恭也の血、おいしくいただきました。
ようやく金髪ツインテールの登場です。
翠屋の営業時間が終わり。
「お疲れ様。はい!SEENAのライブペアチケット。」
「ありがとうございます。桃子さん。」
「こちらこそ。急にごめんね。」
「いえいえ。」
「...恭也。いつまで寝てるの。忍ちゃんたち送ってかないと。」
「...ち。」
「ち?」
「血が足りん。」
「ちゃんと、加減したよ。...一応。」
「あはは...。あ!そういえば、美由希さんは?今日はいなかったみたいですけど?」
「あー。美由希はね。家にいるわよ。」
「?」
「その...ね。昨日士郎さんの夕食を作らせたんだけど。その...。」
「失敗したと?」
「失敗...あれは失敗といっていいのかしら。
でね。今日はお父さんの看病するんだって。」
「...看病?」
「そう、看病。」
「よくなるんですか?」
「...ならないわね。むしろ今頃悪化してるわ。今日の朝食、昼食...さすがに夕食はかわいそうね。」
「......。」
「まぁ、被害がこちらに来なかった分。父さんに向かったんだろう。」
「あら、恭也、復活したのね。」
「今日の夕食はくれぐれも美由希の料理が出ないようにしてくれ。」
「分かってるわよ。後片付けが大変だもの。」
「ん、では忍たちを送ってくる。」
「はい。いってらっしゃい。あ!コロちゃん!」
「その制服はあげるから。また、来てね。桃子さん、シュークリームいっぱい作って待ってるから。」
「うん!」
「ありがとうございます。桃子さん。」
「いいのよ。あ!コロナちゃんもうちの制服持ってってよ。」
「え!」
「姉妹並んできてるところがみたいから!」
「実は私も桃子さんからもらってるんだ。」
「すずかさんも!...はい。ありがとうございます。」
「うふふ。今度二人並んだところ見せてね。」
「...はい。」
「「おじゃましました。」」
「またね。」
「お疲れ様でした。」
忍たちが帰った後、翠屋シャワー室にて。
「あら、この...シール...なにかしら?まぁ、捨てちゃいますか。」
帰り道。
「しゅーくりーむ。おいしかった~。」
「よかったね。コロちゃん。また行こうね。」
「うん!また行く~。」
「そういえばコロナ嬢。」
「なんですか?恭也さん。」
「この前話していた、その...護身術についてなんだが。」
「あ、はい。」
「明日よかったら、家の道場に来るといい。
...父さんはクラブチームをみなきゃならないからいないんだけど。」
「はい!よろしくお願いします。」
「わたしもいく~。」
「コロちゃんも?」
「ふむ。まぁかまわんが。...ん?」
「どうかしましたか?」
「いや、視線を感じるが...消えた?」
「?」
「...すまん。血を吸われすぎたせいかな。忘れてくれ。」
「だ~か~ら~、加減したってば。」
「倒れるぐらいとるのは加減したとは言わん!」
「む~。」
(妙だな。コロの方に注意を払っていたような。)
......。
「気づかれた?...まさか、この距離で。」
(フェイト、どうかしたのかい?)
(アルフ。ううん、なんでもない。そっちはどうだった?)
(こっちで一つ見つけた。)
(わかった。一度合流しよう。)
(了解。)
「あの子。...まさか、体の中にジュエルシードが。」
月村邸。
「じゃあな。忍。皆もおやすみ。」
「「「おやすみなさい。」」」
「え~、泊まってかないの~。」
「いかない。」
「けち。忍ちゃんのベッドはあと一人スペースが空いてるんだけどなぁ。」
「じゃあ、今日は忍おねぇちゃんと寝る~。」
「ふっ。おやすみ。忍。」
「...うん。じゃあ、今日は一緒にねよっか。コロちゃん。」
「うん!」
脱衣所にて。
「あれ?コロちゃん。シールは?」
「しーる?」
「ジュエルシードの魔力が漏れないようにって貼ったシールだよ。」
「あ?」
「...もしかして、翠屋で着替えたときに。」
(あれ?さっき恭也さんがいってた視線ってもしかして?)
「...はぁ、また忍さんからもらわなくちゃ。」
高町家にて。
「桃子~。本当にすまなかった。このとおりだ。許してくれ。」
「しょうがないわね。士郎さんは。」
「母さん。夕食も私が...。」
「ダメよ!」
「ひぃ!」
「ダメって。...父さん、何をおびえているの?」
「お前の料理に決まっているだろう?」
「って、恭ちゃん。おかえり。」
「ただいま。」
「父さん。...だいぶやつれたな。」
「昼が本当にひどかった。朝がましに思えた。」
「...朝のあれがましって。お前は一体何を作ったんだ?」
「へ、ただのおかゆだけど。父さん具合悪そうだったし。」
「あれが、おかゆ!」
「...士郎さん。夕食ができるまで部屋で休んだら。」
「ああ、そうする。」
「...ふぅ。」
「な、みんなしてひどい!」
「いや...お前の料理がずっとひどい。」
「ただいま~。」
「おかえり。なのは。」
「ただいま。」
「最近、遅いわね?」
「え、ち、ちょっと用事があったから。」
「あまり遅くならないように気をつけるのよ。」
「は、はーい。」
「ふむ。」
「恭也、コロナちゃんから新作は預かってないか?」
「いや、今日はずっと翠屋にいたしな。魔法が絡むときはわかるらしいが。」
「そうか。」
「恭ちゃん?魔法って?」
「ふん。お前は知らなくていいことだ。」
「え~。」
「ふむ。最近たるんでいるから、今日の鍛錬はいつもより...。」
「あはは。へ、部屋で本読んでこよっと。」
「逃げたか。」
「教えなくて良かったのか?」
「ん?コロナちゃんがいるときのほうが説明しやすいだろう。
明日、道場でけいこをする予定だからな。」
「そうか。明日か。俺はクラブチームがあるから見れないが頼んだぞ恭也。」
「ああ。...というか押し付けたのは父さんだろう。」
「ははは。細かいことは気にするな。」
「...はぁ。」