忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます
本編から逃げて番外やってますが、サブタイ出てこなくて投稿できんかった…
この着地頑張らねば……
と悩みながら投稿です


Gast05-3_荒ぶる(ぶらぁあああ)!!

「グリスに変身しやがった……」

 

「てめぇ!!カシラの返しやがれ!!」

 

拾ったドライバーでグリスに変身したユウに全員のヘイトが集中し三羽ガラスが彼に飛び掛かる。

ユウは飛び掛かられたが、それを身体を捻って軽々と躱して見せると一番最初に飛び掛かったキャッスルスマッシュの懐に飛び込んでその首を両手で押さえつけていた。

 

「この!!放せ!!」

 

「畑が滅茶苦茶になるだろうが…!!」

 

 

 

「頭嵌まって動けねぇ!!」

 

「ちょっと大丈夫!?」

 

「ガーディアンが4体……畑を気にしないといけないけど……」

 

ユウはキャッスルが自分達の畑を踏み荒らしているのに耐えかねて、そのまま首を掴んで農道目掛けて投げ飛ばすと、キャッスルは頭から農道に突っこんで動きが取れなくなってしまい、他の2人が助けようとキャッスルの元へと駆け寄っていく。

それ見てからユウは残っているガーディアンの数を数え終えると、畑を気にしつつも一気にその内の1体に一気に肉薄し―――

 

 

 

 

 

 

「これで1体……」

 

その呟きと共に左腕に装備されている武装―――ツインブレイカーのパイルを叩き込んでその胴体を貫くと、ガーディアンはそのまま動きを止めた。

しかし、動きを止めたガーディアンが損傷していない部分から激しく火花を飛び散らせ始めていく姿に嫌な予感を感じたユウは腕を引き抜くとそのまま相手を上空に蹴り上げると、そのままガーディアンが爆発した。

 

「ちっ…!!自爆か……なら、頭はどうだ…?」

 

それはただの爆発ではなく、機能不全を感知しての自爆だと今の爆発を見て判断すると、それすぐさま2体目に肉薄してその頭部をツインブレイカーの一撃で粉砕してみせるが、胴体を破壊した時と同じように自爆の兆候を見た途端に再び上空へと蹴り上げて空中でガーディアンを爆発していった。

 

「頭もダメで胴体もダメ……セーフティが片方生きてると自爆するのか……めんどくさいな」

 

頭もダメ。

胴体もダメ。

ダメダメ尽くしに嫌気が刺してきたが、流石に人様の畑で大暴れする訳にもいかない。

残りの3体をどうしようかと考えていたが―――

 

 

 

 

「カシラの返せ~!!」

 

「ちっ……黄羽か…!!」

 

「あっ!!」

 

「今、俺を狙う必要は―――」

 

空からオウルがユウ目掛けて飛来する。

迎撃をすることも視野に入るが、飛んでいるオウルが落ちることを嫌ったユウはゼ待ってきたオウルの上を飛び越えてその場に着地したが、顔を上げた先ではキャッスルが砲撃の姿勢をとっていた。

 

「カシラのベルトを……」

 

「赤羽…待て!!お前!!今撃つなよ!?後ろにカズミン達が―――」

 

「止めろ!!勝!!」

 

「それ撃ったら畑が!!」

 

 

 

「返せ!!」

 

この砲撃を避けること自体はなんてことはないが、この砲撃を避ければ後ろにいる一海や友希那達に被害が出てしまう。

それが分かっていた一海は赤羽の本名を呼んで止める様に叫び、青羽も畑の被害を気にして止めようとしたが、キャッスルはグリスのベルトを返せと叫ぶと当時にユウへと砲撃。

 

ユウは後ろの3人を守るためその砲撃を身体で受け止めると、彼を中心に土煙が舞い上がり彼の姿は土煙の中に消えていく。

 

「やったぜ!!」

 

「バカ!!畑が滅茶苦茶になってカシラ達も危ねぇだろ!!」

 

「ちょっと!!ベルトを何とかしないと!!」

 

キャッスルが自身の砲撃が直撃した事を喜んでいた所をスタッグスマッシュが頭を小突いて怒りだすと、オウルがベルトを回収しようと未だに立ち込めていた土煙の中へと飛び込んでいく。

 

これでベルトを回収出来ると踏んでいたのだが――――

 

 

 

 

 

 

「自分達の畑吹っ飛ばしてんじゃねぇ!!」

 

「うわぁあああああ!?」

 

「なっ!?今ので無傷かよ!?」

 

 

 

「もう時間をかけられないな……一気に終わらせるか……」

 

シングル!!

 

ユウは今の砲撃を受けきっていた。

それだけで終わらず飛んできたオウルをそのまま投げ飛ばす姿にキャッスルは驚愕したが、ユウは三羽ガラスを無視して残った2体のガーディアンに狙いを定め、ドライバーのゼリーを引き抜いてそのままツインブレイカーへと装填して構えに入った。

 

シングルブレイク!!

 

「おらぁあああああああ!!」

 

ユウはそのままツインブレイカーを突き出してガーディアン2体を纏めて突き刺しながら、そのまま2体纏めて持ち上げる。

 

今の攻撃にガーディアンが耐えられる訳もなく、持ち上げられた2体はそのまま爆発すると、先ほどよりも小さな土煙を上げながら爆散したことでガーディアンが全滅。

危機は去った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筈だった。

 

「「「カシラのベルト返せ~!!」」」

 

「ちっ…!!」

 

 

「てめぇら待て!!」

 

「「「カシラ!?」」」

 

ガーディアンが消えたことでグリスのベルトを取り返そうと三羽ガラスはそのままユウに向かり、最悪のタイミングに舌打ちが漏れるユウ。

彼としてはこのまま戦闘を続けたくはなかったのだが、話を聞かない以上は無力化するしかないと腹をくくろうとしたところで一海が4人の間に割って入ると、三羽ガラスは彼の目の前でその動きを止めざるを得なかった。

 

「勝!!お前のせいで畑がめちゃくちゃじゃねぇか!!」

 

「ぐぇ!?」

 

「てめぇら3人共変身解け」

 

「「カシラ…!?」」

 

「さっさとしろ」

 

そして、一海は3人の話を聞く間もなく、畑が荒れる一番の原因を作ったキャッスルをそのまま殴り飛ばす。

流石にこの行動は他の2人も予想外だったのか驚きの声を挙げてしまったが、彼はそのまま3人に変身を解くように凄むと3体のスマッシュはそのまま人間の姿へと戻っていった。

 

「少しは畑の事考えろ!!」」

 

「「「痛ってぇ~!!」」」

 

人間に戻った3人へ更に一海のゲンコツが落ちると痛みに耐えられずに3人がその場に蹲り出した。

そんな姿を見たユウはそのまま変身を解くが、変身を解いたユウは全身が血まみれで立っていたことにこの場にいた全員が驚愕の表情を浮かべていた。

 

「ユウ…!!」

 

「おにーさん…!?」

 

「てめぇ……!!そのケガで……」

 

 

 

「カズミン…ベルト返す」

 

ユウは持っていたドライバーとゼリーを一海へと押し付けるように渡すと、その傷だらけの姿に気圧されてしまった一海は何も言わずに押し付けられたベルトを受け取る。

一海がそれを受け取るのを見たユウは今までのダメージが噴き出したのか不意によろけ出してしまうも、目の前にいた一海がそのユウの身体を支えていた。

 

「おい!!」

 

「カズミン……血を出しすぎた………」

 

「てめぇには色々と聞かなきゃいけねぇ事がある。みーたんの事とかみーたんの事とかみーたんの事とか…」

 

「それかよ……ブレないな……」

 

「それとなんで変身出来るかも気になるが…てめぇはなんで畑に被害出さないようにしてたんだ」

 

ふらつくユウを支えながら一海は色々と問いただすと告げるが、挙げられた例を聞いたユウは苦笑いしか出てこない。

そんな状況で一海は一番気になっていたユウが畑を気にして戦っていたことに対して思わず聞くと、ユウは一海の方に顔を向けてその答えを口にした。

 

 

 

 

 

 

 

「戦争やらエボルトの事が全部終わったら、自慢の野菜食わせるって約束したから…かな?」

 

「…っ!!てめぇ……」

 

「ダメだ…ちょっと寝る……」

 

ユウは一海に答えを伝えるが、そのまま身体が限界を迎えてしまいそのまま意識を手放した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、しばらく時間が経ってからユウが再び意識を取り戻したが、ユウが最初に目にしたのは――――

 

「ん……?」

 

「ん……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「なぁああああああああああああああああああああ!?」」

 

「うるさいぞバカ」

 

自身の視界いっぱいに広がる万丈(バカ)の顔だった。




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