忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはーよーごぜーます
前回は主人公がエグゼイド時空に来た話を軽くしました。
身体のヤバさに目が行きますが、恐ろしいのはこれでもまだ全部語れてないという……
時空跳んだ直前が”ファルシのルシがコクーンでパージ”レベルのスピード説明されてるのはスルーされてる…

そして、来年のバンドリ周年ライブライブに抽選全滅…だと…?
ぐぬぬぬぬ……と思いながら投稿です。


Gast04-3_響くノイズ

「失礼するわ……」

 

「お邪魔します……」

 

 

 

「あなたは立希さんのバンドの……」

 

「えっ…湊さん…っ!?」

 

「ダメだよ!!ちゃんと休んで!!」

 

友希那と燈が病室に入ると、思わぬ人物が登場してきた事に病室内にいた海鈴と美咲が驚きの表情を浮かべていたが、美咲は表情だけでなく寝ていたベッドから勢いよく起き上がろうとしてしまったのだが、それよりも先に看護師としても活動しているポッピーが彼女が起き上がるよりも先に動いて彼女の右肩を抑えてベッドに寝かせていた。

 

「もう!!あなたは怪我人なんだから、そんないきなり動いたらダメだよ~!!」

 

「えっ…?ん?…?んんっ…!?」

 

「彼女の言う通りよ。それと彼女はここの病院ではないけれど看護師よ?」

 

「そうだよ~!!」

 

しかし、美咲はいきなり抑えられたことに混乱したが、それ以上にその余りにも奇抜―――もといカラフル過ぎるポッピーの姿を見たこと。

そして、その人物があの友希那の知り合いであることが更に美咲を混乱させていくが、友希那の一言を聞いたことで何とか落ち着いて状況を理解しようとし始めたのだが、それを少しでも理解するにはそれなりの時間を要してしまった。

 

 

「そう……なんですね……?でも、湊さんはどうしてここに……?」

 

「あの場所にいたのよ、それで奥沢さん達が怪我してるのを見たから様子を見に来たのよ」

 

「えっ!?そうだったんですか!?気が付かなかった……」

 

 

 

「すいません。それで後ろにいる人達は?」

 

何とか状況を少しだけ理解した美咲。

しかし、それでも美咲とそこまで親しいという訳でもない友希那が自身の見舞いに来る理由がまるで分からず、思わずその理由を聞いて返ってきたのは現場にいたと言うとんでもない発言に美咲は驚きとあの時の事を思い出して何とも言えない表情を浮かべ始めていた中で、海鈴が友希那の後ろにいたユウ達の存在にも気が付いて誰かを尋ねていた。

 

 

「俺らは医者であの場にいて怪我人の対応してて、その患者の君たちの様子を診に来ただけだよ」

 

「医者…ですか……?」

 

「貴利矢さん、アロハシャツに白衣で胡散臭いと思われてますよ?それに医者は貴利矢さんだけで、俺はそうじゃないんですけど……」

 

「ユウ、そこはいいんだよ」

 

 

 

 

「「「「良くない」」」」」

 

「ははっ…まぁ、そんな細かいことは置いておいて―――」

 

飛んできた質問には貴利矢が答えるが、どう見てもアロハに白衣など美咲達から見ても胡散臭い。

それをユウから医者は1人だけだと指摘された貴利矢だったが、それを笑って聞き流しながらもここで彼らがここに来た本題を切り出した。

 

「君達の対応はこっちのユウがやって、もう1人いた長髪の子は俺が診たんだけどあの後はどうだい?」

 

 

 

「……身体を打ち付けてしまいましたが、私は問題ありません。多少の切傷がありましたが跡も残らないらしいので」

 

「私も大丈夫ですよ。事故の時は意識がハッキリしてなかったんですけど、頭に怪我したくらいで…薫さんは肋骨にヒビが入ってしまってるみたいで…さっき精密検査とか言って連れ出されちゃいましたけど」

 

 

 

「怪我人と病人の”大丈夫”とか”問題ない”は信用ならない。

早く退院したいとか、身内に心配かけたくないからって無理して状況を誤魔化す人なんてのはごまんといるからね」

 

「「えっ……?」」

 

 

「おにーさんが言えることかな…?」

 

「絶対にユウが言える立場じゃないわね」

 

貴利矢が話を切り出して怪我の具合を確認したが、2人とも問題ないと口にしていたのだが、その言葉にはユウは引っかかった。

しかし、その際に口にした言葉を聞いた友希那と燈からの冷たい視線がユウに突き刺さるが、彼はそれを無視して話を続けることにした。

 

「……状態としては奥沢さんは左肩を痛めてそうですね。ゆきちゃんの声を聞いて起き上がろうとした時に左腕を不自然に庇うように動いてました。

ポッピーもそれに気が付いて右肩だけを抑えて寝かせてたので確定かと」

 

「もう1人の方は左足…ってよりも足首だろうな。俺が状態聞いた時に視線がそっちに向いてたから痛みって程じゃないにしろ違和感はあるんだろうな」

 

「「っ!?」」

 

「正解みたいですね。流石監察医」

 

「まーな」

 

ユウと貴利矢の2人は今の会話とその時の仕草から2人の怪我の部位を見抜くと、流石にここまで正確に言い当てられるとは思ってもみなかった2人が驚愕の表情を浮かべていたが、目的を果たしたことで彼らがここにいる理由はこれ以上存在しなかった。

 

 

 

「んじゃ、状態も聞けたしこれ以上怪我人に対応させ続けるのも酷だから帰りますか」

 

「それもそうね……。奥沢さん。渡しそびれてたけどクッキー買ってきたからたべてちょうだい」

 

「ユウ!!帰りにゲームしようぜ!!」

 

「そうだな。ゲーセンあったしそこで軽く勝負してやるよ」

 

 

「心が躍るな……!!」

 

「ちょっとちょっと!!私もやる~!!」

 

「あ~あ、若いねぇ~」

 

 

「えっと…失礼します……」

 

「「………」」

 

状態を確認したことでユウ達はそのまま病室を去っていく。

正に台風一過とも言える様な急展開に病室にいた美咲と海鈴の2人は呆然としてしまったが、彼らが部屋を去って少ししてから美咲の元に置かれた箱に視線を落とし始めていた。

 

「これ食べる?」

 

「……いただきます」

 

「そっち持っていくね」

 

 

 

 

「「……」」

 

何とも言えない空気の中で美咲は友希那から押し付けられたクッキーを同室の海鈴と一緒に食べ始めるのだが、食べ始めたものの2人の間に流れるのは沈黙。

 

あんな状況から一気に静かにもなってしまっては、同じ学校の先輩後輩と言うだけでは会話の話題を出すことも出来ず黙々とクッキーを頬張ることしか出来なかった。

 

だが、その時間もすぐに終わりを迎えることになった。

 

 

「やぁ!!帰ったよ」

 

 

「薫さん…お疲れ様です」

 

「ふふっ検査終わっても看護師のみんなに囲まれてしまってね…おや?それは?」

 

「湊さんからの差し入れです。食べますか?」

 

「いただこう…友希那には後でお礼の連絡をしておくよ」

 

「あ~はいはい。そうですねーすごいですねー」

 

「……」

 

 

沈黙が流れていた中で検査の為に病室を離れていた薫が帰ってきた。

そして、彼女が1人語りを繰り広げようとしたタイミングで美咲が受け取ったクッキーの存在に気が付くとそのままクッキーを食べながらも1人語りを始め、美咲と海鈴はその言葉を完全に聞き流しながらも貰ったクッキーを食べ続けるが誰も気が付いていなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ジジッ…

 

彼女の身体に本来ならあり得ない僅かなノイズが走ったことに――――




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アンケは次回更新まで待ちますが、彼って誰でしょうね…
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