へっぽこ占い師の日常   作:TKF

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<前回までのあらすじ>
 TKFはたまに、ガラケーの時計表示が止まる事象を通じて、上(?)からの特務指令みたいなものを受け取るのだが、今回は2026/3/11 3:22で止まった。これを1年前に行った鑑定のフォローと解釈して、3/22にそのときの依頼人に連絡をとった。だがそれとは別に後日、3件の新規案件が届いていることに気付いたため、こちらにも対応することにした。



オーダー0322に対応せよ!!② 新規3件への対応

 いろいろあってTKFが災害予測の研究に取り組むことになったのは以前に紹介した通りである。そして去年の3月に催促らしきオーダーを受けたのも以前に触れたとおりであるが、昨年末あたりから多少の成果が得られるようになった。

 もちろん、完璧に地震を予測できるものにはほど遠いが、少なくとも今の地震予測の水準を大きく進歩させられるものではある。

 

 私としては、気象庁とか地震予測会社とか(あるいは原発を運転している電力会社とか)が現れて、この研究を評価してくれて、引き取っていく代わりに、研究で酷使して動作がやばくなったパソコンの買い替え費用とか、あわよくば次の研究のためのツール開発のために、コンサルや人を使えるぐらいの報酬をゲットできたら・・・と思っているのだが、そういう引き取り手がいっさい現れないのである。

 

 私が約束したのは予測手法の開発までのつもりであったのだが、ひょっとして世に出して実用にこぎつけるところまで自分でやらなければならないのだろうか?

 そこまでする義理はないと思っていたのだが、昨年後半から急に、思いがけず、ある電力会社とか気象関係の団体とかと縁ができたので、やっぱりそういうことなのかなー、とも思い始めていた。

 

 そんなこともあって、そういう相手に「こんな技術がありますよー、興味ないですかー」と宣伝をしようとしているのであるが、なかなかうまくいかず、、、というか相手にされていない状態である。

(ただし、そんなことをしていたら、代わりと言ってはなんだが、営業の人で副業やりたいなーと思っている人には出会えた・・・これは何を意味しているのであろうか・・・でも、雇うほどの金はないし)

 

 また、それと同じころに、私が四柱推命を習った先生が、たまたま流派(=四柱推命安田流)の会長に就任されたので(お茶や生け花の流派みたいなものをイメージしてもらえればいい)、その縁で、その流派が出す会報に載せてもらうことをお願いしたのだが、「ページ数の関係で春季号には載せられない、秋の方でまた考える」と言われてしまった。

 

 そんな感じで、せっかく開発できた予測技術を世に出すことができず、手詰まりになっていたのが、その頃であった。

 

************************

 

 さて、前話のように3/22に、以前の依頼人にメールを送って、その次の日のことである。

 会社に行ってパソコン開いて仕事始めようとしたら、3/22に2件のメールが届いていた。日曜日だったので会社のメールを開かなかったので気づかなかった。

 

 1件目はというと、先述の気象関係の団体に入会した時に、そこの偉い人に「地震予測を扱っている会社があったら、意見交換をしたいから紹介してほしい」とお願いしたのだが、その紹介メールであった。1ヶ月ほど音沙汰がなかったので諦めていたのだが、この日に急に連絡が来たのであった。こちらとしても待ち望んでいたものであったので、すぐさま返信を行った。

 

 2件目は、ある気象の民間勉強会からの参加のお誘いであった。こちらも上述の気象関係の団体がらみなのだが、1カ月ほど前に仕事の関係で、その団体で発表したことがあったのだが(災害予測とは全く関係ない話で)、その発表を聞かれていた人が、その勉強会の趣旨と非常に合っているから参加しないか、というお誘いであった。

 災害予測の研究とは異なっていたが、気象関係のいろいろな会合に参加しているうちに、ひょっとしたら何かの縁が見つかるかもしれない、と思って了承した。

 

 さらに翌日、家内からメールが来た(注:TKFは単身赴任中で別居している)。内容は、「流派の会報への投稿が、春季号でできることになったから、原稿を準備してほしい」ということだった。前にも書いたが私は占い師を名乗っているが研究専門であり、流派の会合に参加するのは家内の方に任せているので、先生から家内の方に連絡が行ったのである。その先生からの連絡が家内に行ったのが3/22であり、家内が忙しくてTKFに連絡するのが2日遅れになったのであった。

 

 なので結局、おみくじを利用したTKFの占い(待ち人=音信届く)は、完璧に当たっていたのであった。しかも1件ではなく3件分(以前の依頼人の件を含めたら4件分というべきか)で。

 我ながら自分の腕にほれぼれする、といいたいところだが、よく考えたら神様にだいぶ助けてもらったものなので、あまりうぬぼれるのはよしておこう。

 

 その後のことも書いておくと、まず1件目の地震予測会社であるが、先方はこちらからの技術の売り込みとは思っていなかったらしく、あまり積極的な反応を得られず、こちらからしつこくアピールをする状況が続いていて、意見交換会の申し込みについても明確な返事がもらえていない。営業活動とは難しいものである。

 もうあきらめようかと思ったが、この件を家内に占ってもらったら、その消極的な人の先に積極的になる人がいるかもしれない、ということで、我慢してやりとりを続けている。

 

 2件目の気象勉強会であるが、先方から「担当者から連絡させる」と言われた後、連絡が来ていない。向こうから誘ってきたものなのに・・・さすが人との関係を維持できない特殊能力をもつTKFである。

 

 3件目の会報への投稿については、そういうこともあろうかと家内を通じて先生とのやりとりを行ったので、話はスムーズに進み、急いで原稿を提出して校閲も終わり、数日前に出版社への入稿も完了したとの連絡があった。順調に行けば4月中旬には、全国数百名の会員に届くはずである。どれぐらいの人に興味を持って読んでもらえるかはわからないが、多少は反応があることを期待したい。

 

 これら3件はメールが届いた日付から見て、いずれもオーダー0322なのだろうが、オーダーに基づく行動とはいえ、とんとん拍子で話が進むとは限らないことを今回初めて知った。

 今まではオーダーに従って依頼人らしき人に鑑定を申し出ると、向こうも是非ともお願いします、と言ってきて話が止まる事はなかったのであるが、、、あるいはこのように困難な営業活動を経験することを含めてオーダーなのだろうか・・・よく芸能人が、売り出し当初は客が数人しかいなくて、その中でも来てくれた人に感謝して、一生懸命ライブを行った、みたいなのをエピソードにするけど、そういう展開ならうれしいけど・・・・

 

 まあまだ任務途中ではあるので、この先、変わるかもしれないので、なにか発展があったら、こちらで紹介することにしたい。

 

 

 




<後書き>
ついでに、そんなにまで熱心に公開しようとした技術をこの場を借りて紹介しておきたい。
要は、以前に書いた研究報告の続きで、2026年4月に災害が起こりやすい地域を記したマップである。


【挿絵表示】


西暦下一桁が6,7のときに災害が起こりやすい場所は、上の図の灰色線で囲んだ地域(日本海側)と、灰色のライン(東海地方から関東地方を通って、太平洋沖を北東に走るライン)なのだが、特に四月はその中でも東側の部分(ピンク色で着色したところ)が要注意地域である。
4月の中でも起こりやすい時期としては4月中旬(4/10~4/27ごろ)となる。
(注:最初は4/24までとしていたが、4/13に詳細計算すると4月下旬もぎりぎり入っていたので修正した。逆に言うと4月下旬を過ぎたらしばらく安心ともいえる)

何が起こるかといわれると、自然災害(台風や地震みたいなもの)で、死者や重傷者が複数人出たり、インフラに影響が出るようなものを対象にしている。
もっとも2026年4月はそれほど危険ではなく、出たとしてもせいぜい数人のレベルであろう。



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