書いてたけど、なんだこれ……
完全にヤベーヤツが出来上がってしまったんですが…
反省はしない!!
という事で投稿ボタン、ポチ―!!
連れてきてしまった初華をにゃむに預けて
「よし、買いだした食材で数日分のご飯も終わり!!洗濯も干し終わったし、部屋の掃除も終わったから今日の仕事は完了かな」
そんな彼はこの世の地獄を清潔感を感じる1人暮らしの部屋に変身させ、その部屋で数日分の作り置きまで作っていた。
「後はにゃむちゃん達のおやつも作ったから……っと危ない。にゃむちゃんに連絡しておか ないとね」
だが、ユウは作り置きだけではなく、隣のにゃむたち用のお菓子まで作り終えてそのまま隣の部屋まで行こうとしたが、ここでユウは一度立ち止まってスマホで一度連絡を入れると、すぐに返事が返ってきた。
「入ってきていいね…。それじゃ行きますか」
入ってきていいと言う返事を確認してから、そのままレイヤの部屋から出て隣のにゃむの部屋へと入っていくと、借りてきた猫のように大人しく座っていた初華とベッドの上で寝ころんでいたレイヤの姿が飛び込んだ。
「お待たせしました。和奏さん、家事は終わりましたよ」
「あっ……ありがとうございます」
「いえいえ」
「にゃむちゃんのベッドで寝っ転がって言われてるのに……」
「ウイコ、こら慣れんと生きていかれんばい」
寝転がって脱力しているレイヤからの言葉にユウは何事もないかのように軽く返していくが、そんな態度に初華だけが困惑の言葉を漏らしていた。
「はい。みんなの分のお菓子用意したよ」
「えっ?おにーちゃん?お菓子…?」
「中島さん、今日は何ですか?」
「マグカップで作るフォンダンショコラだよ」
「くぅ~!! これたい!! これのためにこの人の世話ばしよるとたい!!」
「うん。美味しい」
困惑しっぱなしの初華を他所にユウはお菓子をにゃむとレイヤに差し出すと2人はそれを手に取ってすぐにそれを口にして感想を零していく。
その中で未だに取り残されていた初華だったが、そんな彼女にユウがそっと近づいていた。
「ほら、初華ちゃんも食べな?」
「うん……いただきます……」
「制服に零さないようにね?」
「うん……ぁ……美味しい……」
「それは良かった。それ食べ終わって食器洗ったら帰ろうか」
「おにーちゃん、分かった」
「ウイコの食器はこっちで洗いますよ!!」
ユウに勧められるがままに彼女もお菓子を口にすると、思わず言葉が漏れて表情が崩れていく彼女を見たユウは食べ終わったら帰ることを伝えると、彼女は満面の笑みでそれに答えると、彼女がお菓子を食べ終えるのを待ってから、ユウは初華と共に立ち上がっていた。
「にゃむちゃん、今日の晩御飯用に和奏さんの部屋にだご汁作っておいたから2人で晩御飯にしてね?」
「やった!!」
「だご…?おにーちゃん、それって…?」
「熊本の郷土料理だよ。小麦粉で出来た団子が入ってる味噌汁。って言えば何となくのイメージは付くかな?」
「う~ん……何となく?」
「初華ちゃんにはまた今度ね?それじゃ、にゃむちゃん」
「はい!!後でレイヤ先輩は部屋に投げ捨てておきます!!」
「よろしくね」
「にゃむちゃん、バイバイ」
ユウは今日のレイヤ達の晩飯について教えるとにゃむが喜び、ユウが説明したもののイメージできない初華が首を傾げ、レイヤはお菓子を食べ終えてにゃむのベッドで眠りについてしまっていたのを見捨てて2人でそのままレイヤ達のマンションを後にすると、2人で並んで歩き出していく。
「ごめんなさい……おにーちゃん、本当に仕事だったんだ……」
「あはは……まぁ、あんなの見せたくないからね」
「私もあれは見たくなかった……かな……おにーちゃん、今日はもう帰るだけ?」
「そうだね。そよちゃんは今日はお母さんが一緒に居てもらえるみたいだからね。家に帰って寝る予定だけど?」
初華の謝罪からの苦言にユウは苦笑いを浮かべていたが、誰だってあんな汚部屋など見たくもないと気持ちは理解出来てしまった。
それを笑って誤魔化しながら初華の質問に何気なく答えると、初華の口から思わぬ提案が飛び出した。
「だったら……おにーちゃん、私の部屋に来てよ」
「初華ちゃんの?」
「えっと……。うちは祥ちゃんと2人だけど……祥ちゃんは今日遅くなるって言ってたから……」
「よく分かんないけど、それ位なら別に構わないよ」
「やった…!!」
初華はユウを自分の部屋に誘ったが、誘われた側は何故誘われたのか分かってはいなかったがその提案を受け入れると、初華はユウの腕に抱きつくもユウは平然とした態度のまま。
そして、そのまま2人は初華の部屋まで移動していた。
「えへへ、おかえりなさい。おにーちゃん」
「……お邪魔します」
部屋に入って早々に初華がユウに声をかける。
その声にユウは若干の疑問を感じながらもそのまま部屋の中へと入って、リビングに通されるとそこには小綺麗な状態の部屋があった。
「ソファーに座って、コーヒー淹れるから」
「ありがと……ふぁ~……」
「おにーちゃん、眠いの?」
「昨日からなんだかんだで寝れてないからね」
ユウは初華に言われるがままにソファーに座ると眠気に耐え切れずに欠伸を零してしまったが、初華とそよの経過観察の為に一睡もしないで夜を明かして、レイヤの部屋の掃除をして今に至っていた。
そうなれば普通に考えれば眠くて当たり前であり、そこまで思い至った初華は申し訳なさそうな表情を浮かべていた。
「そう…だよね……」
「疲れたって言っても、肉体的にはそこまで疲れてないんだけど……
紗夜さんのメンタルケアの部分で精神的に疲れた……気疲れって奴かな」
ユウとしては人間辞めてるスペックもあって肉体的にはまだまだ余裕はあるものの、道中で出会ってしまった氷川姉妹の狂行と紗夜へのメンタルケアが精神的に大ダメージを受けて気疲れしてしまっていた。
「ちょっとだけ寝る?」
「いや、流石に寝る訳にもいかないよ」
「おにーちゃん、私は大丈夫だよ?私は学校の宿題してるから…」
「勉強なら教えようか?」
「なら、おにーちゃんが起きたら教えてもらう」
初華はユウに寝ることを提案し始めていたが、彼としても家主を他所に人の家で寝るのも問題があると断ったのだが、妙な事に初華はそれでも退かずにユウに寝る様に促していた。
「なら……30分――いや、1時間くらい寝ようかな」
「うん……!!」
「とりあえず1時間で起きる予定だけど、起きれなかったら起こしてね?」
「うん。おやすみ……おにーちゃん」
ユウは初華の退かない姿を見て、勧められた通りに寝ることにすると、そのままソファーに横になって眠りにつくのだった。
「本当に寝ちゃった……」
ソファーに横になったおにーちゃんはそのまま寝てしまった。
確かに私が寝る様に言ったけど、そのまますんなり寝ちゃうなんて―――
「本当に眠かったんだ……。昨日から全く寝てないんだから仕方ないよね……」
おにーちゃんは私がファンの人に詰め寄られてから今まで私のことを気にかけてくれてた。
その事が嬉しくて私は目の前で寝ているおにーちゃんの寝顔を覗き込んだ。
「ふふっ……おにーちゃんって意外とかわいい寝顔なんだ」
今まで見ていたなんでもこなせるカッコいい姿とは打って変って、今のおにーちゃんはまるで子供の様に可愛らしい寝顔に小さく呟くと私の顔が綻んだ。
「おにーちゃん……私だけのおにーちゃん……」
この姿を見ているのは私だけ。私だけのおにーちゃん。
「ふふっ……おにーちゃん、可愛いなぁ……」
そうやって呟きながらおにーちゃんの顔を見続けてからどれ位の時間が経ったのか分からないけれど、寝顔を眺めているだけで幸せを感じていた。
で――――――
「おにーちゃん……」
………急に私は幸せ以上に不安に駆られてしまった。
「燈ちゃんにそよちゃん……。さっき会ってた紗夜さんって人に…にゃむちゃん達…」
おにーちゃんの周りには私だけじゃなくて、燈ちゃんや色んな女の人がいる。
「おにーちゃんが……いなくなっちゃう……どうしよう……。おにーちゃんと離れたくない……」
そんな中では私の存在は薄くなっていき、いつかはおにーちゃんが私の前から居なくなってしまうと思うだけで胸が苦しくなる。
どうしたらおにーちゃんが私の前からいなくならなくなる?
不安でいっぱいになった私はそんな事を考え始めていた。
「私の全部をおにーちゃんにあげれば……」
私の全部をおにーちゃんに挙げれば、おにーちゃんはずっといてくれる……?
でも、私の人生は祥ちゃんにあげたから私には何も残ってない。
それが辛くなった私は俯いてしまったが――――――
「そっか………」
俯いた際に写った自分自身の姿、私はそれを見てある事を思いついた。
「何もないなら………
おにーちゃんから貰えばいいんだ ……」
私がおにーちゃんに渡せるものは何もないなら、おにーちゃんから貰えばいい。
それも、おにーちゃんが私から離れることが出来なくなるような大事なモノ――――――
「おにーちゃんから赤ちゃん貰えばいいんだ……」
私がおにーちゃんの赤ちゃんを産めばいい。
おにーちゃんは私との赤ちゃんが出来たら、”
「学校で習ったこと位しか分からないし………ハジメテだから上手く出来ないかもしれないけど………
あっ、私からおにーちゃんにあげられるもの…まだ残ってた……」
私にもまだおにーちゃんに渡せるものが残ってたことが分かった私は嬉しくて、嬉しさで震えながら着ていた制服に手をかけると、制服のリボンが床に落ち、そこに続いて他のものも床へと落ちていき、最後には文字通りに生まれたままの姿になっていた。
「ふふっ……何もなくなっちゃった……」
こうなれば後はおにーちゃんから――――――
「ただいま戻りましたわ……初華…!?」
「えっ……?祥ちゃん……!?」
最後の最後で祥ちゃんが家に帰ってきてしまった。
祥ちゃんは私の姿を見て声を挙げてしまったが、私も余りの驚きに固まってしまって声も出せない。
だが、祥ちゃんもこの状況に怒っているようで私からソファーで寝ているおにーちゃんへと視線を変えていた。
「中島さん!!あなた――――――って寝てる?まさか……初華!!あなた、何やってますの!?」
「これは……その………」
祥ちゃんはおにーちゃんが寝ているのを見て状況を分かってしまったみたいで、私に声を挙げながら詰め寄っていく。
「ん……?豊川さん……帰って来て――――――へっ?初華ちゃん?なんで裸なの?」
「中島さん!!何をしてますの!!初華を見てはいけませんわ!!」
「いや、起きてすぐこれは想定できないって……」
しかも、タイミング悪く祥ちゃんの大声によっておにーちゃんが目を覚ましてしまい、私の姿を見て驚いていたが、祥ちゃんに言われた通りに私から視線を外してしまった。
「中島さん、申し訳ないですが今日はお引き取りを」
「そうするね。何かあったら連絡してね」
「おにーちゃん!!待って!!」
「初華ちゃん、風邪ひかないようにね」
この状況は問題だと思ったのか祥ちゃんがおにーちゃんに出ていくように言うと、おにーちゃんが部屋から出て行こうとしてしていた。
すぐに私はおにーちゃんを呼び止めたが、おにーちゃんは私のことを心配する言葉をかけるとそのまま部屋から出て行ってしまったのが悲しくて私は思わずその場にへたり込んでしまった。
「行っちゃった……」
「初華……」
「何をしようとしていたのかは何となく察しましたわ。ですが、なぜそのようなことを?」
「燈ちゃんとか祥ちゃんがいるから……おにーちゃんが誰かに盗られると思って………!!」
「とりあえず泣くのは止めなさい……。初華、まずは落ち着きなさい。その後にゆっくりと話を聞きますから……」
私が悲しくて泣きそうになっていたが、そんな私に対して祥ちゃんからの冷たい視線を向けながら投げつけられた質問に、私は本当に泣き出してしまった。
そんな私を見た祥ちゃんは慰められると、その後に今日会った出来事や感じたことを私なりの言葉で祥ちゃんに伝えていくのだった。
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