忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます
うごごごご…章が増えるごとに話が長くなる悪い癖が出てきてしまってるような気がすると考えつつもまだ番外編ですわ!!
やっと特状課が全員()出てきましたわ!!

という事で投稿ですわよ!!


Gast03-5_In an instant the world freezes

特状課からの歓迎会を終えてから1週間が経ち―――――

 

「うぉおおおおお!!」

 

ユウは特状課の客員として再び警察組織に身を置くことになり、そんな彼は雄叫びを挙げながら特状課としての活動―――――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へい!!炒飯お待ち!!」

 

「ユウ…あなた、なんで食堂で料理してるのよ……」

 

「えっと…他の人達みたいにその…捜査?をしなくていいんですか…?」

 

「それもそうだけど、特状課のみんな用のお弁当作って終わりになる予定だったんだけど……」

 

ではなく、特状課が設置されている久瑠間の運転免許センター内の食堂で鍋を振るって完全に彼は弾けていた。

 

その光景に友希那と燈にツッコまれてしまい、確かに彼女達の言うように本来ならばこんなことをしている場合ではないのだが、こんな所にいるのは――――

 

「原因はユウ君が帰ってきたからですよ」

 

「副総監の…本願寺さん…だったかしら?」

 

「そうですよ」

 

ユウが帰ってきたことが原因だと、いつの間にか現れた本願寺が語っていた。

友希那達はいきなりの登場に驚きながらも反応していると、ユウは料理を続けながら本願寺達がいる方へと顔を向けていた。

 

「本願寺さん?どうしてここに?」

 

「特状課のみんなお弁当を取りに来ましたよ」

 

「はい!!これが全員分です!!」

 

「すいませんね。それと霧子ちゃんが来ることになったので―――「霧子さんと英志の分はスグ用意します!!」お願いしますね」

 

ユウに尋ねた理由を聞かれた本願寺が答えると、ユウは切りのいいタイミングで料理の手を止めると、彼に素早く弁当を渡してからそのまま料理に戻っていったのだが、それを友希那と燈が眺めていたが本願寺が言った言葉が気になっていたのだ

 

「見ただけで分かりますが、前よりも大分腕を上げてますね~」

 

「前…それって…」

 

「はい。彼は特状課の活動をしていながら、ここで料理長をしてましたよ」

 

「料理…長…?」

 

「なんでいきなり料理長なんてしてるのよ…」

 

ユウは以前に来た時からここで料理をしていたと聞いた友希那達は驚いていた。

それもそのはず、来たばかりの人間がいきなり料理長なんて立場になれる筈もない。

それにも関わらず彼は料理長だったと言われて目を丸くしていたが、そこからのエピソードも信じがたいものだった。

 

「私がユウ君にここの食事を食べさせた時に”こんな料理に金を払う価値も無い。むしろこっちが金を貰うレベル”とまで酷評したんですよ」

 

「ユウが…!?」

 

「おにーさんがそこまで言うなんて…!?」

 

「でも、ユウ君が言っていた通りに、昔はここの味が余りにも酷くて安い以外に全く取り柄のない場所でしてね。

酷評を聞いた当時の料理長を怒らせたんですが、料理勝負でけちょんけちょんにやっつけたせいで当時の料理長が辞めちゃったせいでなし崩しでそのまま料理長になっちゃったんですよ」

 

 

 

 

 

「料理勝負…?」

 

「ちょっと前にもやってたわね…。あの時はケーキだったけれど…」

 

「……まぁ!!

それにしてもユウ君は歓迎会翌日に休んだと思ったら、ここまでまぁ…はっちゃけちゃいましたね~」

 

料理勝負で打ち負かす。

そんな以前にあったことを思い出すような事を言われて、心のどこかで2人は納得していた。

そんな2人に本願寺はキョトンとしていたのだが、すぐにおどけるように驚いてみせるとすぐに厨房の方へと視線を向けて言葉を漏らしていたのだが―――――

 

 

 

 

 

 

「何ですか…これ…?」

 

「あなたは確か…」

 

「泊って刑事の奥さんの……」

 

「霧子君。よく着ましたね」

 

彼女達が話していた後ろから声が聞こえて振り返ると、そこには元警察官で特状課のメンバー、そして進ノ介の嫁である霧子が食堂の入り口に立って戸惑いの言葉を零していたが、今回に限って言えばこの言葉は一切間違っていなかった。

 

「前と全然違います…!!」

 

 

 

 

「あっ…霧子さん。お疲れ様です」

 

「ユウ君!!なんで食堂の全部が新品になってるんですか!?」

 

霧子は驚いていた所に、食堂での仕事を終えて着替えまで終えていたユウの姿を見ると一目散に近寄るとその肩を掴んで彼を激しく揺さぶり始めていたのだが無理もない。

 

 

 

 

 

 

 

彼女が見ている食堂は記憶の中にあった清潔感がありながらも、若干の古さを感じる様な食堂でく、全ての机や椅子食器類が全て新品になっていた。

 

それだけでも驚くべき変化だが、そこ以外にも食堂の壁や床が綺麗に塗り直され、厨房と繋がるカウンターも一新されて、食堂の端に設置されていた給水機すら最新のものが設置されていて、完全にここだけ金の掛け方がおかしなことになっていたのを見た霧子は原因は全てユウにあると元警察の勘で見抜いて問い詰めるが―――

 

「俺が犯人です」

 

「何をやってるんですか!!」

 

「霧子ちゃん落ち着いてください。これには理由があるんですよ」

 

「理由?食堂1つを全部改装するのにどんな理由があるんですか!!」

 

「えっと…りんなさんと究さんが特許だの著作物の利用料とか言って俺に金を押し付けてきたからで…」

 

「人のせいにしないでください!!お金は大切にしないとダメじゃないですか!!」

 

やっぱり犯人はユウ。

素直に自白した彼に霧子が説教モードに入ろうとしていたのだが、それを本願寺が宥めるように止めようとしたものの、警察ではなくなった霧子は元上司である本願寺の言葉では完全には止まらない。

すぐに理由を伝えようとしたユウだったが、話の中にりんなや西城の名前が出てきたことで人のせいにしようとしていると勘違いして説教を加速させようとしたが―――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、別の世界の人間の俺が金を使わないで貯めこむ方が問題ですからね?」

 

「そうかもしれませんが、やり過ぎです」

 

「散在するなら意味のある形でやろうとしたら、1日と1晩でお陰で財産の7割近くすっ飛ばせました!!

機材の購入以外の設置やら工事の諸々は俺や他の職員それとシフトカー使って頑張りました」

 

「そういうことではありません!!」

 

別の世界の人間が金を使わずに貯めこみ続けるのは色々と問題があると感じたユウは後に残るような形で散財してみせたがが、それでも霧子のお説教モードが止まらなかったが―――

 

 

 

 

 

 

 

「「「っ!!」」」

 

「何これ…!?」

 

「みんながゆっくりに…!?」

 

――――突如として世界が静止した。

 

「久々のどんよりが来ましたね…しかも、泊ちゃんとクリムが調査で払ってるタイミングで…」

 

「これでは連絡も取れません…!!」

 

その未体験の出来事に友希那と燈が驚いていたが、特状課の面々とユウはそこまでの驚きを示してはいなかったが、身動きが取れないこの状況ではどうすることも出来ない。

万事休すのこの状況に不安が募る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「機械の匂いで分かる……試験コースの方からこっちに来てますね…」

 

「「「……っ!?」」」

 

「コブラ、バット」

 

この静止した時間の中でユウだけは何事も無いかのように動いていた。

それを見た皆が静止したままの状況で驚いていると、ユウの懐からっは2つのナニカが飛び出していくと友希那と霧子の元へとそれぞれ飛んで行き、彼女達の身体に触れたその瞬間、予想外の出来事が起こった。

 

 

 

「動ける…?どういう事…?」

 

友希那と霧子の2人が突如として何事も無かったかのように動き始める。

動けなかった状況で再び動けるようになったことで戸惑いの言葉が友希那から零れるが、霧子はその中でユウから飛び出したあるモノの正体に気が付いた。

 

 

 

 

 

「これは…チェイスの…!!」

 

「武器に使ってたバイラルコアですよ。俺は最初から持ってたから動けたんですよ」

 

「ユウ…」

 

「ゆきちゃん、色々と聞きたいだろうけど後にして」

 

ユウは懐に残っていたスパイダー型のバイラルコアを取り出しながらネタバラシ。

それで霧子は納得したが、友希那は相変わらず状況について行けていなかったものの、それを気にしている時間は残されてはいなかった。

 

「霧子さん、泊さんに連絡してからピットにいるりんなさんの所へ。

ゆきちゃんは燈ちゃんの手を繫いで、そうすれば燈ちゃんも動けるから一緒に行って」

 

「分かったわ」

 

「ユウ、あなたはどうするの…?」

 

 

「俺は泊さんが来るまでは、ロイミュードしばいて………じゃなかった。時間を稼ぎます。

この状況でも来ない剛の野郎はマジでぶん殴ってやる…」

 

そう言ってユウは食堂の窓から文字通りに飛び出してロイミュードが向かって来ている試験場の方へと駆け出していくと、友希那は燈の手を掴むと動けるようになった彼女と霧子と共にピットへと向かっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「(ユウくーん!!私の事、忘れてますよ~!!)」

 

重加速の影響で動けないままの本願寺を残して―――

 





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