「今日は...これが御神流同士の闘い…」
「この物語の主人公はコロナです。」
「では本編開始です。」
高町家中庭
「美沙斗さん!今日こそあなたに勝つ!」
「ふふふ、やっと治った膝がまた悪くなっても知らないよ」
「ふっ、あれを食べるくらいなら歩けない方がマシだ!」
恭也さんが八景を抜き油断なく構える。
「ふ、二人とも本気だ…」
(気が付いてリビングに行ってみれば、すごい臭いがしてたけど…
美由希さんからカレーを勧められたが気分が悪いのでと断ったら、
いきなり残り全てを賭けて二人で決闘…だもんなぁ)
「コロちゃんは、士郎さんたちについていかなくてよかったの?」
「おねぇちゃんといっしょがいい」
(かわいーなー、この子私の妹なんです)
「いくよ!恭也!」
御神流奥義之歩法・神速
「こちらもいくぞ!」
御神流奥義之歩法・神速
「い、いない!?」
「二人ともいったいどこに!?」
「ねぇ、おねぇちゃん」
コロちゃんが私の袖を引っ張る。
「なに?コロちゃん?」
「二人とも玄関に走って行ったよ〜」
「へ?」
「おいかけっこ〜」
「ふ、二人ともこれを狙って…ん?何かな紙が落ちてる」
あとよろしく
「…コロちゃん…帰ろっか?」
「うん!」
月村邸
「ただいま」
「ただいま〜」
「おかえり…なんかすごい匂いがするわね」
「忍さん…実は…」
「ん、どーせ美由希ちゃんでしょ」
「はい」
「そーいえば…恭也の初恋の人には会えた?」
「しのぶおねぇちゃん、こわい」
「あ、会えましたよ」
「そう、何か参考になった?」
「屋内での戦闘か、飛ばれる前に倒せって…」
「あーなるほどね」
「あと切り札を…使えるかわかりませんけど」
「よかったじゃない」
「ブランゼルが解析してくれてるけど…まだかかりそうですね」
「そっか」
「でも、ひとつだけなら…」
「おお、やって見せて」
「忍お嬢様、準備はできています」
「さすがノエル」
いつの間にか的が用意されていて、
ノエルさんが私に小太刀を模した木刀を渡してくる。
「じゃあいきますよ」
「ネフィリムフィスト・フルコントロールモード!」
「モード・鴉」
御神流・裏奥義之参・射抜
遠距離からの二段突きで用意された的を粉々にした。
「すごーい、おねぇちゃん!」
「すごいわねーってコロナちゃん!?」
「ぐ、う、腕が…」
「ノエル!」
「はい!」
(これは…予想以上…かな。もし全力でやったら…)
「コロナ様、できればこの技は使わない方が良いと思います」
「そうですね…本当に最後の手段ですね…」
握っていた部分を残して、木刀が砕け散っていた。
とある墓地にて
「コロナちゃんに見せたのか?」
「兄さん…ええ、あの子にはきっと必要になるわ」
「やれやれ、今のあの子が使ったら壊れてしまうぞ…」
「心が壊れるくらい…後悔するよりマシだわ」
「時に美沙斗…」
「なに?」
「あれは全部処理してきたんだろうな?」
「ふふふ、兄さんの分はちゃんと残してきてあるわ」
「ぬ、娘の手料理だぞ」
「無理ね、無理よ、私も恭也も神速使って逃げてきたわ」
「…帰ったら食わされるじゃないか」
「私は帰るわ…」
「逃げるのか!?」
「兄さん、これをあの子に…」
「これ、龍鱗じゃないか!?」
「必要だと思ったらあの子に貸してあげて…」
「…美由希に渡すんじゃなかったのか?」
「まぁ、もう少し料理が上達したら…ね」
「随分と先だな…」
「美由希のことよろしくね、兄さん」
「はいよ」