お祭りだから滅茶苦茶やっていいよね…!!
ってことでやったら滅茶苦茶になった…!!
反省はしてるけど、後悔はしてない。という事で投稿。
多分次回でこの番外も終わる予定です…!!
戦兎達が出てからそれなりの時間が経った街は――――――
「2人とも!!逃げ遅れた人連れてきたよ!!」
「よっし!!俺が敵に突っ込んで暴れるから、お前らは全力で逃げろ!!」
「俺が守るから任せろ!!カシラに頼まれたんだ!!気合い入れろー!!」
「ローグがいるところ以外に軍が行ってるけど…スマッシュまで出てるみたいだし……」
地獄の様相を呈していた。
この場にいる3羽ガラスがスマッシュへと変身して
別の場所ではローグがいるところ以外の場所では迫ってくるガーディアンやスマッシュに碌に相手に出来ておらず、この場所も3羽ガラスが奮戦しているが街が破壊しつくされていく光景はまるで―――――――
「戦争ね……」
「赤!!俺も―――!!」
「バカ野郎!!お前のこともカシラに頼まれたんだ!!そう簡単に変身させるかよ!!」
「ビルドに変身したらここ以外に行っちゃうでしょ!!
「聖吉と修也の言う通りだ!!俺達がやられるまでお前は絶対に変身すんなよ!!」
「そんなこと言ってる状況じゃねぇ!!」
戦争。
その形容するしかない状況に陥っていた中でユウが戦兎から預かっていた予備のドライバーで変身しようとしたが、3羽ガラスに止められた。
だが、自衛がどうとか言っている場合ではなく、ここで変身しなければ周囲の被害が広がるのは止めなければいけななかった。
「ダメだ!!今は変身する!!」
「3バカ!!ガーディアンがこっち来てるし!!」
「「「やばっ!!」」」
「あっ……」
「高松さん!!」
それが分かったユウは懐に忍ばせていたビルドドライバーに手を伸ばそうとしたが、そんな状況で3羽ガラスの間を1体のガーディアンが抜けてしまっていた。
ユウならば変身すれば余裕で倒せるが、変身をする猶予は残されていないことを即座に理解したユウは懐からベルトとは違うものを取り出すのと同時にガーディアンはライフルの先端に装備されていた銃剣を燈目掛けて振り下ろした。
「ちっ!!」
「おにーさん…!?」
「問題ないよ!!」
しかし、その刃は燈に届くことはなく、ユウが懐から取り出したのはエボルト達が使っていた武器であるトランスチームガンの銃身で咄嗟に刃を受け止めると、片手を開けて今度は
剣型の武器であるスチームブレードを取り出してガーディアンの胸部を一撃で貫いて破壊して見せた。
「ユウ、それエボルトの…」
「美空さん。エボルトが置いて行ったけど、ボトルがないから変身できない。やっぱりドライバーで――――なっ!?」
「ちょっと!!あなた何を…!!」
「待って…!!あなたは……」
「誰が…えっ!?」
何とか状況を打破はしたが、次もうまくいくとは限らない。
このタイミングでユウはビルドドライバーで変身しようと懐からドライバーを取り出したのだが、装着しようとしたタイミングで後ろから来た誰かに腕を掴まれて動きを止められてしまった。
そんな状況に友希那が声をあげたが、美空はその顔に見覚えがあるようで驚愕の表情を浮かべていたタイミングでユウは自身の腕を掴んで止めた人物を確認しようと振り返ったが、その人物の正体は完全に想定外の人物だった。
「葛城忍だと…!?ドライバーまで…!?いや設計者なら持ってても不思議じゃないか……それでどうするつもりで?」
「話は全て聞いた。これは我々の役目だ…」
「我々……?」
「僕だ」
「なっ……葛城巧!?」
「お待たせ~!!葛城親子連れて来るのに時間かかっちゃった!!」
ドライバーを持つユウの腕を掴んでいたのは戦兎の父親でもある葛城忍。
そして、その息子である葛城巧が紗羽の手によってこの場に現れたが、突然のことに事情が呑み込めないユウ。
そんな彼を他所に巧がユウが持っていたドライバーを掴んだが、ユウも負けじと離さないように掴みながらそのまま彼を睨み付けていた。
「それは僕が使う」
「……アンタは
「確かにライダーシステムは兵器にもなる。だが、それは使う人次第だ」
「……
「あぁ……」
ユウが睨みながらもドライバーの音声と同じ言葉で覚悟を問うと、帰ってきたのは迷いのない言葉を目。
その覚悟の言葉を聞くと彼も覚悟を決めて持っていたドライバーから手を放し、一緒に持っていたフルボトルも2人に渡して、この場から駆け出してく親子の背中を見送りながら、懐に戻した銃を取り出して背後から迫っていたガーディアンの頭部を一撃で撃ち抜いていた。
思わぬ参戦だったが、この状況では人手が多いに越したことはないと自身を納得させたユウだったが、思わぬ参戦はこれだけで止まらない。
「ちょっと美空ちゃん!!その腕!!」
「金の腕輪…?」
「そんなの付けてたかしら?」
「これって――――――」
この状況で後からやってきた紗羽が美空の腕は金色のバングルがついていることに気が付いて声を挙げると、あり得ない出来事を前に美空が驚いている一方で、そんなものを美空は付けていなかったはずだと一緒にいた友希那達は首を傾げいた目の前で、文字通りに美空の目の色が変わった。
「目の色が変わった…?」
「……雰囲気がだいぶ違うわね……」
「ベルナーシュ……」
「久しいな小娘……」
「「キャラが変わった……」」
「今の美空ちゃんは、旧世界にいたベルナーシュって言う火星の王妃の魂が入っててね――」
目の色が変わった美空の事を紗羽が”ベルナーシュ”と呼び、その呼び方に先ほどまでとは違った態度で答えている光景に友希那と燈の2人は余りのキャラ変更に困惑していた所に紗羽が旧世界での事を説明し始めたが――――――
「ベルちゃん!!おっすおっす!!」
「「こっちもキャラが変わってる……!?」」
「あの時の小僧か……相変らずその態度か」
「そりゃどうも!!で、戦兎さん達どうなってるか分かる?」
「…不味いな。桐生戦兎と万丈龍我が圧されている……」
美空改め、火星の王妃ベルナーシュを相手にユウは今までで見たことのないほどに砕けた態度で声をかける。
それに驚く友希那達を他所にベルナーシュはユウの態度に呆れながらも答えたが、ユウの言葉に彼女の力を使って戦兎達の様子を確認するとその顔を歪めてから状況を伝えられる。
その言葉の後に街中に生き残っていたいくつかのモニターに突如として電源が入っていくと、そこには彼女が言った通りの光景が広がっていた。
「一瞬だけ白いのが映ってたな……」
「…小僧、行ってこい」
「「えっ……?」」
「ベルさーん?なんて無茶なことをおっしゃるんですか~?火星の王妃でも暴挙ですよ~?」
「ベルちゃ~ん?行くのはいいけど 、時間的につく前に決着つきそうなんですけど~?」
とんでもない危機的な状況に跳び込め言う無理難題に困惑する友希那達と流石に言葉を出して反対の意見を出す紗羽。
そんな彼女達を他所にユウは行くこと自体は拒否していなかったが、場所が遠くて間に合わない可能性を口にするが―――
「私があそこまで送ってやる」
「そういや、テレポートあったな……。すぐ行くよ」
「ユウ!?あなた…!!」
「大丈夫だって」
時間と言う最大の問題はベルナーシュの能力で解決してしまった。
そうして中継で映っている2人の元へと行くことを伝えると、流石に友希那がユウに声を挙げるが、彼はそんな彼女の頭を軽いノリのままポンポンと叩いていた。
「これでも世界の破滅だのって状況は片手で数えきれないくらいには経験してるから」
「おにーさん!!危ないんじゃ…」
「燈ちゃん、サクッとこの世界の地球を救ってくるから。帰ったらみんなでご飯でも食べよっか」
「この2つを確実に渡せ…。それが最後の希望だ」
目に見える地獄に飛び込むことになんの躊躇も見せないどころか、この危機を乗り越えた後のことすら考える余裕を見せるユウ。
そんな彼を他所に美空の身体はユウの元へと歩み寄っていくと、そのまま手をポケットに突っ込むとそこに入っていたモノと取り出してからユウの手に持たせた。
「あ~……なるほど…そう言う事ね?出来ればあの人らの上空辺りに飛ばしてもらえると助かる」
「分かった……」
それだけで彼は全てを理解すると、彼女の短い言葉と共に周囲の景色が一変し、ユウの視界は壊れた街の中から岩場の上空へと景色が変わると、彼の身体はそのまま重力に引かれていく。
「戦兎さんに万丈…アレがキルバスか…」
その真下には変身が解けている2人とゆうゆうと変身を解いてその2人に近づく赤い服の男。
そして――――――
「ちっ…!!やっぱり居たな!!中継に映り込んだ白いの!!」
ユウは落下していく最中で岩の影に先ほどの中継に一瞬だけ映り込んだ白い服の男を見つけると、懐にしまっていた銃を取り出して問答無用でその頭上に弾丸を降らせた。
しかし、その白い男に命中する前に見えないに何かによって弾が全て霧散してしまった。
それを見たユウは何も焦るような様子も見せないまま、変身が解除している戦兎達とキルバスの間に割って入るような位置に着地した。
「誰だ……お前……?」
「全く…しょうがないなぁ……」
突然の乱入者にキルバスが苛立つような表情を向けるが、ユウはそんなキルバスを他所に戦兎と万丈の2人の方に視線を向けてクシャっとした笑みを向ける。
「ユウ!!どうして来た!!」
「プロテインラーメン用意しとけって言ったろ!!」
「色々あって…それにラーメンを用意しても食う相手がいなきゃ意味ないだろ?」
ユウは声を挙げる戦兎達に答えながら、近くに落ちていたビルドドライバーとジーニアスフルボトルを見つけると、ポケットにしまっていた2本のボトルを指で挟みながらボトルを拾い上げた。
そして、彼がジーニアスフルボトルを拾い上げたその瞬間、不思議なことが起こった。
「ベルちゃんの依頼完了…万丈!!これ使え!!」
「うおっ!?」
「それは…!?どうしてそれが…!!」
「戦兎さん。とりあえず後でにしましょう」
ユウは2本のボトルとジーニアスの3本を持っていたはずだったが、気が付けば彼の手には大型のボトルが1本だけ。
そして、彼は手元に残ったボトルを万丈に投げるが、そのボトルを見た戦兎は状況が分らずに声を挙げるもこの状況で説明する余裕はないとユウは、持っていた銃を岩陰に向けながらそのまま落ちていたドライバーを装着した。
「……出てこいよ。エボルト」
ユウはそう言いながら岩陰を撃ちながら声を挙げると、万丈の中からエボルトが姿を現すとそれを見てから岩陰に隠れていた男もようやく姿を現した。
「エボルドライバー………お前が別の世界から来たエボルトか…」
「ようやく出てきたな…俺のクローン。ユウ、よくやったな!!」
「お前がオリジナルか……それで俺を知ってるお前は誰だ?」
「エボルトの記憶を持ってるはずなのにユウの記憶がない…?」
「さてはクローンの方………バカだな!!」
「バカかどうかは分からないけど、俺の知ってる本物とそこのキルバスと違って擬態のセンスねぇな……」
岩陰に隠れていた目の前の白い服を着た男が別の世界からやってきたエボルト。
しかし、万丈から出てきたエボルトとは違って、クローンはユウのことを記憶していない様な反応に戦兎が疑問を感じていたのだが、流石は万丈と言うべきかこのタイミングでいらないことを口走ると、クローンの方がユウのことを睨みだした。
「お前…ふざけてるのか?消してやろうか?」
「至って真面目だけど?」
「ほう……このセンスが分かるか…なら、俺の手で破滅させてやる…!!」
「おっ……?」
「ユウ…!!」
「あ~…これ毒か……」
クローンはユウに怒りを向けている。
そんな状況でキルバスは自身の擬態に対して褒められたことに気をよくしたのか自身の手でユウを殺そうと彼に触手を突き刺してそこから毒を注入し始める光景に戦兎は焦り出す。
その毒は自身も受けたことがあの時はジーニアスの浄化能力で事なきを得たものの、今はジーニアスのボトルは別のボトルに変化してしまって使えない。
そうなれば毒によってユウは死んでしまうが―――――――
「26号の毒に比べたら大したことないな……。てか、触手刺されてる方が痛い…」
「「なっ!?」」
「だったら、俺が直接消してやるよ…」
ユウは毒を注入されているはずなのに何ともないかのような口調で触手をそのまま引き抜いた。
流石にこれにはキルバスですら驚いたが、クローンのエボルトはユウに視線を向けながら服の内側から大型のボトルを取り出してドライバーに装填してドライバーのレバーを回す。
「仮面ライダーエボルX……」
「こっちも負けてらんねぇ!!行くぜ!!戦兎!!」
「待て万丈!!俺も巻き込まれて―――」
クローンのエボルトはエボルドライバーとボトルを使ってエボルXに変身する。
それを見た万丈はユウから受け取ったボトルを勢い良く振ってからそのスイッチを起動してドライバーにセットして、勢いのままにドライバーのレバーを回しまくる。
「ダメです!!」
「変身!!」
ベルトの音声に戦兎が声を挙げたが、変身シーケンスは止まることはなくそのまま戦兎と万丈の2人は1人の仮面ライダーへと変身した。
「おい!!万丈!!また合体しちまったじゃねぇか!!」
「んなこと分かってるよ戦兎!!仕方ねぇだろ!!」
「あぁ…!!もう!!行くぞ!!」
「おう!!」
「さてと、俺も行きますか……」
変身が完了して2人の肉体まで融合したクローズビルド。
だが、変身直後に2人は漫才めいたやり取りを見せると、そのままエボルXに向かっていくのを見たユウも目の前の戦場に意識を集中し始め――――――
そして、彼は禁断の扉に手をかけるのだった。
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