コロナのゴーレムクリエイト   作:arumikan

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魔力もなしに魔力を持った人と渡り合える御神流。
コロちゃんはゴーレムですが、コロナの妹です。


第十二話

高町家道場。

 

「はぁ、はぁ。」

 

「うん。ちょっと休憩ね。」

 

「はぁ...。はい!」

 

「はーい。」

 

「...ねぇ、恭ちゃん。」

 

「ん?なんだ美由希。」

 

「コロナちゃんはすずかちゃん並の身体能力...だけどちょっとぎこちない...のかな。

コロちゃんは技術はまだまだだけどすごい体力。

...というかコロちゃんて。」

 

「ああ、そういえば。コロナ嬢。ちょっといいか?」

 

「はい。何でしょう?」

 

「コロのことなんだが...。」

 

「...ああ、コロちゃんは、実はゴーレムなんです。」

 

「そうか。」

 

「そうかって、ええ!」

 

「そんなに驚くことか?」

 

「いや、普通驚くよ。...でもこの気配は人じゃない。」

 

「...でも、コロちゃんは私の妹です。」

 

「わたしはコロナおねぇちゃんの妹です。」

 

「...うん。そうだね。」

 

「...だが、初め会ったときよりも気配が人に近づいているような。」

 

「えっとですね。コロちゃんはちょっと普通のゴーレム違うので。」

 

「そりゃまぁ。さっき見たのと全然違うもんね。」

 

「えっと。コロちゃんにはさっきのゴーレムと違ってオリジンシードとジュエルシードを使っています。」

 

「オリジンシード?」

 

「オリジンシードって言うのは、私もよく知らないんですけど。人の魔力や強い思いからその人の情報をコピー...しているのかな?」

 

「ああ、それでコロナちゃんに似ているんだ。」

 

「はい、でも完全なコピーじゃないみたいですけど。記憶とかもってませんし。」

 

「ふむ。で、そのジュエルシードって言うのは?」

 

「ジュエルシードに関しては未来のすずかさんからは燃料としか聞いてません。」

 

「燃料?」

 

「ええ、ゴーレムを動かすには魔力が必要なんですけど。

その塊...みたいなものですね。」

 

「ほう。...そういえばなのはが探しているのも、

そのジュエルシードではなかったか?」

 

「はい。ただ...何故探しているのかは分かりませんけど。」

 

「そうか。...危険なものなのか?」

 

「すみません。どのくらい危険かもわからないんです。

...ただコロちゃんに異常はないみたいなので。」

 

「ふむ。」

 

「あー。さっきの体力は。そのジュエルシードのせいか。」

 

「...おそらく。」

 

「でも身体能力は?」

 

「ああ、それは魔力で強化しているのと。」

 

「と?」

 

「私の魔法でネフィリムフィストって言うんですけど、

ゴーレムを操る力を使って自分自身の体を操作しています。」

 

「ああ、だからさっきコロナちゃんはぎこちなかったのか?」

 

「コロちゃんは常時使っているみたいで。」

 

「まぁ、ゴーレムだから...かな。」

 

「ほんとは...。」

 

「だが、体に負担がかかるのだろう?」

 

「え?あ、はい。そうです。」

 

「ふむ、コロナ嬢の場合、その技は使わないほうがいいだろうな。」

 

「...はい。実はコーチにも同じことを言われてます。」

 

「...お前が、本気で来るようにというからだぞ。」

 

「え!悪いの私!」

 

「当然だ。無茶しないようにするのも指導する者の務めだ。」

 

「...はい。」

 

「でも!みんなと一緒に歩いていきたいから...。」

 

「...それで、体を壊しては元も子もなかろう。」

 

「...はい。」

 

「心配するな。」

 

「それに頼らなくても。美由希は動いていただろう?」

 

「はい。正直、魔力も使わずにあんな動きができるなんて驚きました。」

 

「それと体力だな。うむ、だいたい鍛錬の内容は決まったかな。

えっと。どのくらいの頻度で来ることができるかだが?」

 

「えっと。ほとんどやることがないので毎日これますが...。

いつ未来に帰れるかわかりませんし。」

 

「そうか。俺も大学があるし、美由紀もな。夕方に来れるかな?」

 

「はい!」

 

「コロナ嬢は基礎体力の向上を中心に。技術はそのコーチの方針から外れる恐れがあるからな。

コロは技術面だな。...まぁ、ここに本があるからな。つぎ込めるだけつぎ込もう。」

 

「...いいの。恭ちゃん。」

 

「俺は知らん。父さんがこの本を渡したってことはいいんだろう。

小太刀を使わない技も載っているし。というか明心館空手道場の技まで。」

 

「空手...ですか?」

 

「父さんの人のつながりはよくわからん。...それよりも。」

 

「?」

 

「余計なことかもしれんが...。

おそらく、君は格闘よりも戦略や魔法を使った戦闘方法があっていると思うのだが?」

 

「...はい。」

 

「む、ああ悪いことではないぞ。...だからこそ...かな。

さっきのような動きをした場合、接近戦専門の相手にはほぼ確実に負ける。」

 

「え!」

 

「そもそも君の距離ではないからだ。」

 

「接近戦が強くて悪いことはないが、君が接近することで戦略の幅は狭くなってしまう。

君は中距離から遠距離で、接近戦は他のものに任せるといい。」

 

「でも、それじゃあ。」

 

「もしくは、君自身が接近しても手を打てるような技を身につけるか。

接近する前に準備しておくかだな。」

 

「?」

 

「クロスレンジで打ち合いをした場合、

君はたとえ勝てたとしても負担が大きい。

いざとなれば、離脱し、距離をとる必要が出てくるだろう。」

 

「...はい。」

 

「今はおそらく...策なしでも君は前に出るだろうな。」

 

「う!」

 

「相手にしてみればこれほど楽なことはない。

本来、追いかけなければならないのに向こうから来るのだからな。」

 

「はい。」

 

「基礎体力とあわせて接近戦対策もしていこう。

まぁ俺たちは接近戦しかできないがな。」

 

「はい!」

 

「ん?どうした?コロ?」

 

「ふぁいえるは?」

 

「...それは...ノエルさんに教えてもらえ。」

 

「うん!」

 

「...恭ちゃん、あとでどうなっても知らないよ。」

 

「あはは。ん?ブランゼル?」

 

「どうかしたか?」

 

「あの、ブランゼルが結界を見つけたみたいです。...行ってきます。」

 

「ああ、よろしく頼む。」

 

「はい!」

 

「わたしもいく~!」

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