うぐぉ……fate/stay nightのアニメがかっこ良すぎる…
ランサーとアーチャーかっこいい!
その後、間桐は劇的!ビフォーアフター並みに変わった。
蟲蔵にいた蟲は臓硯とソラによって改造され、吸収の属性やその他もろもろが付与された即席の魔術機に変わり、
怨念渦巻くズタボロなお化け屋敷並みだった屋敷も、ソラによって破壊され新しく改築された。
改築された家を見て、あまりの変わり様に臓硯は、
「ファッ!?」
となったものだ。
屋敷の壁は白亜、家全体に広がっていた気味の悪い木はソラが悉く斬り、公園などにある様々な形を描き、アートのようになっていた。
あらゆるものを拒むかのようだった門には、貴族の門を思わせる細かな装飾が彫られ、庭には子供の喜びそうな遊具やパラソル、テーブルが配置されている。
桜も家の変わり様に驚いたようだが、わりかし好意的だった。
だが、その二人よりさらに驚いたのが留学から帰ってきた慎二だ。
「な、なんだよコレ!?」
慎二は留学から帰ってきていの一番にそう言った。
まぁ、そりゃそうだろう。
留学から帰ってきたらお化け屋敷だった家が、洋画に出てきそうなハイカラな家になっているのだから。
しかも、その庭で見知らぬメイド服の女と妹、祖父が遊んでいる。
…え、鶴野?
鶴野は臓硯が今までの事を謝り、自分の好きな事をするといい、という事を告げると怪しみながらも間桐を出、小説を書いていた。
その小説が大ヒットし、今では原作本がメディア化などに引っ張りだこになっている。
慎二も、海外でもその小説が大ヒットした為、鶴野が間桐を出た事は知っていた。
「な、何やってるんだよ!」
「あ、兄さん。お帰りなさい」
妹が、最近は滅多に見ることのなかった笑顔を浮かべながらサンドイッチを咀嚼している。
祖父は桜に比べ、小さなサンドイッチを食べており、メイド服の女は様々な料理を持ってきているという…中々カオスな空間だった。
ちなみに、今は天気が良いという事で全員が庭のパラソルの下のテーブルで昼ご飯を食べているのだ…と説明された。
「しかも、あんた誰だよ!」
『これは失礼いたしました。僕は新しく間桐家に配属になったメイドでございます。どうぞソラ、とお呼び下さい』
何故ソラがメイドとして振る舞っているのか?
それは、ソラが霊体化できないからだ。
マスターである桜に不備があるのではなく、単純に本体が死んでおらず、しかもソラはこの世界との一時的な契約で世界に存在を許されている状態だ。
五次のセイバーと微妙に似た状態だと言えばいいのか。
サーヴァントは通常霊体化しているがそれができないソラは、せめて自然に見せかけるためにメイドとして振る舞っているのだ。
間桐は御三家に数えられる名門。
それならば、メイドがいてもおかしくないだろう的な話し合いでメイド扱いになったのだ。
…装備もメイドっぽいし。
「そ、そうなのか?」
『はい、よろしくお願いしますね。慎二様』
ニコッ、とソラが微笑む。
外見が無駄に良いからか、慎二は微かに顔を赤くして一旦屋敷の中に入っていく。
慎二がいなくなったのを確認し、
「兄さんにはいつ頃ソラさんの事を話すんですか?」
「そうじゃのぅ……とりあえず五次聖杯戦争が始まるちょっと前位はどうじゃ?」
『僕はそれでいいよ。色々と五次までやることもあるみたいだし』
「まぁの…」
ふぅ、と三人はため息を隠さずにはいられなかった。
「でも、兄さんってばソラさんの笑顔で顔赤くして…(黒笑)」
『えっと……何かものすごい黒オーラを感じるんだけど…』
――浮気か!
何故か、カノンノの声で某テニス漫画のホモップルの台詞も聞こえたのは気のせいだろうか。
「桜………」
臓硯は桜が黒属性だとわかり、あのまま道具として扱っていたら間違いなく、
▽ぞうげんは しんでしまった!
「おおぞうげんよ、しんでしまうとはなさけない」
的な展開になる事だろう。
心底ホッとしながら、用意された茶を啜った。
・
次からは五次に行きたいと思います。
更新も頑張ります!