過去にいっても忍さんは忍さんであった。
コロナの新しいゴーレム誕生。
......。
うーん。
背中がひんやりとする。
起き上がり、周りを見渡すとさっきの月村邸の地下室であった。
周りが暗いなぁ。
明かりをさがしていると。
「誰!」
急に明かりがついた。
そこにいたのは。
「忍さん!」
そこにいたのはすずかさんの姉、月村忍さんだった。
でも...。
「あなたは誰?なんで私の名前をしっているの?」
あれっ、おかしいな。それに私の知っている忍さんよりも少し若いような...
おもわず。
「忍さん、いまおいくつですか?」
「初対面の女性にいきなり年齢を聞くかしら?まぁ、いいけど今年で20よ。」
「永遠の...」
「永遠の二十歳じゃないわよ。」
「冗談ですよね。」
「へえ、じゃあいくつに見えるっていうの。」
「え、だって今年でさんじゅう...」
キッとにらみつけられる。
「ふー。まぁ、いいわ。ここじゃ何だから上に上がりましょう。」
忍さんに連れられてリビングに通される。
相変わらず大きいな。...でも若干内装が違う。
しずくちゃんが生まれたときに角の丸い家具に変えたっていってたし、
私が知っているのはもっと新しい家具がだったはず。
「...で、あなたは誰なの?」
「コロナ...ウェズリーっていいます。」
ここぞとばかりウェズリーをいれる。
将来リオのお嫁さんになるからいいよね。
「ふーん、っでコロナちゃんはなんでうちの地下室にいたの?
あそこは私があけなきゃ入れないはずなんだけどなぁ。」
「それは...、すずかさんの話ではタイムマシンが動いたみたいで。
未来から来た...みたいです。」
「すずかって?うちのすずか。」
「はい、きっとそのすずかさんです。」
「んー、月村の科学は...」
「月村の科学は世界一チィィィィ...ですよね。」
「...あなたのこと信じるわ。タイムマシンのことも。っであなたはどうするの?」
「どうするといっても、どうしたらいいんでしょうか?
というか理解されるのはやっ!」
「向こうにタイムマシンがあったってことは、迎えにこれるはずよね?」
「無視ですか...。そうですね。でもまだきていないってことは...」
「すずかが作ったか私が作ったか知らないけど。
どちらにせよ、そのタイムマシンで迎えにこれないなんてことはないはずよ。」
「そうですよねぇ。」
「っていうことは。あなたに何かしてほしいんじゃないかしら?」
「何かしてほしいこと...っああ!そういえば。
こっちに来る前にすずかさんから袋をもらいました。」
「その中に手紙かなにかあるんじゃないかしら?」
「探してみます...っとあった!えーと。」
忍さんとあってリビングでくつろいでる私へ
袋にオリジンシードが入っているから忍さんに見せてみなさい。
ジュエルシードが2つだけ入っているから有効活用すること。
二つのジュエルシードは必ず持ち帰ること。
歴史が変わっちゃうから詳しいことはかけないけどがんばって。
あと、この時代ではなのはさんとユーノ司書長以外魔法のことは知らないから気をつけて。
管理局ではリンディさんとよく相談すること。
忍さん、すずかさん以外にはなるべく秘密にするように。
最後に金髪ツインテールには要注意!
以上
なにこれ?私からの手紙。金髪ツインテールって誰だろ?
「手紙にはなんて書いてあったの?」
「あ、ええっと。」
ごそごそと袋を探るとオリジンシードが見つかった。
「これを忍さんに見せるようにって。」
「ん、これは確か、倉庫で見かけたような。
見せるようにってことはコロナちゃんに渡すってことかな。
ま、いっか、ちょっととってきてもらうか。ノエル~。」
「はい。忍お嬢様。いかがいたしましたか?
あら?お客様ですか?」
「うん。コロナっていうの。」
「ノエルさん。お邪魔しています。」
「はじめまして?コロナさま。」
「あっ!はじめまして。コロナです。」
「なんでも、未来からきたんだって。
で、これを倉庫からもってきてくれないかな?」
「はい。お嬢様。」
すっとノエルさんが出て行く。
未来からとか気にならないのかな?
「手紙見せてもらっていいかな?」
「あ、はい。」
「ふんふん。私へってことはコロナちゃん自身が書いた手紙ってことかな?」
「そう...みたいです。」
「つまり、コロナちゃんは未来にもどることはできたってことかな?
方法とか何が起こるか書いていないってのはこの歴史が変わっちゃうからってのが理由かな。」
「たぶん...」
「で、えーと、マホウ?...見たい!」
「え、いいですけど、私はゴーレム創生の魔法が得意なので、
せっかくですから未来で作るはずだったゴーレムを作りましょう。」
「わー。ぱちぱち。」
うん。やっぱり、忍さんは忍さんなんですね。
月村邸の庭に移動する。
「まず、このオリジンシードに私の魔力を流します。」
オリジンシードが光り輝き、無色透明から透き通ったオレンジ色に変化した。
ジュエルシードとオリジンシードを地面において、準備完了っと。
「ゴーレムクリエイション!」
すると...見る見るうちに私に似たゴーレムが生成される。
忍さんはおおっ!といって目を見開いている。
できた!
ゴーレムが目を開き、私に向かって話しかける。
「はじめまして、マスター。」
すごい!普通のゴーレムじゃ、話すことなんてできないはずなのに!
若干背が小さくて、なんだか私を幼くした感じみたい。
ってあれ、どこかで見たような...。
「あのマスター、私の名前は何でしょうか?」
あ、名前、ぜんぜん考えてなかった!
んー、そうだ。
「うん、あなたの名前はコロ。これからよろしくね。」
「はい、マスター。」
「んー、にしてもすごいわね。
魔法って、エーアリヒカイト式みたいのを一瞬でつくっちゃうんだから。」
「エーアリヒカイト?」
「あー、コロナちゃんはノエルのことは知らなかったか?」
「ノエルさんのことですか?」
「うん。ノエルはエーアリヒカイトっていう自動人形なんだ。
人形っていっても人とほとんど変わらないしちゃんと自我もあるけどね。」
「はい。ノエルさんはとっても優しい人です。」
「ありがとう。コロナ。」
「さてと、まずはこの子の服を用意しないとね。
ノエルは~、あ、そうか。倉庫にいかせたんだった。」
あ、やっぱり忘れてたんだ。
「ちょっと、まっててね。ノエル~。」
少しすると、忍さんがノエルさんを連れて戻ってきた。
「はじめまして、コロです。」
「はじめまして、ノエルです。よろしくお願いします。」
「さてと、いったん家に戻ろうか。」
「はーい。」
リビングへと戻り、ノエルさんに持ってきてもらったものを見る。
コロはノエルに預け、現在着替え中だ。
「これはね、血の宝玉っていわれていたみたいなの。
何でも、血を吸わせると、その人が生きているかわかるんだとか?
まぁ、今じゃ戦時中でもないし、何にも使えなかったんで倉庫においてあったんだけどね。」
「これは、コロナちゃんにあげるわ。」
「いいんですか?」
「いいのよ。もってても宝の持ち腐れだし。」
「ありがとうございます。」
「さてと、後はこの手紙に書いてある内容だと魔法の秘匿(なるべく)、金髪ツインテールに用心...か。
ん?なのはちゃん?ユーノってどこかできいたような?
ねぇ。ひょっとして、ここにかいてあるなのはさんって?もしかして高町なのはちゃん?」
「はい。そうですけど。」
「あー、なるほど、最近なのちゃんが夜中にどこかにいくって恭也がいってたっけ?」
「恭也さんって、なのはさんのお兄さんで、たしか忍さんの...。」
「でも、ここに書いてある内容だと、コロナちゃんがなにかしなきゃいけなくなる事態ってなにもないよね?」
「そうなんですよね。しかも、話していい相手といっても、この時代のなのはさんって...。」
「小学生ね。もちろん、すずかも。ってことはあれか、タイムマシン作るのは私なのか。
しかもノーヒントで作れと。」
「んー。コロナちゃん。タイムマシンが起動する前になにかなかった?」
「えーっとたしか、ゲートみたいなものと端末がひとつあって、
私がゲートをくぐるとリンカーコアが認証してタイムマシンが起動したんです。」
「で、プレシア・テスタロッサ事件前にワープしますって。」
「プレシア・テスタロッサ?に心当たりは?」
「その人について聞いたことはないです。でもテスタロッサなら一人知っています。」
「んー。たぶんこれからそのプレシア・テスタロッサ事件てのが起こるじゃないかな?
もしくは既に起こっているのか?」
「まぁ、いいや。その話はおいといて。コロナちゃんが戻るのはどの時代なの?」
「えーと、14年後ですね。」
「わーお、年齢がやばいことになってるわね。私。」
「え、でも今とそんなに変わりませんよ。」
「むー、ちょっと複雑...。
だけどここから時間移動したことが救いね、合わせるのは時間だけで済むし。
コロナちゃんの体だけワープしているところを見ると対象の時間軸の移動だけみたいね。」
「どこか違いがあるんですか?」
「んーと、そうね。タイムマシンっていったら普通乗り物も移動するものじゃない。」
「そうなんですか?」
「だってこれだと今みたいに帰れないじゃない。対象の時間軸だけ移動させている?
まぁ、なんにせよ。無事に帰れているみたいだから大丈夫じゃないかな。」
「マスター。お待たせしました。」
そこには、メイド服を着たコロがいた。