コロナのゴーレムクリエイト   作:arumikan

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ファリンさんがドジをする。
ノエルさんがお説教する。

忍さんが何かに熱中する。
ノエルさんがお説教する。

うん。ノエルさんがいるから月村家があるんだ。

過去も未来も変わらない。


第八話

トントン。

 

「忍お嬢様、コロナ様。お昼をお持ちしました。」

 

「ありがとう。ノエル。そこにおいといて~。」

 

「ありがとうございます。...もうお昼だったんですね。」

 

「はい。お嬢様...少し休憩されてはいかがですか。」

 

「ん~。あとちょっと。」

 

「1時間前にも同じことを聞きました。」

 

「ぐっ!わ、わかった。後で休憩するから。」

 

「コロナ様。」

 

「はい。」

 

「忍お嬢様は夢中になられると時間をお忘れになるようですので...。」

 

「分かってます。あとでひっぱりだしますから。」

 

「お願いします。では。」

 

「ふう。ほんとに昔からちっとも変わってないんですね。」

 

「だって...楽しいんだもん。」

 

「は~。」

 

「ん?」

 

「未来でまったく同じやり取りしたのを思い出しまして。」

 

「だって私だし。」

 

「はい。忍さんですから仕方ありません。」

 

「むぅ...さて、一段落したし。お昼、食べようか。」

 

「はい。...あ!コロちゃんは!」

 

「へ?コロちゃんならファリンのお手伝いする~ってついてったじゃない。」

 

「あ!そういえば。」

 

「無意識で返事してたの?」

 

「...はい。」

 

「まぁ、大丈夫...よ。たぶん。」

 

「はは...。ファリンさんも変わらないんですね。」

 

「うん...なんというか...ドジッ子じゃなくなったらファリンじゃないでしょ?」

 

「確かに...。」

 

「そうか...ノエルの指導むなしく直らなかったのか。」

 

「はい。」

 

「ま...その話はおいといて、お昼にしましょ。」

 

「はい。」

 

昼食後。

 

「コロナおねぇちゃん~。」

 

「コロちゃん...どうしたの?ずぶぬれじゃない?」

 

「ファリンおねぇちゃんとみずやりしてたら、ファリンおねぇちゃんがころんで...。」

 

「ファリンさんは...ノエルさんからお説教中か。そのままだと風引いちゃうからお風呂いこっか。」

 

「うん。」

 

「あたしはもう少し...。」

 

「だめです。」

 

「...だめ。」

 

「だめです。さっきノエルさんに休憩するように言われたじゃないですか。

それに顔にすすがついてますよ。一緒にお風呂行きましょう。」

 

「...はい。」

 

「じゃ、いこっか。コロちゃん。」

 

「うん!」

 

お風呂場にて。

 

「...にしてもコロナちゃん。」

 

「なんですか?」

 

「いや...コロちゃんなんだけど。」

 

「コロちゃんがどうかしました?」

 

「いや、作ったときと比べてなんか肌の色とか触った感じが本物の人間みたいだったんだけど。

どうなってんの?」

 

「ああ、それは私も気になってたんですが...。」

 

「ゴーレムっていうと、恭也と戦ったときに出てきた巨人みたいなのが普通...なんだよね。」

 

「普通かはわかりませんけど...コロちゃんみたいに成長していくゴーレムはいませんね。」

 

(コロちゃんはゴーレムでなくもはや私の妹です!

ブランゼル内のフォルダ名は既に"コロちゃん"フォルダから"私のかわいい妹"フォルダに変更済みです!)

 

「そう。その...ジュエルシードってのが影響してるのかな?それともオリジンシード?」

 

「うーん。わからないですね。その二つとも詳しくなくって。

未来のすずかさんは燃料がジュエルシード、制御がオリジンシードが担当するって言ってましたけど。」

 

(コロちゃんの心はオリジンシードってことかな?)

 

「まぁ、今のところ何もなさそうだからいいけどね。」

 

「リンディさんと会ってからですね。」

 

「...うん。わからないことは後回し!で、今やれることをやりましょ!」

 

「はい!」

 

お風呂から戻り、魔力を通さない箱が完成した。

 

「完成~。」

 

「すごい!こんな近くでも、ブランゼルが感知できないなんて。」

 

「ゆったでしょ。忍ちゃんは天才なの。」

 

「あはは...。」

 

「ん、じゃあ残ってるジュエルシードはその箱に入れるとして、

...問題はコロちゃんね。」

 

「そうですね。近くまで来るとわかっちゃいますね。」

 

「そう思って、箱作るついでにこんなのを作っときました。」

 

「何ですか?これ?シール?」

 

「うん。これをジュエルシードをはさむように貼ってやると...コロちゃん、

ちょっとだけじっとしてて。」

 

「くすぐったいよ~。」

 

「よしっと。どう?」

 

「ブランゼル...。ほとんど感知できないみたいです。」

 

「うん。よかった。」

 

「どうやったんですか?」

 

「企業秘密!」

 

「...。」

 

「...わかったわよ。わかったからそんな目でみないで!」

 

「で、どうやったんですか?」

 

「おほん、さっきまでは魔力が漏れでてる状態だったから、

シールにもれ出た魔力を集めて消費させてるだけ。

魔力をもつ人が少ないだけでまったくいないわけじゃないから。

これでごまかせるはずよ。」

 

「コロちゃん、そのシールは外したらだめよ。」

 

「おふろのときは?」

 

「まぁ。お風呂のときはいいか。...でもまた貼らなきゃだめよ。」

 

「わかった。」

 

「はい。いい子ね。」

 

夕方。

 

「ただいま~。お待たせ、コロナちゃん、コロちゃん。」

 

「「おかえりなさい。」」

 

「おかえり。すずか。」

 

「ただいま。お姉ちゃん。あれ?その格好?外に行くの?」

 

「ん、ああ、私も翠屋に用...ていうか桃子さんにヘルプお願いされたから一緒にいこうかなって。」

 

「そうだったんだ...まっててすぐに準備するから。」

 

......。

 

「よし。じゃあ翠屋に行きますか。」

 

「はい。」

 

「しゅーくりーむ楽しみ。」

 

「うふふ。いっぱい食べようね。」

 

「うん!」

 

一同翠屋へ。

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