一気にキャラが出過ぎて扱いに困る困る!!
でも、ギャグ出来てたのちい!!
ってことで投稿ですわ!!
「よし、バイクも終わった!!とりあえずはトライドロン以外はOKだな……」
「この世界にいたと言っても1年足らずでここまで出来るのには驚かされるな」
「これでも色々やってきたんで…」
一通りの点検を終えたユウ。
その手際をベルトさんに褒められるも軽く流していたが、ユウはここであることを思い出していた。
「って忘れてた…。ゼロライナーに入れるかな?」
この世界に飛ばされたユウだったが、元はと言えばゼロライナーに乗っていたのだが気が付けばトライドロンの中。
そして、それを確認する前に謎のロイミュードの襲撃を撃退、そして装備の点検をしていたこともゼロライナーを確かめることについては完全に失念していたのだが、多少の余裕が出来た今になってそれについて思い出してその言葉を口にしていた。
だが、その言葉を聞いてベルトさんの表情が変わった。
「それは以前に話をしていたタイムマシンだね?是非見てみたいものだね!!」
「…ベルトさんならいいか。でも、俺達がいないと出入り出来ないからシフトカーたちは留守番ね?」
「OK!!だが、端末のテクニックだけは連れて行かせてもらおう」
ユウは興味津々のベルトさんを収まっているクレードルから外し、走ってきたシフトテクニックを手に持つと、そのままピットの出入り口の扉をおもむろに開くと、今までと同じような感覚でゼロライナーへの道が開く事が出来た。
そのまま進んでいくと砂漠のど真ん中にゼロライナーが鎮座しており、それを見たベルトさんの興奮がフルスロットルに達していた。
「これがタイムマシンか!!ユウ!!早く中に!!」
「待って……扉は、正常だな」
「早く行こう!!」
「落ち着いて…」
ユウはベルトさんに急かされながら扉の前に立つと、正常に動作して1人でに開くのを見ると手の中のベルトさんを宥めながら中へと入る。
そして、一通り客室側の状況を確認していくが、酷く壊れている訳でもなく、多少物が散乱してしまった程度の散らかり具合で収まっていた事に安堵しながら問題があるであろう運転席へと入り込んでいた。
「ほう…!!ほうほう…!!操縦席にバイクになっているのか!!だが、案外普通の列車だね?」
「まぁ…タイムマシンって時点で突飛だけど……」
ユウはベルトさんの言葉を聞き流してから、床に落ちたライトを拾い上げて世界を移動する前に点検していた箇所を覗き込んで状況を確認し始めていた。
「あっちゃ~…やってるな…」
「ふむ…回路が焼けているようだが、我々の世界の機械と構造は一緒のようだね」
「時間移動するために必要なコンピュータとかエンジンだと致命傷だったけど、一般的な電子部品を使ってる部分なんで時間はかかるけど直せますよ…」
「トライドロンの予備パーツで使えるものがあれば喜んで提供しよう」
「確かに使えそうですね。パーツ選定すっ飛ばせるから数か月くらいになりそうです。…とりあえず、そろそろ時間なんで出ましょうか?時間も結構経ってると思うので」
「うむ…興味は尽きないが仕方ない…」
ユウはベルトさんと共にゼロライナーを後にすると、そのまま先ほどと同じようにピットへと戻っていった。
そこにはユウのよく知る面々が集まっていた。
「おや、クリムちゃんにユウ君。お久しぶりですね」
「あっ!!ベルトさん!!」
「クリム!!どこ行ってたのよ!!」
「特状課の皆。久しぶりだね」
「ご無沙汰してます」
そこにいたのは追田現八郎・西城究・沢神りんな・本願寺純。
特状課として活動していた面々であり、彼らの視線はベルトさんとユウの存在に集まっていた。
「色々と聞きたいけど…!!ユウ君はどうやってこの世界に戻ってきたの?」
「タイムマシンの暴走で連れと一緒に……とだけ。確認してきたんですけど直せそうなんで安心してるところです」
「まさか…クリム!!見てきたの!?」
「Exactly!!」
「僕も見たい!!」
「究太郎が見て分かんのか?」
「確かに気になりますね~。最も私は泊ちゃんと一緒にいるユウ君の連れと言うのも気になりますが」
「彼女達ならもうそこまで来ているよ」
この世界に来た原因とその元凶であるゼロライナーを確認してきたと告げると、一同はゼロライナーに興味を示していた。
だが、その中で本願寺だけはユウの連れ―――友希那と燈のことを話題にあげて話を逸らし始めると、ベルトさんもそれに便乗すると、彼らの後ろから友希那達が姿を現した。
「みんな、もう着いてたのか…」
「人がいっぱいいる……」
「……」
「ユウ君の知り合いって女の子だったの…!?ぐにに~…!!」
「究太郎、落ち着け!!」
「ユウ君は常識ないだけでモテない要素がないから仕方ないわよ」
「おや~?もう1人の方はムスッとしてますね~?どうしたんですかね~?」
「しりとりで進ノ介に負けたのが悔しかったようだ。猫の品種と車の車種だけの無駄にハイレベルなしりとりだったがね…」
友希那と燈の姿を見た西城が悔し気に声を挙げるのを追田とりんなの2人で宥め始めるが、本願寺はムスッとした表情を浮かべていた友希那について触れると、ベルトさんが自身の端末であるシフトスピードで見た状況をそのまま伝えると、特状課の面々は呆れた表情を浮かべていた。
「進ノ介君、流石にそれはどうかと思うよ?」
「そりゃねぇだろ…女の子相手に大人気ねぇ…」
「ちょっと現さんまで!?」
「泊君、それはないわよ…車の車種の方が圧倒的に多いんだからさ~」
「そりゃないだろ……」
非難が集まる進ノ介は思わずツッコミを入れるが、りんなの言う通り進ノ介の方が圧倒的に有利な状況で勝ちに行ってると言われると完全に彼は意気消沈し始めるが、
「とりあえず、会議の前に泊ちゃん以外の自己紹介と行きましょうかね。じゃあ究ちゃんから」
「西城究、ネットワーク研究家をやってます…」
「私は沢神りんな、物理学者よ。それでこっちが現八」
「ちょっとそりゃないでしょ!!」
「そして、私が特状課の課長の本願寺です!!」
軽いノリを見せつける特状課の面々、そんな彼らに思わずユウはツッコまずにはいられない。
「追田警部補、漫才してないでくださいよ」
「ユウ、俺は今、警部だ!!」
「あぁ、昇進したんですね」
「ユウ君、私も昇進したんですよ?」
「本願寺さんは警視でしたよね…そこからって…えっ!?」
昇進したことを自慢し始めた現さん。
それに素直に褒めたのも束の間、本願寺も昇進したと言った事で階級章に視線を向けたユウは驚かずにはいられなかった。
「警視監!?追田さんの上り幅よりデカい!?」
「今の私は実は…警視副総監なんです!!」
「はぁ!?」
「ユウ、何をそんなに驚いてるのよ?」
「あのね?副総監って警察で2番目に偉い人なの!!」
「すごい…偉い人……なんですね………」
「そうです!!凄くて、偉いんです!!」
本願寺は昇進し、今では警察のNo.2まで昇り詰めていた。
そう言われて驚くユウ達に対してノリよく自慢気に答える茶目っ気を見せつけていたが、それのせいで哀れな人物が生まれてしまった。
「そこまで上がると追田さんの昇進がマジで霞むな……」
「ユウ、そんな風に見るな……」
「はい。それよりも今は情報の共有から始めますよ~」
「……空気が変わった?」
「凄い真剣……」
可哀そうな現さん。
完全に霞んでしまった昇進話に落ち込むのを他所に、本願寺が空気を入れ替えるように声をかけると、その空気は一気に真剣なモノへと変わっていく。
友希那達はその変わりように驚いていたが、それでも変わらず特状課とユウは真面目に本願寺の話に耳を傾け始めていた。
「クリムちゃんから連絡があった通り、このピットが襲撃されました。
ですが幸いなことにクリムちゃんの所にユウ君がいたおかげで撃退出来ました。ありがとうございます」
「いえ、客員とは言え課に入っていたので当然ですが……問題は…」
「はい。問題はここからです。相手の目的に付いては究ちゃん。お願いします」
「僕が調べたところによると、今回のロイミュードはとある団体がコピーしたモノらしいです。
団体については情報が多く分からないところが多いけど、危ない武器とか色々と扱ってるみたい」
「ここを襲撃した理由は…ベルトさん……いや、正確に言うならトライドロンのコアドライビア…」
「そう。その団体はコアドライビアの劣化コピーしか作れてなくて、完成度を上げるためにクリムを狙ったって訳。ユウ君が追い払った時に重加速を使わなかったのもこれで納得って訳」
特状課はこの短時間で敵の情報やその目的まで検討をつけていた。
とんとん拍子に話が進んでいくが、友希那達は難しすぎる内容でこれっぽっちも理解が追い付いていかなかった。
「コア…?」
「重…かそ……?」
「ゆきちゃんと燈ちゃん、すっごく簡単に言うと車とバイクに積んである特別なエンジンが狙いで、完成してないから敵の能力が使えなかったってこと……続けてください」
ユウが頭に疑問符を抱えている2人に端的に説明をしてから、会議の続きを促していく。
だが、会議は―――
「ですが、こちらとしてもシフトカーや警察官たちの巡回を強化してもらうくらいしか手の打ちようがないのが現状ですね~」
「どんよりさせないとピコピコも反応がしねぇもんな…」
「こちらとしては受け身にならざるを得ないって訳か…」
「なので、泊ちゃんはクリムと一緒にいつでも動けるように準備していてください。剛君も合流したらベルト一式を渡して動いてもらうつもりです。他の皆さんは調査の方をおねがいします。と言う訳で会議終わります」
速攻で終わってしまった。
相手の事を検知できない以上は受け身にならざるを得ないだが、それでも僅かな情報を拾い上げようと彼らは動き始めようとしていた。
それを伝えた本願寺は会議の空気から一気に砕けた空気に切り替わっていった。
「それじゃ、ユウ君達の歓迎会にしましょうか…。あっ、泊ちゃんアルコールはダメですよ?何時出動になるか分かりませんので」
「分かりました」
「本願寺さん、剛のバカはどうでも良いんですけど、霧子さんは?」
「彼女はこれから合流しますよ。それはそうとユウ君。君に渡すものが…」
歓迎会と洒落こもうと言うタイミングで本願寺は何かを思い出したかのようにユウに声をかけると、彼は懐に手を入れてあるものを取り出してからそれを彼に差し出していた。
「これは前にとった免許…」
「ロイミュード特措法が適応されて捜査権が復活したことでユウ君が取った免許の効力も復帰しました。1人ならチェイス君のバイクで良いんですが、友達がいるのでこちらで車の方も手配しておきましたから、そちらを使ってください。と言っても、特状課のバンですが」
「ありがとうございます」
「僕も…渡すものが…」
「あたしからもよ」
「究さんとりんなさんの2人から…?」
本願寺はユウが以前にとった免許をそのまま手渡し、友希那達がいることもあって彼女達と一緒に乗れる車まで容姿てもらった事に素直に感謝していた。
これで万全に動けるとユウが安堵したのだが、西城とりんなの2人からも渡すものがあると言われたが、ユウには全く心当たりがなく首を傾げていたのだが、渡されたのは予想外のものだった。
「はいこれ」
「通帳……?なんで…」
渡されたのは一冊の通帳。
その意味がますます分からずユウはそれをおもむろに開いたが、それをして彼は軽く後悔してしまった。
「なにこれ?桁おかしくないですか?9桁届きそうな額って!?」
「ユウ君が手伝ってくれた論文がいくつもあったでしょ?その中で特許取ったものの特許料の一部と、あたし名義にしてユウ君が作った論文の特許料よ」
「ユウ君がこっちにいる時に前にいた世界のゲームを売ってたでしょ?販売委託の費用とか色々引いて残った利益と、君の話を元にして小説を書いた印税の一部だよ」
「マジか……こんな金あっても使わないって……」
「それじゃ、ユウの奢りだな?」
「泊さん!?普通歓迎される側が全額払うとかあり得ないでしょ!?」
2人から渡されたのは困るほどの金額が入った通帳。
それを見て頭を抱えていたユウは進ノ介から言われた思わぬ言葉に何度目かのツッコミを入れる羽目になってしまうのだった。
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