...やはり魔砲少女だったんですね。なのはさん。
詠唱なぞ飾りです。
「はっ、はっ。」
「...ねぇ、ブランゼル。
ジュエルシードとなのはさんの位置がずいぶん離れてるみたいだけど。」
「はなれてる?」
「うん。しかも、ジュエルシードが暴走してる...みたい。」
「ぼうそう?」
「危ないってこと。」
「どっちにいくの?」
「...なのはさんのところに行こう。」
(私は手出ししないほうがいいし。...何より、撮影しないと後が怖い。)
「うん!」
......。
「...このあたりだと思うけど。」
「コロナおねぇちゃん。あれ!」
「ん?」
「...近づかなきゃ封印できない!...でも、このままじゃ近づけない。
...レイジングハート!お願い!」
「Shooting Mode」
(えっ?あれは!)
「お願い!届いて!」
(砲撃!...もしかして、ディバインバスター?)
「きれー。」
(うん。...破壊力さえなければね。
ああ、ヴィータさん。疑ってごめんなさい。
確かになのはさんは、魔砲少女です。)
「ジュエルシード!封印!」
(あれ?リリカル~マジカル...。いや。気にしちゃいけない。)
「ブランゼル...撮れた。...うん。ありがとう。」
「きれーだったね。コロナおねぇちゃん。」
「うん。そうだね。...じゃ、もどろっか。」
「うん!」
高町家。
「あ、おかえり。コロナちゃん。コロちゃん。大丈夫だった?」
「はい。」
「まぁ、さっき見たDVDだと。ほんと魔法少女って感じだったけど。」
「あはは...。」
(ごめんなさい。美由希さん。...なのはさんは魔法少女でなく魔砲少女でした。)
「すっごくきれーだった。」
「きれー?うん。よかったね。コロちゃん。」
「うん!」
「おかえり。コロナ嬢。コロ。」
「恭也さん。あ!そうだ、これ。」
「ん?ああ、すまんな。ありがとう。」
「いえいえ。」
「恭ちゃん。さっそく見よう。」
「待て、先に見たと知れたらあの二人に何を言われる分からん。...それでも見るか?」
「...うん。後で見よう。」
「あはは...。」
「さてと。あー、鍛錬については夕方に行うことにしよう。
実は夜も鍛錬をしているのだが、二人ともまだ体ができていないから。
まだ夕方のみにしておこう。」
「はい!よろしくお願いします。」
「おねがいします。」
「ああ。こちらからもよろしく頼む。さて、日が暮れてきたから送っていこう。」
「またね。コロナちゃん、コロちゃん。」
「はい。」
「ばいばい。」
帰り道。
「ふむ、今日は何もない...か?やはり、気のせいだったか。」
「?」
「いや、なんでもない。」
......。
「ふー、今日は収穫がなかったね。」
「うん。...明日はもう少し探す範囲を広げよう。」
「了解だよ。フェイト。」
(...明日はあの反応が消えたあたりを探してみよう。)
月村邸。
「ただいま~。」
「お帰りなさいませ。コロナ様。コロ。」
「ただいま。ノエルさん。」
「こんばんは。ノエルさん。」
「恭也様。こんばんは。さ、おあがりください。」
「いや、今日は二人を送りにきただけですから。」
「そうですか。ではまた。」
「はい。おやすみなさい。」
「おやすみなさい。恭也さん。」
「おやすみなさい。きょうちゃん。」
「...あのメガネが吹き込んだんだな。」
「うん?美由希おねぇちゃんがこういうとよろこぶって。」
「コロ。いままでどおりでいいぞ。」
「わかった~。」
「では。」
......。
「おかえり~。」
「おかえりなさい。」
「ただいま。忍さん、すずかさん。」
「ただいま~。」
「鍛錬はどうだった?」
「なんていうか。二人とも本当に人間なんですか?」
「あはは。美由希ちゃんはともかく、恭也は人間やめてるからね。」
「とりあえず。毎日夕方に道場にいってきます。」
「うん。了解。ん?恭也、何か言ってなかった?」
「え?」
「明日...デート。SEENAのライブ。」
「...さすがに忘れてないと思いますけど。」
「そうだよね。明日は一緒にいこうか。」
「はい。」
(恭也さん。私は血を見たくないので、覚えていてください。)
「私は明日アリサちゃんのところにお泊りなんだ。
ほんとはアリサちゃんに紹介したいんだけど。」
「まぁ、できる限り秘密にしたほうがいいわよ。」
「うん...。」
「さ、ご飯まだでしょ。いただきましょう。」
「ごはん~。」
高町家。
「恭ちゃん。おかえり~。ん?どしたの。」
「...コロに何を吹き込んだ?」
「...。」
「...。」
「三十六計...。」
「逃げられると思うか?」
「...ごめんなさい。」
「今日の鍛錬は。...倍だな。」
「倍!いや!いくらなんでも!」
「ほう...足りないか。そうか。」
「いや!私は恭ちゃんみたいに人間やめてないから!」
「ははは。人間死ぬ気になれば...。」
「できることとできないことがあるから!」
「ん?どうした?」
「父さん。」
「父さん!助かった!」
「...コロナ嬢からこれを預かっている。」
「新作か!」
「え!父さん。」
「ん、美由希。すまんな、父さんは忙しい。」
「そんな~。」
「ただいま~。あら美由希どうしたの?」
「あ!母さん。たすけ...。」
「高町母よ。もたもたしていていいのか?さっき父さんにコロナ嬢から...。」
「美由希。母さんは忙しいの。また後でね。」
「...。」
「あきらめろ。」
「...はい。」