という事で本編で回収することがもうないだろう小ネタ拾っていく篇になります
細かい設定?そんなもんは海に流してきた
という事で投稿です
バンドリ学園・テスト返却篇1
某月某日。
急に呼び出されたユウは燈と友希那と共にある場所までやって来ていた。
「なんで羽丘?」
「知らないわよ」
「私も呼ばれただけで……」
「とりあえず行こうか……。教室だっけ?」
「えぇ、私が案内するわ」
彼らがやってきたのは羽丘。
だが彼らは呼ばれた理由が分からなかったが、とりあえず来た案内に従って校舎の中に入るとそのまま指定された教室までやってきた。
「あっ!!ユウさん!!」
「沙綾ちゃん?」
「白鷺さん達もどうして制服を着てるのよ……」
「女優の衣装で制服なんてザラに着るから気にしたら負けよ」
「あはは……自分は巴さん達と同じ制服って違和感ありますけどね」
そこにいたのは千聖、麻弥、沙綾に、あこ、蘭、モカ、巴、つぐみ、ロックと言うバラバラなメンツで、それ以上に大学生であった千聖と麻弥に至っては卒業した高校の制服を着ていると言う奇怪な状況。
まるで意味が分からなかった友希那達だったが――――
「あぁ…!!前にテスト受けてた人……!!」
「なるほど…って、ゆきちゃん。逃げないの」
「ユウ、放しなさい!!」
ここに集まっていたのは以前にますきの暴走でユウと学力勝負をさせられて、テストを受けさせられた面々。
そんな人たちが集まっているのを見た友希那はこの場から逃げ出そうとしたが、すぐに回り込まれてしまった事で逃げ道が塞がれてしまった。
「友希那先輩逃げても意味ないですよ…」
「マジで碌な目に合わないっすよ」
「市ヶ谷さんに佐藤さん…!?」
「何か数字が出てきたよ…?」
「ひーちゃんにも見えたの…?」
「まさか、これ……テストの点数か?」
「巴、その通りだよ。アタシ達もケーキ作った後にアタシもテスト受けさせられたんだよ…」
逃げようとする友希那の前に現れた有咲とマスキング。
だが、彼女達が登場したのに合わせて出てきたのは謎の数字に巴達が不思議そうにしていたのだがその答えはすぐに察せられ、普通に考えれば2人ともかなりの高得点だが、ここにいる理由が全く分からなかった。
本来ならば有咲達ではなくテストを作った紗夜達がいるべきはずなのに彼女達がいないことが不思議で仕方なかった。
「それで、有咲ちゃん?テストを作ったはずの紗夜ちゃんと燐子ちゃんはどこにいるのかしら?」
「白鷺先輩、あの2人は私にテストの点数で負けたショックで寝込んでます。平均70点のレベルにしようとしたのに、自分達でも80点くらいのテストになったって偉いショック受けてました」
「因みに紗夜さん達の点数内訳はこんな感じでした」
「ちょまっ!?」
「「「「すっご……」」」」
「さてと…そろそろ始めますよ~」
「市ヶ谷さん……何を…かしら……」
紗夜と燐子は有咲にテストで負けたショックで寝込んでいると告げられると、マスキングが自分達と紗夜達のテストの詳細な点数まで晒したのだが、どれもこれも高得点の連発にそれを見た彼女達は驚きの言葉が漏れる。
そんな空気の中で有咲が仕切って進行しようとするが、友希那が震える声でこの後に待っている地獄について聞くと、有咲はにやっと笑みを浮かべて―――
「そりゃテストの返却と、珍解答の暴露以外にないでしょ」
「「「……」」」
地獄の詳細を告げると、その言葉を聞いた数人は撃沈したように机に倒れ伏すのだった。
「最初は国語からっすね~」
「そんじゃ……国語自信あってこの中で一番だと思う人は挙手しろ~~」
そうして有咲が執行人となり始まったテスト返却と言う名の地獄だが、開幕早々に自身がある人を尋ねると3名の手が挙がっていた。
「青葉さんか……。学校の成績は良いって聞くから納得かな」
「えへへ~。有咲、そうでしょ~」
その内の1人はモカ。
彼女は学校の成績も良い方のため手を挙げることは納得できたのだが――――――
「それで…ゆきちゃんとあこちゃん?……なんで手を挙げたんだよ……」
「漢字は間違えてるかもしれないけれど文章題なら自身があるわ。だって作詞してるもの」
「あこだって!!家で本読んでるもん!!」
「あこ、家で読む本ってマンガだろ……」
「うん。バカっぽい答えをありがとう」
そんなモカ以外に手を挙げていたのは友希那とあこの2人だったが、余りにも酷過ぎる理由にユウとあこの姉である巴が呆れた表情を浮かべていると、有咲がサクサクと解説に移っていた。
「サクサク点数発表答やるぞ~……一位は中島さんの91点。その次がモカちゃんは89点だな」
「およよ~……ショック~………」
「記述問題はミスってたか…まぁ予想通りかな……」
「そんじゃ、早速珍解答だけど中島さんの間違えた問題から……」
【問:グリム童話、『ブレーメンの音楽隊』は捨てられた動物達が泥棒を撃退して幸せに暮らす―――と言う概要だが、この物語を通して著者はどんな教訓を伝えたかったのかを述べよ】
「ん……?俺、これ間違えたの…?」
最初に映し出されたのは物語が伝えたかったことを読み取るというありふれた問題だったが、ユウはその答えが間違っていると言われたことに不自然さを感じたものの有咲はそれに気が付くこともなく話をつづけていく。
「まぁ、良くある物語から得られる教訓は何かって感じの問題ですね。それじゃ、最初はロックと燈ちゃんから―――」
「ぇ……」
「私ですか~!?」
高松燈の答え:みんなで頑張れば答えを見つけられる。
ロックの答え:仲間と協力すれば困難を乗り越えられる。
「正解だな…ほぼ模範解答でいいだろ」
「ほっ……」
「良かった~…!!」
「可愛いな……」
「次、巴さんな~」
「えっ?アタシ……?間違ったつもりは―――」
最初に当てられた燈とロックは完全にパニックに陥ってしまったが、その答えは模範解答とも言える様な内容であり、それを聞いて一気に安堵の表情を浮かべる。
この模範解答が出たという事は次に来るのはバラエティ的に考えれば―――
宇田川巴の答え:友情!!努力!!勝利!!
当然、珍解答であった。
「グリム童話は少年漫画じゃねぇ!!」
「まぁ、”友情”と泥棒撃退した”勝利”は合ってるから部分点で1点だな」
「やったぜ…!!」
「それじゃ中島さんの答えは――――――」
まさかの珍解答第一号が巴だったという変化球に一同は唖然としている中で有咲のツッコミが光るも、マスキングの情けから部分点を貰えた事に喜んでいた所にユウが出した答えは――――
ユウの答え:不明。
グリム童話はドイツの昔話をグリム兄弟が編纂した物であり、厳密に言えば物語の著者ではない。
そのため出題そのものが間違いである
「「「「「えっ……」」」」」
「アタシも調べるまで勘違いしてたけど、グリム童話ってグリムが作った訳じゃなかったんだな…」
「最初に採点してた時は珍解答って事で出したんだけど……よく調べたらこっちの方が正しいっぽいんだよ。ってことでこれは正解になったから中島さんの点数が93点になりました」
「ユウ、なんであなたこんなこと知ってたのよ…」
「本人の眼魂に直接聞いたから」
「……??」
ここでユウが出したのは問題そのものへのダメ出しと言う予想の斜め上にぶっ飛んでいた内容に周囲がどよめくが、マスキングがサラッと解説を入れたことで一斉に静まり返ると一位がさらに点数を挙げるという状況になっていた。
そんな中で、ユウの後ろに座っていた友希那がその耳元でユウに理由を聞いたが全く理解できない答えに首を傾げるも珍解答が続いていく。
「次行くぞ~。次は漢字問題だな」
問:次の漢字の読みを答えなさい
『薔薇』『椿』『仙人掌』
「これ書けって言われると難しいけど、読むなら出来るってのが多いよな」
「マスキングの言う通りだな……まずは蘭ちゃんの答えから」
美竹蘭の答え:ばら、つばき、サボテン
「正解。流石華道家って言うのもあれだけど、花の名前なら余裕なのか?」
「確かに椿は使った作品はあるけど、他のは使わないよ……」
「ここで一気にRoselia2人の答えを―――」
湊友希那の答え:ロゼ、カメリア、せんにんしょう
宇田川あこの答え:ろぜりあ、ゴッドハンド
「あこ?Roseliaの名前の由来になったのだからちゃんと答えられないと困るわ」
「あの~友希那さん?流石に薔薇と書かれて”ロゼ”は読めないですよ……」
「椿もなんで英語にしちゃったのよ……」
「はい。と言う訳で友希那先輩もバツです。せんにんしょうだけは正解なんで1点」
「何ですって…!?」
あろうことか自分達のバンド名の由来になっていた花の名前を間違えるという痛恨過ぎるミスが晒されてしまったあこに流石の友希那も苦言を呈さざるを得ない。
自分達のバンドの由来を正確に答えられないなど言語道断ともいえる所業だが、友希那も余計な真似をして減点を貰ってしまっていた所業に絶望したが、それを見て嫌なものを感じ取っていた人物が―――
「なぁ…これ身内の恥になるから言いたくないけど…Roseliaの2人って珍解答連発しそうなんだけど…」
「巴…ドンマイ!!」
「ダメだよ沙綾ちゃん、もっと言い方が……」
「あっ、羽沢さん。今初めて喋ったけど、全科目でそこそこの点数取れてて、どれにも珍解答らしい珍解答がないから出番が殆どないよ」
「えっ……」
「はいはい。次行くぞ~」
それ以上の絶望がつぐみを襲われてしまい、彼女はショックでそのまま机に突っ伏してしまったが、それをあえて無視して有咲がドンドンと珍解答を消化し続けていく。
「次の問題はこれか…ぶっちゃけサービス問題だよなこれ」
問:同じ意味を持つことわざを2つとその意味を述べよ
「簡単じゃない」
「ところがこれを間違えてる人がいるんですよ。……麻弥さん、千聖さん」
「キング、ジブンっすか!?
「麻弥ちゃん落ち着いて、このパターンは私達が合ってるパターンで―――」
大和麻弥の答え:猿も木から落ちる。犬も歩けば棒に当たる。
意味、どんな人でも失敗することがある。
白鷺千聖の答え:昔は有能でも年をとれば無価値になること。
麒麟も老いては駑馬に劣る ・昔千里も今一里
「白鷺先輩は正解!!でも麻弥さんは不正解です」
「2人同時で片方だけのパターンもあるのね……」
「えっ!?キング、どこが違うんですか?」
「犬の方が間違ってますね。正解だと”上手の猿が手を焼く”とか”上手の手から水が漏る”、分かりやすいのだと”弘法にも筆の誤り”っすね」
「うぅ…欲張らずに動物繋がりなんてしなければ……」
「ぶっちゃけここから先も色々あったけど…国語以外にも珍解答があったからそっちに時間を使いたいから国語はここまで!!」
次のことわざの問題はアイドルの片方だけが正解するという新しいパターンに千聖が驚いている横では麻弥が自分の間違いが分からずに解説を求めると、マスキングがすらすらと解説するのを聞いて麻弥は自分のミスを後悔していたが、まさに”後の祭り”で”後悔先に立たず”。
そんな混沌とした状況で有咲は早々に国語を切り上げて、次の教科へと進んでいくのだった。
受験者成績表:国語
1位、中島ユウ:93点
市ヶ谷有咲からのコメント:グリム童話の件は博識すぎて正直ビビった…
でも、テスト受けた中で唯一、人物の感情を考察するのだけを全問不正解って…人の心ないのか?
2位、青葉モカ:89点
白金燐子からのコメント:……正直驚きました。
コンビニのバイトとバンドを両立しててこの点数と言うのは凄いです
3位、ロック:83点
マスキングからのコメント:流石ロック!!可愛いと思ったら勉強もしっかり出来てて偉いな!!今度銀河でラーメンと炒飯奢ってやるよ!!
4位、羽沢つぐみ:82点
氷川紗夜からのコメント:流石羽沢さんですね。しっかり基本を押さえています。順位を聞いた時も笑顔も最光でした!!もしよろしければ今度から私が勉強を―――市ヶ谷有咲の検閲により削除されました
5位、高松燈:76点
市ヶ谷有咲からのコメント:この辺から点数が団子状態になって来てるけど、高校1年生でこの点数は素直に賞賛だな。
記述系の問題でのミスが多かったけど、その独特な感性がバンドに活かされてると思うから点数を気にしないでドンドンそっちを磨いて行け!!
6位、大和麻弥:75点
マスキングからのコメント:解説側の人間を除いた受験者の平均点以上は流石っす!!
記述の問題をちょっと捻って答えようとしていた所で点数が落ちてたんで、もしも堅実に点を稼げてたらトップ3でした!!
7位、美竹蘭:74点
市ヶ谷有咲からのコメント:麻弥さんと蘭ちゃんの間がテストの中央値だな。
このテストの難易度考えれば中央値取れてるだけでも十分だけど、ケアレスミスが多かったのは気になるな
8位、山吹沙綾:70点
白金燐子からのコメント:ギリギリで平均点を割ってしまいましたがテスト自体が難しい物ですからこの点数でも問題ないかと…ですが、やたら字が走り書きだったり、テストの後半に空欄やミスが多かったですが時間の配分を間違えたんでしょうか…?
9位、宇田川巴:69点
氷川紗夜からのコメント:文学史の問題で本最古の歴史書である”古事記”が分からなかったのは予想外でした。
バンドに部活にアルバイトに和太鼓、更には商店街の手伝いと多忙なのは理解出来ますが、勉強にも時間を使って欲しいものです
10位、白鷺千聖:67点
マスキングからのコメント:バンドにアイドル、女優って多忙の中で学生やってる時点で尊敬出来ます。
確かに点数自体は低いかもしれないっすけど……下を見れば……まぁ、まだマシなんじゃないっすかね?
11位、湊友希那:45点
12位、宇田川あこ:48点
氷川紗夜からのコメント:バンドの名前の由来になった花の名前をちゃんと答えられないなど言語道断です。
心の底から反省して勉学に励んでください。このままでは留年しますよ?
採点中にたまたま点数を見てしまった今井リサからのコメント:2人とも…OHANASHIしよっか?
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします