不遇水魔法使いの禁忌術式サーシャと死に戻りの時計   作:何処にでもある

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 極限下の実験と、引き続きのサブクエ消化です。




恋・踊・二六

 

 

 バチャバチャ、

 

「ング、ング、ング…ぷはぁ…完成したッ!自身の魔力に寄らない技法!()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()ッ!!ぶっちゃけ戦士の旅人とかが言ってた気や呼吸法だコッごほっごほ…」

 

 砂漠に沈んだ監獄にて、水の跳ねる音と共に一人の少女が歓喜の声を挙げていた。

 無理もない。丸2日飲まず食わずで歩き苦しんでいたところに湧き上がっている水を見れば、誰もが歓喜を感じるだろうから。

 

「ング、ング…身体の可動域から操作の限界はあるけど、それでも周囲の魔力を自分の属性に染めて物質化する程度なら余裕。魔法を覚える過程で死ぬほど繰り返した事だし、つい最近まで研究してたのが幸いした」

 

 丸一日の極限下で、驚く事に少女の研究と言う名の修行は成功していた。

 熟練の戦士や達人が長い年月を掛けて辿り着く境地、その道のりをたった1日で踏破したと言うのだ。

 それが真実なのであれば、場所が場所なら稀代の天才だと持て囃され、今の扱いに嘆かれる所業だが…今の彼女にとっては水を飲める価値の方が大事だった。

 

「まだ食べ物がない問題が解決してないけど……この技術に辿り着いて興味深い事が分かった。この技法の在り方は禁忌の術式構成に近い…近いか?んー根本の設計が同じ…自分の魔力(魂の波動)を呼び水に周囲の物質(魔力)を変換する。類似した…発展系なら錬金学だね、あれも禁忌と同じ挙動だ」

 

 栄養が足らずに回らない思考を、口に出す事で無理矢理回す。

 いつも以上に口数が多いのはそういう事情が少なからずあったのだが、孤独を慰める為でもあった。少女は元々ただの村娘だ。微妙な関係でも、歩けば出会える範囲に常に人が居た。

 特にここ最近はMMのリーロが常に側に居た。会話できるようになってからは直ぐに気の合う友人として会話相手になってくれていた。

 誰も居ないという環境は、少なからず少女の精神を疲労させていた。

 

「…ここまで来たら禁忌と表すのは不適切か。この挙動と従来の運用、再定義するなら感応…いやもうあるか。「共鳴反応」うん、言葉にして脳が動き始めてきた。要は禁忌なのは物質変換。あの蘇生する奴はその極地。だけど全て魔法で、同じ起源だ」

 

 気の技法を扱う工程、魔法を扱う工程、錬金学を扱う工程、禁忌の起こす工程、そしてMMの共鳴の工程。

 4つの動きを纏め、その抽象化を行なった。単語をXやYに、公式を作り始めた。

 

「うん、やってる事は同じだ。1.魂の波動で魔力に、2.思考で魔力を物質に、3.思考と魔力で物質を他の物質に…当たり前の事だけど、それなら奇跡はどうだろう。4.神の思考で魂の波動で肉体に…つまり物質に干渉している」

 

 神国の人に聞かれれば即座に敵対されることをさらりと言う。

 神学の担任である先生が唱える奇跡と魔法が同一である理論よりも危険な思想だった。

 タダでさえMRCを作る過程で奇跡を解明し、魂の波長による奇跡の増幅を成し遂げでいる以上、仮に神国が知れば抱え込まれるか殺されるか、そういう発言だった。

 

「…んー実は偽りの魂(ソウル・コンプレックス)での奇跡増幅って神様と共鳴してた?…まぁ今は良いや。そして今の私は魔法と奇跡が使えない。234が使えない。しかし1の魂の波動から魔力に干渉するのは可能だった。これは周囲の魔力が勝手に其処に"思考"を見出したに過ぎないからだ。故にこの枷は"思考"による操作を塞ぐ物だ。誤解までは防げない」

 

 この"思考"とは、リーロの前世の単語で表すなら"プログラム"だろう。

 封印の枷は脳によるプログラムの禁止を表し、原始的な戦士の極地は感情で無理やり実行ボタンを表し、その動きをプログラムとする物だった。

 少女は今この場で、自分に課せられた正確な条件の把握に成功したのだ。

 

「故に……あー……"思考"の代用…魂の波動だけで動く陣を書き出せば良いんだ。詠唱代理文も載せて、実行の波動を送るだけで動く奴…魔道具は魔力が必要だし、自分の魔力を使わずに……()()()

 

 バシャン!ぶくぶくぶく…、ザバァ!

 

 監獄を歩いていて見つけた良い感じの桶に溜めた水に顔を浸し、思考をクリアにする。

 大切なことを見失っていると感じたからだ。今大事なのは何か、第一に脱出、第二に食料だ。

 この先にその回答があるのか、冷静に考えて違うと否定した。

 

「……使うけど、こうじゃない。時間がかかり過ぎる。餓死してしまう。()()()()()()()()()()()()を履き違えてる。考えろ、答えはもう持ってる筈だ……()()()()()()か。そうだ、ここが深淵なら、なぜ私の思考が読まれない?答えはある、この枷だ」

 

 深淵は思考を読んで、そこから魔物を抽出する。一度訪れた者の思考を覗く。

 そしてこの砂漠の深淵の昏闇層に確定で訪れた人物は四人だ。

 

「…そもそも、戦士の技法が勘違い?自惚れてたな。…()()()()()()()()()()()()()?それこそ馬鹿らしいけど…私は魔法を使うように頼み、深淵が代わりにやったなら枷も乗り越えられる…()()()()()()()()()()()()?…まぁ、都合が良いから使わない手はないか」

 

 神様、星の旅人、ジャッジ先生、そしてサーシャ。

 それなのに魔物はただ一匹も居ない。その理由はある。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 だからこそ、この地はまっさらなままでいる。

 

「摩擦の原理を知らなくても火は起こせる。風の原理を知らなくても風車は回る。栄養素を知らなくても作物は育つ。蒸気を知らなくても雨は降る…同じだね、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()。うん、私は好きだよこういうの。未知を未知のまま活用するのってとっても魔法らしいし」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「…活路は見出せた。この動きに込められた意味は理解している。後は、最も都合の良い魔物をこの身で絵描くだけで良い。最も原始的な言語、"肉体言語"こそが活路だ。深淵を読み解き、対話しよう」

 

 サーシャは仁王立ちをして、息を整えた。

 

(…だけじゃあ、つまらないか。折角なら喋れる方がきっと楽しいよね)

 

 今から絵描くものの詳細を詰め、追加し、それを表す踊りを割り出し………

 

「‭─‬‭─‬‭─…… ッ!」

 

 言葉にならない音を吐き出しながら、奇怪な踊りを始めた。

 残りの体力からして失敗は許されない、繊細な踊りを。

 

 それは何処となく、スケートをする時のリーロの振る舞いに似ていた。

 

 


 

 

 それは朝日が出てきた頃のことだ。

 

『ええと…珍しく早起きしたシープ達は私に何の用で?』

「大したことじゃないわ、通信やそれによる販売、ラジオやらの売り上げを渡しに来たのよ」

「サーシャお嬢様こそいらっしゃいませんが、シープお嬢様はいずれ帰ってくるからには此処へ預けるのが良い…と判断されました」

「そう言う訳よ、受け取りなさい」

 

 机に置かれた桁違いな金額が書かれた小切手を確認し、その額の価値を脳内で計算した。

 ゲームの所持金上限の1000億で、今の小切手には1億…すごい、王国なら10回は人生を楽しみながら送れるんじゃないか?

 すごくありがたい物だけど、コレってゲームに有った買収イベントか?金額や周囲の雰囲気が似ているぞ。

 受け取ったら商国ルートになるから俺の一存じゃ無理だ。サーシャを待とう。

 

『…私は預かれません。この紙に込められた価値も意味も、MMの持つ領分を超えてますから』

「あら…貴女、そういうのがあるって理解できるのね」

『これでもサーシャのMMとして賢くなってますから、多少は。やるなら本人としっかり話してください』

「…へーぇ?私の好意が受け取れないっての?」

 

 うーん怖い。自分の両親と話した影響なのか緩い感じがしないし、俺の背も低いから圧もすごい。

 幸いシープの両親達は基本的に見守る姿勢だからかMMのままなのだが、これで全員人型だったら圧に負けていたかも知れない。

 

『ちょっとしたプレゼントのお返しには過剰なんですよ。受け取る権利をサーシャは持ってませんし、その持ち物なら尚更です。友達と金銭のやり取りをする気は有りません』

「…まあ良いわ。今はそれで引いててあげる。でも欲しい物が有ったら何でも言いなさい?何でも買ってきてあげるわよ!」

『あはは…』

 

 二人とも和やかな笑顔だったが、外堀を埋める為の行為だと考えると素直に喜べない自分がいるな。

 

「で、ここからは冗談抜きなんだけど、リーロちゃんはサーシャがいつ頃に出てくるのかは知ってるかしら?」

『簡単には帰れないってのは聞いたから知ってる。それ以外は無罪を希望する生徒や前世が多いほど早く解放されるくらいかな』

「私の持つ情報と相違ないか…なら、ひとつ頼まれてくれる?困ってることがあるのよ」

 

 この時期にシープから…?商会を成長させた方のイベントか?でもまだ5月だぞ?

 

『サーシャほど万能じゃなくても良いなら』

「ありがとう。安心して、難しいことじゃないわ。ちょっと生徒へのアンケートをする人手が居るだけだから」

『アンケート?』

「みんなに何が欲しいのか聞くのよ。需要調査…って言っても分からないか…よく売れる物が何かを調べることよ。寮に居る時、深淵に向かう時、授業を受ける時、そう言う時に何が欲しいのかをみんなに尋ねるの」

『それなら私得意だよ!』

 

 前世の営業でアホほどコレ欲しいよね?って聞くよりもずっと楽だし。

 でもこのクエスト身内になってから受ける奴だ。下手な聞き方するとシープの身内だというのが公然の事実になりそうだな。気を付けよう。

 

「ふふっ頼もしいわね。期限は今週いっぱい、それまでに出来るだけ聞いてちょうだい。多ければ多いほどありがたいわ」

「…お嬢様」

「ヘル」

 

 一瞬、シープがとても冷たい目をして、ヘルは罪悪感を抱くように口角を下げた。

 本当に一瞬、瞬きした時にはどっちもふざけてる時の空気になっていた。

 

「いえ、どうにも部屋のメイキングが気になりまして…少々手を入れても?」

「ヘル、こんな時でもサーシャをお嬢様扱いするのね」

「はい!これでもお嬢様唯一の召使い。折角帰るなら、とびきりの部屋で迎えましょう!」

「全く…良いわ、このくらいならリーロちゃんも首を縦に振るでしょうしね。…それで良いかしら?」

『問題ないです。そのくらいなら是非』

「ヘル、やりなさい」

「はい!お嬢様!」

 

 どうしてゲームだと記憶を消してから好感度を上げるのか分かる光景だな。

 こんなことされると疑心に満ちた目で見てしまうからだわ。手慣れてないけど懐柔しようとしてくるんだしさ。

 そうして二人は部屋のメイキングを終わらせると、専用の手帳を置いて帰って行った。

 パラパラと捲れば線や項目が有り、初めてでも手順に添えばある程度の情報を聞き出せるようになっている。

 

『ふんふん…ん?』

 

 そうして流し読みしていると、手帳の間から紙切れが落ちた。

 拾って確認してみる。

 

 "シープの目的は復讐である。その手段は商国の最も偉大な深淵「黄金精霊都市」の深淵到達であり、サーシャはその手段として勧誘されている。勝手な願いだが、どうか止めて欲しい"

 

『…情報のリーク早くない?ヘルとシープを同時攻略したら卒業後に貰える奴じゃん』

 

 おっかしいなー。好感度の溜まり具合からして絶対貰わない奴なんだけど。

 ゲームだと好感度って最大100なんだけど、これって卒業前に両方95以上にしないと貰えない奴なんだよ。

 それだけ両親や同僚といつでも話せるようにしたのが効いたのかな。エンド分岐に関わる選択肢を選べるアイテム貰っちゃった。

 

『…サーシャが帰ってから考えて貰おうっと。まだ時間はあると思うし』

 

 うん、俺の手に余る物だ。サーシャの日記に挟んで忘れて今日の分のサブクエやってこよーっと。

 そして授業は終わり、クエストで深淵近くの村に立ち寄った。深淵の転移門の活用だな。

 

「最近魔物の襲撃が多くてな…あそこの山に居る奴を倒してきてくれ」

『魔力視で見た感じ…「グレイウルフ」じゃん!倒すのは勿体無いよ、犬の先祖モチーフの魔物だよ!上手くやれは仲良く出来るし、番犬にもなるよ!』

「…そこまで言うならやってみろ。魔物と仲良くなるなんて夢物語が叶えられるならな」

『待ってて…あれとコレを合わせれば或いは…錬金、チュール!ちょっと交渉してくる!』

 

 30分後。

 

 バフっバフバフっクゥーン…、

 

「…学園の生徒って奴はすごいな。あの狼どもが腹見せて並んでやがる」

『満月の日にチュールを渡す代わりに、この村を荒らそうとする獣や魔物を狩ってくれるようにしたよ!チュールの作り方はこんな感じで…もし時間がないならこの魔法をこう動かしたら、学園の商隊に繋がるからそれで買ってね。それと他に欲しい物とかある?』

「そうだなぁー……」

 

 その次は馬術や移動で使う馬小屋で。

 

 ブルル…ヒヒーン!

 

「いやー助かった。怪我をして走れなくなった馬、神学の先生に頼もうにも馬は優先順位が低いもんでな。とはいえ生徒で人以外を治せる奴は少ないし、そこまでの腕利きだと教会の手助けに派遣されがちでなー。馬が好きなのか?」

『いえ、この学園からあまり離れなくて散歩してただけです。実力だって、すごいのはここまでの出力を保てるMRCです』

「はーっあっしには分からない世界だなー。ずっと空いてるなんて、相当の実力がないと無理としか分からんよ」

『ははは…それにしてもちょっとボロったいですね。雨漏りしてそうですし、ついでに錬金で直しておきましょうか?』

「おっ良いのかい!はっはー助かるね!ついでにこの桶や器具も直してくれると助かっちゃうなー!」

『良いですよ。その代わりに、何が欲しいのかのアンケートをお願いします。自称新規精鋭なお店に頼まれてるんです』

 

 お礼に髪飾りを貰ったので、折角だからと髪を纏めてから学園の転移門のある広場で歌っている音楽家志望の前で足を止めた。

 昔馴染みの穏やかなリズムと悠長な歌。吟遊詩人としてなら場末の酒場で歌えるだろう。この世界の昔の話は設定集気分で聴けるから俺は楽しめるが、学園とはミスマッチな気もする。

 

「‭─‬‭─‬…センキュー」

『わーパチパチ』

「くっ…なんで誰も僕の歌を聞いてくれないんだ!」

『うわ喋った』

 

 あ、僕っ子なんだ。見た目も声も中声的だし、ゲーム同様性別分からんな。

 ゲームよりも多弁なのは疑問だけどさ。

 

『学園向けじゃないからだよ。おらが村の話ならどれだけショボくても聴けるけど、誰もが故郷を忘れた中だと派手じゃない吟遊詩人の需要は少ないよ』

「くっ…正論が耳に痛い!!でも僕の楽器の才だとコレが限界なんだ…それも合わないなんて、どうすれば…」

『聞いた感じリズムは取れてるし声は良い…でも楽器が使えない…それなら楽器は他に任せてさ、歌に集中したらどうかな』

「それが出来れば苦労はしないんだよ…!僕は独りなんだ!」

『こんな話せてぼっちなの…?』

「僕は3歳の子供にイキれない程弱くはない」

『そんな自慢することじゃないと思うなぁ』

 

 ゲームのサーシャと俺は違うからなー…対応も変わるのか。

 

『しょうがない。その楽器貸してよ』

「良いよ。最後まで聞いてくれたし、そのくらいのファンサービスはしてあげよう」

『調律錬金!』

「うわあああ!?何しようと…もう終わってる!錬金速度早くないか!?」

『録音機…事前に仕込んだ演奏が流れる機能を追加してみたよ。何度も録れるし、上手く行った部分をつぎはぎにも出来る。これで学園最先端の音楽も歌えるよね。使い方は……』

 

 サーシャが『通信』の魔法を作る過程で作ってた設計図が役に立ったな。

 

「ふむふむ…良いじゃないか!これなら下手くそな僕でも時間をかけて準備すれば良い!感謝するよ、是非次の公演にも来てくれ!この「ツギハギハーブ」と僕のとびきりの演奏が目印さ!」

 

 早速名前を名付けつつ立ち去った子を見送って、アンケートが出来なかったことに気が付いた。

 しょうがない、次会ったら聞いてみよう。

 

「ヒールが…折れましたわ…!」

『どうして社交場でもないのにそんな立派なヒールを履いてきたの?』

「自力で直せる…改善として硬くして壊れにくくなるもしてますのに…」

『硬いと壊れやすくなる事を教えてあげる。壊れにくくしたいなら弾性も必要だよ』

「弾…性…?」

『弾性って言うのはねー……‭─‬‭─‬

 

 今の俺は死に戻り以外に使えない時属性だからな。錬金とかの学んだことで何とかなる問題しかできないのが難点ではあるが、それでも手伝える事は案外多いと実感出来る一日だった。

 こうしてあちこちのサブクエを解決しつつ、サーシャが居なくなってから3日目の夜を迎えた。

 

『…眠れないのは本当に不便だな。今日も散歩してみようか』

 

 昨日はダルクの姉と会ったし今日はスケート…水魔法扱えないから無理だ…。

 いやでも陸で…だとモヤるし…はぁ、仕方ない。誰かと会って気を紛らわそう。

 

 






「魔法の始まりを主軸にした深淵への要望項目」
 人が二本足で歩くように、魔法とは人類の起源となる魔物の持つ当然の力。
 この始まりの魔物は世界を広める事に特化した魔物で、神が創造した自然現象に近い在り方だ。
 故に属性を使った魔法とは、何処までも魔力の物質化という、始まりの魔物の使い方の延長線でしかなく、それ以外の使い方は()()()()()()を感じるが故に禁忌指定されたと予想できる。
 なら、私の魂の波動を利用して生身の肉体を作成して、そこに魂の波動をより細やかに操れる生体部位を取り付ければ、理論上全ての属性を操り、あらゆる存在と会話出来る者が産まれるのではないか?

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