次回でこの章も終わりそうです…!!
そして、ようやくデスカウントが…!!
という事で投稿です
Morfonicaの面々から離れたユウは―――
「
「……
「おい、チュチュにいきなり英語で話すとか何考えてんだ?」
「いえ、チュチュちゃんが帰国子女と聞いたので折角なら…と思いまして」
「子供扱いしないでくれるかしら…?」
この場に残っていたRASのメンバーに対していきなり英語で話しかけていたが、ユウのちょっとした冗談でもあったのだが、マスキングはそれを軽く流しながらも箸で残っていた唐揚げを掴んでいた。
「でも、確かにチュチュの言う通りこれは美味いな。どう作ったんだ?」
「二葉ちゃんも気にしてましたけど、紗夜さんが手伝ってるので特別なことなんて一切してないですよ」
「それでこんな味になるか…?」
「……気になるようならレシピを教えましょうか?本当に大したことはしてないのですけど」
「マジか!!それは助かるぜ!!」
マスキングはつくしと同様に料理のレシピが気になっていた。
しかし、ユウとしては本当に何もしていないのにも関わずこの高評価に疑問を感じてはいたものの、レシピを教えることを伝えた途端にニコニコし始めた。
「それにしても、マスキングはレシピ1つではしゃぎすぎじゃないかしら?」
「チュチュちゃん、それだけ評価してくれてるってことだと思うけど…」
「だから、子供扱いしないでくれるかしら?」
「飛び級してるらしいけど、身長が140くらいで日本では中学3年生の年齢は十分に子供だよ。
それに和奏さんから夜更かしとか偏食とか色々してるって聞いたけど、それだと身長も伸びないよ?」
「大きなお世話よ!!それに身長なんて気にしてないわよ!!」
「ちょっと失礼しますね?」
「はぁ?何を―――」
その一方でそんなマスキングにチュチュは呆れたような表情を浮かべると、ユウはチュチュを子供相手にするように宥めるも、子供扱いされていることが不満なチュチュは盛大に噛みついていたが、ユウはここで完全に予想外の行動を取り始めた。
「軽っ……」
「ちょっと何やってるのよ!?降ろしなさいよ!!」
「まぁまぁ……」
ユウはあろうことかチュチュの脇に手を突っ込むとそのまま彼女を持ち上げ始めていた。
流石にこの行動は誰も予想出来なかったのか周囲すらも困惑させていたが、状況を理解したチュチュは持ち上げられた状態でジタバタし始めるも、ユウはそれを宥めて少しだけ彼女の身体を持ち上げるとある高さでピッタリと止めていた。
「これがパレオちゃんと同じくらいの目線の高さで大体160センチかな?」
「ちょっと、これなんだって言うのよ…!!」
「んで、次が佐藤さんと同じ目線の高さ、170くらいですか?」
「あぁ。そうだけど……チュチュと同じ目線ってのは変な感じするな……。チュチュちゃんと見てみろよ」
「……高いわね」
「んで、最後は俺と同じくらいの高さで。大体180くらいですね」
「これが……」
チュチュはバンドメンバーやユウと同じくらいの視線の高さになるように次々と高さを変えられていく。
最初は困惑していたチュチュだったが、諦めたのか言われた通りに視線の高さを感じると、それを察したユウは何事も無かったかのように彼女をそのまま床に降ろしていた。
「ね?背がある程度あるほうがいいでしょ?
いきなり寝る時間を戻すのも難しいから、最初は偏食を少しだけ減らしていけばいいと思うよ?」
「……考えておくわ」
「チュチュ、素直じゃねぇなぁ……」
「マスキング!!煩いわよ!!」
「……可愛いな」
ユウは最後にチュチュに背を伸ばすアドバイスを軽くすると、チュチュも何かを感じたのか彼の意見に対して前向きな言葉を返すが、その姿をマスキングに揶揄われて顔を真っ赤にして怒りだしてしまう。
これ以上はここで話せないだろうと察するとユウはレイヤとにゃむ達に視線を向けていた。
「にゃむちゃん……お腹いっぱいになったから寝かせて?」
「レイヤ先輩~私に体重かけたまま寝ないでくださいよ~。口も汚れたままじゃないですか…!!」
「にゃむさん、大変ですわね」
「ちょっとウイコ!!呑気なこと言ってないで変わってくれる?」
「無理ですわ」
「あはは……にゃむちゃん、面倒ごと任せてごめんね?」
「中島さん…!!この人何とかしてください…!!いつも以上に面倒くさいです…!!」
ユウはレイヤの世話をしていたにゃむに声をかけていくが、だらけているレイヤに手を焼き始めていたが、ユウが呑気に複数の椅子を並べてからレイヤの首根っこを掴んでにゃむから剥がしてそこに転がしていた。
「にゃむちゃん、こういう時はある程度力技でいいよ。寝かせてから強引に口元拭いておけば……」
「はぁ~……なるほど……」
「にゃむさん達の行動だけみると子供に世話を焼く夫婦見たいですわね」
「ウイコ!?何言ってるの!?」
「ちょっとした冗談ですわ」
「冗談にしては笑えないんだけど!?てか、子供の方が年上って笑えないでしょ!!」
にゃむが手を焼いていたレイヤにユウは対処法を実際に見せると彼女は納得したように頷いていたのだが、そんな姿を見た祥子は彼女らしかぬ冗談を投げつける。
それも冗談にしては全く笑えない様な無いようににゃむがツッコんでいたのだが、声を挙げたにゃむはそれで冷静になっていた。
「あれ……?でも、中島さんって、家事も完璧で、勉強も運動も出来て、イケメンで………かなりの優良物件なんじゃ……?」
「えっ……?にゃむちゃん?」
「他に何が出来るんですか?」
「多少の語学にプログラミングとか含めた工作系全般。変わったところで言うならメイクとアクセサリーも作れます。
後は免許がないけど車もバイクも運転出来るし、外科手術くらいもそれなりには―――」
「中島さん、あなた、ムジカのマネージャーやりません?」
「豊川さん、それはちょっと遠慮しておきたいかな……それじゃ、俺はそろそろ行くので~」
にゃむはユウのハイスペックに目をつけて色々と聞いていたが、出てくる内容に目を丸くした祥子は思わずスカウトしていたが、彼は即座にそれを断るとそのまま逃げるように彼女達の元を離れていく。
そして、残る候補の元へと元へと向かっていくのだが――――
「おにーちゃん……!!」
「パパ……!!」
「「なんで女の子にあんな声かけてるの!!」」
「うわぁ……そよりん……」
「三角さんもあれはないだろ…………」
「ただ料理の感想を聞くついでの世間話だよ」
「世間……話……?」
ユウに対してそよと初華の2人が一気にユウに詰め寄っていく。
その姿に愛音と立希がドン引きしていたが、ユウは平然とした態度で彼女達に答えたその言葉に燈は首をかしげてしまっていたのだが―――
「………気配が弱い……?」
「おにーちゃん…?どうしたの?」
「パパ……?」
「……なんでもないよ」
今のやり取りでイマジンの気配が今までよりも弱い。
それはこの中に契約者がいる可能性があると考えたユウは思いっきり踏み込んでいた。
「そういえば初華ちゃん。なんで今日は豊川さんと一緒にいなかったの?」
「えっと……祥ちゃんが色んな人と話してみた方が良いって言ってたから……」
「それで頑張ってるんだ。偉いね…」
「うにゅ~~」
ユウは初華がそよ達と一緒にいる理由を聞くと、返ってきた答えに優しい言葉をかけながら彼女の頭を撫で始める。
撫でられ始めた初華は目をトロンとさせながら嬉しそうな表情を浮かべると同時にイマジンの気配がより一層強くなった。
これでユウとしては契約者がほぼ確定したが、ここからはイマジンを誘い出すために動こうと初華から手を放すと、次の行動に移っていた。
「愛音ちゃん愛音ちゃん」
「はい?どうかしました?」
「さっきのライブ凄い愛音ちゃんが良かったって聞いたよ」
「へぇ~…そうだったんだ…!!」
「おい愛音。折角なら三角さんみたいに何かしてもらったら?」
「ちょっとりっきー?何言ってるの?」
「椎名さんの言うとおりだね……」
ユウは愛音のことを褒め始めると、何を思ったのか立希が急に変なことを言い始めていた。
流石の愛音もそれにツッコんでいたが、ユウはそれをチャンスと捉えて一気に動き出していた。
「ちょっと失礼」
「うわっ!?」
「えっ?おにーさん……」
「愛音がお姫様抱っこされてる……」
「はっ……?」
あろうことかユウは愛音の事をお姫様抱っこし始めていた。
突然の行動にMygo!!!!!の皆が唖然としていたが、これに不満を覚えた人間が1人―――
「おにーちゃん!!なんでそんな事してるの!!」
「いや?椎名さんが言ったからだけど?」
「私が裸になって寝てるおにーちゃんにエッチなことをしようとした時に、おにーちゃんは起きても何もしなかったのに……!!」
「「「「「えっ……?」」」」」
「祥ちゃんが帰ってきたのを私は気にしてなかったのに…!!」
初華は先日に裸でユウに迫った際、祥子の乱入したこともあったのだが彼に何もされることはなかったと言う不満をこの場でぶちまけると流石にこの場の空気が一気に凍り付く。
それは会場中に伝播したが、ユウは平然とした態度で答えていた。
「豊川さんが帰って来る来ないは関係無いよ?てか、普通に考えれば起きたら裸で迫られてるってそう言う感情より先に困惑するに決まってるよね?」
「うぐっ……!!」
「それに寝込みを襲おうとしてたって……」
「ウイコってドスケベじゃん……」
「初華?私が帰ってきたのを気にしないと言いましたが、私はそう言った趣味には付き合いませんわ」
「くぅ…!!かはっ……!!」
ユウの正論に加えて、そこからにゃむの言葉と祥子からの追撃の言葉がクリティカルヒットして初華はその場に撃沈した。
そんな彼女に皆が同情にも似た視線を向け始めていたが、ユウに抱かれたままの愛音は何か悪戯を思いついた子供の様にその口元を愉快に歪ませ始めていた。
「そう言うのって順序とかが大事だと思うんだよね?」
「愛音ちゃんの言うとおりだよ」
「じゃあ、ユウさん?私がそう言うのお願いしたら……どうします?」
「……今の愛音ちゃんにそう言うのお願いされたら少しは考えるかもしれないけどね」
「いぇ~い!!そより~ん!!見てる~?」
愛音はユウにお姫様抱っこされた状態でニヤニヤしながらユウに質問すると、彼もそれに乗っかって意味深な言葉を返す。
その言葉を聞いた愛音はそよに顔を向けながらニヤニヤとした笑みを浮かべながら両手でピースサインをしてそよを揶揄い始めていた。
今のそよがそんな揶揄いをされれば、ヒステリックもといデンジャラスな怒り方をし始めると愛音は思っていたのだが――――――
「見つけた…!!」
「えっ?うわっ!?」
そよが怒りの言葉を投げる前にユウの腕の中にいた愛音目掛けて何かが飛来してきたが、ユウは愛音を抱えたままの状態で彼女に飛んできたそれを回し蹴りで叩き落す。
その行動で何が起こっているのか皆が理解出来ずに困惑したが、ユウが叩き落したものを見た事で先ほどとは違った意味でこの場が凍り付いていた。
「何これ!?刃物!?」
「剣と言うより鎌みたいだけれど……変な形ね」
「ユウ、これは…そう言う事だったのね……」
「まさか……今回って……おにーさん……」
愛音の元に飛んできたのは鎌。
一同はそんな凶器が飛んできたという事実が理解できずに固まってしまったが、これでユウは確信に至っていた。
今回の契約者の正体は――――――
「やっぱりそよちゃんだったんだね?」
「愛音ちゃん!!私からパパを盗らないで!!」
「おっと!!アイツが投げたんだな?愛音ちゃん、降ろすからちょっと後ろに下がってて?」
「えっ……!?」
今回の契約者はそよ。
彼女は愛音に怒りの言葉を向けると彼女の後ろから緑色のイマジンが駆け抜けて来て、持っていた鎌で愛音を斬ろうとしたが、ユウがその切っ先を見切って躱すと愛音を床に降ろすとユウはイマジンが投げた鎌を掴み取るとその鎌で相手と切り結び始めていた。
「女のカマキリか……」
「家族を裏切るなんて酷い父親ね?」
「別に血の繋がった家族じゃないんでね…!!」
「だったら、そう言うイヤラシイ関係ってことね?」
「ちげぇよ!!」
今回のイマジンはマンティス。
相手は自身の鎌をユウに振り抜くも、彼はそれを投げられた鎌で難なく弾き返しながら反論していく。
そうして幾度か切り結んだユウとイマジンだったが、2人は一度距離を取って睨み合っていた。
「契約としてはあなたに近づく女を消すのが契約だったけれど……あなたを始末して死体を届ければ成立ね……」
「させると思うなよ?」
「私達の目的の為に……死んでちょうだい!!」
イマジンは再びユウに迫る。
その速度は先ほどよりも速かったのだが――――――
「そこだ!!」
「なっ!?」
ユウは迫ってきたイマジンの鎌を叩きつけるとそのまま自身が持っていた鎌と相手の鎌がカフェのガラスを突き破って1階へと堕ちていく。
イマジンとしてはこれは完全に予想外で困惑したが、これでユウには武器はない。
しかし、イマジンにはまだ武器が残されていた。
「ふぅ……」
「っ…!!毒…!!」
「正解…。普通の人間ならすぐに死ぬようなモノよ」
「俺には毒は効かないけどな…!!」
「なっ!?」
イマジンはユウに向けて息を吐くが、それはただの吐息ではなく毒が含まれていた紫色の毒霧であり、その毒で人によっては死に至るというイマジンからしたら最高の隠し玉。
しかし、人間ではなくなっているユウにその毒は通じず、困惑していた所を前蹴りを食らってそのまま1階までイマジンが叩き落されていく。
それを見たユウは皆に注意しようと後ろを振り返ったが―――
「えっ!?ちょっとユウさん!?待って…!!ごふっ!!」
「ちょっと!!何がどうな―――ごほっ…!!うぐっ……!!何よ…これ……」
「何が…本当にど――――ごふっ…!!」
「絶対に吸っちゃダメだ!!」
ユウが振り返った先では状況が分らずに声を挙げてしまった沙綾とチュチュと祥子の3人が声を出そうとした際に毒を大量に吸い込んでそのまま苦しみながら床に倒れる。
そんな彼女達に何人か駆け寄ろうとしたがユウの言葉を聞いてすぐに息を止める。
そして、空調によって毒霧の色が消えたのを見て何人かが倒れた3人の元へと駆け寄っていく。
「おい!!チュチュ!!しっかりしろ!!ってこっちも息がねぇぞ!!」
「祥ちゃん!!しっかりして…!!祥ちゃん!!」
「沙綾ちゃん!!えっ!?息してない……!!」
「ユウ!!」
「おにーさん…!!」
「ゆきちゃんも燈ちゃんもここに居て…アイツを倒してくる。
それとあの3人に人工呼吸しないでね?肺の中の毒を吸って死ぬ可能性があるから」
ユウは既に手遅れになっている3人を一瞥すると、友希那と燈をこの場に残すと、ベルトを装着しながらそのまま2階から1階へと飛び降りながら、ホルダーからカードを取り出した。
「変し―――」
そして、彼は1階に降りてマンティスを見つける、そのカードで変身しようとしたのだが――――――
「なっ!?」
「あらあら…折角のカードが撃ち抜かれたわね?」
彼が変身しようとしたその瞬間、ユウが持ったそのカードはRiNGの外にいた何者かの光弾によって撃ち抜かれてしまったのだった。
誤字があったら報告お願いします。
感想評価は気分次第でお願いします。