれぐらいなんともないのだが、本来なら寝込んでいたはずのときのそれは効いた。なんとか正気を保ってレンタカーを運転して帰ってきたが、アパートに帰ってきたときには体ゾクゾク、頭ガンガンで動けなくなった。
もう無理だ!、しょうがない、今から寝れば真夜中に起きるだろうから、そこから荷物整理の続きをして、早朝から2往復、という予定に変更だ、ということにして、すぐに寝落ちした。
* * * * * * * *
起きたら8時だった。15時間も寝たのか・・・よほど疲れていたのだな。
おかげで頭も体もすっきりしていた。それはいいのだが・・・まずいな・・・・、今から荷物整理の続きを初めても、輸送は午後にかかるだろう。あれほど3日目の13-15時の運転は避けようとしていたのに、どんどん、その時間に引き寄せられていっている・・・これこそが、トラブルに遭う流れに乗っているということなのである。
強い運気の影響でトラブルに遭うときは、ぜんぜん気づかずにそのままトラブルの時空(時間と場所)に突入してしまうこともあるが、それとは逆に、本来なら別の時空に行くはずだったのだが、なんかいろいろな事情が生じて、その時空に引き寄せられていく、そういうことがある。
今年は日航123便の事故から40年目という事で、その便に乗るはずだったのにたまたま(その前のテレビの収録が早く終わったとか、頭痛がひどくて翌朝の移動に変えたとか)乗らなかった芸能人のエピソードがよくネットなどで紹介されているが、そういう人と同じ数だけ、たまたまその便に乗ることになった人もいるわけであり、そういうのがそれである。言い換えれば、この先に何かのトラブルがあるのが、たまたま先祖の徳だかなんかでそれを回避できる人がいて、その人の身代わりに自分がトラブルを受けることになる、そういうことである。
そして今のTKFが、どうみてもその流れなのだが、、、だがもう、日程の都合上、輸送の時間はもう変えられない。こうなると素人だったらたぶんトラブルの時空に直行というところだが・・・ただし私は自称だが占い師である。こういう場合でもトラブルから身を守れる技を2つほど知っている。それを駆使して運命に抗ってやろう、と決意して、作業を再開した。
12時過ぎ、ようやく荷物整理が完了する。あとは荷物輸送2往復のみ。
片道30分程度なので2往復で2時間、荷物の積み下ろしに30分×4回で2時間。レンタカーの返却期限が17時なので、余裕は30分。ただし途中で何かトラブればそれも守れなくなる。
さて、ここからが占い師としての腕の見せ所だな・・と思いながらTKFは出発した。
(続く)