<前回までのあらすじ>
11/10(月)の13時ー15時、この時間帯はTKFの運気が非常に悪く、特に車に乗っているとトラブルが大きくなりそうなので、このときだけは絶対に車の運転は避けようとおもっていたのだが、いろいろあって、結局、この時間帯に引っ越しのために運転することになってしまった。
その日の朝にTKFは決意した。こうなったら、(自称)占い師として今まで蓄積した技術と知識を総動員してトラブルを回避してやろう!、と。
はたしてトラブルとやらは本当に起きるのか?(→起きた)。
そしてTKFの技とやらで、それを回避することはできるのだろうか?(→回避できた)
<トラブル回避のテクニック>
さて、ここからが占い師としてのトラブル回避の腕の見せ所である。
あらためて説明すると、TKFが警戒しているという、この日の13-15時の運気とは、「良くない相手との出会いがあって、からまれて時間やお金を失う」というものである。それが具体的にはどのようなトラブルかまではわからなかったが、おそらくは追突されるようなものを想像していた。
このトラブルへの対処策として、TKFは以下の2つのことを準備していた。
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〇自称占い師の防衛策・その1 = 13時前後だけは運転を避ける
これには解説が必要かと思うが、トラブルというものはいろいろなAND条件が重なって起きる。それは物理的なものであったり、精神的なものであったり(ぼうっとしていたとか不注意だったとか)するが、その条件の一つが場所および時なのである。
つまりは13時前後に、その「時」という一つの条件が成立するということである。そしてある条件が成立したときに、既に他の条件(どういうものかは不明)が成立していた場合は、その瞬間にドッカーンとなってしまうのである。
例えば、前回の能登半島地震はご存じの通り2024年1月1日に起きているが、これは以前に説明した4・5系(西暦の下一桁が4,5の年)の運気に切り替わったタイミングということであろう。関東大震災は9月1日だが、こちらは月が成立条件の一つだったのだろう。もちろん月の半ばに起こった地震も多いが、その場合はパズルのラストピースが、「時」以外の条件だったということである。
あるいは日航機123便事故(1985年)は、4,5系の危険エリアに入った瞬間にトラブルを起こしているが、こちらは「空間」がラストピースだったということになる。
このように、条件の一つがONに切り替わるタイミングと言うのは、注意が必要なのである。
そして、今回の場合は、いろいろな事柄がTKFにこの日の13-15時に車の運転をせざるを得なくなるように追い込んできている。(書いていなかったが、物件を管理する会社から、必ず11月半ばまでに退去するように。延長はできない、と言われたりもしている(自分の名誉のために言っておくが、別に家賃を滞納したとかそういうものではなく、物件管理上の都合である))。ということで、ここからは占い師としての勘であるが、おそらくは運転以外の条件はもう成立させられており、あとはその時の条件が成立するのを待つだけ、という状態になっている気がする。
じゃあ、車を運転していなければ、予定されているトラブルを回避できるか、といえば、それはわからない。
だが、もし追突される運命が避けられないとしても、その時間に自分が車を降りて地下街とか店とかにいれば、店員や他の客にぶつかられるかもしれないが、それぐらいだったら大した損失にならないだろう。あるいはもしかしたらその間に車の方にぶつけられるかもしれないが、それでも自分がケガしたり死んだりすることは避けられるであろう。
というわけで、12時までに何とか荷物積み込みを終わらせたのは、そのためであった。(実際は数分すぎてしまったが)。
そこから30分かけて移動して、引っ越し先のアパートの前に着くのが12:35ごろ。13時前後(12:40~13:20(注))は、車を運転せずに荷物降ろしと整理に専念し、13:25ごろに再出発する、というのが、まず第一の策であった。
注:13時から20分程度の幅を見ているのは、時期によって時間の区切り(=南中時刻で判断できる)が変わるからである。この日の南中時刻は11:40ごろで20分前倒し。この20分の幅を見ていたことが、結局、トラブル回避のための最後の決定打になるのだが、そのことについてはあとで紹介したい
〇自称占い師の防衛策・その2 = 事前にトラブルを一部成就させてしまう
こちらも解説が必要だろうが、トラブルや災厄の運気と言うのは、一つにまとめると大変なことになるが、分散させてしまうと大したことがなくなるものである。
今回のトラブルは「他人にからまれてお金や時間を失う」という種類のものだとわかっている。それならば、例えば街頭募金を呼びかけられたら喜んで応ずるとか、知り合いにご飯をおごってあげるとか、そういうことをして、トラブルの方を先に完成させてしまえばいいのである。
ということで、TKFは、その日の午前中に、荷物整理で忙しい中を何とか時間を割いて、近所の神社に参拝して、転居のあいさつをして、今までの感謝の意味を込めて、多めに千円の賽銭をしておいた。
さらに、引っ越し先の近くに住んでいる後輩に連絡して、荷卸しを手伝ってくれるように頼んでおいた。「12:40ごろにこの場所に来てくれ。15分ぐらいで終わると思う。お礼として本当は昼飯ぐらいおごりたいけど、時間がないから、ランチ代をわたすよ」と言うことにして。これらが第二の策であった。
ちなみに言っておくと、このように先にお金をばらまいておくというのは、今回のように「他人に時間やお金を奪われる」という種類のトラブルのときのみに有効な対処策であり、他のトラブル(ケガをするとか、社会的に責任をとらされるとか)には全く意味がないので、注意しておいてもらいたい。
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<出発~トラブル突入>
こうして万全の対策をしたうえで、12時過ぎにTKFは出発した。
運転中は後ろからの追突とか、わき道からの飛び出しとかを十分に警戒していたが、特に何事もなく、予定通り12:35に引っ越し先に到着した。
車を止めて、戸を開いたところで、連絡しておいた後輩がやってきた。トラブルが発生した後に渡すと意味がないので、先に2000円を取り出して渡した。1000円ぐらいと思っていた後輩はびっくりしたようだった。
そうして荷物降ろしを始めたが、転居先の玄関と車とを2-3回往復したころ(12:40ごろと思われる)、警官が5人ぐらいぞろぞろと歩いてきて、こちらのことをじろじろと見てきた。
TKFははっと気づいた。この近くの信号のない横断歩道で、警察がよく交通取り締まり(=横断者がいるのに車が一時停止しない違反を取り締まる)をするのだが、その捕まえた車を誘導して書類などを書かせるのがこの場所なのである。つまりは、「いまから取り締まりを始めるから、そこは邪魔だ!」と言いたいのであろう。
TKFは慌てて声かけた。
「あっ、すみません、今引っ越しの荷卸し中です。もうすぐ終わっるので、すぐに移動します。」
それに対して一人の警官が答えた。
「アパートの駐車場に止めればいいだろう。」
無茶を言うな、自分ちの駐車場ならともかく、アパートの駐車場は他の住民の誰かが契約している場所だから、「少しの間だけならいいでしょ」と言って勝手に他人が駐車できるものではない。警察だって、交番の駐車場に少しの間だからと言って引っ越し業者が勝手に駐車したら怒るだろう。(そんなやつがいるとは思えないが)
「いや、そこは勝手には止められない場所と、管理会社から説明を受けましたから」というと、
「だが、そんなところに止めていると、駐車違反を取られるぞ」
ちょっと待て、ここは駐車禁止だが一時的な停車禁止ではない。こうして車の脇に立っているんだから、明らかに駐車ではなくて停車だし、現にあなた方も交通違反取り締まりのときは、よくここに違反車両を停車させているじゃないか!、
TKFはそのようなことを言おうと思ったが・・・いや、やめておこう、警官相手に停車か駐車かで口論するのも面倒だし、警官も駐車違反だと主張したいのではなくて、そこをどいてくれ、と言いたいだけだろう。それなら200Mぐらい先にコインパーキングがあったから、そこに移動するか・・・
こうしてTKFと後輩はコインパーキングに移動した。そこから荷物を運びながら、駐車場料金500円はともかく、ここからの往復の時間が余計にかかってもったいないなあ、急いでいるのに・・・と思ったというところで、はっと気づいた。
これが予定されていたトラブルか!!!、
さっきは熱くなって気づかなかったが、まさにこれこそがそれであろう。「良くない出会いがあって、からまれてお金や時間を奪われる」、そのまんまである。
そして、おそらくは、もし何も対策をとらずに今、この場に今到着したら、TKFが違反で捕まって、あの場所に止められていたのだろう。
もちろん、近くの横断歩道で警察がよく取り締まりをすることは知っていたのだが、時間がなくて急いでいたら、つい止まらずに捕まることだってありえるだろう。それが対策をとったおかげで、この程度の損失で済んだということか・・・
アパートの前まで戻ってくると、警察の取り締まりがすでに始まっていたようで、ついさきほどまでTKFが車を止めていた位置に、別の車が止められていた。
人の好さそうな、私と同じような中年のサラリーマンっぽい人であった。
ああ、あの人が自分の身代わりになったのだろうか?、それとも、あの人をトラブルから回避させるために、自分がこの時間に引き寄せられていたのだろうか?
そんなことを考えながら、コインパーキングとの間を数回往復して、ようやく荷降ろしが終わった。15分ぐらいで終わるはずが、30分ぐらいかかってしまった。
後輩には、言っていたよりも時間がかかってしまったことを詫びて、もう1000円追加で渡した。後輩は遠慮したが強引に渡しておいた。というのも、まだ15時までに2時間近くあるから、他にもトラブルが入るかもしれないので、その防止という意味もあった。
後輩を帰した後、少し休憩して時間をつぶし、13:20に出発した。このとき転居元のアパートにすぐに向かわず、あえて問題の横断歩道を通ってみた。というのは、今日はやけに多いというか、次々と違反車が連行されてきていて、5~6台は捕まっていて停車場所もないような状態が続いていたので、あの横断歩道に何かあるのか?、と思ったからである。
で、原因はすぐにわかった。一人の老人が、横断歩道の近くの歩道をうろうろうろうろしていた。横断歩道を渡るかと思ったら、また背を向けて遠ざかっていく。おそらくはヒマな老人が、社会貢献のつもりで、悪質なドライバー逮捕に協力しているつもりなのだろうが・・・お前の方が悪質だよ!、と言いたくなった。
なるほど、これはもう少し遅い時間に来て、時間なくて焦っているときだったら、あの老人を遠目に見て「渡る意思はないのだろう」と思って、その横断歩道を止まらずに通過していただろう、そして捕まっていただろう。(もちろんこのときは、あえて数秒間じっと止まり、老人が渡ろうとせずに背を向けたのを確認してから通過した)。
なかなかきついトラップである。こんなものが用意されていたとは・・・トラブルの運気が人を引き寄せて捕まえよう、とする執念のようなものを感じて、あらためて恐ろしく感じた。
(帰りの道のことや、2回目の往復の話も書こうと思ったが、思ったより長くなったので、次回に続く)