キャスターさんがキャラ崩壊!
残念さに磨きがかかる!
でもギャグが…足りん……!
誰かギャグの力を分けてくれ…!!
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「デートデート♪女のデートデート♪」
キャスターは浮かれていた。
もう、心の底から浮かれていた。
エフェクトとして花を出しちゃうくらいには浮かれていた。
その理由はただ一つ。
愛する夫(キャスターからすれば)と一緒にデート(実質には買い物だが)なのだ。
『えっと……キャスター、今日のご飯何がいい?(キラッ☆』
「お……おうふ…」
ソラの超絶イケメン笑顔にキャスターはずっきゅん☆状態になるが、それを何とか堪え、
「な、何でも…」
目をハートにしながら言う。
『わかった。なら、洋食か、和食か…どうしようかな』
ご飯を楽しそうに考えるソラ。
姿は子供っぽいが、中身は結構な年よ……げふん。
だが、料理はステータスを上げる面でも役に立つし、美味しいし喜んでもらえるのも嬉しい。
だが、ふと――
『……………ん?』
ソラのサーヴァント並み外れた聴力はとある声をとらえた。
子供が困っているような、小さな声を。
とりあえず会計を済ませ、その場所まで駆けた。
もちろん、スピード調整はした上で。
じゃないとキャッ☆服が…みたいな笑えない展開になりかねん…ゴクリ。
たどり着いたのは公園。
ロリショタ……ゲフン、小さな男の子が木の上に引っ掛かった風船に手を伸ばしている。
ああ、なるほど。
風船が飛んでいってしまったのか。
ソラはすぐにその少年に話しかける。
『君。風船飛んでちゃったの?』
見知らぬ人から話しかけられたからか、少年は一瞬ビクついたがすぐに、
「うん……」
風船を見つめて小さく頷いた。
それに満足そうにソラは笑い、
『よしっ、少年。実は僕は魔法使いなんだよ☆』
キラッ☆とポーズを決めた。
いわゆる、決めポーズとやらだ。
セーラームーンでいう、月に代わってお仕置きよ☆的な。
少年はポカン、とした表情を浮かべている。
ふふん、とソラは得意気な表情を浮かべると少年とは反対方向を向き、キャラリメイクを起動させた。
キャラリメイクとは、そのものの髪型や目の色、身長に止まらず性別さえも変える、まさに変身や隠密として使うにはうってつけの技能なのだ。
そして、思い浮かぶ魔法少女の典型的な例はやはりド派手な髪色で美少女、ふわふわの服だろう。
服はすぐに変えられるからいいとして、とりあえず髪色を蒼銀から桃色に変え、瞳を両方緑に変える。
旗から見れば、まさに変身したようにしか見えないはずだ。
もちろん、一般人には見えないようにキャスターが偽装してくれているが。(さすが良妻……ってキャラ被り!?)
服はメイド服に似た剣士のレディアントじゃあれなので、魔術師のレディアントを纏う。
三角帽子に小悪魔を思わせる羽のついたミニスカートのローブ。
一応魔法使いには見えるだろう。
「うわぁっ!」
実際、少年の目はキラキラしている。……ドヤ顔をしたい位には。
『ふふん、見ててね。――ウィンドカッター』
威力を大分抑えた、殺傷力のない風が不自然に巻き起こる。
その風に引き摺られるように風船は地面にゆっくりと舞い、
「えいっ!」
少年がジャンプしてキャッチした。
『よくできました!』
パチパチ、とソラは拍手する。
少年の頭を撫でると、少年は嬉しそうに小さく笑った。
そろそろキャスターの所に戻らなくては。
せっかくのデートをソラの勝手な理由で台無しにしてしまったのだ。
何か、埋め合わせでもしないと。
『じゃあね!』
少年に手を振ると、ほぼ無詠唱でファイアボール(熱も何もないただの光に等しい)を指先に浮かべ。
目に優しい程度の――ただし、結構目映い光を放って。
「………あれ?」
少年の目の前からソラは消えた。
正確には、サーヴァントの身体能力をいかして去っただけだが。
少年には目の前から一瞬で消えたようにしか思えない。
夢か、白昼夢か……だが、手には確かに風船が握られており。
さっきの自称魔法使いの少女は確かにいたのだ。
少年が、後に風と火の二重属性の魔術と剣術を操る優れた魔術剣士になるのは、また別の話。
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『キャスター、ごめんね?僕の都合で台無しにしちゃって』
元の姿に戻ったソラが心底申し訳なさそうに言う。
「旦那様の心の広さを再度認識したわ…これは……(ショタ×旦那様展開…)……!」
▽キャスターは キャラが ほうかいした!
こっそり、桜が借りたのか買ったのか押し付けられたのかは知らないが持っていた薄い本を読んだキャスター。
それはもう、はまった。
カップリングを考える位には。
元々、喪女的な思考だったキャスターはもう、この上なくはまった。
ソラが言った埋め合わせには、アニメイトや虎の穴に連れていってもらおうか…と考える程には。
「(私×旦那様……やっぱりそれね!)」
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そろそろ入試か…
大学ガクブル、でも二次元はやめられない止まらない!
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