「今日は...高町家はそれでいいのかしら」
「御神流の剣士に新たな犠牲者が!」
「では本編開始です。」
「そう…兄さんたちはなのちゃんのDVDに夢中なのね」
「はい…ごめんなさい。せっかく来ているのに」
「いいのよ…昔からそうだから。っと空飛ぶ相手とどう戦うかだったわね」
「はい」
「まぁ、いなくはないわね。HGSのPケースだったらそういうこともあるし」
「HGS?」
「ようは超能力ね。私なら飛ばれる前に屋内で奇襲をかけるわね」
「屋内…ですか」
「ええ…そうだ!ちょっと稽古をつけてあげるわ!」
「え!?いいんですか」
「兄さんや恭也に教えてもらってるんでしょうけど…あれじゃあしばらく使い物にならないし」
「よろしくお願いします!」
「コロちゃんは…寝ちゃってるか」
「…コロナちゃん、これから教えるのは内緒にしておいてね」
「?」
「兄さんや恭也なら絶対に教えないから…でもいざというときのために…ね」
「はい!」
高町家道場
「コロナちゃんの話を聞いていて、ネフィリムフィストってのに興味を持ってね」
「ネフィリムフィストですか?」
「コロナちゃんのブランゼル…だったかな。ブランゼルに動きを覚えさせることはできるかな?」
「はい、できますよ。他の人の動きの再現もできますから…」
「そっか…ちょっとまっててね」
「?」
少しすると、そこには修羅がいた。
「み、みさ…」
「鴉…」
「からす?」
「死ぬ気で防ぎなさい…でないと…死ぬ」
「ブランゼル!」
御神流・裏奥義之参・射抜
「ぐっ!離れないと!」
(危なかった…もう少しで串刺しだった!?)
御神流奥義之歩法・神速
「えっ!?いつの間に!?」
御神流・正統奥義・鳴神
(道場の端まで吹き飛ばされた、バ、バリアジャケットがなきゃ死んでた…)
「硬い…いやなにかで阻まれる…か、ならば」
御神流奥義之肆・雷徹
「くはっ!?」
(バ、バリアジャケットも障壁も抜かれた!?)
吹き飛ばされ道場の壁にぶつかった。
「…ん?しまった!?大丈夫!?」
「うーん…」
「ちょっとやりすぎたかしら…」
「で、覚えたかな?ブランゼル?」
「…この子には苦しい思いをしてほしくないから…ね」
「母さん~ここにい…何してるの!?」
「み、美由希…ちょっと、その…稽古を…」
「ちょっとじゃないでしょ、やりすぎだよ!」
「ごめんなさい…ちょっとやりすぎちゃったわ…」
「もう、コロナちゃんは私や恭ちゃんとは違うんだから…」
「罰に母さんには私の手料理を食べてもらうからね?」
「え?」
「最近ちっとも食べてくれないんだもん…コロナちゃんたちの分も用意してたけどこれじゃあね」
「い、いや、ちょっと…」
「母さんには、責任持って全部食べてもらうからね」
「のーーーー!!!」
「あ、逃げちゃだめだよっと」
美由希が7番鋼糸をふるう。
「な!?」
(う、腕を上げたわね、美由希…でも料理の腕も上げて欲しいわね)
「これでよしっと、母さん。たっぷりあるからね。今日は何だと思う」
「さ、さぁ…」
「今日はカレーだよ」
「カレー…ね」
(よっし!カレーなら下手なことをしなければ…ルーも市販のがあるし)
「あ、母さんが来てるからがんばってスパイスから作ったんだよ」
「ごふっ!?」
(よ、余計な手間を…)
高町家リビング
「味わって食べてね…」
「…」
「母さん、口をあけないと食べれないよ。あ、じゃあ食べさせてあげる」
「む、むぅーーー!!!」
部屋にこもる人が一人増えたとさ。
「桃子、今日は外に食べに行くか?」
「そ、そうね、四郎さん」
「私もそうしたほうがいいと思うの…お兄ちゃんは…だめだった…」
「そうか…恭也、ふがいない俺を許してくれ」
「とりあえず、カレー以外にしましょう」
「「賛成」」
いつの間にか部屋を出て、家から逃げ出していく。
「恭ちゃんもおなかすいてるかなぁ」
「き、きっとそうよ。もっていっごふっ!?」
「そうだね。恭ちゃんにももっていってあげよう」
(恭也…死ぬときはいっしょよ…)