「今日は...なのはは重症ね!」
「美由希さんの手料理はもはや兵器よ!訓練された御神流の剣士もイチコロよ!」
「では本編開始です。」
「はぁ…」
「なのは」
「うふふ」
「ちょっと、なのは!」
「フェイトちゃん…」
「な~の~は~」
「必ず手に入れるの!」
「うわっ!」
「ん?フェイトちゃん、どうしたの?」
「私はアリサよ!」
「どうしたじゃないわよ!」
「フェイトちゃん…はぁ」
「もういいわよ!」
「アリサちゃん、あまり怒っちゃだめだよ」
「むー、相談くらいしてくれてもいいじゃない…」
(ああ、むくれるアリサちゃんもかわいい…)
月村邸
「あはー」
「忍さん!」
「うふー」
「忍さん!」
「恭也ぁ…」
「失礼します。忍お嬢様。ファイエル!」
「ぐふぇ!…どうしたのコロナ?」
「あ、やっと気づいてくれた」
「忍ちゃんになにか用事?」
「はい…へんなこと聞きますけど空飛ぶ相手とどう戦ったらいいんでしょう?」
「ん…自分も飛べばいいじゃない?」
「私じゃあんなにうまく飛べませんよ」
「ん、スペックはどのくらい違うの?」
「戦闘機と紙飛行機くらいですね」
「そりゃ勝負にならないわ…」
「ですよね…」
「でも、どうして私に相談したの?恭也がいるじゃない?」
「その恭也さんを使い物にならなくした忍さんがいいますか」
「てへっ、やりすぎちゃった。いろいろと…」
「かわいく言ってもだめです」
「お義父様がいるじゃない」
「桃子さんと一緒にDVD見てますよ」
「んー、じゃあ美由希ちゃんは?」
「…料理の味見させられるのが怖いので」
「んー、恭也たち並に戦闘ができる人かぁ…」
「いないですよね、そんな人…」
「んーいるよ」
「いるんですか!?」
「この時期ならそろそろ高町家に来ると思うけど…」
「?」
「高町士郎さんの妹で、御神美沙斗さん…恭也の初恋の人…美由希ちゃんの実のお母さん…恭也の初恋の人…」
(美由希さんの実のお母さん…って恭也さんの初恋の人!?)
「忍さん、目が赤くなってます」
「っと、で恭也の初恋の人なんだけど…休暇のたびに高町家に訪れてるから行ってみたら?」
「…はい、行ってみます」
(あれ?わざと温泉の日程いじったんじゃ…)
「わたしもいく~」
高町家
「いらっしゃい。コロナちゃん、コロちゃん、さぁあがって」
「お邪魔します。美由希さん」
「おじゃまします」
「ちょっとお客さんっていうか私の実のお母さんなんだけど、来てるから」
縁側に美由希さんに似た綺麗な人が座っていた。
「あら、いらっしゃいって私の家じゃないけど」
「お邪魔してます、はじめまして私コロナ…ティミルっていいます。」
「コロ・ウェズリーです。コロナおねぇちゃんの妹です!」
「あら、礼儀正しいわね。私は御神美沙斗、美由希の母よ。休暇だったから来たんだけど…
兄さんも桃子さんも恭也もなのちゃんも部屋にこもってるみたいで…よかったらお話しましょ」
「はい、よろこんで」
「じゃあ、わたし恭ちゃんにおかゆもってくから」
「はー…い!?」
「恭ちゃん、ちょっと具合悪いみたいだから…」
「いや、さらに具合悪くなるような…」
「ん?何か言った?」
「いえ、なんでも」
「いってくるね」
「…なんで止めなかったんですか?」
「いやっ!もう、むりなの!あれはおかゆじゃないわ!兵器よ!」
突然取り乱した美沙斗さんだが気持ちはわからなくもないので、
とりあえず落ち着いてもらった。
「娘の手料理は本来喜ぶべきものよ…でもだめなの…あれだけはだめなの…
直そうと努力したのよ…でも生死の境をさまよってわかったの…
人間できないことはあるもの…そしてこのまま味見させられていては死んでしまう…
いっそのこと国を離れればいいんじゃないかって香港警防に行ったけど…」
「そして今日は久しぶりに帰ってきたから何か作ろうとしたところ、
具合の悪そうな恭也さんに何か作ってあげればいいと言ってしまった…と」
「ええ、そうよ…尊い犠牲よ」
(ご冥福をお祈りします…)
その後、バタンっという音がしたが聞かなかったことにした。