さて、イマジンフラグ立てましたが、誰がどういう狙いなのかまるで出てきません…!!
ここから推理?パートと言う名の捜索フェイズに入りますが…
ギャグが復活する音がした!!ということで投稿です
「えっ……?」
イマジンの気配を感じると言ったユウの言葉に燈は驚愕を隠せなかった。
自分の見知った人が大勢いるこのタイミングで狙われているという事が信じられなかったが、問題はそれだけではなかった。
「ここにいる人が狙われてる可能性もあるけど…。今まで全く動いてないせいで狙いがまるで分からないのが怖いね」
「どこにいるか分からないんですか……?」
「俺の事をかなり警戒してるみたい。俺の事を気が付いてない間抜けって訳じゃないね」
「燈ちゃんはすぐにゆきちゃんに伝えて」
「分かりました……」
燈は不安になりながらもユウに話しかけるが、今回のイマジンはユウが気配を感じていても一切行動を取っていない。
これだけなら相手がユウに存在がバレたことを気が付いていないだけとも考えられるが、彼が気配を感じられないほどに存在感を消しているという事実がその考えを否定して必要以上に警戒して隠れているという事を示していた。
それを察したユウはすぐに燈に伝言を頼むとすぐに考え始めるが情報がないものの、自身が経験を思い出してそれを頼りに動くしかなかった。
「イマジンが倒されて時間が修復された後、別のイマジンと契約していたことがない………」
彼の経験則として時間が修復される前にイマジンと契約していた人間は、修復後に別のイマジンと契約したことを見たことがない。
特異点の2人もイマジンを抑え込むことが出来る事を参考にしようとしたが、ユウの経験から考えてもそれは殆ど焼け石に水にしかならなかった。
「氷川と紗夜さん、二葉ちゃん、朝日さん、椎名さん、初華ちゃん、豊川さん…殆ど絞れない……どうするかな……」
「ユウ君、あたしの事呼んだ?」
「呼んでな―――」
この場にはライブをしていたバンドメンバーや"
その状態から経験則で除外される面々を除いても残っているのは20人を越える候補の中から契約者を特定するのは流石のユウにも不可能。
だが、ユウの口から言葉が漏れてしまっていたのを聞き取った日菜がユウの方へと駆け寄ってきていたのを軽くあしらおうとしたのだが、その時奇妙なモノを感じ取った。
「これ……」
「ユウ君?どうしたの?おトイレしたいの?」
「違う。食事が近くにある状況でそう言うこと言うな」
「あふっ///」
「ん……?」
「日菜ちゃ~ん。こっちでお話ししましょうよ~」
「日菜先輩~、生徒会について色々お話聞かせてくださーい」
「パレちゃん、六花ちゃんちょっと待って~」
「………なるほどね」
ある奇妙なモノを感じ取ったユウは少し考え始め、日菜の汚い発言に途中で雑に聞き流すとそれに日菜が興奮したのと同時にその奇妙な感覚は更に強くなっていたが、パレオが日菜に声をかけたことでそれは一気に弱くなる。
それだけでユウの中ではある可能性が浮かび上がるとユウはすぐに動き出そうとした。
「ユウ君、やっぱりおトイレ?」
「…察しろ。それと人前でそういうことを大声で言うな」
「ちょっと日菜ちゃん、そういうことを言うのは…」
「って、日菜先輩?どうして口を開けながらしゃがんだんですか?」
ユウは日菜が言った通りにトイレに一度行こうとしたのだが、あろうことか日菜がユウの目の前のしゃがんで彼の顔を見上げ始める。
その奇妙な行動にパレオが首を傾げていたのだが――――――
「えっ?ユウ君おトイレするんでしょ?だったら、あたしが受け止めて――――――」
「えっ…?」
「ちょっと日菜ちゃん!?」
彼女はここでとんでもない爆弾を投下したことでこの場の空気が凍り付く。
周囲も日菜のとんでもない言葉に釣られて彼女に視線を向け始めたが、流石のユウも今の発言には堪忍袋の緒が切れた。
「お前の……!!」
ユウは日菜の首根っこを掴むと机の上に並べられたポテトを鷲掴みにし―――
「趣味に……!!」
その言葉と共に鷲掴みにしたポテトを日菜の口の中に強引にねじ込み――――――
「巻き込むんじゃねぇ!!」
「あふん///」
ポテトをねじ込んだ手で彼女の顔面を持ち上げるとそのままカフェの外まで力任せに投げ飛ばした。
日菜は艶やかな声を上げていたが、そのままカフェの外に尻もちをつくと痛みを誤魔化そうとしたのか自分の尻を撫で始めていた。
「ちょっと!?いくら何でもやりすぎじゃ…!!」
「パレオさん、日菜先輩嬉しそうな顔してますよ……」
「ちょっと悪いけど2人であのバカを折檻してきてください」
「…お話してきます!!」
一同は日菜に冷たい視線を向ける中でユウはパレオとロックの2人に日菜を折檻するように頼むと2人は言われた通りに日菜の方へと歩き出していく。
何とも言えない空気になったが、ユウの中では今のやり取りで1つの仮説が出来上がった。
「氷川とか朝日さんが近づいた時だけ気配が強くなった……?」
敵がユウに意識を向けるのは誰かが近づいて来た時だけで、人が離れればその意識が弱くなり、そして最初にユウがそれに気が付いた時は燈が近くにいた。
この事から考えれば今回狙われているのは――――
「俺か……」
「ユウ。高松さんから話は聞いたわ。大丈夫なの…?」
「……なるほど…そう言う事か」
「どういう事よ?」
今回の標的はユウ自身であるという事。
そんなタイミングで燈から話を聞いた友希那が彼の元によって話しかけてくると、再びイマジンの気配が強くなった。
おそらくは、ユウが誰かと親しく―――親しく?話をしていたタイミングでイマジンの気配が強くなる。
それならば彼の方からアクションを起こして行けばイマジンの方が痺れを切らして出てくる可能性もある上に、イマジンが気配が変わらない相手が契約者候補と絞り込める。
この一瞬で思いついたにしては冴えた策だと思った彼だったが――――
「ゆきちゃん」
「ユウ…?どうしたのよ……」
「ここにいる人達を口説いてくる」
「は……?」
友希那への伝え方が最悪だった。
言葉の意味が理解できずに固まってしまった友希那を他所にユウは軽い足取りで
最初の標的に選ばれたのは―――――――
「香澄、食べすぎじゃない?」
「えへへ~…さーや、だって美味しいんだもん!!」
「香澄ちゃん、この後に掃除もあるから食べ過ぎて動けなくならないようにしてね?」
「はーい」
RiNGのスタッフとして働いている香澄達一行。
彼女達はユウが作った料理を食べていたのだが――――――
「だーれだ?」
「わっ!?ユウさん!?」
「あはは…驚いてるね。食べ物持ってないタイミング狙ったんだけど?」
「もう!!驚きますよ!!」
「前に沙綾ちゃんがこういうのに憧れてるって言ってたからやってみただけなんだけど?」
「それは…こう…TPOって言うのがあるんですよ!!」
ユウは沙綾の後ろから彼女の目を隠して王道過ぎるやり取りを繰り広げるが、ユウはニコニコと笑うが沙綾は膨れてしまっていたのだが、彼にとってはその程度は些細な抵抗にしかならない。
「ごめんね?沙綾ちゃん、どういうときだったら良かったの?」
「えっと…それはデートで待ち合わせしてる時………とか?」
「そうなんだ。機会があったらね?」
「えっ…?えぇ!?ぁぅぅ……」
ユウは沙綾の語った理想のシチュエーションに対して言葉を返すと、その意味深な言葉に沙綾は顔を真っ赤にすると恥ずかしさを隠そうとしてかユウからそっぽを向いてやけ食い気味に食事に戻って行ってしまった。
そんな彼女に笑みを向けていたが、ここにいるのは沙綾だけではない。
「あの!!全部美味しいです!!これ、全部作ったんですか!?」
「戸山さん、全部ではないですよ?桐ヶ谷さん達にも話しましたけど、揚げ物を実際に揚げたのは紗夜さんがしてくれましたから」
「でも、高級なお店で出てきても違和感ない位の味ですよ?」
「店長さんにもそう言ってもらえて嬉しいですよ」
「でも、これだけですいませんね。出来るならみんなの好きな物をちゃんと用意してあげたかったですけど…」
「私、フライドポテト好きですよ!!」
「それなら良かったです」
「店長さんもこう言う言い方も失礼かもしれませんが、お酒のつまみになりそうなものばっかりなのにアルコール用意出来なくてすいません。実は自分、カクテルとかも作れるんですが…流石に子供しかいない中では用意出来なくて……」
「いえいえ!!確かにおつまみにピッタリなのが多いですけど、仕事中ですから!!」
彼からしたらこの程度ならそこまで苦労は無かったが、香澄と凛々子の2人に料理を褒められて素直に賞賛は受け取ると、申し訳なさそうな表情を浮かべて好物を用意出来なかったと謝罪するが、香澄はフライドポテトが好物だと答えると少しだけ笑みを浮かべると次に凛々子の方へと視線を向けていたが、彼女に言った言葉に香澄が食いついた。
「わぁ~…大人だぁ~…!!私まだ飲めないですけど、どんなのが合いそうですか?」
「戸山さんにはフロリダですかね。これはノンアルコールだから戸山さんでも飲めますよ」
「フロリダ……。なんでそれなんですか?」
「戸山さん、花言葉みたいにカクテル言葉っていうのがあって、その言葉が元気だからですよ」
「確かに香澄ちゃんにはピッタリね」
香澄はちょっと背伸びして話をしようとしたところにユウが彼女に似合いそうなものを答えると、凛々子もその言葉を聞いて香澄に笑みを浮かべていた。
何とも微笑ましい状況だが、香澄はそこで止まるような人物ではなかった。
「じゃあ、凛々子さんはどんなのがいいですか?」
「店長さんに?……パッと思いついたのが、アプリコットクーラーですかね。素晴らしいって意味です」
「随分とストレートに言うんですね…ちょっと照れちゃいます」
香澄は同じようなことを凛々子についても聞くと、ユウはストレートに賞賛するようなものを選びと凛々子は照れくさそうに笑って場が和んだが、ユウとしては目的は果たしたからこの場を離れようと考えていたが―――
「凛々子さん!!凛々子さんが思う中島さんに合いそうなのは何ですか?」
「私?そこまで詳しいわけじゃないんだけど……スクリュードライバーとか、モーニンググローリーフィズ…かな?」
「あはは……店長さん、なかなか大胆ですね」
「大胆?どういう事ですか?」
「戸山さん、俺が離れてから調べてみてね!!それじゃ、他の人にも料理のこととか聞きたいから失礼しますね」
香澄が意図せず最高のパスを送ったことでユウは苦笑いしながらも2人から離れていく。
そして、香澄は凛々子と2人で今上がったカクテルの言葉を調べると余りにも大胆過ぎるその内容に顔を真っ赤にして照れてしまうのだった。
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