実に電王らしい日時……これは投稿せざるを得ない!!
まぁ、サラッと地獄のような光景が広がってましたが今回はどうなんだこれ……
と思いながらも投稿です!!
パレオによってリサとロックがスタジオに移されると、何とも言えない空気が漂ってくるリビング。
そんな中でチュチュは目を覆うような仕草を見せてから呆れたような口調で話し始めていた。
「なんであの2人は会ったことを忘れてるのよ?」
「ホントだよ!!リサちーなんて下手したら死んじゃってたかもしれない状況だったのに忘れるなんてあり得ないよ!!」
「落ち着けって…」
「何言ってんのよ。次はマスキングの番よ?」
「あたし?会った記憶ねぇんだけど?」
「思いっきりゆーくんに喧嘩売ってたじゃん!!」
「あたしが…?喧嘩を…?」
チュチュは仕切り直して今度はマスキングの事を話そうとしていたが、マスキングもロックやリサと同じように記憶がない。
そんな様子のマスキングに日菜は怒り心頭と言った様子のまま自分が持っていた記憶をそのまま伝えると、彼女は目を丸くしていた。
「レイ!?マジか!?」
「うん。思いっきり喧嘩売ってたよね?」
「待て待て待て!!全く記憶にねぇぞ!!」
「前にGalaxyでみんなでご飯食べたじゃん!!友希那ちゃん達が餃子持ってきたやつ!!」
「あっ!!友希那さんが商店街で肉とか野菜買ってたあの日!!あんなの忘れる方が無理ですって!!」
「もういい!!レイヤちゃん!!説明してあげて!!」
マスキングは話を聞いて困惑し始めると、その姿に日菜の怒りが限界寸前にまでなりそうになったが、何とか堪えるとレイヤに説明をぶん投げて、彼女らしからぬ荒々しい動きでソファーにどっさりと座り込む。
日菜の指名を受けたレイヤもその場にいたことは記憶していて、面倒だと思ったが日菜の怒りを爆発させる方が面倒だと本能的に考えると、面倒くさそうな表情を浮かべながらその時の記憶を口にしていた。
「あの食事会、本当は燈ちゃん達の方のさっきの写真の撮影の打ち上げで、ますき達が乱入するってなって、私の家のご飯とか作る時間が無いからにゃむちゃんに連れてきてもらったんだよ」
「えっ?乱入?あたしあの時炒飯作ったけど…って、そう言えば誰かに作った炒飯ダメ出しされてぶちギレたような……誰にだっけ…?」
マスキングはレイヤの言葉を聞いてその時のことを思い出して、その際に作った炒飯にダメ出しをされたことを思い出していた。
しかし、その相手が誰かまで思い出せずに考え始めていたのだが、そんな彼女にすぐにレイヤが答えを出していた。
「その相手が中島さんだよ?」
「えっ……?」
「うんうん。店のコンロと違うのに同じやり方で作っても火力が足りない。ダメだってダメ出しされてたよね~!!それで、その後にケーキ対決までしてボコボコにされてたよね~」
「私がつくしちゃんに入れた以外はみんな中島さんに票を入れてたから…そうですね」
「……確かにあの後につくしと達とケーキ作ってレイ達に審査してもらって…えっ?…マジっすか……?」
「あ~…そんな事もあったね。和奏さんはシナモンと珈琲だったら珈琲の苦みがダメって言われましたね」
「マスキング?顔が真っ青になってるわよ…?」
レイヤの答えにマスキングが困惑した表情を浮かべると、そこにソファーに座った日菜からも追いうちの言葉が飛び出すと、ますきの表情は更に困惑の色が強くなっていく。
ここまで言われるとマスキングも自分の記憶に自信が無くなっていき、思わずユウの方へと視線を向けて思わず事実確認をするが、返ってきた言葉を聞いた途端にマスキングの顔から困惑の表情が消えるとその顔はみるみる青くなっていく。
その事をチュチュに指摘されたのだが、そんな言葉に聞く耳を持たずに彼女がいきなり立ち上がり――――
「生意気言ってすんませんでしたーーー!!」
「ちょっとマスキング!?いきなりなにやってんのよ!?」
「うるせぇチュチュ!!こんな飯作る相手に料理で喧嘩吹っ掛けてるんだぞ!!それにそんな相手を忘れてるとか失礼過ぎるだろ!!」
マスキングは目にも止まらぬ速さでユウに対して90度腰を曲げながら謝罪の言葉を口にしていた。
チュチュはその行動を止めようとしたのだが、自身のあんまりな言動を反省していたマスキングは彼女の言葉を聞くことはなく頭を下げ続けてユウの言葉を待っていた。
「まぁ、気にしてないんで頭上げてくださいよ」
「ちょっとゆーくん!?軽すぎない!?」
「ヒナの言う通りよ?」
ユウはマスキングの事を許していた。
その言葉を聞いた日菜とチュチュは思わずユウに声を挙げていたが、ユウは本当にその事を気にしてはいなかった。
「だってマジで気にしてないですし、俺って体質的に人に覚えてもらえないんですよね」
「どうやったらこんなインパクトの強い人間を忘れられるのよ!?」
「ゆーくん!!少しは自分の事を気にして!!」
この原因がゼロノスのデメリットによる記憶の消去だとは言えずに、体質だと言って強引に誤魔化そうとしたのだが、チュチュと日菜から全力でツッコミを入れられてしまったが、ユウとしてはレイヤと日菜の事が気になって考えていた。
どうして2人がユウのことを憶えていられていたのか――――
レイヤは一度死亡してから時間の修復によって生き返っているし、日菜の方も最初にイマジンと契約した記憶が消えている事から考えれば、友希那や燈と違って2人は特異点ではない。
そうなれば特異点ではなくても単純に時間の改変に影響を受けにくい体質なのかもしれないと考えていたが、2人にある共通点があった。
「なるほど、2人ともダメ人間か……」
「ちょっとゆーくん!?何言ってるの!?」
「中島さん…私、ダメ人間じゃないですよ?」
「ハウスキーパー?いきなり事実を叩きつけるのは止めなさい…」
ユウはレイヤと日菜に最悪の共通点が思い浮かんでしまいおもわず口に出してしまったが、そんなユウにはチュチュのツッコミが刺さる。
だが、チュチュのツッコミは2人がダメ人間と言うことは全く否定していない事に言われた2人は不満顔だった。
「チュチュ、酷くない?」
「男にシャワーの手伝いさせてる時点でかなりのダメ人間よ?」
「チュチュちゃん!!あたしは違うよね?ね!!ね!!」
「うるせぇ!!氷川!!」
「あんっ///」
「頭を軽く叩かれて嬉しそうな表情と声出してるマゾはダメ人間よ……」
「後は朝日さん達が起きて来てくれれば解決ってことでいいですかね?ん?チャイム…?」
「誰かしら……?来客の予定はない筈だけれど……?」
チュチュのツッコミを否定しようとしたのだが、現場を抑えられた時点でもはや反論することは出来ない。
後はリサ達が起きて冷静さを取り戻してくれればこれで終わりだと思っていたタイミングで来客を知らせるチャイムが鳴り響くのだが、家主であるチュチュの記憶には来客の予定は無い。
普段ならばパレオが対応している状況なのだが、パレオがいないこの状況では家主であるチュチュが対応するしく、渋々と言った様子で席を立って来客をモニターで確認すると彼女からしたら予想外の人物が姿を現した。
「なっ!?湊友希那!?それにトモリだったかしら?どうしてここに…?」
『チュチュ。そこにユウが居るわね?』
「You……あぁ、レイヤのハウスキーパーのことね?ここにいるけど、アンタとどういう関係?」
『知り合いよ。良いから開けてもらえないかしら?』
現れたのは友希那と燈の2人組で、完全に予想外だったチュチュは驚いたが目的はユウで要件も言わずに開けるように言い出す友希那にチュチュは怪訝な表情を浮かべてからユウの方に視線を向けていた。
「ハウスキーパー、湊友希那が来てるのだけど、連絡したのかしら?」
「いや、してないよ…。スマホは…家に置いてきてたし」
「あたしが連絡したよ~。でも、ライブ終わってチュチュちゃんの家に入る直前だったから遅くない?」
「はぁ…分かったわ。勝手に入ってきなさい……全く、スマホくらい持ち歩きなさいよ」
「あぁ~…散歩して帰るつもりだったからいらないと思って…」
「それでこんなトラブルに巻き込まれたら元も子も無いわよ……」
チュチュは話を聞いて友希那達を家に上げるためにエントランスのオートロックを解除すると、そのまま画面に映った2人は中に入ってくるのを見届けてからチュチュはモニターの電源を切ってからユウにジト目を向けるともっともらしい指摘をしてからそのままソファーに座り直す。
そうして少し経った頃に友希那と燈の2人がリビングへと入ってきた。
「ユウ…」
「ゆきちゃんに燈ちゃん、2人してどうしたの?」
「私は…友希那さんに付き合って来ただけで……」
「あなたに話しておきたいことがあったのよ」
「ゆきちゃん!?湊友希那をニックネームで呼んでる!?」
「チュチュ、落ち着けって!!」
「2人とも静かにしなよ?」
「そうだよ。レイヤちゃんの言う通りだよ」
現れた友希那はユウに話があると切り出し始めるが、ユウからしたら友希那から何を言われるか分からず首を傾げていると、彼女達の後ろではこの場に残っていた面々が騒ぎ始めそうになるがレイヤと日菜の声が2人を黙らせたのだが、友希那はそんな彼女達の事を気にすることなく話を続けようとしていた。
「えぇ…この間の事で……謝ろうと思ってたの……」
「この間……?なんのこと……?」
「リサとのことよ……」
友希那はリサとの事を謝ろうと思っていたと口にしたのだが、それでユウは何のことか分かったのだが――――
「…気にしてないよ」
「っ!?…でも…!!」
「とりあえず、その話は後でいいかな?席外してるけど本人もいるし」
「リサが…まだいるの…!?」
「ほら…後ろから来たよ?」
ユウは友希那の言葉に何食わぬ顔で答えると、その答えを聞いて友希那は目を見開いて驚いてしまったのだが、そんな言葉を信じられる友希那ではなかった。
しかし、リサがこの場所にいるという事を聞かされた友希那は彼女に聞かせられる話ではないことを理解していることもあってこれ以上話すことが出来なくなってしまい、ユウの言葉を聞いて友希那が振り返るとそこにはリサがゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。
「リサ…?」
「まだ混乱してるのかな…?」
だが、様子がおかしい。
彼女は友希那がいるのにも関わらず一切彼女に反応することが無く不信感を感じていると、ユウは完全に警戒心ゼロで呑気なことを考えていると、リサはユウの前までやってくるとそのまま彼女は動きを止める。
―――――――その瞬間、ユウは腹部から焼けるような痛みに襲われた。
「っ…!?」
「なっ……!?」
「「「「「「えっ………?」」」」」」
「リサ先輩…ここにいたんです――――――」
「リサさん!!なんで先に戻っ……て―――?」
思わず苦痛で顔が歪み、周囲はユウ達の姿を見て困惑の言葉を漏らしてその場から動けなくなり、リサの後からスタジオからロックとパレオが戻ってくると―――――
「「きゃああああああああああああああああああああ!!」」
2人は目の前の光景を前に悲鳴を挙げたが、未だに状況が呑み込めないユウはゆっくりと視線を自身の腹部へと下ろしたが、信じられないその光景にユウの混乱は更に加速していく。
なぜなら――――――
「ほう……ちょう…………?」
「ひひっ……」
リサが両手で握りしめた包丁を自身の腹部に深々と突き刺して、奇妙な笑い声を上げる光景だったのだから―――――――
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