忘却の唄・消えかけのアルタイル   作:ツナ缶マン

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おはよーございます
カオス…!!圧倒的にカオス……!!
そして、オチはなんか既視感あるなこれ……
とりあえずライブ感で書いてるのでこのままいったれ!!
ってことで投稿です


123-ウェルカムChaos

「んっ……」

 

「ユウ、起きたわね…」

 

「……あはは………おはよ」

 

頭を打ち付けて意識を失ってしまったユウだったが、彼が意識を取り戻して最初に目にしたのは怒り心頭と言った様子の友希那の姿とその後ろでユウに視線を向けるRoseliaやにゃむ達AveMujicaとパスパレの面々。

そして、ヤバい存在を見て本能的に目を逸らしながらユウは苦笑いを浮かべて誤魔化してからすぐに逃げようとしたのだが、彼は身体に感じた違和感をツッコまずにはいられなかった。

 

「なんで俺は後ろ手に縛られてる挙句、椅子に座らされた状態でロープで縛られてるの……?」

 

「取材中に起きたあなたが逃げる可能性があったからよ」

 

「そう」

 

「その……私達は止めたのよ…?」

 

「いえ、白鷺さんは気にしないでいいですよ…この程度なら何とでもなるんで」

 

気絶していたユウはあろうことか椅子に座らされた挙句、身体をロープで縛られていた。

彼女達を仕事に逃げ出すのを防ぐためと悪びれる様子が一切ない友希那に対して、申し訳なさそうにしている千聖をユウが宥めていた。

 

実際、その程度ならば強引に引き千切って逃げ出せるから本当に気にする必要もない。

ユウは千聖を宥めた言葉通りに何とかするために、身体を縛っているロープ事後ろ手に縛られていたロープを引きちぎろうとしたのだが―――――――

 

「痛っ……!!」

 

ユウが腕のロープを引き千切ろうと腕を動かすと、女の子の痛がる声が聞こえてきたことに困惑して彼はその声が聞こえてきた。

状況が分らなかったユウは声が聞こえてきたその方向に首だけを動かして確認すると、そこには信じられないものが飛び込んできた。

 

 

 

 

 

「はっ……?何これ?手錠?」

 

 

 

「はぁ……はぁ……!!」

 

 

「……あなた1人だけで縛っても逃げられる可能性があると湊さんに言われたので」

 

「何やってんだよ紗夜さん!?てか、取材終わった後ならこんなことする必要ないだろ!?」

 

あろうことかユウの右腕は以前に見たことがあった金髪の女の子の腕と手錠で繋がれていた。

そんなユウの姿を見て荒い息使いが聞こえてきたが、ユウはそれを無視したが、それでも全く状況が理解出来なずにいると、この状況の元凶がまさかの紗夜であるという言葉に驚きを隠せなかったユウだが、流石に無関係の女の子を巻き込んで手荒なことをする気にはなれなかった。

 

「……とりあえず、後ろのロープだけは外してください。流石に女の子を傷つけてまで逃げる気にはならないんで……」

 

「紗夜」

 

「……分かりました」

 

「悪いけど後ろじゃなくて横に来てもらっていいかな?」

 

彼が諦めたことを伝えると、友希那の指示で紗夜がユウの腕を縛っていたロープを外すと解すように左腕を振り始めると、右腕に繋がれた少女に対して横に立つように言うとその少女は言われるがままにユウの横に移動する。

そうして改めてその顔を見たユウは記憶にあったその少女の名前を呼んでいた。

 

 

 

 

 

「えっと……”初音ちゃん”?」

 

「っ!?」

 

「…!?私は初華です……!!」

 

「あ~……うん。ごめんね。前に会った子供に似てたから」

 

ユウはその少女の名前を呼んだのだが、頭を打った直後という事もあって頭が回っていなかったのか大失敗を犯してしまった。

 

このタイミングでユウと繋がっていた少女―――初華の事を”初音”と言う本名で呼んでしまった。

 

その様子に祥子は目を見開いて驚き、初華は彼女にしては珍しく大きな声をあげる。

この状況を見たユウは自身の失態に気が付いてすぐに謝罪して誤魔化すのを見た殆どの人間はユウは単純に知り合いと名前を間違えてそれに怒っただけだと流していたが、真実を知っている祥子と初華はユウを警戒し始め、祥子が鬼のような形相で睨みつける。

 

その一方で初華の方も怒りを向けていたのだが、頬を膨らませて睨まれても微笑ましくしか感じられない。

 

「ぷぅ……」

 

 

「「「えっ……」」」

 

「「「「「ふぇ…?」」」」」

 

 

 

 

「「「はっ……?」」」

 

ユウはあろうことかこの状況で初華に左腕を伸ばすと、彼女の膨らんでいた頬を摘むと初華の口から空気が抜けて変な音が漏れ出した。

 

こんな突拍子の無い行動に殆どの面々が困惑の言葉を零し、友希那と祥子ついでにリサが殺気だった言葉を漏らしだす。

 

 

「この人…バカなのかしら?」

 

「あはは~……ユウさん、この状況で度胸ありますね~」

 

 

「ふみゅ~……!!」

 

「さてと、色々聞かれるのは見当つくけど、俺が気絶した原因について聞きたいんですけど……」

 

そんな光景に千聖が呆れる中でにゃむが空気を和ませようと気を使い始めてしまった。

 

完全に空気が死んでいくが、ユウはよく分からない声をあげている初華の頬をそのまま揉むように摘まみ続けて、若干表情が柔らかくなっていくのを感じながらも自身が縛れれる直前の話を問うと、その言葉にその場にいたある5人が余りの恥ずかしさに両手で顔を覆い隠しながら俯いてしまった。

 

 

 

 

「そこで息荒げてる日菜ちゃんのせいよ……!!」

 

「千聖ちゃん、そんな言わないでよ」

 

「日菜ちゃんがその人を見つけていきなり体当りしてたよね?」

 

「彩ちゃん、そんなことしてないよ~。近づいたら勢いあまってぶつかっちゃっただけだって~」

 

「やっぱり原因はコイツかよ……」

 

ユウが気絶した原因はやっぱり日菜。

彼女はユウの姿を見て体当りと見紛うばかりの駆け寄った結果、止まり切れずにそのままユウを倒したと言うのがこの状況を作った顛末。

それを聞いたユウの表情は一気に冷え切って、日菜に対してゴミを見る様な視線を向けて呆れだしたのだが―――

 

 

 

 

 

「あんっ///ユウ君、そんな目で見ないで///」

 

「「「………」」」

 

「ごめんなさい!!うちの日菜ちゃんが本当に…!!ごめんなさい…!!」

 

「うちの妹が本当にスイマセン……!!」

 

あろうことか日菜はユウに睨まれて艶声を出しながらその身体をクネクネとさせ始めると、それを見た千聖と実姉の紗夜が泣きそうな表情でユウに対して謝罪をし始める。

完全に空気が死んでいくが、このタイミングで声を挙げる剛の者が現れた。

 

「あの…少しよろしいでしょうか?」

 

「えっと……あぁ~………にゃむちゃん、この人はオブリビオニス?ドロリス?どっち?」

 

「サキコはオブリビオニスの方ですね~」

 

「にゃむさん、茶化さないでくださいますか?

……失礼しました。豊川祥子と申します」

 

「はぁ…ご丁寧にどうも」

 

「先ほどは睦のことを助けていただきありがとうございました」

 

「いや………アレは完全にこっちに巻き込んだ事故だから」

 

このタイミングで声を挙げた祥子だったが、ユウは何回かは彼女のことを見たことは憶えていたのは彼女がイマジンと契約を完了した時に見た恐怖から来た痴態だけでちゃんとした名前を聞いたことはなかった。

 

すぐにユウはにゃむに助けを求めたが、彼女の答えに祥子が小言を零してから場違いな保護に上品な自己紹介に受けてユウは戸惑いながらも返事を返したのだが、その祥子は目が一切笑っていない笑みを浮かべながらユウに向けていたことを一切気にしてはいなかった。

 

 

 

 

「そうですね。あなたがあんな無鉄砲なことをしなければこうなってませんでしたわね」

 

「まぁ、こういう面倒ごとになるのが予想出来たから逃げようとしたんだけど?」

 

「ですが限度があります。弁えてください」

 

 

 

「流石は豊川さん。”神になる”って言っただけはありますね」

 

「サキコ。”神になる”って言っただけあって態度がデカい!!」

 

「祥が言うの?」

 

「えっと豊川さん?神になるってのは撤回したほうが良いよ?

完全に黒歴史になるし、俺の経験上だけど自称神とか神になるって言ってた奴に碌なのはいなかったからね」

 

「あなた達なんなんですの……!?」

 

「とりあえず、豊川さんはこちらに」

 

「ちょっと海鈴!?はなしなさーい!!」

 

祥子が淡々とユウを責めようとしていたのだが、初華以外の3人とユウからの言葉に顔を真っ赤にするとそのまま海鈴の手によって部屋から強制的に連れ出されてしまった。

 

これで室内は再び静かに―――

 

「はい!!次、私!!」

 

「はい!!ワタシが!!」

 

「丸山さんに若宮さん?…どうぞ」

 

「日菜ちゃん(ヒナさん)とはどういう関係なんですか!!」

 

 

 

「えへへ~…ユウ君はね~……」

 

ならなかった。

ここで今度は彩とイヴの2人が手を挙げ始めると、全く同じ疑問をぶつけると日菜は顔を真っ赤にしながら身体をクネクネさせながら照れながら自身のカバンを漁り出すのだが、他の面々は日菜が先ほどの痴態が頭を過って何か嫌な予感を感じたのだが、その予感は的中することになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ユウ君は…あたしのご主人様だよ///」

 

「違う!!お前、なんでカバンから首輪とリードが出て来るんだよ!?」

 

「ユウについてる手錠も日菜のモノよ?」

 

「その情報今一番いらないよ!!」

 

「えぇ~!!だって前にあたしのお尻、フライパンで叩いたじゃん!!」

 

「あれは手も洗わないで料理中の厨房のモノをベタベタ触ったからだろうが!?」

 

 

 

「あれ!!すっごい気持ち良かった!!」

 

「氷川!!退場!!」

 

 

「あなたが…!!あなたのせいで…!!」

 

「紗夜さん…!?落ち着いて~!!」

 

あろうことか日菜は照れ笑いを浮かべながらも自身のカバンから首輪とリードをユウに差し出しながら関係性を語ったのだが、即座にユウは否定した。

確かに記憶がある彼女は知人程度の関係性であることを否定はできないが、決して彼女が言うような歪んだ関係性ではない。

ユウに否定された日菜は先ほどの初華の様に頬を膨らませて不満の表情を浮かべながらとんでもない暴露を口にするとユウが思わず彼女に声を挙げ麻弥とイヴの2人によって日菜は部屋からつまみ出されたのだが、そんな日菜と入れ替わるように紗夜が弾けてしまった。

 

 

 

「あなたに分かりますか!?首輪をつけた日菜に”散歩に行こう”と言われてリードを突きつけられたり、私からの注意の言葉に対して嬉しそうに身を捩ってる姿を見せられる私の気持ちが!!」

 

「巻き込まれてるのはご愁傷様です。でも、その気持ちは死んでも分かりたくねぇです」

 

「氷川さん…落ち着いて…」

 

「りんりんの言う通りだよ!!にゃむち達と一緒にいたのとか友希那さんとの関係とか聞いてないですよ!!」

 

「私とユウの関係?」

 

紗夜は日菜の言葉を信じてしまい今までのことをユウにぶちまけ始めたが、彼にはどうしようも無いことに反応に困るが燐子とあこが紗夜を止め始める。

そんな2人を見たユウはあこが口にした疑問に答えることにした。

 

「にゃむちゃんの隣人の部屋掃除してたりしたので仲良くなっただけです」

 

「そうですよ~。それでその隣人さんから鹿児島に向けて出発したそうですよ~

 

 

 

 

 

 

 

フェリーで…」

 

「フェリー!?なんで!?」

 

「時間があったらしくて遊覧船乗ろうとしたら、間違えてフェリーに乗ったそうです……」

 

「何やってんだあの人!?」

 

ユウはにゃむとの関係を何の嘘偽りなく答えると彼女もそれに同意すると、彼女からは別種類の爆弾が投下されたが今のユウはそれどころではないのでツッコミを入れるだけ入れた後は無視することを決めた。

 

「後はゆきちゃんとか……うーん…なんて言えばいいんだろ…」

 

「ゆきちゃん!?愛称で呼んでる……!?」

 

「リサちゃん、落ち着きなさい。傷は深いわよ?」

 

「千聖~!!」

 

 

 

「そうね。私とユウは……簡単には説明できない特別な関係よ」

 

それは良かったのだが問題は友希那との関係について。

本当の関係でいうなら友希那とは幼馴染だがそれを口にすると確実にリサが暴走するし、かといってイマジンの事を言える訳もないユウはどういうべきか考えるが、そこで友希那の愛称を零したことでリサの心に大ダメージが入っていたのだが、ここで友希那は嘘を付かない絶妙な言い回しでユウとの関係を伝えていた。

 

ゼロノスやイマジン関連のことは人に言えることではなく簡単に説明することは出来ない。

その言葉に一切嘘はないのだがその言い方だけが問題で――――

 

 

 

 

 

「特別… ?まさかエッチなことをしちゃうような……!?」

 

「今井さん?そんなはずは……無いと思います……」

 

「白金さんの言う通りです!!湊さんに限ってそんなことあり得ません!!」

 

「リサちゃん、あの感じじゃ多分違うわよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ぬぼぁ……」

 

「あぁ~!!リサ姉が倒れた~!?」

 

「ちょっとユウさん!?この後パスパレの彩さんと初華と4人で動画撮影の予定だったのにどうしてくれるんですか~!?」

 

友希那の言葉を邪推したリサはその妄想に耐え切れず、奇妙な声を挙げながら白目をむいて後ろに倒れてまま固まってしまった。

そんな彼女を見たにゃむはこの後するつもりだった自身のチャンネルに投稿動画を撮るコラボ相手が倒れたことに対して不満を漏らすのだった。




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