無茶苦茶やった結果、今回で終わらねぇ…
これ、下手な本編くらい書いてる……
次で絶対に番外終わらせると強い意思の元、投稿です
「ハザードスイッチ。使いこなせるのか?」
「……どうだろうな?」
起動されたハザードスイッチにその存在を知っていたエボルトクローン―――エボルXが嘲笑するような態度でユウに視線を向けるが、その言葉を軽く流してユウはドライバーにハザードスイッチを装着したのだが―――――――
「ありゃ?どうなってんだ…?フルフル挿せないじゃん」
「だったら、コイツを使え」
「ロストボトル?…とりあえず……行くぞエボルト」
「オーライ」
本来ならば空になっている筈のボトルスロットに既に先客が待ち構えていた。
そのせいで使用しようとしていたボトルが使えないとユウがぼやくと横からエボルトが1本のボトルを投げると同時にユウの身体の中へと消えていくが、エボルトが身体の中に入ってきた筈のユウは自身の中に消えたエボルトに声をかけながら何事も無かったかのようにボトルを振るう。
「頼むぞ、ドラゴンちゃん!!」
ユウはエボルトから受け取ったロストボトルをボトルスロットの上に乗っていた先客―――クローズドラゴンのスロットに挿入されるとドラゴンの身体が青から血のような赤色へとその色を変え、ユウの手によってそのままスロットへと装填される。
「…変身!!」
ドライバーからの喧しすぎる音に不釣り合いなほどに静かにレバーを回すユウ。
そんな異質な空気を放っていたユウはその空気を振り払うように腕を振るい、呟くような小さな声をその言葉を口にすると変身は一瞬で完了するのだった。
「何だありゃ!?見たことねぇぞ!?」
「……」
「あっ!!ちょっとベルさん!?力使いすぎたのね…」
ユウが変身した姿は戦場となっている街のモニターにも映っていた。
彼が変身したその姿に一切の見覚えのないキャッスルは思わず声を挙げるも、その後ろでは変身するユウの姿を見届けたベルナーシュが力を使い果たしてそのまま意識を失って身体が崩れ落ちそうになるも、すぐに紗羽によって受け止められた。
「ユウ……」
「おにーさん…大丈夫かな……」
「でも、どうしてユウ君がアレを……」
「あれって何なんですか…?」
そんな状況になっているにもかかわらず友希那と燈の2人はモニターに映っているユウが変身したその姿に視線を向けて心配していたが、そんな2人以上に事情を知っている紗羽の困惑していたことを不思議に思って尋ねたのだが―――
「ユウ君が持っててベルトに付けた赤いのはハザードトリガーって言って……
普通に使い続けると自我を失って暴れてしまう物なの…」
「「えっ……」
紗羽からユウが暴走する可能性を聞かされた友希那達には今まで以上に不安が駆られながら画面越しのユウの姿を見つめるのだった。
「何だこれ?見憶えないな……」
「やっぱり、伊能のと一緒か…。その組み合わせとブラッド族の遺伝子が入ってるなら当然か」
「伊能…あぁ、いたなそんなの……。全然知らないけど……」
「街の連中が戦兎を誘き出す餌にしようとされてたな」
「今思い出しても、一桁の子供相手に街のほぼ全員で襲い掛かってくるとか悪夢だろ……全然笑えない……で、コイツなんて名前なの?」
「伊能の奴は名乗ってないな……。ユウが名前つけちまえよ」
「エボルトが決めてくれ」
「そうだな………仮面ライダーブラッド―――ってどうだ?」
「ブラッド……良いね」
そんな心配をされていること等知る由もないユウは自身が変身した見覚えのない姿に首を傾げていると、自身の中にいるエボルトから変身した姿の事が返ってくるが、変身者の名前を聞いて何とかユウはその時のことを思い出して苦笑。
そして自身の姿の名を聞くも誰もその名前を知らず、エボルトから出てきた名前に好感触を示したユウはその名前に好印象を憶えて、呑気にエボルトと話しながら名前を決め―――
「ブラッド族の遺伝子を持ってるお前にピッタリだし、
この名前なら
「そうだな……」
「オリジナル…死にたいみたいだな!!」
「エボルトォ!!」
ビルドと戦闘を繰り広げていたエボルXといつの間にか変身していたキルバスを人を揶揄する様な名前の由来を聞いてその動きが止まると、キルバスがその言葉に我慢できずにビルドを放置してそのままユウの元へと向かってくる。
地球を簡単に破壊できるような相手と完全に絶望的な状況だったのだが―――
「あっち行ってろ……!!」
「なっ!?がふっ…!!」
向かってきたキルバスが振り抜いた拳を軽く手を添えて軌道を逸らしてから、がら空きになった顔面に拳を叩きこんで元居た場所まで殴り飛ばすとキルバスがそのまま地面を転がっていく。
「キルバス~。そいつはどうせ暴走するから無視しろ」
「黙っていろ!!」
「あ~あ……折角忠告してやってんのに」
「お前もよそ見出来る状況かよ!!」
「ちっ!!万丈か!!」
ユウに殴り飛ばされたキルバスにエボルXから辛辣な言葉を飛ばすと、その隙にビルドが一気にエボルXに接近して自慢の拳で殴り掛かるが、それを見たエボルXは自身とビルドの間にバリアが展開した。
「おりゃぁああ!!」
「なっ!?」
「おらおらおらぁああああああ!!」
バリアが張られて拳が通らないのだが、ビルドはそのバリアに自慢の拳を叩きつける。
完全に無駄な行動でしかないそれだったのだが、エボルXの予想に反してそのバリアはいともたやすく破壊されてその胸をビルドの拳が叩きつけられると、そこから一気にパンチのラッシュへと移行していく。
「ちっ!!やってくれたな万丈!!」
「逃げんな!!」
流石のエボルXもその攻撃には堪えたのか強引に後ろに飛び退くが、その勢いのままにビルドは追撃を仕掛けようとしたが―――
「逃げるかよ…!!」
「これで決まりだ…!!」
エボルXはビルドを迎え撃とうとドライバーのレバーを3回回すと先ほどと同じバリアを肩から展開して突進し始めるが、ただの最短距離を一直線に駆けているだけのビルドがこれを受け止められる訳がなく大ダメージは必須だが――――
「万丈!!」
「戦兎!!」
「何っ…!?」
直線的に動いていたビルドが互いの名前を呼ぶ言葉と共に直線的にエボルXへと向かっていたビルドがそのバリアを跳び超える。
その挙動の変化にエボルXが着いて行けず、容易くその攻撃が回避されてしまったが、すぐに仕切り直せばいい。
その判断をしたエボルXだったが――――
「いらっしゃ~い……」
「なっ!?オリジナル…!?ならお前からだ!!」
「あの声、エボルト!?乗っ取ったのか!?」
「戦兎さん。使わせてもらいますよ…」
エボルXが突っ込むその先にはユウが―――いや、ユウの身体を動かしていたエボルトがいた。
ビルドはこのタイミングでエボルトがユウを裏切って身体を乗っ取ったと考えていたが、途端に声がエボルトの物からユウの物へと変わる。
「戦兎の…!!」
「アレは俺のドライバーだからな」
そんな彼の手には彼がつけているビルドドライバーからフルボトルバスターを出現すると即座にバスターのスロットにフルフルラビットタンクボトルを装填、大剣型のバスターブレードモードで構えていた。
「エボルト、こういう時は…!!」
「真正面からぶち破るに限るな!!ユウ!!」
「何ッ…!?」
「「はぁああああああああ!!」」
「ぐっ……!!オリジナル…お前……!!」
ユウとエボルトの声を交互に響かせながら振り下ろされた大剣は展開されていたバリアを粉砕し、その奥にいたエボルXをも斬り裂いた。
エボルXとしては自身のオリジナルであるエボルトが身体の入って支配されているだけで、元になっているのはエボルXからしたら人間であるユウで会ったことに苛立ったような声を挙げる。
そんな中でビルドの方が今度はユウの方に一瞬で距離を詰めてきた。
「エボルト、お前…ユウの身体を…!!」
「万丈~。俺は別にユウの身体を奪ってる訳じゃねぇよ」
「ただエボルトに身体を貸してるだけで主導権は俺です」
「まぁ、そう言うことだ」
「本当だろうな?」
ビルドからしたらエボルト身体を乗っ取ろうとしているのをユウが抵抗しているようにしか感じられなかったのだが、ユウが言うように実際は身体の主導権を変えているだけ。
その種明かしをされたビルド―――もとい戦兎はユウのことを疑うような視線を向けていたが、その姿にユウは肩を竦めていた。
「戦兎。
コイツを乗っ取ろうとしたら身体の中のモンが全力で抵抗してきて乗っ取れるかすら怪しい。
それにアイツらを消すのにこの方が都合がいい……」
「動かす主導権変えれば一気に動きを変えられて便利ですよ」
「「そうじゃねぇだろ」」
「だが、実際にアイツらはそれについて行けてないだろ?」
身体の主導権を渡すのを便利の一言で済ませているユウにツッコんだ。
だが、エボルトの言うようにユウの言葉通りにエボルXとキルバスは動きに反応できていない。
確かに有効な手段ではあるが納得出来ない2人にユウは言葉を続けていく。
「それに、今の俺は
「あぁ、確かに…俺も戦兎と合体しちまってるけど、今の俺達は……」
「「負ける気がしねぇ!!」」
「「やれやれ……」」
ユウの言葉に感化された万丈は2人で声を挙げて倒すべき敵に視線を向け直すが、そんな言葉を聞いた戦兎とエボルトの2人は言葉だけで呆れたといった空気を出しながらも、エボルXとキルバスの2人へと視線を向ける。
「調子に乗るなよ…エボルトォ!!」
「ただの人間風情が……!!」
「熱くなっちゃってまぁ…」
「馬鹿正直に突っ込んでくるかよ……」
キルバスとエボルXが標的を完全にユウに絞って突撃してくるが、エボルトはそんな2人に呆れるとユウが左手にトランスチームガンを構えて2人を撃ち始めながらもホークガトリンガーを呼び出すと、そのまま自身の腕にマガジンを押し当てるようにしてユニットを回転させて弾丸を生成していく。
「万丈、キルバスだ!!」
「おうよ!!」
「万丈~!!邪魔するなっ!!」
そのアクションを見たビルドだったが、エボルXとキルバスの2人を同時に止めることは出来ないならば、ダメージが余り入っていない方を抑えようとキルバスの足を止めさせるも、それではエボルXが完全にフリーになってしまい、ユウの方もガトリンガーに弾丸がチャージを完了には間に合わない。
「最後まで貯まる直前だな…!!死ねっ!!」
そして、ユウの目の前に迫ったエボルXはその拳にオーラを纏わせてそのままユウへと振り抜くが、その攻撃を見切ったユウは拳を寸の所で躱し、腕が彼の顔の横を通る。
しかし、ユウはそれだけで終わらない。
「これで完了だ……」
ユウは回避したエボルXの腕にガトリンガーのシリンダーをその前腕に押し当てると、エボルXの攻撃が彼の横を抜けていくのと同時にシリンダーが回転する。
それが最後の弾丸を装填する合図だった。
「何っ…!?コイツ、俺の腕を…!?」
「吹っ飛べ…!!」
最大弾数である100発を装填し終えたユウはそのままエボルXの背中にガトリンガーの銃口を押し付けてその引き金を引く。
流石のエボルXも攻撃をして隙だらけの身体で受けた攻撃には耐えられなかったのか、衝撃に押されてそのまま地面を転がっていく。
「さて、こっちはまだまだ行けるぞ?」
「もっと俺を楽しませろよ?」
「だったら、付き合ってやるよ……!!」
「クローン風情が本当に付き合えるかな?」
そんなエボルXの姿を見たユウとエボルトは挑発するが、エボルXはこの挑発を受けるとそのまま攻勢に出る。
普通ならば冷静になるべきなのだが――――
「ハザードが暴走しちまえばこっちのもんだ……。そうなれば勝手に相打ちし始めて全滅。俺だけが生き残るって筋書きだ…」
エボルXは冷静で、ユウがハザードトリガーの副作用による暴走すること狙っていた。
ただの人間相手ならそれが起こればどうしようも出来ず、キルバスを含めて全滅して自身だけが生き残る。
そんな筋書きをしながらも、それを悟られないようにエボルXはユウに睨みを効かせるのだった。
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