忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます
うーん……悪い癖が出てきてる
章を重ねるごとに話数が増える悪癖が……
次で完結させるから…許して欲しい…何でもしますから……()
という事で投稿です


Gast03-7_戦場・カケル・怪盗

変身。

3人が並んでその言葉を口にすると、それぞれが装甲を纏った姿―――仮面ライダーに変身していく。

 

―――ドライブ!!タイプスピード!!―――

 

「進ノ介、久々の変身だが…ギアは―――」

 

「ベルトさん!!俺の脳細胞…いや、俺の身体はもうトップギアだ…!!ひとっ走りつき合えよ!!」

 

「OK!!」

 

―――ライダー!!マッハ!!―――

 

―――ルパン!!―――

 

「ユウ!!喧嘩はロイミュードをぶっ壊した数で決着だ…!!上級のフリーズと女みたいなのは任せた!!」

 

「剛!!もう…!!ユウ!!」

 

「泊さん。霧子さんをみんなのところまで連れて行きますから、俺が戻るまでエンジェルの相手もお願いします」

 

「進ノ介…」

 

「ベルトさん分かってる!!任せたぞ!!来い!!ハンドル剣!!」

 

変身を終えた剛―――マッハが早々にロイミュードの集団へと飛び出していくと、ドライブがハンドル剣を呼び出しながらその後を追いかける。

そんな2人とは対照的にユウが変身したルパンはそのまま霧子が隠れている場所まで飛び退いていた。

 

「ユウ君…本当に変身した…」

 

「霧子さん。みんなのところまで連れて行きます」

 

「分かったわ…」

 

霧子に声をかけるとすぐに彼女を抱えあげると、ユウはそのまま本願寺達が顔を出していた窓から建物の中へと跳び込んだ。

 

「霧子さんをお願いします」

 

「任されました!!」

 

 

「ユウ。いつもより派手ね」

 

「いつものおにーさんのイメージと違う…」

 

「ゆきちゃんも燈ちゃんも…今言う事じゃないよね?大丈夫、すぐに終わらせてくるよ」

 

ユウは霧子を本願寺に預けていたが、彼が変身したルパンの姿に友希那達が場違いなことを口走ると思わずツッコんでからすぐに戦闘に戻ろうと窓枠に足をかけたのだが――――

 

「「「ユウ!!」」」

 

「ちっ…!!」

 

建物から飛び出ようとそのタイミングでフリーズの光線がユウではなく、彼と一緒にいた霧子を目掛けて放たれていた。

その攻撃にベルトさんも含めた3人の声が聞こえると、ユウは即座にマントで自身の身を覆って自分の身体とマントの2つで皆を攻撃から守る。

 

オリジナルのフリーズの光線は進ノ介の命を一度奪っている攻撃。

事情を知らない友希那達はおろか、その事を知っている特状課の面々ですら心配そうな表情をユウに浮かべていたが……

 

 

 

 

 

 

 

「「「ウッソだろ…フリーズ…弱すぎ……?」」」

 

「だが、弱い分にはこちらとしては助かるな!!」

 

「そんじゃ…俺も行ってきますか…!!」

 

ユウはその光線をマント1枚だけで容易く弾いてみせると、思わずオリジナルとの落差に逆に驚きを隠せなかった。

弱体化の度合いが分かったことで既に戦闘を始めていた2人は一気に攻め始めていくと、ユウもそれに加わろうと改めて建物から飛び出そうとしていたのだが――――

 

 

 

「ちょっと待って!!ユウ君!!何かないの!?」

 

「究さん?何かって?」

 

「剛君みたいセリフ!!」

 

「あぁ…マッハー的な?」

 

「そう!!進ノ介君も言ってるしお約束でしょ!!」

 

 

 

「どういうことかしら…?」

 

「さぁ……?」

 

西城はこのタイミングでユウにキメ台詞を求めるまさかの要求にユウも肩の力が抜けてしまった。

だが、それを聞いても理解が出来ない友希那と燈は首を傾げていたのだが、その答えはすぐに見せられた。

 

 

 

「追跡!!撲滅!!いずれもマッハ!!仮面ライダーマッハ!!」」

 

 

 

「まさか…あれのこと…?」

 

「いるのかな…?」

 

「いる!!」

 

「……とりあえず、敵の前で何か言ってきます…」

 

戦いの中でマッハが馴染みのセリフを口にし、それを見た友希那達はなんでそんなことをしているのかまるで理解出来ずにいたのだが、そんな彼女達に対する西城の異常な熱量を見たユウは少しだけ困惑しながらも、変身に使わずに持ったままだったブレイクガンナーも使って1体を集中砲火しながら戦場に向かって飛び降りた。

 

 

「究ちゃんと何かあったのか?」

 

「泊さん、マッハー的なのを要求されただけですよ」

 

「折角だからやってみたまえ!!」

 

「挑発とかする意味も無いなら無駄じゃ―――いや、そっちの流儀に合わせますか…」

 

ユウとしては挑発する訳でも無いならばさっさと戦った方が良いと思っているのだが、今回の自分はゲストである以上は相手の流儀に合わせることにしたのは良かったが、美味い言葉が出てこないとすぐに考えを切り替えていた。

 

「まぁ、決まんないから決まったら言うことにする!!」

 

 

ユウはセリフが思い浮かばずにとりあえずは戦いを始めることを決めると、即座にエンジェルに対して両手でそれぞれ持った銃から大量の銃弾を浴びせながらて一気に距離を詰めて―――

 

 

 

「せいっ!!」

 

「…っ!!」

 

「邪魔だ…!!」

 

その顔面をブレイクガンナーを持った左手で全力で殴りつけて吹き飛ばすと、ユウはそのまま殴り飛ばしたエンジェルの後を追うように駆けてこうとしたが、その間に1体のプレーン態のロイミュードが割り込んできたが構わずブレイクガンナーで殴り飛ばした際に、彼の身体にあるものが付着したのに気が付いた。

 

 

「フェザーサーキット…」

 

フェザーサーキット。

エンジェルロイミュードの能力で使用者の精神性を満たす代わりに思考を奪う能力。

 

それを使えるという事は早々に蹴りをつけなければ自分の思考が奪われて戦えなくなるという厄介な代物なのだが―――

 

 

 

 

 

 

「ブレンさんの毒と一緒で俺には効果なかったけどな……!!」

 

ロイミュードではなく、普通の人間とも違っていたユウにとってはその能力はオリジナルの時ですら何の意味のなさなかった。

 

そして、今回の相手は劣化コピーであり時点でなんの意味も成さないそれをユウは自身の身体から引き剥がしてからルパンガンナーで撃ち抜いて破壊しながら以前の事を思い出していた。

 

「この能力で皆を騙すように改造していくから、エンジェルはメディックと同じくらい嫌いだったんだよ…」

 

―――チューン!―――

 

―――ルパンブレード!!―――

 

ユウはそんな事を呟くと彼へルパンガンナーを届けた”ルパンブレードバイラルコア”が自らセットされると同時にコアについたブレードが立ち上がり、ブレードモードになったルパンガンナーとブレイクガンナーをそれぞれの手でガンアクションの要領で回転させていく。

 

「まぁ、人形相手に言っても無駄だけどな…」

 

「……」

 

「煽っても反応はないか…ロイミュードの意味がないな」

 

そんな呟きを聞いたエンジェルとフェザーサーキットを付けたプレーン態の2体はユウに対してエネルギー弾を飛ばして攻撃を始めるが、ユウは銃を回転させながら最低限の動きだけで攻撃を躱していくと―――

 

 

「「…っ!?」」

 

「ユウ!!アブねぇだろ!!」

 

「俺が撃った訳じゃねぇし、剛だったらこの程度避けて当然だろ?」

 

「それは当たり前だけど…そうじゃねぇ!!」

 

「流石に悪かったわ。これからは流れ弾は気を付けるよ」

 

 

の攻撃はユウの背後でマッハと戦っているリベンジャーと別のプレーン態へと命中していた。

ユウからしたらこの程度なら避けられるという信頼があったから取った行動だったのだが、流れ弾が飛んできたマッハからの文句を聞くと、流石にやり過ぎたと素直に謝罪していた。

 

「それで?マッハー的なセリフは決まったのかよ?」

 

「お前も聞いてたのかよ…まぁ、即興で今思いついたのでいいか…」

 

そんな中でマッハからのセリフ煽りを受けたユウはそのままガンアクションを止めると、右手に持ったブレードの切っ先をエンジェルへと突き付けて――――

 

「仮面ライダールパン。さぁ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アンタのお宝……頂くぜ!!」

 

 

 

「来たーーーーーーーーー!!」

 

「俺に比べたらまだまだだけど、進兄さんが前に言った”ドーライブ”に比べたら全然マシだな」

 

「即興であれなら進ノ介よりセンスがあるね!!」

 

「剛もベルトさんも!!余計なお世話だ!!」

 

「いくぞ…!!」

 

ユウはマッハ的なセリフを口にすると西城のテンションがバク上げになり、マッハとベルトさんからの悪くない評価と流れ弾でダメ出しされたドライブのやり取りを聞き流しつつ、ブレードによる接近戦を仕掛けるためにユウは2体のロイミュードへと再び肉薄し始めるのだった。

 




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