めっちゃ長くなってしまいました………!!
でも言い訳させてください。
各テストの点数を出してしまった以上、最後の科目と総合点数発表を同時にやらないとキリが悪いんです……!!
ご勘弁を……!!
と弁明してから投稿です
テストの返却も5教科のうち4教科を消化し、残るは理科ただ1つ。
そんな中で彼女達の多くがモカの周囲へと集まって皆がモカが1位を取れると持て囃していた。
「モカちゃん!!凄いよ!!」
「つぐの言う通りだな!!このままならクラスで1番取れるんじゃないか?」
「ま~、モカちゃん天才ですから~。打ち上げで気持ちよーくなれそうだね~」
が、そんな光景をユウが遠巻きに眺めていると彼の元に友希那達が集まって心配し始めてしまい――――――
「ユウさん!!私はユウさんが一番だと思ってますから!!」
「おにーさん……理科はどうでした…」
「燈ちゃんも、沙綾ちゃんも、俺は自分よりゆきちゃんの方を心配してるよ」
「ユウ?あなたあのままだと青葉さんに負けるわよ?」
「俺に教えたのは天才ドクター達と天才物理学者だよ?あの程度なら半分寝てても満点は取れるよ」
「「「………」」」
「「「………」」」
「「「………」」」
そして、ユウは友希那の心配を思わず鼻で笑いながら友希那の心配を笑い飛ばしたのだが、その無意識に出てしまった言葉は完全に周囲を挑発してしまっていた。
「おぉ~自信満々ですね~」
「まぁ、一番得意だと言っても過言じゃないですからね」
「なら、モカちゃんが勝ったらパン奢ってください~」
「あはは。奢るよりは作る方が俺も楽しめるからそっちの方がいいかな?」
「なら、それで~」
挑発めいたユウの言葉にモカがサラッとパンの奢りを賭け始めたのを皮切りに教室内が一気にヒートアップし始める。
「じゃあ、アタシはモカの勝ちにラーメン!!」
「私はユウさんの勝ちにうちのパン賭けるよ!!」
「お遊びの範囲ならいいじゃない。それで麻弥ちゃんはどっちが勝つと思う?」
「気持ち的にはモカさんに勝って欲しいですね」
「私は中島さんね。ジュース1本ね」
「ユウの方が点数が上に決まってるわ」
「モカが負けるって言うんですか?」
「悪いけどその通りよ。この後に打ち上げ代でいいわ」
「ふっ…言いましたからね?」
「あわわ……」
「みんなそう言う賭け事は~」
「ぅ…ぁ……どうしよ……」
「お前ら~席つけ~。理科の時間だぞ~」
「あの…ますき先輩?私こっちにいていいんですか?」
「つくしはテスト良かったんだからこっちでいいだろ」
「それに氷川さんが帰ってきませんので……申し訳ないですが……」
ヒートアップし始めた教室内でどちらが勝つかと言う賭け事が始まってしまい、その空気の中でロックに燈とつぐみの4人があわあわし始めたタイミングで教師役の有咲達が教室へと戻って来たが、教室に戻ってきた途端に有咲達は彼女達によって一瞬で包囲されてしまった。
「有咲、モカとそっちの人でどっちの点数が高いと思う?」
「蘭ちゃん、何言ってんだ?」
「りんりん!!どっちが勝つと思う?」
「あこちゃん?どうしたの…」
「ロック、どうなってんだ?」
「実は―――」
取り囲まれた有咲達は困惑してしまったが、そんな中でロックが教師役3人に事情を説明すると、その言葉を聞いたマスキングは思わず頭を抱えてしまっていた。
「いや、賭けるも何もアタシ達は採点して結果を知ってるから賭けにならないだろ……」
「そう言うことだから、さっさと席に着け~…最後の解説始めるぞ~」
ロックの言葉を聞いたマスキング達だったが、彼女達は試験の結果を知っていて、状況では全く賭けが成立しない。
そんな呆れが混ざった中で最後の試験返却が始まるが、それは地獄の扉が開く合図でもあった。
「試験返却します。その……最初の目的はそこの中島さんとテスト受けたみんなでのテストの最高点数の合計点で勝負するという事でしたが………」
「紗夜先輩がテストの点数にブチ切れたせいで最低点の不名誉を晒すことにした」
「
「酷ぇ言い方だけど、不名誉称号ってことで丁度いいか……」
「「えっ……」」
あろうことかユウと他のみんなとの総合点数で勝負する予定だったのが、夢を撃ち抜くはずの彼女達の中から撃ち抜かれたバカの称号が与えられると告げられた。
そんな中でバカ最有力の友希那とあこが一気に地獄の様は表情へと変わると、他の面々は自身が安全地帯であると安堵していたのだが―――
「非常に残念なことですが……今回のテストには0点が居ました………」
「それと満点と一緒に1桁点数もいたぞ」
「それも、現在進行形で絶望してる友希那さんとあこ以外でだからな?」
「「「えっ……」」」
最悪のカミングアウトが飛び出したことで友希那達以外からも余裕の笑みが消え去った。
0点や一桁点数なんてとってしまえば撃ち抜かれたバカの称号であるバカドリが与えられる可能性がぐっと近づいてしまう事もあるが、それ以上にテストでそんな点数を取ること自体が恥以外の何物でもない。
そんなギスギスを他所にテスト返却が始まった。
「最初の問題はこちらですね……」
問:次の元素の記号を答えよ。
【水素・窒素・ケイ素・鉄・銀】
「元素記号を答えるって問題だけど、これは全部答えられて1点の問題になってるぞ。みんな1個だけ間違えとかあったけど、正解はこれだ」
中島ユウ、青葉モカ、宇田川あこの答え:H・N・Si・Fe・Ag
「正解だな」
「あこちん、よく銀なんて憶えてたね」
「モカちん!!ゲームで出てきたから覚えてたんだ~。でも、これで2人とも0点じゃなくなったね!!」
「この位はよゆ~だよ~」
「ですね…」
あろうことかあこがこの問題を正解していたことでクラス中がどよめくが、そんな中でモカがあこが正解した理由を聞いて納得していたが、ここで正解を発表されたという事は0点ではないという事の証でもある。
しかし、この2人はそんな低い次元で戦ってはおらず、さも当然といった態度を取っていた中で今度は間違いが発表されていく。
「んじゃ、次は不正解の友希那先輩の答え」
湊友希那の答え:H・Ti・K・Te・S
「水素、チタン、カリウム、テルル、硫黄だな」
「水素以外間違えてますけど、他の間違いも全部元素記号なのが奇跡的ですね……」
「分かんなかったからとりあえず頭文字を入れてみたの」
「それは分かりますけど……海外でも使うもので日本語の頭文字なのはどうなんだ?」
「有咲、それを言ったらこっちもどっこいどっこいだぞ?」
山吹沙綾の答え:H・N・K・St・Si
「こっちは水素と窒素は合ってるけど後は違うぞ。友希那さんと同じ感じだな」
「多分、ケイ素以外の2つは英単語の頭文字を書いてみた感じですかね…?」
「ますきとつくしには分かっちゃうか~……」
「沙綾はまだ0点が見えてる状況だな…」
ドラマーの解説者からツッコまれるドラマーは苦笑いだが、ここで不正解だと晒された沙綾は既にお墨付きをもらっている友希那やあこと違ってまだ0点や一桁と言う可能性が残されているという可能性に潰されそうになっていたが、それを無視して問題は次に進んでいく。
「それじゃ次の問題はこれだな」
問:水を電気分解すると出来る気体は何か?
「化学の問題だな。これも簡単だろ…」
「まずは正解から」
青葉モカ・羽沢つぐみの答え:水素・酸素
中島ユウの答え:2H2O = 2H2+O2
水素と酸素
「正解ですね。しかも、中島さんの方は化学式まで丁寧に書いてます…」
「ちゃんと体積比も答えるとか律儀っすね……そんな答えに対しての不正解はこれだ…!!」
美竹蘭の答え:H2・O
「これは惜しいな」
「厳しくない?一緒じゃないの?」
「化学的にいうなら、Oだけだと酸素原子って扱いで気体の酸素のO2とは別物ですよ」
「どういう事…?」
「美竹さんに分かるように言うなら華道で花を扱う時に開花してるものと蕾の状態が一緒って言ってる感じですかね?」
「それは確かに違うね…」
「だから中島さんは解説の仕事を盗らんでください」
答えを晒された蘭だったが、彼女的にはこれで問題ないと思って不満を口にすると横からユウが間違っている理由を指摘すると、その説明に納得した蘭が沈黙したが解説を取られたことに有咲がツッコミを入れるもそれを笑って聞き流す。
「さてと…化学はこれで終わりで次は地学の分野だな。まぁ簡単なのが数問出て終わりだけど」
「でも、これは正解してもらわないと困るんだよな……特にこれな?」
問:太陽系惑星の内、地球型惑星はどれか?またその特長を述べよ
「天体の問題だな。これはぶっちゃけちょっと知ってれば分かる問題だな」
「モカ達も正解してるけど、ここの模範解答を出すなら天文部達だよな?」
高松燈の答え:水星、金星、地球、火星
特長:岩石で出来ていて、密度が高く小さい
「天文部の高松さんは完璧な模範解答ですね」
「月ノ森にはないのですけど、天文部は普段から勉強してるんでしょうか?」
「それに比べてここは意外な奴が間違えてたな……そいつの答えがこれだ」
天体系の問題はやはり天文部が強かった。
正解を褒められて照れる燈だったが、それ以上に0点回避が確定したことに対する安堵の方が強かった。
そんな彼女の正解に対してこの問題を間違えたのはある意味では予想だにしていない人物だった。
大和麻弥・朝日六花の答え:水星、金星、地球、火星、木星、土星
特長:衛星がある
「ロックの間違いだけど名前通りにロックだな」
「衛星があるなしってのは全然関係ないからな」
「麻弥ちゃん。六花ちゃん。水星と金星は衛星が無いんだよ」
「あうぅ……日菜先輩~……」
「ロックはこれで0点チャンス組だね」
「沙綾先輩~!!」
なんと、この問題に不正解を出したのは今まで成績優秀で通っていたロックで、この不正解にはショックが隠せず、そんな彼女に対して沙綾が無意識の死体蹴りまで繰り出したことで彼女は完全に撃沈。
「次の理科はこれだな……生物ね……」
問:血液について簡単に説明せよ
「作っておいて言うのもおかしいですが、これは理科と言うよりも一般常識ですね……」
「その一般常識での答えがこれな?」
白鷺千聖の答え:血液中の赤血球で身体中に酸素や二酸化炭素を運ぶ
青羽モカの答え:血液中の赤血球は肺で酸素を受け取り、全身の細胞に運ぶ。また、二酸化炭素を体の組織から肺に戻す働きもある 。
「白鷺先輩のこれは踏み込んでいえばちょっと違うけど、そこまで求めると殆ど不正解になるから正解にした。モカちゃんの方はしっかり正解してるぞ」
「良かったわ……0点回避ね……」
「千聖さんおめで~す」
「あれ?中島さんの答えが出てきてないっすね?」
「まさか…ユウが間違えたの?」
今度の生物の簡単な問題になんとか正解を貰った千聖。
そして、彼女も0点組から脱却したことで安堵すると、そんな彼女にモカが声をかけたことで教室内の緊張が少しだけ緩くなったが、ここでユウの答えが出てこないことに麻弥が不自然だと言ったことにクラスの空気が一瞬でピりついた。
確かに今までの問題ならば模範解答として出てきてもおかしくないのだが、この問題では模範解答として出てこないことに周囲は間違えたのだと思ってユウに視線を向け始めると、彼の答えを知っている解説組が困ったような表情を浮かべ始めていた。
「えっと……」
「中島さんの答え何ですけど……」
「燐子も二葉さんもちゃんと言いなさい」
「いや、これはちょっと言いにくいんすけど……アタシ的には模範解答として出せないっすね」
「それじゃ、その回答がこれな?」
中島ユウの答え:血液は体重の約 7–8% を占め、循環液として体内恒常性の維持に重要な体液である 。
血液成分の比率は血漿(液体成分)約55%と 血球(有形成分)約45%で構成されており、各成分の割合と役割は―――
「「「長っ!?」」」
「「「「「何これ?」」」」」」
「どこからどう見ても血液についての説明だけど?」
ユウの答えとして提示されたそれを見た彼女達は一瞬で目が点になる。
1行程度で説明すればいいだけの問題でユウの答えは数行で収まらないほどにびっしりと記載されていた。
平然としているユウを他所に、これには全員が声を挙げたものの、声を挙げた彼女達に対して解説側は困り顔だった。
「いや、これ赤血球とか白血球の種類とその割合が細かく書いてるんですが……」
「私もこの説明について調べたんですけど……医学生とかがやるレベルの内容で書かれてるんですよ……」
「最初アタシが見た時は目が点になったわ。流石に医大生レベルで答えが返ってくるとは思わなかったわ!!」
「そう言う訳だから正解だけど、模範解答にするには私達では難しすぎるって感じだ……
今までの珍解答とは違って、知識レベルが高すぎるって意味ではこれもある意味では珍解答だな。それの後に比べると低いのがこれな?」
宇田川巴の答え:熱くなるために身体中に熱を運ぶ
「実に少年漫画的な答えですな~」
「体温調整の役割もあることにはあるけど、あれは均一に保つための機能であって、熱くなるためって言うとちょっと違うかな」
「中島さん詳しいですね…!!医学生とかですか?」
「元闇医者」
「えっ……?」
解説側の説明に納得したのと同時に唖然としたままだったが、有咲はこの答えについては今までの間違いの珍解答とは違って、知識が深すぎるが故の珍解答だと纏めてからレベルの低い珍解答を見せると、ユウがしれっと解説しながらつくしを困惑させつつも次の問題に移っていく。
「次はこれだな……生物最後の問題だな」
問:以下は何を説明しているかを答えよ
・おしべの花粉がめしべの柱頭に移って、種子を作る準備をすること
「中学生レベルの問題でしたから出しましたが……」
「あ~…燐子先輩、先に正解を出しましょう。これだ」
美竹蘭の答え:受粉
「まぁ、華道やっててこれは間違えられないよね」
「蘭ちゃんがそう言ってくれて本当に良かった……」
花に関する問題を難なく答えた蘭。
彼女としては華道家として植物関係は間違えられないこの問題を答えたことで安堵していたのだが、この問題でとんでもない珍解答が飛び出した。
「でも、これに対して最低の間違いがあったんだよ!!」
氷川日菜のボケ用珍解答:S〇X(自主規制)
山吹沙綾の答え:〇EX(自主規制)
「……この回答はビッ――――――じゃなかった。頭の中がドピンクでも出ねぇよ…?」
なんと、沙綾がここでとんでもない珍解答の大ホームランを叩き出していく。
その余りにもぶっ飛んだその答えにはクラスが完全に凍り付いていく中で、ますきが珍解答に対して言葉を選びながらもなんとかコメントを捻りだしたのだが、沙綾はそのコメントに噛みついた。
「ますき!!私は処女だよ!!」
「そんなの聞いてねぇ!!」
「おい沙綾!!落ち着け!!大体この中にそう言う経験あるのはいねーよ!!」
「もしかしたら、まく―――「あぁ~!!全員!!沙綾を止めろ~!!」ちょ!!やめ―――!!」
「ユウ君!!私も処女だから―――!!「黙ってろ!!」あふんっ///」
沙綾がとんでもない暴露をし始めるが、それだけに留まらず彼女がトンデモナイことを口走りそうになっていたが、それをかき消すように有咲が声を張り上げるとこの場にいたユウ以外の全員が沙綾の口を塞ぎ始める。
そんな中でドタバタする彼女達を避けて教室でユウが日菜を黙らせてから教室の隅に逃げ出し、数分後に沙綾は完全に制圧されると日菜と同じように教室の端へと連行されてから再び教室では珍解答発表へと戻ってきた。
「クッソ疲れた…!!」
「なんで珍解答晒すだけでこんな疲れるんだよ……さっさと終わらせるぞ…次はこれだ……」
問:下記の空欄を埋めよ
光は波であり()である。
「いきなりジャンル変わって物理だな」
「これはまぁ、聞いたことはある問題だろうな……」
次の問題は物理。
だが、既に解説側は沙綾の暴走もあったせいで完全に疲労困憊と言った様子を見せていたが、彼女達は自分達の責務を真っ当すべく残った体力で何とか仕事を完遂しようと答えを見せていた。
「それじゃ、この正解はこれだ」
中島ユウ・青羽モカの答え:粒子
「有名な言葉だから原理分かってなくても覚えてる人もいるだろうな」
「そんな中で酷い回答がこれです……」
湊友希那の答え:音楽
白鷺千聖の答え:舞台演出
「あ~……さっきのに比べるとだいぶ胃にやさしい珍解答だな」
「レーザーで舞台演出するから間違えって言いにくいけど、今回の問題的にはバツだな」
「あら残念」
「でも、友希那先輩のは…随分と芸術的ですね……?」
「つくしちゃん、友希那先輩については深く考えたらダメだ。こっちに頭が持たない」
「分かりました…!!」
光についての有名な言葉。
その穴埋めの問題であったが、先ほどの珍解答に比べればだいぶ胃にやさしい珍解答にクラスはホッコリし始めていた。
しかし、この問題にも更にヤバさを加速させる珍解答が待ち構えていた。
「それでここでヤバい答えを出した宇田川姉妹の回答がこれだ…!!」
宇田川あこの答え:闇
宇田川巴の解答:最強の魔法
「あこちゃんの方は哲学かな……?」
「つくしちゃん、違うぞ。あれは完全に中二病のそれだ。勘違いするな」
「巴さんの方は……?ゲームのやり過ぎでしょうか……」
「巴の場合はマンガの読み過ぎっすね」
宇田川姉妹の珍解答は先ほどの友希那達の解答に比べれば大分ヤバい答えだが、それでも先ほどの沙綾に比べれば全然見ていられる胃にやさしい答えにクラスは再び笑いに包まれると、地獄の珍解答が待つ次の問題へと移っていく。
「それで次の珍解答だ……」
「さっきと一緒の穴埋めです」
問:以下の空欄を埋めよ
物体と物体が( )、摩擦力が発生する 。
「摩擦の問題っすね。これ文を入れるにはカッコ内が小さいっすけどね」
「まぁ、それでもいいだろ。んで、それの回答がこれだ…!!」
中島ユウ・大和麻弥の答え:接触していて、相対的に動こうとするとき
青葉モカ・宇田川巴の答え:接している
「中島さん達のこれは模範解答だな」
「モカ先輩達の方は中学生レベルではOKになる説明ですね!!」
「今回はこれを正解にするか悩みましたが…正解という事にしました。これをバツにすると2人だけしか正解が居なくなってしまったので……」
「まぁ、この問題を間違えたのがいるんですけどね…まずはこれだ」
羽沢つぐみの答え:反対に動いている時
「…?つぐみの間違ってるの?あってそうに見えるけど……」
「これは間違いだぞ。摩擦は接しているときにしか発生しないから、これだとすれ違っただけでも発生することになっちまうからな」
今回の珍解答も先ほどまでの珍解答に比べれば比較的にマトモな珍解答でわざわざここで晒すほどのモノでもない。
皆がそんなことを考えていたのだが、つぐみが出したこの間違いはこの後に来る珍解答の前座でしかなかった。
「それで、羽沢さんのが前座になるくらいに最悪の珍解答をしたバカがいる!!これだ!!」
氷川日菜のボケ用珍解答 :物体と物体がエッチした時、摩擦力が発生する
山吹沙綾の答え:物体と物体がS〇X(自主規制)した時、摩擦力が発生する
「あはは……確かにこれは私は前座だね……」
「何考えてんだ沙綾!?日菜さんとボケと同レベル―――いや、それ以下の珍解答!!それに2回連続でこの珍解答するんじゃねぇ!!」
「いや~……ほら、こすり合わせるから摩擦が―――「クソボケじゃねぇか!!ドスケベが!!」ますき…!?」
「あの……もう終わりにしましょう…?」
「燐子先輩の言う通りです……もう見てられないです……」
飛び出した沙綾の珍解答に一同が再び困惑する中で、沙綾の聞くに堪えない言い訳をマスキングが両断すると、こんな見るに堪えない状況に燐子とつくしの2人からの悲壮な声によってこの問題の珍解答を強引に打ち切る。
そして、最後の成績発表へと移っていく。
「はぁ……とりあえず最終成績発表だな……」
「それで市ヶ谷さん?どっちから行きましょうか……?」
「モカちゃんは先に成績上の勝負が気になりまーす」
「燐子先輩、モカちゃんの方を先に言いましょう…」
「分かりました……」
最終成績発表に移ったが、今回は最終成績が発表される問うこともあり上から行くか下から行くかで困っていた有咲だったが、モカが自分達の勝負の方が気になると声を挙げると燐子は今回の最高得点勝負の結果を先に伝えることを決めた。
「今回の成績勝負の勝者ですが…満点で理科の勝利―――いえ、総合成績の勝者は………
中島さんです」
「まぁ、理科はね…これミスったら師匠達に顔向けできないからね」
「総合成績は私達含めてトップで、社会以外は完全勝利だったからな…」
「モカ先輩も92点で総合成績2位ですよ!!」
「モカはアタシ達、解説組を入れても成績は有咲の次で3位だからな」
「でも、1位取りたかったな~。パン~食べたかった~」
「機会があればパンくらいは焼いてあげますから」
「やった~」
「3位は朝日さんです……少しだけ理科が他に比べて低かったですが…高得点が安定してましたね」
「あっ!!ありがとうございます!!」
テストの成績勝負はユウの圧勝。
唯一社会で敗北を喫したものの、彼の生い立ちを考えればその敗北はある意味で必然であり、それを考えれば完全勝利と言っても差し支えない程の成績を見せつけていた。
次点のモカもかなりの好成績だったが勝負には敗北して落ち込んでしまったが、ユウのパンが食べられると聞いて復活し、3位のロックも羽丘の特待生の意地を見せつける結果に落ち着いた。
このまま終わればいい空気のまま終われるが、そうは問屋が卸さなかった。
「いい空気の所悪いけど、最低側も晒していくぞ~」
「理科の0点と1桁も晒してないからな」
「「うっ……!!」」
「湊さんとあこちゃんは…もう少し勉強をした方が……」
「あぁ~!!燐子先輩、泣いちゃダメですよ~!!」
このタイミングでマスキングが最低側を晒すと言葉にしたことで、Roselia2人が大ダメージを受けて机に突っ伏した。
そんな光景を同じバンドの燐子が泣きそうになりながら見つめていたが、つくしが即座に彼女を顔を隠してあたふたし始めるも、さっさと終わらせようと有咲が動き出してた。
「まずは理科からだな…自分の成績が言われてない中で自分が0点や1桁じゃないと思ってる奴、挙手」
「「「「「はい!!」」」」」
まずは理科の最低点数から発表するが、当然誰もが自分は点数が取れていると自信を見せて手を挙げていた。
だが、確実なのはこの中に2人はこの自身が粉々に砕かれるという悲しすぎる現実が待ち受けているという事だった。
「じゃあ、まず……1年生は違うので手を下ろしてください」
「ぁ……良かった……」
「ジブン達じゃないんすね……」
「志は低いけれどまずは安心ね……」
「「「「えっ……」」」」
「Afterglowの中に確実に1人は0点か1桁がいるの……」
まず手を下げるように言われたのは1年生達で、これを聞いて高校1年生の燈と大学1年生の麻弥と千聖が手を下げた。
そうして残るのはモカを除いた高校3年生達のみと言う現実に彼女達は完全に震え上がってしまい、確実なのはAfterglowの誰かは0点か1桁と言う悲しすぎる現実だが、更にここから的が絞られてい事にことになる。
「じゃあ、これ言ったら……殆ど確定しちまうけど………
バイトしてない奴は手を下ろせ」
「よしっ!!」
「「「えっ……」」」
次に振るいにかけられたのはバイトをしていないメンバー。
それに該当した蘭は彼女らしからぬガッツポーズをしながらそのまま手を下げるが、遺されたのは沙綾と巴とつぐみの3人だが、流石の3人もここまでくると困惑が顔から滲みだしていく。
これで残るはあと1人なのかそれとも3人共該当するのか不安に駆られていた中でマスキングが3人に対して最後のふるいをかけていた。
「実家の手伝いって、正確にはバイトじゃねぇだろ?」
「「えっ……?」」
「えっ……やったー!!」
最後の振るい―――だと思っていたのだが、そもそもそんなものはなかった。
マスキングの感覚で言えば実家の手伝いはバイトではなく、蘭と同じタイミングでつぐみもこの選別から外れていたのだ。
それを言われたつぐみは嬉しさの余りぴょんぴょんとその場で跳ねながら喜んでいたが、遺された2人のドラマーは悲壮感たっぷりの顔を浮かべていた。
「もう面倒だから言うけど、沙綾が0点で巴さんが8点な?」
「「納得出来ない!!」」
「沙綾は自分の名前書き忘れて!!巴さんは回答欄が途中からズレてたって、クッソしょうもねぇ理由だよ!!」
「因みに沙綾の場合は書き忘れなかったら59点で、巴は分かんねぇけど60点くらいか?」
「山吹さんの場合は他の皆さんが名前書いてたから分かりましたが……テストで名前書いてないのは……」
「「終わった……」」
0点と1桁をとったドラマー2人。その理由も余りにも情けないミスと言う事だと告げられると、そのミスが無ければそれなりの点数だったのだが、今更騒いでもどうしようもなく、死刑宣告の様な言葉に2人はショックの余りその場にへたり込むが、やらかしたのは理科だけで総合成績まではまだ分からない。
「それで総合最下位のバカドリ―――撃ち抜かれたバカだけど……燐子さん言いますか?」
「うぐっ………!!市ヶ谷さん……」
「友希那さん、あれあこ達のどっちかですよ……」
「……まだ諦めたらダメよ」
そして、最後の最終成績最下位の発表。
燐子が発表するかと有咲から言われると同時に泣きそうになりながらその胸を抑え始めるが、その仕草を見たあこは自分か友希那の2人のどちらかだと悟っていたものの、友希那はまだまだ諦めていない。
最後の望みにかけて自分がそうではないと強く願い始める。
そして、運命の瞬間がやってきた……!!
「それじゃ、下から3位まで一気に出すぞ……」
「バカドリ―――撃ち抜かれたバカはRoseliaの友希那先輩とあこちゃん!!……2枚抜きだな」
しかし、その友希那の願いも虚しくテストの最下位―――バカドリとして撃ち抜かれたのは友希那とあこのRoselia2人。
結果を伝えた有咲だったが、この状況にボソッと呟いたしまったその言葉にクラス中は爆笑の渦に叩き込まれてしまう。
そして、そんな余りにも不名誉な称号を手に入れてしまった友希那とあこは机にショックのあまり放心し、同じバンドの燐子は思わず顔を隠してさめざめと涙を零すのだった。
受験者成績表:理科
1位、中島ユウ:100点
二葉つくしからのコメント:凄い!!満点をとるのも凄いですけど、生物と物理には追加で解説まで入れる余裕まで……
でも、闇医者って言ったのはなんなんですか……?
2位、青羽モカ:92点
マスキングからのコメント:惜しかったな。
充分に満点を狙える内容だったけど、間違いの全部がケアレスミスだったな。
流石に5個も連続でテスト受けると集中力が切れてくるのは仕方ないか……
3位、大和麻弥:88点
市ヶ谷有咲からのコメント:物理系の問題は全部正解してましたけど、地学系がちょっと弱かったですね。
まさか、宇宙についての問題が壊滅的だったのは正直予想外でした。
4位、 ロック :75点
白金燐子からのコメント:上位陣に比べるとガクッと点数が下がったしまいましたね。
5教科目という事もあって集中力が切れてきたのか、理科は比較的に平均点数が下がってるなかでもそれなりに高得点です。
この後に続く方々と違ってどの分野が苦手と言うのも感じられなかったのが印象的でした。
5位、 羽沢つぐみ :70点
白金燐子からのコメント:他はそれなりにとれていましたが化学と物理で大きく失点してしまっていましたね。
5教科目で集中力が切れてきた中で大健闘だと思います。
6位、高松燈:65点
市ヶ谷有咲からのコメント:地質学とか天文学に関する問題は中島さんとモカちゃん以外で唯一の全問正解だったのには正直驚いた。
かなり勉強してるみたいだけど、物理がかなり弱かったから理系科目はそこが課題かな?
7位、宇田川あこ:61点
マスキングからのコメント:生物系と化学がそれなりに取れてたことは正直かなり予想外だった。
ゲームの略称で覚えたってのにはちょっと引っ掛かるけど、他の連中に比べたら……な?
8位、白鷺千聖:55点
二葉つくしからのコメント:アイドルで忙しいのに半分以上取れているのは流石です!!
中学生でやる内容もちょっと間違えてたりしてましたけど、他の人達と比べるとお仕事で勉強時間が取れてないことを考えると頑張ったと思います!!
今度、紅茶サービスしますね!!
9位、美竹蘭:43点
白金燐子からのコメント:ここからまた一段と下がってしまいました
美竹さんは生物―――特に植物に関する問題は全問正解していましたが、それ以外がボロボロでしたね……
自分の興味がないモノに対して勉強する意欲が出ないと言うのが伝わってくるようなテストでした。
10位、湊友希那:30点
二葉つくしからのコメント:………間違えてた中学生の内容ですよ?
この後にいる2人と違って本当に間違えてるみたいでしたけど………高校はどうしてたんですか?
テスト結果に頭を抱えるつくしを見たリサのコメント:本当に……アタシ頑張ったな……あはは……
11位、宇田川巴:8点
マスキングからのコメント:集中力切れたって言っても流石に回答欄がズレたのに気がつかないのはヤバいだろ……
推測だけど解答欄ズレてなかったら絶対にあこを超える点数だったのに勿体ねぇな……
正直解答欄ズレてるから正解不正解の判定が出来ないからこれ以上コメントのしようがねぇな
12位、 山吹沙綾:0点
二葉つくしからのコメント:名前を書き忘れるなんて……でも、他の方がみんな書いてたから問題なく沙綾先輩って分かりました。
私は紗夜さんにお願いしたんですけど、本番のテストなら0点だって言われたので…ごめんなさい……
テストの間違いは物理と化学の計算問題の間違えが多かったですけど、ケアレスミスの計算間違いだったのでこれから気を付けましょう!!
受験者成績表:最終成績
1位、中島ユウ:93 + 100 + 100 + 75 + 100 = 468点
白金燐子からのコメント:4教科でトップなのは素晴らしいですが、それだけに社会のテストの点数がとても気になってしまいます。
歴史の年号は憶える作業になってしまうので苦手なのでしょうか……?
とにかくお疲れさまでした。
ユウからの回答:この世界にいた時間は合計で5年もないから実質5歳児未満の勉強時間しかなかったからね……
2位、青羽モカ:89 + 88 + 91 + 92 + 92 = 452点
マスキングからのコメント:殆どがトップ3以内の点数じゃねぇか……!!
てかアタシより合計点数高いからコメントしにく過ぎるんだよな……
モカからの回答:マッスー、モカちゃん頑張ったからパン奢りね~
3位、ロック :83 + 81 + 83 + 89 + 75 = 411点
市ヶ谷有咲からのコメント:どの強化もコンスタントに点数とってくる羽丘の特待生の面目躍如ってところか?
ところどころまだやってない内容もあったかもしれないのによく点数取れたな。
RASに生徒会にバイトに下宿先の手伝いで忙しいのにちゃんと勉強できてるみたいで感心だよ。
ロックからの回答:いえいえ!!有咲先輩に比べたらそんな大したものでは―――!!
4位、大和麻弥:75 + 89 + 75 + 58 + 88 = 385点
マスキングからのコメント:社会の問題がだいぶ足を引っ張ってますけど、それでもこの順位なら充分ですよ!!流石麻弥さん!!
二兎追うものは一兎も得ず。ってことわざがありますから、理系分野でしっかりとれてるだけでも充分ですよ!!
麻弥からの回答:ありがとうございます。クイズ番組の為に勉強し直したりしましたが今回のテストはレベルが高かったです。
ジブンこれからもう少し勉強しようと思います!!
5位、 羽沢つぐみ :82 + 79 + 66 + 80 + 70 = 377点
白金燐子からのコメント:今回のテストは英語が難しい内容や普段使わないようなものも多く入れていたので仕方ないかもしれませんが、英語以外は全てで平均点以上取れています。
正直に言えば英語は難しくし過ぎたかも…と思いますが、基本的な部分は問題ないのでこれからも頑張ってください
つぐみからの回答:はい!!ありがとうございます!!
これからも勉強頑張ります!!
6位、白鷺千聖:67 + 65 + 69 + 94 + 55 = 350点
マスキングからのコメント:テスト全体でみると平均点割ってる方が多いですけど、社会のテストで完全に巻き返してこの順位ですね
どの教科も応用とか捻ったのを間違えてたのが多かったですけど、仕事の合間に勉強してこの点数なら十分すぎる結果っす!!
千聖からの回答:ありがとう。今回の社会のテストは歴史だけの問題だったって私にとって運が良かっただけよ。
でも、これからも応援してもらえるように頑張るわね
7位、高松燈:76 + 58 + 60 + 66 + 65 = 325点
市ヶ谷有咲からのコメント:高校1年生でこの点数なら大健闘だろ
習ってない内容もあったはずなのに真ん中につけるって並大抵のことじゃないな…
本当に来年はロックくらい取れるんじゃないか?
燈から回答:ぁ…ありがとうござ―――
乱入者1の熱いコメント:うぉおおおお!!燈ぃいいいい!!よくやったぞぉおおおお!!
乱入者2の冷めたコメント:りっきー、落ち着きなよ。流石に気持ち悪いよ?それにしてもともりんおめでとう!!
8位、美竹蘭:74 + 47 + 58 + 65 + 43 = 287点
マスキングからのコメント:あれだ。自分に興味がある内容なら勉強するタイプの典型だな。
花とかに関連する問題は正答率100%だったのがその証拠だ。
まぁ、ぶっちゃけ華道に勉強が必要なのかは分からねぇけど……これでいいのかは微妙じゃないか?
蘭からの回答:湊さんには勝てたから……
9位、山吹沙綾:70 + 69 + 63 + 71 + 0 = 273点
市ヶ谷有咲からのコメント:名前書き忘れて無かったら燈ちゃんより上だったのに何やってんだよ……
全部の教科で基本的な所は抑えてたはずなのに理科で何があったんだ?
前に誰かが言ってた気がするけど、名字の山吹は色の名前なのに、頭の中は恥ずかしいくらいの真っピンクになっちまってるんじゃねぇか?
沙綾からの回答:まぁ、最初はテストに集中出来てたんだよ?でも、集中が切れた時にユウさんを見たら…その―――ね?
10位、宇田川巴:69 + 65 + 54 + 62 + 8 = 258点
白金燐子からのコメント:回答欄がズレてしまったのは災難でしたね……
他のテストは平均以下でしたが、学校のテストに比べて問題数も多くしていたので数点下回ったくらいで気にすることでもないと思います。
でも、本番じゃないからって分かんない問題でふざけ過ぎでは……?
巴からの回答:あ~……自信のある科目は頑張ったんですけど、モカが頑張るって言ったのでアタシはボケ要因に回って和ませてやろうかと思った部分はあったんですが……すいません。
11位タイ、宇田川あこ:38 + 44 + 41 + 56 + 61 = 240点
11位タイ、湊友希那:45 + 43 + 71 + 51 + 30 = 240点
氷川紗夜からのコメント:この調子では留年すると言うのが冗談ではなくなります。
………バンドの練習が終わったらこれから勉強の時間を設けます。異論は一切認めません。
Roseliaのメンバーが留年したなどと言うのは恥以外の何物でもありませんので、最低限として留年は余裕をもって回避出来るくらいには勉強してもらいます。
白金燐子からのコメント:氷川さんの言う通りです。
流石にこれは看過できません。
音楽以外出来ないと思われるのはイメージ的に大問題ですから……しっかり勉強する時間も作りましょう……。
テストの答えで滑るのも酷いです
あこからの回答:りんりん!!あこには優しくして…!!
湊友希那からの回答:滑る?紗夜のツルツルしてる体の―――
テストを見た今井リサからの怒りの返信:黙れ。アンタ達はバンド練習以外勉強漬け。
やらないならこれからお菓子は一生なしだから
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします
という事で今回の番外はここまで、次回は”復活のS/鬼ヤバ三銃士”をお届けします
復活のS…?
誰が復活するんだ……?